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1999/11/06(土) 栃木

尾頭トンネル越え(標高805m)



走行区間: 那須塩原駅>塩原温泉郷>尾頭トンネル>上三依塩原駅>鬼怒川温泉>東武日光駅(とその周辺) 約94Km


連日のニュースで関東地方の紅葉が報告され始めている今日この頃。
しかも いろは坂や中禅寺湖周辺の混雑も同時に報告されているので、さすがにツーリングに行く気にはなれない。

だが地図を眺めてみると那須塩原から尾頭トンネルを越えて鬼怒川温泉に行けることが解った。峠の最高地点は標高 800m程度と比較的穏やかで景観も良さそうだ。ろくに下調べもしていないが早速ツーリングの準備にかかる。



早朝 05:00、自宅から東北新幹線の始発駅である東京駅まで自走する。東京駅に着いてダイヤを確認すると 06:22の「maxやまびこ」に乗れそうだ。早速バイクのパッキングを行い新幹線用ホームへ移動すると、早朝にも関わらず既に相当数の人が並んでいる。だが maxがホームに入ってきたところで乗り込もうとしたが筆者以外には誰も乗ろうともしない。どうやらこの次の新幹線に乗るようだ。貸し切り状態の車内、筆者は那須塩原の一つ手前の宇都宮駅まで居眠りをしてしまった。

07:35に那須塩原到着、ホームに降りると東京より随分寒い。すぐ西口出口の広場に向かってバイクの組み立てにかかり、まずは県道53号で『高林交差点』を目指す。高林交差点までは車も少なく、歩道・車道とも幅が拡いので走りやすい。しかも正面には那須の山々が覗えるので気分も良い。 


やがて高林交差点に到着、ここは左折して県道30号「矢板那須線」で塩原入口交差点(後でこの交差点は関谷という名前だと解った)に向かう。途中、幾つもの牧場があるが時間が時間なのでどこも開いていない。蛇尾川を渡ると、右側にはこれから向かう那須連山が広がる。山の上の方は紅く色づいていて、これからの道程が期待できる。

やがて塩原入口交差点を右折、このまま国道400号を使い尾頭トンネルを目指す。交差点のすぐ側で道の駅「湯の香しおばら」が既に開店していたが駐車場には沢山の車。休憩にもまだ早いのでここは立ち寄らず先へ進む。ここから先は車の量も増え道幅も狭くなる。しかもカーブとアップダウンを繰り返すので注意が必要だ。

国道400号を登り始めてすぐに一つ目の観光スポット『回顧の吊橋』に出る。案内を見ると 200mも歩けばすぐ吊り橋に出るようだなので、ここはカメラを持って吊り橋を見に行く。吊り橋周辺はは塩原ダムと紅くなり始めた林が覗け、なかなかの景観を見せている。
 

回顧の吊橋情報はこちら



回顧の吊橋を後にし先に進むと左側には渓谷が、そして右側には滝が幾つも点在している。しかし交通量も多いので反対車線側にある滝を見ることはほとんどできなかったのが残念だ。ただ渓谷の景色はそれを帳消しにするくらい見事だった。やがて観光名所の一つ『野立岩』で記念撮影、やはり休憩もせずに先に進む。

野立岩から先に進むと、いかにも温泉街という感じのところに出る。旅館やホテル、土産物屋やスマートボールといった古めかしい風景、塩原温泉郷である。道幅が狭い上、ここら一帯は路上駐車が多いので温泉街を抜けるまでは気が休めない。温泉街を抜けたところで車の数が一気に減り、道はようやく峠への登りらしい様相を見せはじめる。

勾配がややキツくなり、スノーシェルターや短いトンネルを抜けると景色は一気によくなる。やがて前方にヘアピンカーブ、そしてその上方には尾頭トンネルへと延びる大橋が確認できる。ヘアピンを過ぎると橋には『峠大橋』の文字が。「そのまんまやんっ」と突っ込みを入れたが、その橋からは今までの道程を一望することができた。まさに峠冥利につきる瞬間だ。『峠大橋』、そして『湯の香橋、松風橋、あけぼの橋、鹿越大橋』を過ぎるとそこはもう峠である『尾頭トンネル』だ。
 
 

尾頭トンネル情報はこちら
 
 
 

アマンダにもキャットアイの高度計付サイコンに換装したのだが、サイコンが指す数字は 797mとなかなかの精度。今日は尾頭トンネルに到着するまでサイコンを高度表示にしていたが、平地の部分がなくほぼ登りだったことが解った。那須塩原駅の標高が 260m、那須塩原から尾頭トンネルまでの走行距離が 34kmであることからも緩やかな勾配だったということも解った。このサイコンはツーリングに使える(最も GPS を使えばもっと精度が高いのだが)。

さて話をツーリングに戻すことに。
尾頭トンネルは全長 1.8km、かなり長い部類に入るのでライトとリフレクターは必須だ。トンネル内は給排気設備の為か相当な騒音。ここは歩道を使って確実に進むことにする。なにか感覚遮断に近いものがあったが、やがてトンネルの出口とともに藤原町の道標が見えたところで小休憩。

ここから野岩鉄道の上三依塩原駅までは急な下りが続く。紅葉の中を下って行くのは素晴らしいの一言。写真もろくに取らずに一気に下ってしまった。上三依駅からは国道120号に出る。ここから男鹿川に沿って五十里湖、鬼怒川温泉方面に下って行く。男鹿川と紅葉が織り成す景色も本当に素晴らしい。男鹿川の向こう側にはハイカーがちらほらと見えるが、どうやらここら一帯は紅葉の名所でもありそうだ。

渓谷沿いの道を進んで行くとやがて『五十里湖』の文字が。でも何かおかしい、そう水が無いのだ。これはこの先の五十里ダムに行って解ったのだが、五十里ダムの工事の為に放水したそうなのである。前回の鎌北湖といい、どうも湖関係は筆者ツイていない(涙)。
 

五十里湖情報はこちら
 
 

五十里湖、五十里ダムを過ぎると、川治温泉郷と鬼怒川温泉郷はもう目の前。今日は鬼怒川温泉駅から輪行して帰るつもりだったがサイコンの走行距離を見ると 71km、勾配も緩かったし気分的にも走り足りない。地図を見ると、このまま国道121号と119号を 20km程進めば東武日光に行けることが解った。ここは悩みもせず東武日光駅を目指した。15:00ちょっと前、東武日光駅に到着したがこのまま帰るのも勿体無いので温泉街をブラブラ。しかし輪行ツーリングだとお土産を買って帰るのは難しい。ここら辺は工夫がいるとこだなぁ。

夕暮れ時、東武日光駅でバイクをパッキングして帰路に着こうと思う。17:22発の特急スペーシア連絡電車で下今市まで行き、同特急列車で北千住駅まで輪行した。



今回、たいして下調べをしなかった割には満足なツーリングができた。塩原・鬼怒川温泉郷周辺で交通量が多かった点や五十里湖の渇水などは残念だったが、景色・景観がそれらを帳消しにしてくれる位素晴らしかった。今年の紅葉シーズンは終わりを迎えつつあるが、来年は平日に休みを取って いろは坂周辺に行ってみたい、そんな感じで締めくくることができたツーリングであった。


■輪行区間と料金

  [往路]:JR東京駅>JR那須塩原駅 \5,270(東北新幹線を使用 )
  [復路]:東武日光駅>東武北千住駅 \2,740(特急スペーシアを使用)