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今回の往路に長野新幹線を使ったのは臼田からの出発時刻を早くするのが目的だが、小梅線沿線を起点にできることでツーリングルートのバリエーションを増やせるのではと考えたのも理由の一つではある。
佐久平に到着した後は08:01発の小梅線に乗り換え臼田(途中、中込駅で更に乗り換え)まで向かうと08:24には到着。これなら小梅線沿線側から麦草峠を攻めることも十分可能な時間だ。そんなことを考えながらバイクを組上げた後は、県道93号下仁田・臼田線で田口峠方面へと進んでいく。
県道93号は雨川ダム手前と田口峠手前を除くと緩めの勾配なのが特徴だ。臼田から田口峠までは一本道で脇道に反れなければ迷うことはない・・・のだが早速脇道。所々に新海三社神社の旗が飾られていて案内に誘われるように敷地まで脚を運ぶ。新海三社神社では明日行われる春祭りの準備に追われてるのか静寂な雰囲気にはほど遠い。まあ神様も祭りで一杯やってたまには楽しまんとね。
新海三社神社の他の写真はこちら
小川沿いの新緑の中、つづら折れの登坂繰り返すのは本当に楽しく、いつもの実力以上でペダルを踏んでいけるのが自分でも分かる。やがて点在していた田畑も斜面から消え、松林と同時に勾配の増し方が目立ってくると小さな雨川ダムが見えてくる。雨川ダムは農業用水を確保するために作られた人造湖だが、道の脇にちょっとしたスペースがあるので休憩するには丁度良い。だがここでも写真撮影だけをさっさと済ませ、休憩もせずに更に先へと進んでいく。
雨川ダムを過ぎると勾配は再度緩やかになり進むほどに雨川の川幅は狭くなってくる。新緑の林を抜けると展望が開けだし最後の急坂を登りきったところでトンネル、これを抜ければ上州(群馬側)の展望が覗ける田口峠へ到着だ。駅からたったの11km足らずでこの景色を得られるのだから田口峠は何度来てもやめられない。
田口峠までのアプローチとワインディング
まあ、それでも景色だけはいいので峠で休憩。すると群馬側から四駆が一台登ってきたところで工事が一時中断したのを見て、その隙に復旧工事現場から離れて下り出す。少しだけ下ったところでグローブをウィンド・ストッパーのものに変え、さあ下仁田までのワインディングの始まりだ。
はじめのうちは展望の開けた下りが続き、谷の中に吸い込まれるような感じがする。道幅も狭くカーブの連続となるためスピードを上げることは出来ないが、かえってそれが下りと景色の両方を楽しむことに繋がっているようだ。まさにワインディングの醍醐味。
道は雑木林の中へと続き、木漏れ日の中の下りと変化する。高度を大分落としたところに「勾配11%」を示す標識がありそれを過ぎると今度は馬坂川沿いに走れる。しかし驚いたのは車の少なさで、下りはじめてからまだ一台の車にもすれ違っていない。う〜ん、峠の復旧工事のせいなのだろうか。
やがて道は三叉路になり、下仁田方面へ左折すると勧能と南牧方の集落に入る。車の数もちらほら増えてきたが走り易さは変わらず、下り基調の道をノンビリ進んでいく。途中、御苛保スーパー林道と塩ノ沢峠への分岐があり、今日の所は通過時間だけを確認して下仁田に向かった。
以前田口峠に来たときは臼田の出発時間が11:00近かった(過ぎてたかな?)ため下仁田を終点にするしかなかったが、今日は11:00をちょっと回ったところで下仁田だからまだまだ先に行ける。でも峠をもう一つ越えるのは身体が鈍っている今はキツそうだし高崎に行くか。なら前から行きたかった上新電鉄馬庭駅にある念流道場を見学させてもらおう。
今も尚健在な剣術流派の宗家、それが馬庭念流。
群馬県の指定史跡にもなっていて道場は百年以上の歴史を持つ。道場の中は建物自体も含めて歴史を感じられ静寂な空気に身が引き締まる思いだ。道場内で正座などして悟りでも開いてみるかなどとも思ったが、あまり長居するのもなんなので道場を後にし高崎から帰路に着いた。
今回は高崎を終点に設定しましたが、下仁田を終点にすれば上新電鉄の雰囲気をノンビリ味わうこともできるのでいろいろツーリングのバリエーションを考えてみるのも良いでしょう。
[往路] JR長野新幹線・小海線 東京駅〜臼田駅 \5890 [復路] JR高崎銭 高崎〜上野駅 \1890