トップルートバイクリンク特 集囁 き

ハンドメイドバイシクルショー2001
Vikkino RoadStar Prototype 牛。野製作所・CSケルビム/i2 design associates
CHERUBIM / i2 design associates
OTHER BIKE LEVEL Comfort20 MAKINO MCR20 AMANDA Folding55



■フレームの前後にフォーク

ビルダーとデザイナーがタッグを組んで作り上げた Vikkino RoadStar Prototype

デザインが良いとかHEDのモールトン用ホイールを使っているとか、そんなコトよりもまず

前後にフォークがある」、

これがこのバイクの第一印象だ。これだけ見ても

後三角を180度回転させる」、

という折り畳み構造が容易に想像できる訳で、早い話、後三角の形をした後部フォークがシートチューブを軸に回転するだけの事。

ただ、細かく見ていけば「凶悪な所行の数々」も写真から見て取れる訳で、それらを幾つか下記に書き記していこうと思う


■シートポスト経がステムと一緒やん

コラムがバンド部分まで伸びてて、シートポストをヘッドパーツ上ワン部の奥まで挿入。そしてコラム自体を二本のシートピンを持つバンドで止めてシートポストの位置を固定するという構造だと予想できる。

少し疑問に思ったのはコラム自身の強度だ。フロントフォークのコラムは確かに丈夫であるが、荷重のかかり方がハンドルとシートでは異なるだろうから、上ワン部の真上で破断する可能性は捨てきれない。

逆に言えばコラムの強度を十二分に上げれば対応できるとも言えるが、既存のヘッドパーツを使うからにはコラムの経をそのままに肉厚を上げるしかない。重量面ではデメリットになると思う。

エラストマが付いているけど、それでも路面からの衝撃はどうなんだろうなあ


■後三角の固定はこのピンだけかいな

後三角の向きを固定するのにこのピンを使うようだが、これだけで回転構造を持つ後三角が固定できるできるものだろうか。乗り手の体重による荷重と路面からの突き上げは相当なものだから、ヘッドパーツの強度と併せて邪推な心配をしてしまう。

後に紹介する「LEVEL コンフォート20」の積載車は荷物の重量も考えて超特大ベアリングを用いたヘッドパーツを装備していたが、アレくらいのものを使ってくれると安心できるのだけどなあ。

でも後三角がコラムだけではなく、その内側にある軸にも固定されているというのは高ポイントです。写真Aの説明んトコで上ワン部付近のコラムの話をしたけど、コラムの内側に軸を入れることで荷重などの負荷に対応していると考えられる


■近親憎悪

売れ筋系折り畳み自転車のフォークみたいに見えるのは多分気のせいでしょう。精度と強度を考えれば比較すること自体このバイクに失礼なんだけど、パテントの事なんかを考えるとチョット心配ではある。

フロント側にもリアで見られたピンがあり、これでフロントフォークをロックしている。このピンを外せばフロントホイールがフレームの内側が畳める訳だが、フロントブレーキのアウターケーブルが短すぎて回転しそうにないっつーのは展示車の愛嬌か。

このバイクの大きさなら筆者はフロントフォークを畳まないで輪行すると思う。リアだけ180℃回転させ、前後輪を地面に接地させてアタッシュケースのように転がす方が便利だと思うから


■統括(2001/02/28記載)

このバイクを作るに当たり、デザイナーとビルダーがかけた膨大な時間と費用は想像に難くないけど、それを知った上で、あえて勝手な苦言・提言を付けさせて頂きました。

ここで書いたことは「自分で買ってもいない奴の戯れ言」の域を出てないんですが、裏を返せば重箱の隅的な問題しか見あたらなかったともいえる訳で、多かれ少なかれ期待しているところがあるのかもしれません。

折り畳みサイズを考慮してかホイールベースを短めに取っていたりと、ツーリング屋としては不安を覚える箇所もあるけど、ビルダーを越えたデザインには一見の価値が有ると思う。でも、アーレンキーを必要とする折り畳み方法とかなんかを見ると、コレ乗って「走る人」と「走る場所」が今ひとつ頭に浮かんで来ないというのもまた事実。

デザイン側の方から「遊び方とフィールドの提案」を積極的にしてくれれば、っていうのは無い物ねだりかな?


■補記(2001/04/15記載)

本ページで紹介しているバイクのデザイナーにしてオーナー、コムカイさんからメールを頂きました。興味深い情報も多かったのですが、その文中には上記で挙げたバイクの持つコンセプトとフィールドの紹介もされている。

コンセプトはずばり「シティーロード」、そしてフィールドもずばり「」。

コムカイさん、情報どうもありがとう。よく考えてみればシティロードという言葉は雑誌などでよく聞いていたけど、車種としては洗練されてないような気がしていただけにお話はとても面白かったです。Vikkino RoadStar の今後の展開が楽しみですね。



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