♪ [雨の日と月曜日/大工]

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★★★ 物語版 ★★★
ハイバス

一体いつからこのバスがここにあったのか、誰も知らない。
確かなことは、僕らの生まれるずっと前から、ここにあったということ。
海辺の廃バス・・・そう、それは僕たちの秘密の場所。

その日、小学校が終わったのは3時20分。五月の暖かい風の中、僕はゼッペとトクちゃんと一緒に、校庭の金網の破れたところから浜辺へ続く小道を歩いていた。
ゼッペ。不思議なあだ名に聞こえるかもしれない。でも、ゼッペの頭を横からみると、誰だって納得してしまうに違いない。そう、ゼッペの後頭部は見事な絶壁!絶壁のゼッペなんだ。
ゼッペのお父さんは元漁師。12年前に出来た原子力発電所の漁業保証金とかで、毎日飲んだくれている。たまに刺し網で漁をしているけれど、採れるのは夕飯のおかず程度。ゼッペのお父さんだけじゃない、今では誰もあまり漁をしない。港には陸揚げされた漁船が淋しく並んでいる。そして、そんな漁船の端っこに僕らの廃バスが置かれているんだ。
僕の担任の松橋先生の言うことによると、廃バスは海に沈めて、サカナの住処にするつもりだったらしいって。でも、いまは僕らの住処。よく判らないけれど、居心地がイイんだ。廃バスの中にいると、なんだかとっても。
そして、トクちゃんは部落唯一の商店、スーパーコンビニエント・大熊の娘。去年の夏、店の裏に捨てられていた腐ったシャケがあったんだけど、それにわいた蛆虫を素手でつかんだ、そんなブレイブハート少女。更に口ゲンカだったら誰にも負けない。
僕らの間ではなんとなく不思議な習慣がある。それは、嫌なものをつかんだヤツが尊敬されるってこと。その蛆虫事件と時々自分ちの店からくすねてくる駄菓子のお蔭で、トクちゃんは今やリッパなNo.2。口は悪いけれど、友情に厚い、それがトクちゃんだ。

ふと、ゼッペが足を止めた。いつも無口なゼッペなんだけど、こんな感じ時は、必ず面白い遊びを見つけたときに決まっている!そして、ゼッペの指差す岩場に釣人らしき人影・・・その瞬間、僕とトクちゃんは目を見合わせてクスクス笑い始める。
必要なのは小石が三個。それを人影に向かって投げる・・・投げる・・・投げる・・・。するとモノスゴイ勢いで、烈火の如く怒り、岩場をスッ跳ね走りよってくるオッサン!それはタナゴの清、イカ釣りの漁期だけ漁師になる暇な釣りのオッサン!逃げるのも面白いんだけど、怒ったオッサンの顔がまた面白い!怒っているのか泣いているのかわかんない!でも、面白い!見たい!見たいけれど、逃げなくちゃいけない、くちゃくちゃになりながら笑ったり転んだり跳ね回って逃げる僕ら三人。

・・・廃バスの壊れた天井の隙間から青空が見える・・・・。走り回って逃げ切った廃バスの中、僕はバネの効いたシートに横になって、空と流れていく雲を見る。タナゴの清。港の横の岩場で50センチのタナゴを釣ったという自慢話・・・ほんとなのかな?・・・・二号の細い釣り糸でそんな大物が釣れるのかな?・・・・もし、それが本当だったら、ウソつき呼ばわりされている清のオッサンは・・・・。
突然。廃バスの前のほうで、トクちゃんのみんなを呼ぶ声が聴こえた。教室の掃除当番だったユージ、サトルくん、ヨッシーが遅れてやってきたらしい。ゼッペがコンコンと外から廃バスを叩いて僕に合図している。でも、僕は寝たままで、居心地のいい廃バスの中で空を見ている。




ふと、笑い声で目が覚めた。どうやら、僕は少しの間眠ってしまったらしい。・・・5分か10分の間・・・でも、何だかそれがとても長い時間のように、僕には思えた。天井の隙間の空に目をやると、廃バスの屋根に登ってコッチを覗き込んでいるユージの顔。
「また、昼寝かよ?」
天井からケラケラとユージの笑い声。そして、上からヨダレ爆弾投下!ガバッと立ち上がり、ユージのヨダレ爆弾を交わす僕。
「悔しかったら、お前も登って来いよ!」
ユージの明るい声が屋根の上から聞こえてくる。見回すとバスの中にはサトルくんを中心にみんなが集まっている。どうやら算数の宿題を代わりにやってもらっているらしい。サトルくんは優等生だけれど、何故か僕らの仲間だ。僕らと同じように毎日遊んでいるのに、サトルくんだけは成績がいい。テストが終わると、つくづく神様は不公平だと誰もが思う。
サトルくんは木材工場の社長さんの末っ子。将来は医者になりたいらしい。僕はサトルくんはきっといい医者になると思う。理由なんてないけれど、ただそんな気がする。小学校を卒業するとサトルくんはお兄さんたちと同じように、町の私立の中学校へ行かされるらしい。サトルくんは嫌がっているけど、僕らと一緒に勉強していても、絶対医者にはなれない気がするのは悲しい事実。

廃バスの右側のガラス戸の抜けたところから、身を出しながらヨジヨジと屋根に登る。屋根の上には遠くの海を眺めてるユージ。そして、ユージが口癖のようにポツリという。
「・・・俺、やっぱり漁師になりてぇ・・・・。」
「漁師じゃ食っていけないらしいよ。」
「でも、俺は海に出てぇ・・・。」
「船乗りもいいかもね。」
「いや、俺はこの海がいいんだ。」
目の前の海、沖にひとつトド岩と呼ばれる岩場がある。じっと目を凝らすと、緩やかなうねりがやってくるたびに、そこで大きな波しぶきが立っている。
僕はユージが漁師になりたい理由を何となく知っている。幼稚園の頃まで生きていたおじいさんが漁師だったらしい。母子家庭のユージは、そんなおじいさんを父親のように慕っていたのだ。発電所建設に大反対だったおじいさんは、借金をして出馬、しかし選挙に敗れ、結局失意のうちに死んだらしい。それでユージは何かと発電所を嫌っている。
二年前、そう僕が三年生の頃、発電所PR館の裏山が山火事になった。原因は僕とユージの焚き火だった。でも、焚き火というか放火に近かったかもしれない。ピカピカのPR館には夢と希望ばかりあるけれど、ココで暮らす大人たちを見ていると、ココには夢も希望もない気がする。だから、もしかしたら僕はウソを燃やしたかったのかもしれない。事件は犯人不明のまま、反対派の活動ということでうやむやになった。それ以来その事件は、後ろめたいけれど痛快な二人の秘密になった。
廃バスの屋根の上、ユージと僕はじっと海を見ていた。すると、訳もわからず可笑しくなった。なんだか二人とも同じことを考えていた気がして、お腹がよじれるほど笑う僕ら。

「ねーっ、何笑ってんのよ!」
窓から半分身を乗り出して、トクちゃんが屋根によじ登ってくる。続いてゼッペ、サトルくん、そして、ゼッペとサトルくんに引っ張り上げられてヨッシーが登ってくる。
「屋根の上って・・・気持ちイイーねー!」
ヨッシーはそう言って、笑顔で笑っている。ヨッシーはいつも穏やかに笑っている。クラスの中で一番小さいヨッシー。ヨッシーはいつも笑っているのに、実は病気なんだ。詳しくは知らないけれど骨と血液の病気らしい。海水浴の時も砂浜で、みんなを楽しそうに眺めてる。僕らと一緒に悪さもするんだけど、何故か不思議と捕まらなかったりする。おっとりしているように見えて、いたずら好きだし、僕らの中では一番のトラブルメーカーかもしれない。
その日、僕らは廃バスの屋根の上で遠い海を眺めていた。ただそれだけで、僕らは充分幸せだった。




沖のほうから次々にウミネコが飛んできては、僕らの上空を旋回しはじめた。沖のトド岩のあたりも少し波が荒くなっているように見えた。夕凪の前触れの潮風、僕たちは廃バスの中へと戻った。
ユージとサトルくんは、後ろの座席で割れたガラス窓にテープを張って補修作業中。トクちゃんはヨッシーにビーズのアクセサリーの作り方を教えて貰っている。ゼッペは・・・・廃バスの前のほうでなにかをじっと見ている。そっと後ろから声を掛ける僕。でも、何の返事もないゼッペ。ゼッペの目線を追うと・・・そこは運転席。
ゼッペの横に回って運転席に座ってみる僕。そして、振り向いてゼッペに話し掛けてみる。
「ゼッペ・・・どうかした?」
「・・・・・・・」
「そういえば昔は、こーやって運転ごっことかしたよネ!」
ハンドルをグイッと回して、アクセルを踏む。夕凪の前触れの潮風が止まり。ウミネコの鳴き声が止んだ。

ボロロン、ボロロロロンッ!

・・・そして、廃バスはやさしい夕凪にのって、ゆっくりと走り出した。僕らのオドロキと歓声を載せて!

「あれ?そいえば廃バスにエンジン付いてたっけ?」と、サトルくん。
「動いてんだから、いーじゃん!いーじゃん!」と、トクちゃん。
「オイオイ、お前運転できんのか?」と、ユージ。
「あたし、もう一度姉沼に行ってみたい!ね、姉沼に!」と、ヨッシー。
ゼッペは満面の笑みで、窓から身を乗り出して歓声を上げている。そして、廃バスは見慣れた漁港を離れて、海沿いの県道に乗った。目的地はモチロン姉沼。姉沼というのは去年、遠足に行ったきれいな湖。冬になるとワカサギ釣りで賑わうところ。でも、春の姉沼もとても美しいんだ。
県道に乗ってしばらく、僕らの興奮はまだ覚めない。トクちゃんがバスガイド役を買って出て、わんやわんやの大騒ぎ。気が付くと僕らは歌の大合唱!途中、カラオケが上手いトクちゃんのモノマネオンステージがあったり、ユージとヨッシーのデュエット、ゼッペの顔芸、サトルくんの小噺もあったり、どんちゃん騒ぎの楽しい道行き。
そして、夕陽が落ちる頃、廃バスは姉沼についた。姉沼には夕陽が水面に美しく照っていて、草原に広がる踊子草の影が静かに揺れている。
ウットリしたように姉沼を見つめていたヨッシーが、キラキラした笑顔で僕らに言う。
「・・・ありがと・・・あたし、どうしてももう一度姉沼を見たかったんだ。」




姉沼を一周した頃にはすっかり陽が暮れていて、誰が言い出すこともなく、僕らは帰路についた。廃バスの車内灯もいつの間にか点いていたのだけれど、あちこちで点いたり消えたりボンヤリ点滅している。
行きのバスの中で、はしゃぎすぎたのか、今はもうみんな無口・・・車内ミラーを見ると、ヨッシーとトクちゃんは頭をくっつけて寝ているし、ゼッペもサトルくんもすっかり夢の中のようだ。ユージはずっと窓の風景を眺めている。僕は何か声をかけようと思ったけれど、そっとしておこうと思った。僕が何か喋った瞬間、この廃バスの出来事が壊れてしまう気がしたから・・・・。
そもそもなぜ、僕がバスの運転なんかができるかが不思議。廃バスが走り出す前・・・一体、ゼッペは何を見たんだろう?次から次へと疑問が頭をもたげてきたのだけれど、考えても考えても答えなんて出てこない。ふと、気がつくと、廃バスが見慣れた県道から外れて走っている!?・・・・見たこともない新しい道。知らないような知っているような、見たことのないのだけれどどこか懐かしい風景・・・。
走りつづけているうちに道はいつの間にか二車線になっていて、前方に見える街の光の方に赤いランプが点滅している。・・・よく目を凝らしてみると、それはパトカーのランプ!・・・小学生の無免許運転!逮捕?僕はすっかり気が動転してしまった!慌ててブレーキを踏んでも、ハンドルを切ってみても、何故か廃バスは道なりに進んでいくだけ。僕は・・・僕は・・・お腹の下のほうが切ないくらいしゅんとなって、逃げ出したい気分でいっぱいになった。

キキィ・・・と、音をたてて廃バスは静かに止まった。周りにはパトカーと警察官。
「えっと、団体バスですね・・・・。」
運転席の右側の窓の下から警察官が話しかけてくる。僕はなるべく顔を出さないように返事をした。
「はい・・・団体バスです・・・。」
「それじゃーね、市内は渋滞規制しているんで、右の道から市内に入ってくださいね。ハイハイ、では気をつけて。」

ほっとしたような・・・あっけに取られたような瞬間が過ぎて、廃バスは警察官の誘導で右の道のほうへ進み始めた。この警察官は僕に気がつかないの?市内っていったいドコの市?一体!ココは何処?僕はハンドルをぎゅっと握り締めたまま、半分泣きそうになっていた。
「・・・何が起きても、きっと、大丈夫さ。」
急に後ろからユージの声が聞こえた。振り返ると後ろの席のユージがグーサインを出して、静かに笑っている。




廃バスは大きな団地を通り抜けて、市街地へ入っていく。みんなもいつの間にか目が覚めたらしく、窓の外の見慣れない風景にじっと見入っている。
街路灯に照らし出される街並み。そして、街路樹の続く道・・・大きな消防署・・・大きなビル・・・しばらくゆくと、前には大きな病院が見えてきた。廃バスは病院の前の赤信号でしばらく停車して、青信号を待つ。そして、その時、突然ブザーの音が廃バスに響いた。
運転席のランプがつく・・・そう、それは「次止まります」のランプ。僕がビックリして振り返ると、立ち上がって停車ボタンを押したヨッシーの姿。僕はいつものヨッシーの悪戯に違いない、と思ったのだけれど・・・・廃バスは病院の裏手の緊急入り口の方にまわって停車した。
ヨッシーは僕のほうにゆっくりと歩いてくる。そして、僕に笑顔を見せて、それから後ろのみんなの方に振り返って笑顔をみせる。
「みんな、ありがと。途中で降りちゃってゴメンね・・・でも、ほんとにほんとに楽しかったよ!」
ヨッシーはそう言って、廃バスのタラップを降りてゆく。みんなはビックリしたまま、ヨッシーの姿を追おうと窓にへばりついている。でも、慌しく入ってきた救急車のせいでヨッシーの姿をすぐに見失ってしまう。玄関は看護婦や先生たちの急ぐ姿。そして、僕らの意思とは無関係に発車してしまう廃バス・・・・。
一体どうして?と、僕は廃バスのハンドルを叩く。何故かわからない大きな悲しみと怒り。まるで、胸がえぐり取られたように・・・・。気がつくとみんな泣いていた、トクちゃんもゼッペもサトルくんもユージも。そして、ユージがナミダを拭いながらとなりにやってきて、僕に優しく語りかけた。
「いつかは・・・誰もが、降りていかなくちゃならないのさ。」

トクちゃんがヨッシーの好きだった歌を泣きながら歌っている。そして、いつの間にかみんなで歌っている。・・・泣きながら・・・ヨッシーの楽しい想い出を思い出して、笑いながら泣きながら。でも、しばらくするとまた停車のブザーが鳴った。・・・僕はもうブザーの音なんか聞きたくなんかない!
何処か知らない学校のようなところ。ブザーを押したのはサトルくん。サトルくんも僕に笑顔を見せて、そしてみんなに振り返って話し始めた。
「僕が医者になりたかったのは・・・・実は・・・ヨッシーが好きだったから。もう、遅いかも知れない。でも、僕は・・・・。」
そこまで言いかけて、言葉につまるサトルくん。でも、トクちゃんがそんなサトルくんに声をかける。
「判ってるわよ!アタシだけじゃなくてみんな判ってる!だから、頑張りなよ!」
サトルくんはナミダを流したままだけど、晴れやかな笑顔を見せて、タラップを降りてゆく。そして、僕らは精一杯の声援を上げながら、小さくなってゆくサトルくんの姿に手を振る。

トクちゃんが廃バスから降りていったのは、ガラス張りのピカピカした大きな駅のようなところ。
「アタシは大きな街で一度暮らしてみたい。世界中でいろんなものを見てみたいの。」
トクちゃんはワクワクするような笑顔をみせて、元気良くタラップを降りると、一度も振り返らずに廃バスから離れてゆく。でも、もう誰も悲しみはしない。誰もがトクちゃんの明るさと、強さを知っているから。

廃バスはいつの間にか、市内を通り抜けていた。いくつか丘を越えて、窓の外は僕らの見慣れたような閑散とした風景になっていた。ふと気がつくと、そこは原子力発電所のPR館。そして、停車のブザーがまた鳴り響いた。
振り返ると、少し悲しい目をしたユージの姿。
「俺。自分を裏切っちまったのかもしれねーなぁ・・・。」
バツの悪そうなユージに僕は必死で話す。
「そ、そんなことなんかないよ!ユージはいつだって・・・」
言葉の出ない僕に、ユージは優しい笑顔で答える。
「ああ、おれはいつだってお前の親友、大親友のユージだよ。」
ユージが軽くタラップを降りてゆく。そして、廃バスには僕とゼッペの二人が残った。

廃バスは海辺の県道を走っている。懐かしい、僕らの浜を。そして、ゼッペが僕のとなりにやってきてこう言う。
「・・・この辺でいいよ。」
僕がブレーキを踏むと、廃バスはゆっくりと停車した。そして、また会おうとゼッペがニコリと笑顔を見せて、タラップを降りてゆく・・・・。そして、僕は一人ぼっちになった。
悲しい?いや、悲しみとかそんなのじゃなくて、今の僕はなんだか胸にぽっかり穴があいているだけ。でも、あたたかい懐かしい想い出が胸に溢れ、楽しい想い出が僕のこころを満たしてゆく。そして、廃バスは遠い春の日の想い出の中に消えてゆく・・・・。

五月の暖かな春の陽射しの中、私はひとり廃バスの運転席に座っていた。あの頃の僕はここでみんなと一緒に過ごしていたのだ。運転席から立ち上がり、車内ミラーを覗き込むと、白髪のちらほらとみえる自分の姿。そして、私は廃バスのタラップをゆっくり降りる。見渡せば、降り注ぐ陽射しの中、閑散とした漁港に一隻の漁船が出港しようとしている。目を凝らすと船の上からこちらに手を振っている年配の漁師の姿。風が舞い、ウミネコたちが一斉に空に飛び上がった!横を向き空を見上げる漁師、そして・・・何やら懐かしい・・・・その漁師の後頭部。
笑顔が溢れてくる懐かしいこの浜辺を私は歩く。
あの頃の僕と、そしてあの頃のみんなの思い出と一緒に。

一体いつからこのバスがここにあったのか、誰も知らない。
確かなことは、僕らの生まれるずっと前から、ここにあったということ。
海辺の廃バス・・・そう、それは僕たちの、僕たちの秘密だった一番素敵な場所。

[おしまい]

2003.3.5 絵・文 めきしこ

[コッソリQAあとがき]