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オイルについて

  ランエボのエンジンには0Wや5Wは使わないようにと言うことが取り説に書いてあります。
0Wや5Wが低温時の硬さだと言うことは知っていると思いますが、実際どうなんだかよく分からないと言う人も多いかと思いますので表にまとめてみました。
(管理人も一般的なことしか知りませんでした。)
  又、今まで使っていたカストロ−ルのRSがSL規格になってから安売りをしなくなってしまったので、今度はどんなオイルを入れようかと思っていろいろ調べてみました。

SEA粘度 低温側 ポンピング粘度 高温側(100°C) 150°C
規定温度での最大粘度 30000cp時温度 動粘度cst HTHS粘度cp (高温剪断粘度)
0W 3250cp・−30°C −35°C   3.8
5W 3500cp・−25°C −30°C   3.8
10W 3500cp・−20°C −25°C   4.1
15W 3500cp・−15°C −20°C   5.6
20W 4500cp・−10°C −15°C   5.6
25W 6000cp・ −5°C −10°C   9.3
20   5.6< 9.3   2.6
30   9.3<12.5   2.9
40 12.5<16.3   2.9 ※1
40 12.5<16.3   3.7 ※2
50 16.3<21.9   3.7
60 21.9<26.1   3.7

※1 0W−40,5W−40,10W−40時 ※2 15W−40,20W−40,25W−40時


例えば 10W−30のオイルでは、

低温時: −25°Cの温度までエンジンオイルの吸い上げが可能。
(エンジンのオイルポンプ吸い上げ性能を粘度で30000cpが限度と仮定したときの温度で、実際のエンジンでは吸い上げ性能に差があります。)
高温時: 100°Cで 9.3以上 12.5以下の粘度を有し 150℃ で 2.9の剪断粘度を持つということです。

  ここで、剪断(せんだん)粘度と言う聞き慣れない用語がでてきましたが、油膜が切れないでエンジンが焼き付かないためには 2.6以上が必要と言われているので、
激しい使い方をする場合はこの数字が大きい方がエンジンの焼き付く危険性が少ないと言えます。
  面白いのは、同じ ○W−40でも 10W以下と15W以上では剪断粘度に差があると言うことです。エンジンを酷使する方は15W以上のオイルを使った方が良さそうです。

なぜ、三菱では0Wや5Wのオイルを使ってはいけないと取り説に書いてあるか?
   ご存じのようにオイルはベ−スオイルに添加剤を入れて所定の性能を引き出します。この添加剤の中で高温時の粘度を向上させるための添加剤があります。仮に
0W−60と言った低温から高温まで使用可能なオイルを作ろうとすると、ベ−スオイルには0Wに規格を満足する柔らかいオイルを使って、それに添加剤を入れて高温時
にも耐えるオイルを作ることになります。
  つまり、ワイドグレ−ド(0W−60の様に低温から高温まで使えるオイル)は、厚化粧をしたオイルと言うことになります。エンジンで酷使されて添加剤がヘタってくると、
0W−50と15W−50では0Wの方が高温時剪断粘度の劣化が激しくなると予想されます。
  このため、取り説では油膜が切れやすくなるので使用しないようにと明記してるのだと思います。

管理人のお薦めオイル
・BP タ−ボレ−シング SL規格 10W−50 購入価格 5,480円/4L
  カストロ RSよりタ−ビンの立ち上がりが早くなります。純正からRSに変えるとオイルが堅くてブ−ストの立ち上がりが遅くなるのが分かりますが、このオイルは純正と
同じくらいに立ち上がってくれます。
  エンジン音もRSの様なガサガサした感じがなく静かになります。まだ、目一杯廻してはいませんが油圧のタレも少なそうです。(油圧は後日インプレします。)


・油圧の比較
BP タ−ボレ−シングととカストロ−ル XF−08の回転数と油圧を比較してみました。



油温は両方とも88℃の時のデ−タ−です。
もう少し、油温が高ければ違いが出たかもしれませんが、ほぼ同じような油圧でした。
それでも、低い回転数ではBPの方が少し油圧が高いデ−タ−が出ました。













850 r.p.m 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000
BP タ−ボレ−シング 1.2Kg/cm2 2.5 3.5 4.9 5.5 5.8 6.0 6.3 6.4
カストロ−ル XF−08 1.0 2.2 3.2 4.6 5.4 5.8 6.0 6.3 6.4