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「結構古い桜でね。小高い丘に一本だけ植えられてて酔い雰囲気なのよ」
「ふ〜ん、で、ドコにあんの?」
「ウチ(越後湯沢)の方」
「・・・」
スノーシュー仲間であるタレ込み主と筆者との間でこんな投げやりな会話をしたのが4月の頭頃。
丁度4月に越後湯沢へ仕事に行く予定だったし、桜(花見)を絡めたツーリングは出来ないかと考えていたので実にタイムリーな話題だった。
今回は持ってく機材が多いのでバイクはお預けだが、タレ込み主に頼み込んで車を出す手筈だけは整えた。
すると目の前には結構な勾配の坂。登っている最中、身体はシートに押しつけられてる。オーバーかもしれないが、この坂を手持ちのバイクで登ろうとするとリフトアップする(箇所がある)かもしれない。
やがて勾配が緩やかになると左手には高槍山が見えてくる。いつもなら景色の良いつづら折れの登坂は気分が良いのだが、車だとつまらなくなるのが面白い。カーブの度に頭が左右に振られしかも低速、同乗している筆者がそうなのだから運転している側はもっとだろう(「でも、ここら辺はこんなもんだよ」とはタレ込み主談)。
暫く下りが続くと動物管理センターの看板がある佐山町の三叉路に到着する。そこを発知集落へと左折し、梅林の中を抜けていき佐原りんご団地へと続くと、目の前の小高い丘に一本だけ花をつけてる桜がある。
「(指さして)あれ?」
「ん、あれ」
とりあえず車を脇に止めて桜の近くまでよると「国指定天然記念物」の看板と桜を覆う「囲い」が目に飛び込む。ははあ、どうやらいつの間にか天然記念物に指定されて観光名所になってしまったのか。まぁ、幹といい花の付け方といい確かに見事な桜だが、これじゃ桜の下で一杯なんていかんわなあ。
「(ネタが古くて)スマンなあ・・・」
「しゃーないよ、お役所仕事じゃ。でも悪くはない、峠越えもあるし」
そう、悪くない。むしろノンビリした雰囲気の田舎道は面白いと思うし、天然記念物の「彼岸桜」も観光名所だと割り切れば実に見事なモノだ。ただ今回は「花見て一杯」という目的にチョットあわなかっただけ、全般的には良さげなルートでした。
これで上牧駅から彼岸桜までのルートはお終い。
彼岸桜からは県道266号で沼田にいくのが輪行には便利だろうと話してくれました(沼田までで大体27km位だそうです)。また県道266号から沼田までの途中には「沼田ドイツ村」があり食事と地ビールが楽しめるそうなのでそちらも立ち寄りたいところ、機会があれば走ってみようと思います。これに懲りずに良いルートがあったら教えてくださいね。