JUNKOのエクアドル留学日記(仮)
 日本をよいしょと飛び出して、海を越え未知の南米大陸へと足を踏み入れた「私」。その留学生活はかなりハードでトラブルだらけ!しかし何もかもが新鮮で、アンデスの高地を照らす太陽のように輝きに満ちたものだった。

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 何だか今日はとりとめのない日 という感じだった。
午前の授業、そして11:10からはこの間の学校訪問のプレゼンテーション、私はヨランダ(先生、*
注1)の組になった。アダウジザとフランスの女の子(9月から来ていて9か月いる子)と一緒。二人と私の間には歴然のレベルの差がある。
しかし、ヨランダは全くサポートしようとしないばかりか、私が困っているのを尻目にあくびしたり鼻をかいたりする始末。ヨランダがあまりいい先生でないのは明らかだ。でも私はかなり負けん気が強いし、困って黙って終わるのは悔しいので、分からないなりにありったけの語いを総動員して何とか形にしようと頑張った。足りない部分は「もっとたくさんの事があるけど今の私にはまだうまく言えません!ごめんなさい」としめた。どうも、ヨランダに対してはある程度強気に行かなければいけないようだ。そしてあくまでもあっけらかんと。でないとマイナスのペースに巻きこまれ、自信をうばわれてしまう(ちょっと大げさのようだが、これは本当だ)。私が自己主張した結果、プレゼンテーションは何とかいい形で終わった。日本の教育制度に対していろいろ話したりもした。

 くしくも、お昼の休けいの時、どうも元気がない様子だったkanakoと話をすると、彼女は先日、ヨランダの組で学校訪問に行った。そしてやはりヨランダにサポートしてもらえず、「私が話せないし書いてくれと言ってもそれを読めないし、先生にもあきれられてる感じで...」帰ってからレポートをまとめる作業があったらしいが、アン・ソフィエも初級なのだが英語で他の子に助けを求めて作業は進む。まだスペイン語が満足に話せない私たちにとって、これはかなり過酷で孤独な作業といえる。私もその場にいたらうまくやれたかどうか分からない。

 日本人の文化とかいうものは、国際社会に出た時に不利にしか働かないのだろうかなぁ。遠慮とかひかえめだとか、日本にいた頃私はそれが足りないで随分たたかれたものだが、ここへ来てその、日本的でない自分の特性に随分と助けられてやっている。個性を発揮すると攻げきのまとになる日本に対して、自分の個性を出して人にアピールすることが第一条件なのだ。それで認められるとどんどん先に進める。ストレートで分かりやすい。

kanakoは実際魅力的なものを持っている人だから、自分の得意な分野で周りにアピールしてがんばっていくのが近道だと思う。自分をアピールするというのは、日本人にとってはあざとい感じもするが、彼女のよさを、私は分かるが、他の国の人たちにとっては分かりにくく、どんどん表現していかないと理解してもらえないのだ。今の段階では私にも、はっきりそうだという確信があるわけではないので強く言えないのだけど、自分を信じてやっていくしかない。ここまで培った自分の魅力と個性を信じて、どんどん進んでいくしかないと思う。

 SPIN(午後の授業)は今日はイレーネという先生。なかなかためになる授業だった。Leninにコトパクシ(*注2)のお金を払ってから、アダウジザと二人でCCIというショッピングセンターにぶらぶらと出かけ、思い立って映画をみた。スペイン語吹き替えのハリーポッター。もちろんまだほとんど理解できない。でもところどころに知っている単語や言いまわしが出てくるとうれしい。またスペイン語版はなかなか雰囲気があってよかった。この週末の映画(平日でもOKだけど)は私の習慣にしようと決めた。アダウジザも、スペインに3か月いた頃、いつも映画に行っていたらしい。最初は全然理解できなかったけどよい練習になって、3か月で大分ききとれるようになったらしい。彼女は今一番上のクラスだ。映画のチケットは$3.50、かなりすてきなスペイン語の練習だ。
家に帰ると7:20、ちょっと遅くなった。

 夕食で、またファミリーの水音のような切れ目ない会話を聴き続ける。うちの家族は本当に、しゃべるのがめちゃめちゃ速いんだ。これがいつ理解できるようになるかしら。

マリアに、英会話も習いたいんだと話すと、今度うちにもう一人下宿人が来るという。イギリス人で26才、前にEFの生徒だった人らしい。だからその人に習うといい、と言われた。願ってもない話だ。いくらか払ってもいいからぜひ教えてもらいたいな。

<2002.1.18日記より>


※注1:ヨランダ(先生)・・・エクアドルの語学学校では先生に対しても敬称はつけず、名前で呼び合うのが普通。

※注2:コトパクシ・・・エクアドルにある世界一高い活火山(5897m)。私たちはこの日曜日に山小屋のところまでハイクすることになっている。

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