WORKS OF TAMIYA 田宮模型の仕事 木製モデルからミニ四駆まで 田宮俊作 ネスコ/文藝春秋
あのTAMIYAの二代目社長の書いた本である。
田宮模型のプラモデルというと、ずっと私の少年期に接してくれた友人のような存在だった。 昭和30年代から40年代の頃は、プラモデルは50円から買うことができた。 当時、今井模型、アリイ、ニチモ、等の多くの親しんだ模型会社があった(もちろん今もあるが)。 総じて安いプラモデルは、部品数も少なく、精度も悪く、売る前にちゃんと自分で作ってみたのか、と思わせるようなものもあった。 ぜんまいで動く潜水艦なんてのもあり、空気室がなくぜんまいがむき出しだったので、プールに入れるとどんどん沈んで行き(浮いてくるわけが無い)引き上げるのに苦労した。 当然ながら一回で錆付いて二度と動かなかった。 歩兵のセットもいい加減なものもあり、ときどき子供心ながら、”子供だましのもの売りやがって”と思ったものである。
その中でタミヤといえば、部品の質がよく、バリが少なく、部品の合わせ目がきちっと合って、説明書の書き方や解説なども詳しく、会社の思い入れや良心のようなものを感じた。ただしその分比較的高価だったのでそうちょくちょくは買えなかった。
この本には、私にとっては懐かしい1/35シリーズの製作裏話もあり、最近の人にはミニ四駆の秘話もある。女性にはあまり興味の無い世界かもしれないが、かつて少年であった人には楽しめること間違い無い。
ミニ四駆って16年も前からあったって知ってました?