「ヤマト思想」

 ヤマトの理想ともいうべき概念である。

  1. 日本人は単一民族である。したがって、ヒューマンばかりである。
    元々この列島にはヤマト民族しかすまず、それを正当な統治者として天孫降臨 したヤマト朝廷がまとめて以後今日にいたっている。歴史上、蝦夷や隼人、熊 襲など呼ばれているのは異民族ではなく、朝廷に反逆を続けた者たちの呼称に すぎない。

  2. 日本民族には他民族には真似も理解でもできない美徳がある。
    以心伝心あまりに直裁な言葉は相手に失礼である。
    和以尊ヤマト民族は、おたがいの和を尊重し、そのために引くことを知る
    仁義人の上に立つものは、目下の者を慈しまなくてはならない。しかし、
    筋道を通すための厳しさも持たなければならない。
    礼を知る日本語は世界でも「唯一」、高度に敬語の発達した言語である。ヤ
    マト民族はどんな相手であっても敬意を忘れてはいけない。敬意の
    はらいどころ、己を無にして相手を立てることなどは非常に繊細で
    微妙であり、ヤマト民族以外には不幸なことに理解困難なものであ
    り、まことに誇るにたるものである。
    忠義と信義ヤマト民族はおのれの職分を十二分(120%)にはたすものであ
    る。必ず期待以上を目指し、十分にしかはたせなかった時には佗び
    るほどの気持ちを持つものである。そのように期待されるならば、
    それは誇るに足ることである。
    孝行と悌心ヤマト民族は年長者をうやまい、尊重する。また、なにごとにつけ
    目上の者への敬意を忘れない。
    恥と誉れ非常に大事な仕事に失敗すること、
    仇敵の思いのままにされること、
    貞操を奪われることなどは恥であり、それは本人の恥ばかりでなく
    血縁姻戚すべての恥であり、また所属する会社や官公庁の恥でもあ
    る。恥ずかしめを受けたままでいることは、それらすべてにとって
    よくないことである。
    ヤマト民族は武士としての誉れに生きることをめざさなければなら
    ない。誉れとは、大いなる困難を乗り越えて忠義などの美徳をつら
    ぬくことである。
    誉れと恥辱の問題の前には、生死はたいした問題ではない。
    みそぎ受けた恥辱や犯した罪は永久的なものではない。日本には古来みそ
    ぎというケガレ(恥や罪、呪術的な汚染など)を落とす儀式がある。
    古代のみそぎは清水をもって身心を清めるものであったが、現代に
    おいては、恥辱を与えた相手や、ケガレた自分自身の血をもって恥
    や罪をそそぐ。
    (しかし、相手の血を求めるのは不必要なアダうちの応酬をうむだけ
    であり、よほどのことがないかぎり、自らの血をもってそそぐのが
    一般的である。そのかわり、見事に恥を注いだ者の余罪やスキャン
    ダルは追及してはいけない)
    ※ただし、相手の血でそそいだ場合、法律的には処罰されざるを得な
    いのだが、情状は酌量されるべきである。
     これらのいくつかは中国より、学んだものだが、日本的に繊細な発達がなされ ている。

  3. 皇室の正当性
    日本を統治するのは、ミカドに認められた臣民である。武力にせよ、民選にせ よ、政権を獲得した臣民はミカドの承認がなければその地位にとどまることが できない。ミカドは万世一系、ヤマト民族に君臨するものである。

  4. メタヒューマン
    メタヒューマン、特にオークやトロールは太古、人間に仇なしてきた種族であ り、共存に好ましいものではない。彼らは歴史の中では鬼と呼ばれた者たちで あり、その本性のままにふるまえば有害なことはなはだしい。しかし、近代以 降発達した優れた教育制度やノウハウのおかげで、彼らの凶暴性は抑制される ほうへと矯正されている。その限りにおいては彼らとの共存は仁義心において 許容の範疇に入る。
    エルフやドワーフも、オーク、トロールのように凶悪ではないが、必ずしも人 間と利を一にする種族ではない。
    単一民族であるヤマト民族にはこのような血筋の者は混じってはいない。日本 列島にいるメタヒューマンは、すべて渡来者である。


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