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1999/11/14(日) 群馬

塩ノ沢峠を行く

(標高 1,040m,標高差 990m)



走行区間: JR新町駅>下久保ダム〜神流湖>中里村〜上野村〜砥根平>塩ノ沢峠>上新電鉄 下仁田駅 約98Km


本当なら「十石峠を行く」になるはずだった今回のツーリング。でも何故か「塩ノ沢峠を行く」です。一体・・・



神流湖にて撮影早朝05:00過ぎ、例の如く自宅からJR上野駅まで自走して早速輪行の準備に取り掛かる。早朝とは言え流石に上野駅、やはり人通りが多い。車内で今日の道程を地図で確認するが、この時は高崎線で新町駅まで輪行し砥根平を経由して「十石峠」を目指そうと考えていた。

07:37に新町駅(標高 50m)に到着、早速バイクの組立にかかり下久保ダムに向かうために県道40号を進んでいく。

この時間帯の県道40号は比較的空いていて、スムーズに鬼石町に入ることが出来た。県道の標識はいつのまにか県道13号に変わり、進行斜線の左側には神流川が確認できる。だが川の音は聞こえど姿は見えず(涙)、たまに住居や木々の間から水流を覗えるのだが気分がイマイチ盛り上がらない。

やがて下久保ダム・神流湖への分岐に出るので、右折して県道13号から462号へと進む。神流川に沿って暫く進んでいくと道の駅「上州おにし」に到着。ここでちょっと休憩。
 

道の駅「おにし」情報はこちら
 
 
 

更に先に進むと勾配が急にキツくなる。始めはなんともなかったが、次第に顔が引きつり始めた。スピードもどんどん落ち始め 11Kmを下回る。サイコンを高度表示に切り替えてみると高度はどんどん上がっていく。「おかしい」と思い足を止めて後ろを振返ると凄い勾配、10%近いか 10%を越えているのではないだろうか。ツーリング序盤だったのでなんとか登っていけたのだが、何を勘違いしたのか筆者はガンガン登って行ってしまった。

そうこう喘いでいるうちにようやく下久保ダムが見えたが、その姿は要塞のようでゲンナリだった。距離2Kmで250m程度の登坂、実はこれが後半に響くこととなる。
 

下久保ダム、神流湖情報はこちら
 

ここからは左に神流湖を見ながらの緩やかなアップダウン、そしてヘアピンカーブが続く。やっと赤く色づき始めた木々を湖面に映し出していてなかなかの景色を見せてはいるが、それを楽しむ余裕は筆者にはない。「先刻の登坂でどれ位脚を使ったか?」が常に頭をよぎる。なにせ、目的地の「十石峠」までは地図を見る限りずっと登りなのだから。

更に走り続け、次に中里村と上野村を目指す。神流川が左右交互に流れて、いかにも山間部という道が続いていく。中里村からは木々も紅葉づいていて来週あたりか再来週あたりが見頃だろうか。ようやくツーリングらしくなってきたのだが、反対車線には沢山の車が止まっている。中里村活性化センターという場所でイベントをやっているようで、駐車場は満杯状態だし施設内も人でゴッタ返している。しかし道幅の狭い462号での路上駐車には閉口だ。

中里村を後にし、次は上野村へ。道の駅「上野」で飲み物の補給と二度目の休憩を行う。十石峠の登り口である砥根平(塩ノ沢峠への分岐でもある)まではあと 20Km以上あるので中間地点のこの場所で休憩したかったし、下久保ダムの登りで疲れ果てていたというのが本音だ。腹は空いていなかったが、ここで途中のコンビニで買ったオニギリと煮抜きをパクつく。これで少しでも脚が復活すればよいのだが。
 
 
 

休憩後、ぶどう峠・十石峠・塩ノ沢峠の分岐点「砥根平」へ向かう。上野村から砥根平間は紅葉には程遠いが渓谷と相俟って雰囲気は抜群。ここで地図を見ると462号の脇に旧道があり、幾つかのトンネルをパスできそうなので旧道を進むことにする。旧道は道幅が狭いが車がほとんど通らず、しかも景色が良かったために今回のツーリングで楽しめた区間の一つだ。だがアップダウンが続いた為か思ったより脚を消耗してしまった。

砥根平についたのは 12:30過ぎ、予想より時間がかかってしまった。しかも結構脚も使ってしまったので「十石峠」に辿り着けるかが心配で、下りはナイトランの可能性が高くなった。下りのナイトランだけは絶対避けねばならない。地図上でルートの見直しを図ると「塩ノ沢峠」から下仁田方面へ抜け下仁田駅で輪行するのが最短距離のようだ。だが下仁田方面は陽が山に遮られるため、もたもたしてるとナイトランの可能性も出てくる。考えている余裕はないので早速登りにかかる。

勾配はややキツイが、下久保ダムの登りに比べれば全然楽。だが道中の疲れが溜まっているのか速度はだらしなく落ち、10Kmを下回りそうだ。塩ノ沢峠までの途中、工事で片側車線になる個所が三つほどあり、いずれも落石防止の工事をしていた。やがて手打ちうどん屋「藤屋」と国民宿舎「やまびこ荘」を過ぎると勾配が緩くなりヘアピンの繰り返しとなる。ここからの登りは楽しかった。
 
 
 
 

高度を上げヘアピンを過ぎる度、下を覗けば来た道程が、横を見れば山々が、そして上を覗けば紅葉とまさにツーリングの為にできたような道だ。途中、下ってきた自動車から「ファイト!」等の掛け声を頂いたが、見た目には苦しそうに見えるのだろうか。でも、ここから御荷保スーパー林道の峠までは本当に楽しい。

ここで塩ノ沢峠を知っている人なら「あれ?」と思うかもしれないが、塩ノ沢峠と御荷保スーパー林道の分岐、ここで筆者は間違えて林道の方に上がってしまった。道が上に続いていたので何の迷いもなく上に、いや本当。林道の峠に着き「全面通行止め」の案内を見るまで筆者は間違えたことに全然気付かなかった。この林道の峠の標高はサイコン上で 1,111m、道は間違えたがここでの展望は素晴らしかった

だが、そんな筆者を時間が現実に連れ戻す。13:50、調子に乗りすぎてしまった。ここから下仁田までは地図上で 20Km以上、15:00を過ぎれば山間部は太陽が遮られて薄暗くなってしまう。余韻に浸る間もなく下り出し、先刻間違えた分岐点へ向かう。ここから少し進むと塩ノ沢峠だが、展望がないところは少し寂しい。道は間違えたけど林道で展望見れたし結果オーライかな?。

塩澤トンネルを抜けダウンヒルが始まる。案の定、下仁田側の道は陽が遮られていて薄暗い。その為か路面はウェット、しかも路面が凸凹していてコンディションは良くない。普通のロードレーサーなんかだとキツイかもしれない。

道幅が狭く車もたまに通る為にブレーキをかけ続け減速しながらの下りなのだが、ここで太陽が当たらない山間部の問題点が再び浮かび上がる。気温が低く下りでは指先が凍えそうなのだ。今日はウィンドストッパーのグローブを用意していないので、指先を暖めながら休み休み下っていく。

やがてキチンとした舗装路に変わり、県道45号をこのまま進めば下仁田方面へ行ける。下仁田までは下り基調で一気に下仁田駅まで走ることに。途中、コンニャクや下仁田ネギを売っている土産物屋が点在していたが、上新電鉄のダイヤが解らないので先を急ぐ。だが下仁田駅に着くと次の汽車までは結構時間があったので立ち寄れば良かったと後悔。
 

「下仁田駅」(上新電鉄)情報はこちら
 

ちょっと下仁田駅周辺をブラブラし、16:33発高崎行き電車で帰路に着くことに。



相変わらず筆者の無計画ぶりが露見したツーリングでもありましたが、個人的には塩ノ沢峠までの登坂が堪能できて満足してます。紅葉には2週間位早そうなので、これからが楽しみなツーリングルートです。でも下久保ダムにはもう行きたくありません(笑)。

場所によってはウィンド・ストッパーのグローブが必須ですね。次回から携行して行きます。


■輪行区間と料金

[往路]:
JR高崎線 上野〜新町
\1,620
[復路]:
上新電鉄 下仁田〜高崎
\1,080
JR高崎線 高崎〜上野
\1,890