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ハンドメイドバイシクルショー2002
vikkino pota 牛。野製作所・CSケルビム/i2 design associates/丹 裕子
CHERUBIM / i2 design associates / Tan Yuko
OTHER BIKE vikkino pota LEVEL Safety MAKINO MCR10
FUTABA Compact Mini AMANDA Adam and Eva Mk.2





■はじめに

Vikkino Roadstar の i2 design associatesさん、プロダクトデザイナーである丹祐子さんの両名がデザインされた折り畳み自転車「Vikkino pota」、コンセプトは明快にして簡潔の「散策車」。

バックフォークの回転構造を持つ Vikkino Roadstar に対し、pota は BB付近を軸に下方へスイングする構造が特徴。しかしそれ以上に目が行ったのはボルトで打ち付けられたフロントフォークである。



十字号・・・

フォークをよく見るとパイプ形状ではなくプレート。フォーク・レードじゃなくフォーク・レート、つまり

「板」でんがな、イ・タ。


これ見てふと思い出したのが「三菱十字号」のこと。ものの史実によれば初代十字号のフロントフォークがやはりジュラルミン・プレートだったそうだが、第2世代からは何故か普通のパイプ形状に変更されたという曰くがある。

十字号が作られた1946年当時(※実際には零戦が作られた1940年頃)のジュラルミンに比べ現在のそれは強度など遙かに上だと思うが、金属としての基本的な性質は変わってないだろう。

走っている限り路面からの振動を受け続けるバイクにとって、3本のボルトでステアリングコラムに固定されたフォーク・プレートはクラックを誘発しないか一抹の不安を残す。

ここは手間がかかる(※ジュラルミン削るのと専用フォーク作るのとどっちが楽?)かもしれないが、クロモリの専用フォークをインストールしてくれると安心感が違うのだが。


しかし20世紀の遺物「十字号」を引き合いに出したのは酷やなあ。ここからは「Vikkino pota」の話題へ移らねば。


三菱さんの広報ページで「十字号」の紹介が
http://www.mitsubishi.or.jp/vdm/k_mob_j.html




■ジェラルミン製バックフォークと可動部
フレーム中央部のクイックリリースを外すとジュラルミン製バックフォークが下方へスイング、横方向から見てタイヤ一つ分位が縮む。

「小さくする」という目的よりは散策後の収納、つまり接地したタイヤを転がしエレベータへの搬入・搬出などに重点を置いたような印象を受ける。

この考え方は悪くない、というより私には大変好ましく感じた。

世に出ている折り畳み自転車の大半が折り畳まれることも輪行されることもない状況を考えれば「運搬のし易さ」はもっと注目されていいポイントだと思う。

あとはハンドルが邪魔にならないよう SKOOT みたく処理されれば尚良いのだけど、これは難しいだろうなあ。






統括

バーエンドを持ちながらレバーが握れるギドネッドタイプのブレーキレバーを採用するなど昨年の展示車では感じられなかった作り手側(※デザイン側)の配慮が見受けられる。

本音を言いうと今回のショウで一番購買意欲をそそられた一台である。まあだからこそ自分が使おうとした際、必ず不安に陥るフロントフォークに対し言い掛かりのような ケチ をつけた訳なんですが。

これでクロモリフォークが採用され、泥除けとチェーンガードが付き、カゴがどっかに取り付けられてたら現金持って町田まで行ってたかもしれんなあ。

でも安くないんでしょうね、ジュラルミンの成形代を考えると。

(2002年03月06日記)





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FUTABA Compact Mini AMANNDA Adam and Eva Mk.2