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崩壊しかかった放送部の面々は、 個々のレベルにおいても崩れかかっていた。 初夏の合宿から戻ってきて以来、 部員たちの結束はバラバラで。 今や、まともに部活に参加しているのはただ一人という有様 主人公は、放送部の一員。 夏休みで閑散とした学校、 ぽつぽつと姿を見せる仲間たちと、主人公は触れあっていく。 屋上に行けば、部長の宮澄見里が、 大きな放送アンテナを組み立てている。 一人で。 それは夏休みの放送部としての『部活』であったし、 完成させてラジオ放送することが課題にもなっていた。 以前は皆で携わっていた。一同が結束していた去年の夏。 今や、参加しているのは一名 >そんな二人を冷たく見つめるかつての仲間たち。
ともなって巻き起こる様々な対立。 そして和解。 バラバラだった部員たちの心は、少しずつ寄り添っていく。 そして夏休み最後の日、送信装置は完成する――― 装置はメッセージを乗せて、世界へと―――
1週間でループする世界、各キャラクターがかかえる秘密。(ほとんどは病的ななにか)そして主人公の謎。すべてが作品を終わらせたとき、納得させられようしっかりとした複線でつくりこまれているのです。 最初のうちはなにがなんだかわからないですが、進めていくうちにすこしづつ謎が解明されていくという作りは名作「Infinity」シリーズに通じるものがありますね。しかし、こちらは、あえてストーリーを各キャラ攻略型という方式でなく、一本道のシナリオとすることで、謎の解明がわかりやすく、かつ効率的におこなわれるようにしていることがこの作品の成功した秘訣といえるでしょう。 おかげで、シナリオ内にアンハッピーや、バッドエンドも内包した形になっているので、結構プレイヤーにたいする鬱憤は与えてくれます。なんつうか、すっきりさせてくれないんですよね。どこかしこりが残るよう、わざとつくってるように思えます(w 最後のほうになってくるとかなり切ない展開になっていき、胸がしめつけられるような感じになり、私的にはかなり感動しました。またそのシーンで流れる曲には妙にインパクトを受け、今でもその曲を聞くと切ない気持ちにさせられます。 この作品、結局はいまだ多くの謎を残しつつおわっていますが、それはそれでいいんだと思います。この作品でいいたかったこと。人が人であることの意味。人は一人であり、かつ人はそれでも人をもとめる群衆をもとめる性質がある本質。そして、どんなに人とちがっていても自分はふつうな人間であることにはかわりないということ。 私にはこれらのテーマがこの作品にこめられていたと読めました。間違った読みかもしれませんが、これは今、多くの現代の人々が抱える隠れた病にたいするひとつの答えだといえると思います。 とにかく、私はこの作品の主人公太一の状況や感情にかなり同調しました。そのせいで、私的にこの作品のシナリオは大きく評価しています。 最後に難点をあげれば主人公が御下品で、下ネタ大王で、かつセクハラ帝王なことです。そして各キャラ電波っぽいところでしょうか?そこらへんのりきれるならばというのがボーダーラインとしてありますのでご注意ください。この評価はあくまで万人にたいするものでなく、個人的に感じた評価で下しているものなので、ご了承ください。
背景もそう悪くないです。まぁ、そんな凝った背景はありませんでしたが。 CGについての評価はそんなにいうことはありません。
PS2版をやったのですが、音質もよく、ふつうにプレイできました。 BGMは当初静かな曲ばかりでふつうだなぁ〜と思っていましたが、最後の方の展開になるにしたがい、盛り上がりのある曲が多用され、雰囲気も盛り上がりました。とくにあるシーンでかかるSignalとう曲には鳥肌がたつほど感動しました。シーンのせいもおおきかったのでしょう。この作品においてもっとも印象深い曲となりました。 またEDテーマも最後にふさわしい楽曲となっています。ネタバレしまくりの歌詞も最後にふさわしいなぁ・・・と思いました。
とにかく主人公の思いや考え、精神に今の私の状況が重なってしまって妙に同調してしまった作品になってしまいました。おかげでちょっと気分が滅入った部分もありましたが、大いに感動させてくれました。シナリオの出来はやはりすばらしいの一言につきます。よくこんな発想ができたものだと思います。 本当に久々に堪能したぁ〜と思わせるほど没頭しました。この感触は「KANON」「AIr」「久遠の絆」「スナッチャー」など以来でかなり久しぶりです。 また、もう一度やってみたいともおわせる作品が一つ、ここに加わったように思います。 そして、すこしでもこの感想を読んで興味をもったかたにはプレイしてみてほしいと思わせる作品でした。 そしてそこからなにかすこしでも感じていてだければ紹介した私としてはうれしいです。 |
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