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2001年09月23日(日) 千葉県

房総 林道巡り


大福山展望台から養老渓谷方面を撮影

■始点 ■終点
JR内房線 姉ヶ崎駅 JR内房線 木更津駅(上総湊駅を推奨)
■走行区間・距離
■前半 姉ヶ崎駅〜(県道24号 千葉・鴨川線)中尾台〜(国道409号経由)丹原林道〜音信山林道〜万田野林道〜大福山林道・大福山〜亀山湖(亀山ダム、上総亀山駅) 45km


■後半 亀山湖〜香木原〜渕ヶ沢奥米林道〜高山林道〜横尾林道〜(道間違えて)大幡林道〜大山林道〜木之根峠〜上総湊駅〜木更津駅 63km


国道409号に隣接した丹原林道入り口

久々に雲一つない快晴に恵まれた早朝である。

久留里街道と呼ばれる県道24号「千葉・鴨川線」は一昨年の「久留里・大多喜城を行く」でも使ったお馴染みの道。しかし姉ヶ崎駅から国道409号にぶつかる中尾台までの交通量が相変わらずで、結構なスピードでこちらを横切る車の姿が鬱陶しい。今日のツーリングの起点である丹原林道は中尾台の交差点から国道409号を市原方面へ向かって約4km程の場所に位置しているが、入口が分かりづらいので林道の標識を見逃さないよう注意がいる。

丹原林道は低山の合間を縫うような道・・・というか丘の上を走る道という感じ。標高も100m前後で木々に挟まれた展望のきかない道ではあるが木漏れ日の中を走るというのも悪くない。景色の変化に乏しいけれど姉ヶ崎駅から一時間足らずの距離でこれだけノンビリ走れる場所があるというのは驚きだ。

アプローチは手軽だしロケーションもそこそこ、オマケに路面状態が抜群に良い。短いアップダウンの連続もコースの単調さを上手くカバーしていた。

馬来田と音信山に別れる分岐を過ぎると道はいつしか音信山林道へ名を変える。しかしここら辺りから 2000年度版ツーリングマップルには載っていない林道の標識と分岐が目に付きだした。実はこれが結構イヤらしくて何度地図を見直すことになったことか。作った役人は県道か国道へご丁寧に導いてくれてるのだろうが此方としてはありがた迷惑な話である。とにもかくにも真新しい林道の標識は避け、できるだけ南を進むように注意を払って進んでいく。



市民の森の散策コースの一つ「けやきコース」で撮影

万田野林道の入口にある急勾配の坂を登り切ると「市原 市民の森」なる場所へ到着する。市民の森、なんていっても1km前後の散策コースが整備されているだけなのだが、その中の一つ「けやきコース」なる遊歩道を歩いてみたら結構これが面白い。房総の深い谷間を歩くという経験がなかったこともあってか緑の多さと野鳥の多さにビックリ、晩秋の時期にでも訪れたいものだ。

大福山林道に入ると今日初めての登りらしい登りが待っていた。日陰を走るのと違って暖かい陽差しと風を受けながら開けた展望の中を走るのはなかなかに楽しく、大福山(標高280m)までの登りも気にはなることはない。程なく山頂にある白鳥神社の麓に到着、その近くにある大福山展望台から見た内房の山間からはシダ類や木々の緑が見事であった。

白鳥神社の写真はこちら


日本武尊を祭る白鳥神社に立ち寄った後は亀山湖まで下って今日の前半部分を終える。高い山がないぶん穏やかだと思われがちな房総だが標高差50m位のアップダウンを繰り返すのは結構ハードかもしれない。ただノンビリ走りさえすれば誰でも手軽に楽しめるというのも事実な訳で、丹原・音信山・万田野林道・大福山林道〜亀山湖ルートなら乗るバイクの車種も選ばない万人向けのコースになると思う。



高山林道にて撮影

後半は趣味の世界、あえて言うならダート編。

林道といっても今日のコースは舗装路ばかり、しかし乗ってきたバイクがバイクなだけにここで終えてはチト味気ない。そこで房総の中でも本格的なダートを残す高山林道〜横尾林道・大山林道へと足を運ぶ。

高山林道へ行くためには一度県道24号に復帰して香木原から渕ヶ沢奥米林道を進まなければならないが、この林道、今までと違って大分荒れが目立つ。ひび割れは勿論のこと落石も多い、ただ走れないほどではなくパンクに気をつけながら進んいると切り通し、それとよく締まったダートの出現。どうやら高山林道に入ったようだ。

木々に覆われ湿りがちな渕ヶ沢奥米林道から一転、眩しいくらいの陽差しが高山林道に降り注いでいた。汗がジワリと滲み出し肌もどんどん焼けていく。こうなると当然喉も渇くいうわけで、高山林道の途中にあった高台で遅めの昼食を取ることにした。メニューは香木原の手前にある道の駅で買った油揚げに生椎茸、それとウィンナー。それらをアルコールバーナーで焼きながら飲む一杯の上手いこと。

長めの昼食後は再び林道攻め、ところが一昨日の雨の影響で路面の泥濘がひどくなり後輪がスリップしだした。このせいで操舵に集中したのか、なんと横尾林道の標識を見落すという情けないミスを犯してしまう。自分では高山林道を走っているつもりだったのだが実際は横尾林道の終盤まで走ってしまっていたのだ。そこに地図上に載ってない「大幡林道」なる標識と分岐が現れたもんだから大混乱、ここでは誤って大幡林道を選んでしまった。



大山林道にて大山方面を撮影

大幡林道はハンブ舗装が施された急坂、この下りがどこまで続くのか不安になったころ県道34号 長狭街道まで降りてしまった。ここでようやく間違いに気付くも時すでに遅しで、上を見上げ暫し呆然としてしまう。今回は林道を数珠繋ぎにして走るという主目的があり、このまま県道を使ってしまうとのはこれに反する。それはあまりに口惜しい。

自分のバカさ加減を責めても責めきれないが、ハァ、と溜息を一つつき下ってきた大幡林道を登り返す。しかしこの大幡林道、下りの時も急坂だと思っていたがいざ登ってみればとんでもない激坂であった。ペダルの重さとハンブ舗装の振動、それらが神経痛で苦しむオッサンをあざ笑うかのようである。

そういや、くずてつさん※1らと一緒に行った「大山千枚田」もこんな感じだったっけ。あん時も上手いこと言われて彼方此方引きずり回されたんだよなあ、坂バカ連もいたし。


※1:房総研究家にして自己満足ギャグの大家、お世話になってます
http://www.cityfujisawa.ne.jp/~kanehori/index.html



大幡林道の分岐まで戻ったときには汗でビッショリ、足もグッタリ。ここから尾根伝いの大山林道に復帰できたものの、その後の走りの無惨たるや筆舌に尽くしがたしで、足が出ないは息が続かないは、と景色を見る余裕もなくメーターも一桁を上回るのがやっとである。大山林道を走り終えた時の情けなさといったら・・・。

その後は木之根峠を越え上総湊で輪行して帰ろと思っていたけど駅に着いてみれば次の汽車は一時間待ち。とても待ってはいられん、と、木更津まで走って今日の行程を走り終えた。後半は自分のミスから窮地を招いたが、全体を通じて見れば最後まで車も少なく雰囲気の良いコースだった。脚力や車種に応じて前半部分と後半部分を組み合わせれば結構面白いツーリングに発展しそうである。