JUNKOのエクアドル留学日記(仮)
 日本をよいしょと飛び出して、海を越え未知の南米大陸へと足を踏み入れた「私」。その留学生活はかなりハードでトラブルだらけ!しかし何もかもが新鮮で、アンデスの高地を照らす太陽のように輝きに満ちたものだった。

私の最初のファミリー

 お母さんのマリアと末っ子のホセ(当時21才)。うちのかわいいキッチン兼ダイニングで。マリアは知的で優しいお母さん。6年前に夫を亡くし、子どもたちを女手一つで育ててきた。ホセは子どもの頃太っていたので今でも「でぶっちょ」と兄姉から呼ばれている。兄思いのいい子で、兄のカルロスをよく車で恋人の家まで送っていっていた。

マリアとわたし(ホセ撮る)

 上の写真と同じ時に今度はホセに頼んで撮ってもらった写真。現像した時笑ってしまった。ありゃ〜!ホセどこ狙ったの?頼むよ〜!!

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 エクアドルでのごはんはとてもおいしい。
今までに嫌いなものが出たためしがない。私にとってはこの国の食事はとても合うみたい。

朝食はパン2つに温かいミルク、フルーツが一種類、それにフルーツジュース。エクアドルのパンはとっても美味しい。きっとバターをたっぷりと使っているのだろうという話だ。
フルーツは、たとえば日本では今では見かけない小さめサイズの赤黒いりんごがあって それをまるかじりしたり、さすがバナナの国だけあって日本の3倍くらい味が濃くて実に美味しいバナナ、そしてマンゴーやパパイヤ、その他のパッションフルーツ、サボテンの実など、とても種類が豊富でしかも新鮮だ。
さらにその新鮮な果実を使ってその朝にジューサーで作ったフルーツジュース、これを飲むと私は毎朝幸せを感じてしまう。
この朝ごはんはパーフェクト。とても美味しいし、あきることがない。
エクアドル(南米)では皮をむいた生のフルーツも食べない方がよい、と何かのガイドブックに書いてあったのを留学前に読んでいたが、今のところ私はまだお腹をこわしていないから平気だ。

 午前のクラスはkanakoとアメリカ合衆国の二人、クリスとコールニーと一緒になった。私たちは初級の初めから二番目のクラスで先生はナルシッサ、とてもいい先生だ。
午後の授業(SPIN:エスピン)は初級の全員だったが、とても易しくて、うちのクラスの子にとっては余裕の内容だった。先週まではとてもハードだったので、私にとっては初めて余裕のある状態で受けることができた授業だった。昨日のあいさつや、いろんな子に話しかけていたせいもあってみんなが私の名前を覚えてくれていてうれしい。

 

 SPINの後、大学にトロリーバスで行って、赤道(ecuador)についてLeninや他の人から講議を受けた。

3000年前の時代に、太陽の通る道を計量して、古代の人たちが遺跡を作っていた。けれどもスペイン人達がやってきて、土台だけを残して全てを壊し、重要な意味があるということも知らずに、その土台の上に教会やいろんな建物を作った。
実はそれらの土台の位置関係は正確に計算されたものだったのだ。春分や秋分、夏至や冬至などの重要な日に太陽が通る道筋を図形化し、それらの延長線上に主だった都市や政治的・宗教的な建物を建てる・・・。これはインカ帝国や、それ以前のプレインカ時代から南米に先住していた民族が探究し築きあげていた文化だった。4年前にエクアドル人のある教授がこのことを発見し、プロジェクトが始まった。そしてほんの2か月前、UNESCOにこのプロジェクトが認められた。私たちに説明してくれたのはそのプロジェクトの一員だった。

エクアドルは、なぜECUADOR(赤道)という名前を冠しているのか。
赤道は地球をぐるりと周っている。しかし、他の所はアマゾンのようなジャングルだったり海だったり砂漠だったりで、測量や施設を建てるのには不都合だ。唯一エクアドルだけが高山地帯の非常に温暖な地帯でベストなのだ。

 そういう話を講議で受けて、とても面白かった。英語だからかなり理解には苦しむが、興味をそそられる、ワクワクする内容だった。
しかしこうして日常的に英語を理解する必要があると、英語も上達できるんじゃないかしら。

 家に帰って夕食のあと、マリアと3人の子供たち(*注1)が水音のように話しているのをずっと聞いていた。
幼児のように、周囲の言葉をずっと聞いていてある程度たまったら話せるようになるといいなと思う。早くそうなりたい。だから今は聴く練習だ。
すごく速い。面白いくらい速い。本当に転がる石のように話しているのを、まずは単語単語を聞き取れるようになって、意味が分かる単語が増えてきて、話していることが分かるようにきっとなると思う。今はまだ、聞き取れるのは多くて10単語くらいだが。

 

 

<2002.1.7-8日記より>


※注1:マリアと3人の子どもたち・・・私がホームステイしている家族は、お母さんのマリア(48才)、長男カルロス(26才)、長女マリア・ドロレス(24才)、次男ホセ(21才)の4人家族。亡くなったお父さんはドイツ人とエクアドル人のハーフで大学の教授だった。カルロスは弁護士、マリアドロレスはドイツ系の企業で働いており、海外出張が多い。ホセは学生で、マリアは高校の先生をしている。

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