みなさんの中でブレンボなのにタッチがいまいち良くないと思っている方はいませんか。多分それはパッドに付いているシムが原因です。ご存じのようにエボ5からブレンボが採用されましたが、パッドの鳴きが多いとクレ−ムが多発したためにエボ5ではクレ−ムを付けた方、6以降は標準でパッドにシムが追加されました。ところがこれがタッチを悪くしている原因です。
そこで、ブレ−キング時のタッチがもっとダイレクトになるようにクレ−ム対策シム(通称
銀シム)を外しました。
作業に当たって工具に特殊な物は入りませんが、下の画像のKTC製のピンポンチが有ると便利です。このポンチは左側の赤い部分がゴムで出来ていて叩きすぎてもブレンボを傷つけることが有りません。ブレンボはちょっと工具が当たっただけでも塗装が剥げてくるのでこのピンポンチはお勧めです。

それと、外したパッドの裏側をクリーニングしてブレーキグリスの塗り直しをしておいた方が、パッドが鳴く心配もないのでお勧めです。このグリスはムースタイプでノズルも付いていて塗りたい部分だけ塗布することが出来ます。このグリスのおかげかもしれませんが、シムをとっても全く鳴きは出ていません。
まず最初にタイヤを外します。次にキャリパーの外側から見えるピンをピンポンチでエンジン側に抜きます。この時にキャリパーを叩かないように注意して上下ともピンを抜きます。どちらかのピンを外したら真ん中の押さえ板を外しておいた方が後の作業がやりやすいです。

パッドを外したところです。左側の画像の銀色の部分が鳴き対策で追加されたシムです。右側の画像はそのシムを取ったところです。このシムはブレーキグリスで張り付いているだけなので簡単にはずせます。この画像では分かりづらいですが、パッドにシムが接着されています。(通称:ブレンボシム)こっちは剥がすと再利用が難しいのでよく考えて剥がしてください。
管理人号はブレンボシムは剥がしませんでした。もちろん剥がした方がタッチは良くなるので走り重視の方は取ってしまうのも良いかもしれません。


次にパッドに付いている古いグリスをブレーキクリーナー等できれいにしてから新しいグリスを塗っておきます。塗る場所は下の画像にあるようにブレンボシム一面と両サイドそれと下側にも塗布しておきます。(整備要領書に塗布位置の指示があるのでよく分からない方はディーラーで見せて貰ってください。)尚、左側のパッドの左上に見えるのはパッドが減った場合に音が出て知らせるための物です。
パッドを組み付けたらピンポンチで押さえ板を止めればできあがりです。裏側からはやりづらいのでステアリングをいっぱいに切った状態にするとやりやすいです。


リア側もフロントと同じです。ただ、リアのピンは先端がとがっていてポンチが滑りやすいので、あて布をしてやると作業性がいいです。


外したパッドの画像です。フロントと同じように光っているのが対策品のシムです。こちらも古いグリスをきれいにして、新しいグリスを塗っておきます。


外したインプレですがタッチが全然違います。外す前はブレーキペダルとパッドの間にゴムがあるような感じでしたが、シムを外した後はパッドをダイレクトに感じられます。ブレーキのタッチに悩んでいる方はもちろん、そうでない方もやってみることをお勧めします。尚、この作業はブレーキの分解整備に当たるので資格を持った方にやって貰ってください。