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平将門に纏わる伝説を残す「城峯山」。 ここもまたツーリングよりもハイキングなんかで有名な場所であるが、群馬・埼玉の県境である「石間峠」の名を持つ場所でもあったりする。平将門伝説に従うなら登仙橋・王城・城山(城峯山)・鍵懸城・西門平と行くのだろうが、今回は林道城峯線(群馬側は林道城峯2号線、埼玉側は林道城峯1号線)を使用した。 だって伝説通りに行ったら山サイになっちまうもんなあ。 JR神保原駅を出発したのがAM07:00前、駅前はまだ閑散としていている。そして深い朝靄。そんな雰囲気の中、県道22号「上里鬼石線」を神流湖・三波石峡方面に向けペダルを漕ぎ出す。途中、県道289号「矢納鬼石線」の通行止めで国道462号への迂回を強いられたりもしたが、神流川の近くを走れるのが良い。 しかし身体にまとわりつく朝靄が鬱陶しい。それに周りの山々の頂が深い霧に覆われているのも気になってしょうがなく、霧の中のツーリングになりそうな予感に焦燥感を感じずにはいられなかった。実際、三波石峡から登仙橋を渡り林道城峯2号線に出ると瞬く間に辺りは霧に包まれてしまう。 |
霧の酷いトコで視界は30〜40m位。道幅の狭いところで対向車なんかが来たら目も当てられんので、少しでも自身がアピールできるようライトを点灯しながら石間峠を目指して行く。 しかしペダルが重い。 この時は身体が鈍っているとばかり思っていた。しかしその割には高度計の値が早いペースで上がっていくのでこれをよく見ていると・・・勾配10%前後か!?。 霧の影響で気付かなかったけど、矢納周辺は本当に勾配がキツい(特に宇那室周辺)。神保原駅からのアプローチが短かったから登っていけるようなもんで、霧でジトッっとしてるは展望も利かんは、という状況に結構泣きが入ってきた。 そんな中、唯一の救いは交通量が少ないところだと思う。心配していた対向車も殆ど現れない。一部、ダートの箇所もあったがそれも50m位の短い距離で気になるほどではない。 |
登仙橋から7km程登っただろうか、まだ勾配の状況は好転しない。おまけに霧は酷くなる一方で、視界も20m先がうっすらとしか見えなくなってきた。 ここら辺りまで登りゃ遠くに妙義山なんかを覗くこともできるのだろうが自分の周りすら満足に見えない状況にイライラ感もつのる一方だ。 それでも時折、霧が薄くなる時を狙い、休憩、そしてデジカメで風景を納めていく。しかし、家に帰って画像をチェックしてみると白濁してしまって掲載するに耐えられないのが殆どで、このページで使った画像はその中でもマシなやつだけを選んだ。 寡黙に(実際にはブツブツ言いながら)走り続けること暫く、道が山をグルッと回るように変化すると勾配が少しづつなだらかになってくる。更に太田部峠・土坂峠分岐(林道上武秩父線分岐)あたりまで来ると道は稜線に沿って続いていると、近くに峠の存在を感じることができる。 |
多分ダメだろうなあと、期待もしてなかったが四阿にバイクをデポし、荷物をリュックに入れ替えて城峯山々頂へと続く遊歩道を歩いていく。直線上に続く歩道は勾配も急であるが、500mも登ると無粋なアンテナ施設が設置されている広場に到着することができる。横には「城峯山」と書かれた立て札が・・・って、なんか味気ないなあ。 城峯山々頂の写真はこちら だが、実はこのアンテナ施設は展望台も兼ねていて一般の人間も上れるように階段が取り付けてある。そこで展望台に上がってみると やっぱり何も見えん・・・ 案の定、霧でなにも見えない状況にどっと疲れがへばりつく。「まあしょうがない」と展望台から降りて飯の準備に取りかかるが、展望の利かないここでの食事は実に味気ないものであった。再び辺りを散策したものの霧は一度も晴れることがなく、諦めのムードの中バイクで下りの準備に取りかかる。 石間峠から秩父方面への下りは登りの時と違い、落石や舗装の傷、そしてスリップ防止剤や融雪剤の散乱、といった路面状況の悪さに泣かされることとなる。また勾配がかなりキツく、クリティカル(乗るバイクの種類にもよるが、速度を十分に落として路面を確認しながら下ることを強くお薦めする)なコースとなっているので慎重に吉田町まで下って行く。 この後は県道37号、44号を使って西武秩父駅まで走ったが、距離の割には疲労の度合いが色濃く残ったツーリング。色んな意味で尽きない反省材料ネタに複雑な思いで車中の人となってしまった。 |