アーシングをデ−タ−で分析してみました。
アーシングやってみて「低速トルクが増えた」「エンジンが静かになった」「燃費が良くなった」等の体感で感じられる話はたくさん聞きますが、
どの部分をアーシングすると効果があるかというのは今まで感覚に頼っているのが現状です。そこで、各アーシングラインに実際どの位の電流が
流れているか測定してみることにしました。
・測定器
HIOKI製クランプ電流計 3287
言うまでもなくクランプ電流計の世界的なトップメ−カ−の製品です。
測定精度は 10.00Aレンジで ±1.5%
図の見方
・矢印 電流の流れる方向を示します。
・線色 青・・・純正配線 赤・・・追加アーシング線
現状仕様(Ver. A)での測定結果

A-B間 B→A 4.7A (5.4A)
A-C間 流れず
C-D間 C→D 4.3A
D-E間 E→D 2.1A
A-F間 A→F 8.2A
F-G間 G→F 2.4A
G-H間 H→G 2.4A
H-I 間 I→H 4.9A (5.2A)
F-J間 F→J 1.8A
( )内はライトON時
わかったこと。
・A−C間の電流は全く流れていませんでした。(10mAも流れてません!
実際外してもなんの変化も無し)
・F点からA点に電流が流れ込むと思っていましたが、実際はその逆でエンジンに向かって流れ込んでいました。これは、オルタネ−タ−の
電位が 一番低いので、エンジンに流れ込むようになっているのだと思います。
・ライトONでヘッドライトのマイナス端子からのアーシングには思ったほど電流は流れませんでした。
・以上の状況を見るとバッテリ−のマイナス端子からエンジンやボディ−にアーシングするよりも、ボディ−の各部からエンジンにアーシング
する方が効果がありそうです。特にエボ4の純正ア−ス配線は理にかなっています。その後、モデルが新しくなるたびにコストダウンでア−ス
線が無くなってしまったので新しいモデルほどアーシングの効果があるのかもしれません。
追加実験
・エンジンがかかってしまえばバッテリ−を外してもオルタネ−タ−からの発電だけエンジンが動きます。(みなさんは実験はしないでください!。
ダミ−負荷を入れないでバッテリ−端子を外すと過電圧がかかり部品が破損します。!)
これは、エンジンが普通に回っているときはバッテ−リから電力の供給は受けないで、オルタネ−タ−の発電だけで必要な電力をまかなって
いる ことになります。
・もちろん、夜にエアコン全開で熱線入れて渋滞でラジファンが動けばバッテリ−の電力を消費しますが、実際の運転状況ではバッテリ−の
電力を使いません。そうでないとすぐにバッテリ−が上がってしまします。
・つまり、アーシングの効果を出すにはほとんど電力の供給を受けていないバッテ−リのマイナス端子から何本もケ−ブルを出しても、あまり
効果は 期待できないということです。
・試しにH−I間のアーシングを外してC−I間をアーシングしてみましたが10mA程しか流れませんでした。
・今までのアーシングはバッテリ−のマイナス端子から何本ものケ−ブルを出すのが主流でしたが、オルタネ−タ−とバッテリ−を直接
アーシング しない場合は、バッテリ−マイナス端子からではなくエンジンからボディ−にアーシングする方がずっと効果があります。
以上のデ−タ−から見るとボディ−の各部からエンジンにアーシングしてやるのが効果がありそうなので、その内にVer. Bを発表します。
(夏休みにトライします! たぶん・・・ (^^ゞ)
Ver. B![]()
A-B間 B→A 0.8A
A-C間 C→A 0.2A
C-D間 C→D 2.0A
D-E間 E→D 0.8A
A-F間 A→F 1.6A
F-G間 G→F 1.1A
G-H間 H→G 0.4A
H-I 間 H→I 0.6A
F-J間 F→J 1.0A
K-L間 K→L 1.4A
L-M間 L→M 0.1A
N-O間 O→N 0.2A
O-A間 O→A 2.4A
P-V間 P→V 1.0A
Q-U間 U→Q 3.0A
R-S間 S→R 1.9A
T-I間 I→T 3.0A
今までのデ−タ−を基に改良版のVer. Bを発表します。
改良点は、
1.バッテリ−のマイナス端子からではなくボディ−からエンジン(オルタネ−タ−)へのアーシングを増やす。
2.バッテリ−とオルタネタ−を直接配線することは取りやめ。理由は純正のア−スがオルタネ−タ−の近くにア−スされていて理由が有って
直接ア−スしていない様に見えたので、多分 設計的にエンジンの電気抵抗をバッファ−にしているのではないかと思われたので、
直接配線するとバッテリ−上がりなどの時に電流が集中する懸念が有るので直接配線することは止めました。
3.エキマニにアーシングしてみました。プリメ−ラに乗っている方とのメ−ルのやりとりで、空気が流れると静電気が発生してそれが帯電
することで空気(排ガス)の流れが阻害される。従って、インタ−ク−ラ−とエキマニは流れる電流は少ない物のアーシング効果は大と
聞いたので、今回はエキマニをアーシングしてみました。インタ−ク−ラ−は配線が面倒だったのでその内機会を見て効果を確認ます。
電流の流れ方を見るとアーシングポイントが増えたため、A-F間はVer.
Aで8.2Aも流れていたのが1.6Aになりました。
又、H点からはボディ−側(I点)に電流が流れるようになってきたので本来のアーシング効果が出てきました。P-V間も同じです。
T-I間は3.0Aと電流がたくさん流れていますが、ここはアーシングによってパワステのうなりが減少したのでチョット驚きました。