JISの国策により独立した北海道共和国(沖縄人民共和国はいまだ実現できずに、帝国憲兵隊、特高と戦っている)の国策企業。北海道の原野を開拓した大規模農場と、なにより武装漁船団によるオホーツク海、北太平洋における大規模漁業、それに捕鯨による供給力は大きく、まさに極東における最大の食料会社と言える。
2041年にはサロマ湖において鯨の実験養殖に成功した。
帝国の自然食材は多くこのスノウスターにたよっている。
北米大陸の代用食料がソイフードなら、帝国におけるそれはアミ=フードである。このエビににた海洋プランクトンはナガスクジラを養うことも可能で、帝国内の漁業会社はその採取や養殖をおこなっている。
正しくは有機ゴミ再生食品。発酵技術によって有機ゴミより工業材料および食品材 料を回収する技術がソニーバイオテック他の会社で2020年代に実用化された。
帝国ではこのような資源回収のために町内会という隣組による相互監視を行なって分別回収に力を注いでいる。
帝国の企業人は全員、企業と契約関係にある保険組合への加入を義務づけられている。組合の仕事は組合員とその家族の医療関連全般におよんでいる。逆に組合への加入を拒否した場合、救急治療をふくめ「一切の」合法的な医療を受けることができない。また、組合は年金および老後プランなどのオプションサービスも担当している。
健康保険組合には、以下の3種類がある。
帝国の典型的な都市交通は地下鉄道網である。土地の狭い日本では二十世紀以来地下鉄道網が発展しており、2050年代には非常にいりくんだ地下交通網ができあがっている。(一方で、高層建築も多数あるが、複雑に連結された地下と違ってこちらは孤立したアーコロジータイプのものが多い)
2011年のトウキョウ地震によって大打撃を受けたトウキョウ中央の地下街だけは危険地域として復興されていない。
都市と都市をつなぐ輸送手段も、地下に潜った鉄道である。21世紀に入って以来、地上を走っていた鉄道幹線は順次地下化されていった。
メタヒューマンは原則Sinless。日本で生まれたメタヒューマンは日本国籍を取得できない。無論、法的な保護もヒューマンなみに受けることはできない。メタヒューマンに関しては別に法律があり、ヒューマンが加害者でメタヒューマンが被害者である場合と、その逆では懲罰に雲泥の差がある。
(理由は、メタヒューマンは不法滞在の無国籍者であるため。日本人は単一民族であるはずだから、メタヒューマンは日本人でないというのがその理由)
オークやトロールなど、身内にメタヒューマンが現われることは大変不名誉なこととされる。法的には市役所等の優生係に届けを出して、カワった本人は無国籍者として施設に移送される。カワった者を出した者の血縁は、社会的には結婚、就職などにおいて差別を受けるようになるため、カワった場合は死亡届けを出して本人には因果を含め、金と精一杯の品物を渡して出て行ってもらうのが通常である。
メタヒューマンであることによる社会的な制約を列挙してみよう。
ほとんどの日本のメタヒューマンは決められた地域にすみ、そのほとんどは差別のため大変まずしい生活を送っています。
この法令は帝国の「お慈悲」です。収入のほしいメタヒューマンは決まった広場に列を作り、政府の役人が列の先頭から割り振る仕事をもらいます。本人の希望は考慮されません。あてがわれた仕事が嫌なら列の後ろに並ぶしかないのです。
これらの仕事は不潔できつく、不愉快な上に給料はわずかです。日本の雇用者はメタヒューマンをこのような方法で雇用しています。
一方で、帝国政府はカリフォルニア自由国へのメタヒューマン移民をまるでカルフォルニアが楽園のように見える広告で募集しています。
>この政策の目的はアジアの他の国からのガイジン労働者対策さ。メタヒューマンの労働力があんまり安いんでガイジンの仕事を奪うようにしかけているわけだ。こいつが帝国のくそったれのねらいだよ
>Fatrat
「指切り船事件」……2039年11月25日 フクオカ
11月26日朝、佐賀県のとある浜に多くのメタヒューマンの水死体が漂着した。不思議なことに、そのほとんどが両手または片手の指を失っていたり、射殺されていた。
その早朝、数隻の大型ボートが少し離れた浜に上陸しており、蒼白な顔の船員たち他が上陸していずこかに姿を消したのが地元の住人によって確認されている。
メタヒューマンたちの死体は警察によって一般の目から隠され、午までには陸軍の手によって回収された。その後の調査発表で、フクオカ当局の特別のはからいでメタヒューマンに対する暴力より守るために身柄を保護したメタヒューマンたちを積んで近海に避難していた貨物船の一隻、「あじやまる」および「ひがししな」が不意に沈没し、乗っていたほぼすべてのメタヒューマンたちが溺死したと発表された。当局はテロリストの仕業と発表、数箇月後に5人の犯人グループを検挙した。彼らは自称メタヒューマン擁護運動家のグループで、帝国がいずれメタヒューマンの集団処理を始めるだろうと不穏当な予測を行ない、政府非難をおこなっていた。
>>>>>[んじゃ、ちっと補足するぜ。どっちの船も船底のキングストン弁を開いて自沈 したんだわ。誰がやったかはわかんねぇ。だが、全員グルじゃなかったようだな。メタ以外の連中、船員、船主の企業の人間、警察関係者、軍関係者、こいつらは船の沈没が止められないと知ると、数の少ない脱出ボートにのって逃げ出した。そこに、死に物狂いで貨物室から抜け出してきたメタたちが泳いで殺到してきた。メタたちを乗せ始めるとボートが沈むのはまるわかりだ。連中、生き残るために船べりにとりすがるメタたちの指をカタナで切り払い、救いを求める顔に容赦なく銃弾をうちこみつづけたんだ。ボートの中は切り落とされた指だらけになったそうだ。そして一段落したところで、船底に積もった指をすくって捨てながら、そのことを他言しないことを誓いあった、って話だぜ]<<<<<-----Popeye(12:25:32/08-07-56)
正式名称は「ヒューマニティキーパー」、通称は「カワリドメ」あるいはその容器にいれて
販売され、携行されることが多いため「リップスティック」とも呼ばれる。
この薬はゴブリナイゼーションを一定期間だけ抑制する効果がある。ただし、
身体が耐性を獲得するためその有効期間はどんどん短くなっていく。しかもこの
薬は身体と精神に大きな負担をかけるため、エッセンスが削れ、次第に正気を保
つのが難しくなっていくため、非合法とされている。
(この薬を使い過ぎたあげくに、狂暴化したトロールとなって大きな被害を出した
例があった)
それでも、カワルことを拒否する金持ちには人間であることにこだわってこの
薬を打ち続ける者がいるし、かなりの数の日本人がもしものためにこのドラッグ
を携行している。
産地は南米や中国、東南アジア。ヤクザのよい資金源である。
帝国国内では数度、社会問題としてとり上げられた。
○カワリドメのデータ
>ふん。もちっと説明してやるぜ。こいつは覚醒剤と同じく日本生まれのドラッグでな。製造と流通を掌握しているのがヤクザってのも同じだが、覚醒剤と違って最後の仕上げは絶対国内でやる。なんせ、このドラッグの製法はヤクザの秘密で、これを探ろうとしたやつぁみんなコンクリートで足を固められて大阪湾の汚い水の下にいるからな。
>無名のヤクザ
>カワリドメを使うんじゃない! あれは、呪わしきホ[deleted!]
>[No-Sign]
帝国日本によって復活した制度に「家」がある。「家」とは家族を戸主と呼ばれる責任者の統率の元に統括する制度で、戸主は家族に対して大きな権利を保証されている。例えば戸主が認めなければ結婚は成立しない。
戸主は戸主で、この「家」をつぐべき子をなしてこそ、またその子がよい学歴を歩んでこそ立派な社会人として世間に評価され、そうでなければ責任のはたせない人間と評価される。これは勤める会社の評価や近所の態度にありありと出てしまう。それゆえに、ゴブリナゼイションの恐怖があるのに出生率はさほど低下していない。子供を作らなければ、「あそこが子供作らないのは先祖のどっかでメタがまざってるせいだ」などとささやかれてしまうからである。
生まれた子供は、よき跡継ぎとして両親の過保護、過干渉の元にさらされることが多い。
「河原者(kawaramono)」
中世、非課税地の河原にすみ、雑役、遊芸などに従った者。賤民視された。かわらもの2051年版コージエン
カワラはSinlessや、ネオアナーキスト、ひっそりくらすメタヒューマンなど管理社会日本よりドロップアウトした者たちのふきだまりです。
21世紀の激動は多くの人を日本社会の狭い枠よりはじきだしました。彼らは家 賃をはらうだけの収入があっても、身分を裏付ける何らかの組織がないために一般 住宅区にすめない者がほとんどでした。そしてその数のもっとも顕著だったトウキ ョウとオオサカではタマガワやヨドガワの河原に多数の彼らがあつまり、ゴミを集 めてスラムのような町を作り上げました。スラムと違うのは、彼らには技術や才能 を秘めた者が多数いたことです。ある者は娯楽や芸能で、ある者はヤミ物資の流通 で、またある者は管理社会の人間ではできない闇の仕事を引き受けるようになりま した。ニホン出身で世界に通用するロッカーはたいていカワラ出身です。
カワラはしばしば、官憲によって弾圧されました。そこが管理社会の秩序の外に あるばかりか、国家の管理そのものを拒否する場所だったからです。また、多くの 日本の若者を惑わす存在としてモンブ省は未成年の立ち入りを禁止しました。
2050年代現在、カワラは河川敷ばかりでなく企業の敷地と敷地の間や同じく 国家の施設(軍の基地など)と企業の間、それにカソ(20世紀から顕著だった、 管理社会への自発的参加の現象。管理された都市でない場所は、誰もすまなくなっ てしまった)で放棄された村など、さまざまな場所に散在しています。そのかわり、 最初のカワラであったタマガワやヨドガワはカワラとはいえなくなってしまいまし た。(ヨドガワはシアワセによって再開発され、多くのカワラモノの血が流されま した。それでも、一部のカワラは残っていて、頑強に抵抗を続けています)
※コンタクトでカワラに住むもの。ギャングボス/ギャングメンバー、タリスモン ガーやフィクサー、海賊メディアのプロデューサー/レポーター、ストリートドク。
(ヤクザはカワラには手を出さない。彼らは管理社会の裏のただれた部分から甘い 汁をすうことを好む)
日本の管理社会機構は鈍重で、一度決めた制度を変更したり、新しい事態に対応する には時間がかかります(責任の所在をあいまいにする、あるいはすべての責任をかぶる 誰かを自由に選定できる独特のダメージコントロールシステムによってそうなっている のです)。
したがって、表向きの規則に定められている人員配置のみでは、どの組織も十分に機 能できません。部署の予算で安く雇い、いつでもきりすてることのできる人員は常に求 められています。さらに、表向きには存在しない業務をこなす人員、設備が必要です。
カワラの住人の多くは、この管理社会のスキマを埋める仕事を行なっています。彼ら の身分は不安定で、突然の解雇やより条件のよい所を転職などあたりまえで、一度入れ ば一生その組織に忠誠をつくす(この傾向は20世紀末に衰えたのですが、21世紀に 入って不意に復活しました)シャイクジンとは精神的にも一線を画しています。
また、場所がらもあり、闇ソフトの製造や売春などの怪しげな商売もあります。
カワラの最大の資源は、人間です。
彼らの大半は、企業の管理区域に(そっと)出かけて金を稼ぎます。最初は適当 にコンビニやスーパーで食料をかったり、残飯より大丈夫そうなものを拾ったりし ていました。やがて、金と需要のあるところには必然ですが、カワラで食料ほか生 活物資を商う者たちが現われました。しかし、エネルギーおよび水の問題は深刻で、 川の汚染された水や、せいぜい井戸を掘っての伏流水のくみあげによってまかなっ ていたおかげで、住人の健康状態は悪く、VITAS他伝染病の温床となったカワ ラもあります。また、エネルギーは文字通り「電気屋」と呼ばれる私設発電所(せ いぜい小型の発電機で12〜3戸に電力を供給する程度)や屋根に隙間なくのせた 太陽電池によって賄っています。(このおかげで、カワラの路地は昼でも薄暗く、 夜に明かりのないカワラの路地に入ることは大変危険とされています)
エネルギーの問題はほどなく解決されます。カワラに流れ込み、流れ出る新円に 着目したシアワセのある部門が、表向きは存在しないカワラへの電力サービス部門 を設立したのです。カワラの住人は決して企業による立ち退きには応じないため、 電柱が復活しました。カワラモノの職員が一件づつ回って契約をとり、集金するよ うになりました。価格の安さの前に単価の高い「電気屋」は消えましたが、屋根を 覆う太陽電池は、少しでも金を節約しようと消えることはありませんでした。
(昔からのカワラは大体そうです。しかし、新興のカワラはそうでもありません。 特に昔の地下街に発展したカワラはそうです。)
しかし、シアワセの供給しているのはあくまで余剰電力のため、万一電力不足が 発生した場合は、予告もなくカワラへの供給が止められてしまいます。
電柱の出現は、またカワラに一つの変化をもたらしました。それまでは携帯電話 ですませるしかなかった通信網に中古の(書類上は廃棄された)公衆テレコムが加 わったのです。無論、ネットへのアクセス環境が整うのに時間はかかりませんでし た。(と、いっても他の地区のユーザーに比べると、カワラからのアクセスには多 くの制約が加えられました。このため、カワラのデッカーはまずこれらの制約の突 破から入門します……優れたデッカーが多くカワラから輩出する事情はこのへんに あります)
水の問題はいまだに根本的な解決がなされていません。カワラの住人は高価なミ ネラルウォーターでなければ、濾過した川の水に浄化剤のタブレットをおとしたも のを飲まなければなりません。このタブレットは数度の伝染病流行と、臨時職員か らの企業や官公庁の正規職員への感染の経験から無償で配給されています。
排泄物の問題はもっと深刻です。長い間、排泄物はひどく出鱈目な処分のされか たをしていました。宇宙技術の発展がこれにようやく回答を与えるまで、カワラは ひどく不衛生な場所でした。カワラでの排泄物の処理は電力が供給される部分の大 きな処理です。固形物は簡易トイレで乾燥焼却され、尿は尿素他を吸着するフィル ターを通して飲料水に還元されます。しかし、これらの装置は決して安いものでは ないため、普及には時間がかかりました。また、バイオウェアが出現した頃から、 視肉と呼ばれるバイオ生物が普及しはじめました。この生物は一種のスライムで、 生ゴミと排泄物を摂取して化学工業の材料として使用できるタール状の物質を分泌 します。ただし、この生物はあやまって触れた人間まで消化してしまう危険があり ます。(カワラ以外では、ゴミ処理場でしかお目にかかれません)
カワラに下水道は整備されていません。しかし昔の配管の残っているカワラなら、 かろうじてその恩恵を受けることができます。文字どおりのカワラでは、すべて川 に流すことで解決していました。
カワラに流れ込んだ人種には、日本人ばかりでなく、近隣諸国よりの出稼ぎ外国 人も多くいます。ギャング組織も多様で、中にはそのような者もあります。
「日本にも少なくとも1000万人近くの難民が流入しているはずだ」
という設定を考えています。(MAT.N氏)
日本政府の対応は、流れるままにカワラに流入させ、そのかわりゴミ=フードな などの無償配布を行なっています。