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2012.4.15(日)

有川浩『三匹のおっさん ふたたび』文藝春秋を読了。
 有川浩は相変わらずうまいなあと再確認。さりげない題材なのだけれど、それをきっちりと描く手腕はたいしたものだし、キャラのひとりひとりもちゃんと生きている。
 それでもって、いやなキャラ、理不尽なキャラの描き方がまたうまいんだ。「いるんだよなあ、こういういやなやつ」と、本を読みながら大きくうなづいてしまう。
 祭りを復活させる話など、スラスラと読ませてしまうが、この短編小説だけのためにも、あれこれけっこう調べたんだろうなという蘊蓄が詰め込まれているのも、好感がもてる。

▼今日はA部さんと組んでインスピミックス中級に参加してきた。
 A部さんとペアを組んでの試合はこれが初めてだ。
 というか、練習すらほとんど一緒にしてないぞ。
 いいのか、それで試合に挑戦してしまって。
 でも、A部さんが上手なのは分かっていたので、自分さえしっかりしていれば優勝の可能性もあるだろうと思っていた。

 初戦。
 相手男性のサービスはいいものの、試合がスタートしてじきに「こりゃ負けるわけがない」と、かなりリラックスしてプレイができた。それぐらい、実力に差があると感じていた。
 ストレート抜きもきれいに決まるし、順調にゲームを奪って5−2と相手を追い詰める。
 ところが、そこからどういうわけかもう1ゲームをとることができず、いつの間にか追いつかれて、5−5の一本勝負となってしまう。
 A部さんのサーブを相手の女性がセンターにリターンしたところにポーチに飛び出す。
 これがばっちり決まるタイミングだったにもかかわらず、当り損ねてネットにひっかけてゲームセット(涙)
 最後の一本勝負にいく前にきっちり勝たなければいけない相手だったし、勝つことのできる相手だったはずなのに、どうして負けたかなあ。

 先週のT須さんと組んだ男ダブに引き続いて、確実に勝てる試合なのに5−2からひっくりかえされて負けるというパターンが続いている。

 第2戦。
 相手は同じテニススクールのA吉さん夫婦。
 A吉さん♀は僕のプレイスタイルを知り尽くしているので、とってもやばい。
 しかも、ダンナさんもむちゃくちゃテニスうまいしなあ。
 案の定、甘いボールは、ことごとく2人のボレーの餌食とされてしまう。
 A吉さんのボレーも厳しいけれど、ダンナさんのボレーのうまさが半端でなく、ついいつものクセでストレートに打ったりすると、かたはしからダンナさんからどうにも対応できないコースにボレーを決められてしまう。
 そこで、ロブを使っていこうと思ったのだけれど、なぜか今日の僕はロブがボロボロ。
 いつもなら浅くなって打ち込まれたりするのだけれど、今日は浅くなるもなにも、ロブを打ち上げようとするとラケットにあたりそこなてしまって、ネットにもとどかないありさま。
 いくらなんでも、ひどすぎる(涙)
 それでも、いったん先行されたところから一気に反撃にでて4−4と追いつくのだけれど、そのあとの2ゲームをとれずに4−6で負け。

 第3戦を始める前に、初戦の相手が全勝でブロック優勝を確定させてしまう。
 ええっ、なんで?
 そんなに強いペアじゃなかったのに(って、負けた人間が言っても説得力がないけど。A吉夫妻の方が絶対に強いと思ったのになあ)。

 かくて、第3戦は消化試合となってしまったのだけれど、せめてひとつは勝っておきたい。
 相手の男性はけっこうはねてくるいいサーブを打つと思っていたのだけれど、実際に受けてみると非常に返しやすくて、ぜんぜん怖くない。
 だけど、ミスが少なく、甘いリターンを打ち込んで来るのがうまいので、そこが要注意。
 女性の方はそれほどプレッシャーを感じる相手ではなかったので、そこを攻略すれば楽勝でしょう…などと思っていたのに、なぜか接戦に。
 真っ当に打っていればいいものを、僕がなにかしら余計なことをしようとするたびにミスってしまう。
 女性のサイドが空いているからそこを狙うと、ことごとく当りそこねてアウトさせてしまうし、ロブをあげようとするとまたしてもミスってしまうし。
 普通に男性相手に打ち合っていればいいのに、なんとなくコースを狙ってみたくなったりして、すぐ余計なことをやってミスを繰り返してしまう。
 たぶん、自分の方がうまいというおごりがあったんだろうなあ(大いに反省)。
 途中まではこちらが先行していたのに、いつの間にか追いつかれ、追い越され、4−6で負け。

 なんと、全敗です。
 おかしいなあ。
 A吉夫妻に負けたのは仕方がないとしても、あとの2試合はぜんぜん問題なく勝てるはずだったのに。
 このところ、勝てるはずの相手に勝ちきれないというパターンが多いのは、なぜなんだろう。


2012.4.14(土)

▼ブルーレイを借りてきて『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』を見る。
 導入部はSF的な設定でドキドキさせられるのだけれど、後半になると結局は派手なドンパチが繰り返されるだけの映画となっていてガッカリ。ま、それ以上のものを期待するような映画ではないのだけれど。

 それにしても、特撮に関してはもう不可能な映像なんてないんだろうね。

▼テニススクールで振り替えレッスンを受ける。
 今日はプレステージSという少し軽めのラケットを借りて試してみたのだけれど、これがぜんぜんあわなかった。
 どんなに一生懸命打っても、ぜんぜんボールにパワーがのっていかないのだ。


2012.4.13(金)

▼テニススクールのレッスン。
 今日はプレステージMPというラケットを借りてきて試してみる。
 けっこう、気持ちよく打てるいいラケットだ。
 ただし、期待したほどドライブ回転がかからず、飛びすぎてしまう。
 ガットの本数が多いせいなのかなあ。


2012.4.12(木)

富田常雄『妻の年輪』住吉書店を読了。
 表題作はカフェーの女給を嫁にした遊び人の男が、ひょんな展開から実業家としてのし上がっていくが、歳とともに品格を身につけていく妻に反発するかのように野卑な男として生き続けるが…という短編。
 他に「残夢」という短編と、「御園」という長めの中編小説を収録。
 「御園」は、没落する華族の未亡人と、その奔放な娘、その家に出入りする遊び人の男、未亡人を守ろうとするかつての使用人の男といった人物の様々な葛藤を描く作品で、富田常雄が得意としたタイプの小説だ。
 抜けるように色の白い未亡人が、嫉妬の炎を燃やし、孤閨に悶える場面など、ある意味、団鬼六の小説に相通じるものがあるような気がしてしまう。富田常雄も団鬼六も、触れぬこともかなわぬ上流社会のしっとりとした美女が、次第に生身の女と身を落としていくあたりの展開に歓びを感じるタイプの小説家だったのだろう。


2012.4.11(水)

▼2年ほど前に頭皮にイボが出来て、近所の病院で液体窒素で焼いてとってもらったのだけれど、同じところにさらに大きいイボが出来てきた。
 自分の目で見ることは出来ない場所なのだけれど、触った感触はおっきなカサブタといった感じ。

 そこで、午後半休をとって、会社の近くにある病院に行ってみた。
 初めての病院だったので、どれくらい待たされるのか見当もつかなかったのだけれど、意外と待たされずに診察を受けることができた。
 頭皮にできたイボはウイルス性のものだそうで、きっちり根治すれば再発はしないとのこと。
 いちばん安心したのは、禿げないということ。ここにハゲができるんじゃないかと、とっても心配していたのですよ。

 今回も液体窒素で患部を焼いて、とりあえず今日の治療はおしまい。だけれど、あと週に1回ペースで根治するまで通ってくれとのこと。
 何回ぐらい通うかはなんとも言えないけれど、少ない人で3回程度で、多い人で10回程度だそうだ。どうも、僕のはしっかり根を張ってしまっているので、回数は多くなりそうと言われてしまう。
 多少通うことになっても、ちゃんと治るならそれでいいです。

 前回はたった1回の治療で終ったと告げると、それじゃ再発するわけですと笑われてしまった。
 ヤブだったのね、前の医者は。

▼時間があまったので、新宿ピカデリーにまわって『宇宙船艦ヤマト2199 第一章 遥かなる旅立ち』を見る。
 入場料1000円というのは、非常に手軽でいいよね。上映時間もアニメ2話分だから50分程度なのかな。

 映画のデキは予想以上。
 キャラがみんな可愛い顔になっているのに抵抗があったのだけれど、慣れればそれほど気にはならないかな。
 基本的にオリジナルに忠実だけれど、細かいところで説得力のある設定に変えてあったりするのが非常によい。
 「コスモクリーナーD」などという固有名詞も出てこない。そもそも、イスカンダルで開発した放射能除去装置に、「コスモクリーナーD」などという名前がつけられているのがおかしい。そういう、陳腐な設定をさりげなく修正しているところが実にいいのだ。

 映画が終って、最後にささきいさおの歌うオープニング主題歌が流れるのだけれど、そこであまりの嬉しさに鳥肌が立ってしまった。

 気になるのは、このあとの展開。
 どの程度オリジナルに忠実に作ってしまうのかってところ。
 正直、地球を出たあと、火星→木星→土星→天王星→海王星→冥王星って順番にまわるのって、まるっきり説得力を持たない展開だしなあ。
 オリジナルの精神を継承しつつ、よりリアルな物語に変えていって欲しいものです。

▼紀伊国屋書店に寄って有川浩『三匹のおっさん ふたたび』と、新ハヤカワSFシリーズの『リヴァイアサン』を購入。
 『三匹のおっさん ふたたび』は著者サイン入りだ。


2012.4.10(火)

▼昨日あたりから通勤電車に不慣れな学生や新入社員の姿が目立つのだけれど、乗降客の多い駅ではいったん電車から降りて他の客をおろすというルールが身に付いていないようで、邪魔くさくて仕方がない。
 と、思っていたら、今朝の池袋駅でもドア付近で踏ん張っているバカのせいで余計に人が混み合って、足元が見えなかった女性がドアとホームとの間に落ちかけるというアクシデントがあった。
 まわりの男性があわてて引きづりあげたが、おそらく足をひどく打ったのだろう。ホームにうずくまって動けなくなっていた。

▼会社の目の前にあるマンションでなにやら事件があったらしく、覆面パトカーを含むパトカーが5台、救急車が1台、ものものしいサイレンの音とともに駆けつけてきた。
 どうやら、そのマンションの階段に下に血まみれの男性が倒れていたらしく、男性は救急車で運ばれ、マンションは黄色いテープで封鎖されていた。
 階段から落ちてしまったのか、あるいは落とされたのか、刑事が捜査に乗り出しているといった様子だった。

 なにしろ、ヤクザの事務所がやたらとあるエリアだったりするので、事件性も疑われるのだろうなあ。

▼会社帰りにauショップに寄って、パソコンと接続するためのUSBケーブルを買おうと思ったのだけれど、店頭在庫がないため取り寄せになるのだという。
 取り寄せに日数がかかるのも嫌だなあと思っていたら、ネットで購入してもポイントが使えるというので、それで申し込むことにしてしまう。

 ついでに、携帯についている歩数計アプリを使うとどのくらい通信料が発生するのか確認すると、おそらく初回に1500円ぐらいかかり、あとはその都度10円とか100円とかかかるのだろうということだった。
 それだったら、使いたくないよな。

源氏鶏太『社員根性』春陽文庫を読了。
 てっきり長編小説だと思って読み始めたら、『鶏太ざんげ録』とまったく同系統のエッセイ集だった(重複して収録されているエッセイも数本あった)。著者が小説家としてデビューすることになったいきさつなどに関するエッセイもあり、けっこう楽しめるが、いまさらこんな本を読む人なんて他にいないんだろうなあ。


2012.4.8(日)

▼先週、息子の名義に変えてこちらから切り離したはずなのに、必要なパスワードが分からないために息子がauショップに行ったら、名義人である僕が行かなければダメだと言われたというので、朝いちで近所のauショップに出かけていく。
 名義を息子に変えて、支払いも息子の方が自分ですることになっているのに、どうして本人で手続きができないのだと文句を言うと、なにやら先方に手続きのミスがあったようで、平謝りで手続きを完了させてくれる。

 ついでに自分の携帯を機種変更しようとしたのだが、先週に引き続き、今週も店頭在庫がないという。
 そこで、試しに近くのヤマダ電機に行ってみると、こちらにはちゃんと在庫があるというではないか。そこで、さっそく機種変更をしてもらうことに。
 auショップでは有料と言われた充電器も無料でついて、すべてポイントで機種交換が完了。

▼昨日に引き続き、今日もT須さんと組んで、インスピ男子ダブルスオープンに参戦。
 顔を会わせるなり、昨日の団体戦の影響で肩が痛いだの、手首が痛いだの、完全にロートル2人組の会話となってしまう。
 前はこれほど試合の影響を引きずったりはしなかったはずなんだけどなあ。

 初戦の相手は大学生2人組。
 2人してガンガン速いボールを打ってくるのだけれど、初戦の相手としてはこのぐらいの方がちょうどよかったのかもしれない。
 なまじっかなテクニック派だったら、いつもの「初戦ダメダメ症候群」のために一方的に負けていたかもしれないのだけれど、何も考えずに速いボールに対処することだけに専念していたら、けっこういい感じの試合展開になっていってくれる。
 何度も度胆を抜かれるようなすごいショットを打ち込まれながらも、だいたいにおいては若者が先にミスをするという展開で6−2で勝利。
 途中、ものすごく大事なタイミングでT須さんがイージーミスをしてゲームを落とし、「これで流れが変わったらT須さんのせいだからな!」と文句をつけたところ、本当にその次のゲームも落としてしまう。
 ちょっとやばい流れだったのだけれど、そのあとはきっちりと持ち直して勝つことができたのだった。

 2試合目も大学生じゃないにしても、若い2人組。
 緑シャツの兄ちゃんがコントロールのいいサーブを打ってきて、この処理に苦しめられたけれど、それ以外はなんとか対処できて順調に5−2と試合を進める。
 が、そこからもう1ゲームがとれないままに、いつの間にか5−5のフルゲームを争う展開に。
 あれれ?
 最後はT須さんのサービスゲームで、これがずるずるともつれて1本勝負に。
 そして、T須さんの入れに行くセカンドサーブを打ち込まれ、そのファーストボレーの処理ができずに敗退。
 うーん、勝てていた試合だったと思うのだけどなあ。

 このあと、僕たちの初戦の相手と2戦目の相手との試合があって、2試合目の相手が勝てば彼らが決勝リーグに進出、1試合目の相手が勝てばストレート勝ちでないかぎり得失点差で僕たちが決勝リーグに進出することに。
 僕とT須さんは、当然ながら他力本願にすがり、大学生ペアを応援する。
 ま、自分たちが戦った感触からすれば、当然ように2試合目のペアが勝つだろうと予測できたのだけれど…。
 ところが、大学生ペアがものすごいショットを連発して、ガンガンゲームをとっていくではありませんか。
 おおっ、これなら彼らが勝って、漁夫の利を得た僕らが決勝リーグに進めるんじゃないの?
 とか思っていたら、なんと大学生ペアが一方的にゲームを支配して、6−0のストレート勝ちをおさめてしまう!
 ということは得失点差で大学生ペアが決勝リーグに進出…するはずだったのだけれど、ここで試合進行係りのI井ちゃんの計算ミスが発覚。なんと、大学生ペアはストレート勝ちをしたとしても、得失点差で僕たちに追いつくことはできなかったのでした。
 意外や意外、僕たちが決勝リーグに進出することとなってしまったのだった。

 決勝リーグ初戦。
 試合がスタートしてすぐに「えっ、これで決勝リーグにあがってきたの?」と思ってしまった。
 ぜんぜん怖くない。
 まったくプレッシャーがかかってこない。
 楽に勝てるとは言わないけれど、まず負けることのない相手だ。
 そして、だいたいにおいて予想通りの進行で、5−2まで相手を追い詰める。
 あと1ゲームで勝ち。
 ところが、またしても大事なところでT須さんのイージーミス。
 うっ、勝ちびびり?
 その後も、T須さんらしからぬミスが何度も出て、僕は僕でいつもの僕らしいミスを出して、なんと5−5と追いつかれてしまう。
 そして、またしても最後はT須さんのサービスゲームだ。
 ここでいや〜な予感に襲われるのだけれど、やっぱり最後はさっきのゲームの二の舞で、入れにいったセカンドサービスを打ち込まれ、それでもいつものT須さんならミスらないような場面のファーストボレーをあっさりネットにひっかけてゲームエンド。
 まさか負けるとは思っていなかったのだけれど…。

 試合が終ってひっこんだところで、T須さんが暗〜く黙り込んでしまう。
 どういうわけか、いつものT須さんのプレイができていなかった。
 しかも、僕の前に飛んできたボールにまでかなり無理をして飛びついて処理をミスるような場面も何度かあった。
 無理してセンターまで飛び出していって、空いたサイドを抜かれるという場面も何度かあった。
 そして、いつもならきっちり決めるような場面でのミスも多かった。
 僕にミスが多いのはいつものことなので、それは想定内なのだけれど、それをカバーするT須さんの大活躍があって勝ってきたペアなので、そのT須さんにミスが多発するというのは、かなり厳しい。
 うーむ…。

 結局、僕たちに勝ったペアが、その次の試合も制して優勝してしまう。
 そして、敗者同士での第4試合。
 この時にはすっかり空も暗くなっていて、ナイター照明がつけられたのだけれど、最初のうちはこれに慣れなくて、一方的に押されてしまう。
 ナイターって、ほとんどやったことがないんだよね。
 しかも、この相手のペアが、なんでさっきのペアに負けたの?と思いっ切り突っ込みたくなるほどうまいペアだったのだ。
 そこそこ速いサービスを打ってくるのだけれど、それは僕的には打ち返しやすいスピードではあった。
 が、そのあとの展開がうまいのだ。
 T須さんの口から「そう簡単には勝たせないぞ」ってセリフが出たけれど、それってすでに相手が勝つということが前提のセリフなわけだけれど、気分的には「こりゃ勝てないぞ」って感じはあった。
 5ゲームとられてからなんとか2ゲーム取り返したけれど、粘れたのはそこまで。
「なんでそんなに強いのに、さっきのペアに負けちゃったんですか?」って、本当に突っ込んでしまう。
 相性ってあるんだよなあ。

 勝てる試合を落としたという感じは強いのだけれど、それでもやっぱりオープン大会はレベルが高いのは間違いない。
 ちょっとでも甘いボールが返ってきたら、思いっ切りストレートにぶつけてやろうと虎視眈々と狙っていたのだけれど、そういうチャンスはほとんどなかった。
 どのボールもきっちりと深く返ってきて、ライジング処理を余儀なくされ、その処理をミスって甘いリターンが返ったところを前で打たれるというパターンが多かった。
 前から打ち込みたくなるような短いボールというのは、ほとんどなかった。
 これは、僕が後ろにとどまっているからいけないのであって、やっぱり前に詰めないといけないのだろうなあ。

 それと、昨日もそうだったのだけれど、一生懸命にスライスサーブを打っているわりに、思ったほど曲がっていかない。
 打ち方は特に変わっていないと思うのだけれど、以前のような相手が嫌がるスライスサーブが打てていないのだ。
 ちょうど、ゆるいガットを試している時と同じで、ボールに回転がかかっているという感触はあるのだけれど、その割に曲がっていかない。
 あのスライスサーブで相手を崩しておいて、前にいるT須さんに決めてもらうというパターンにもっていけてないのも、いまひとつ勝ちきれない原因のひとつなんだろうなあ。
 うーん、何が悪いのだろう?

源氏鶏太『鶏太ざんげ録』要書房を読了。
 サラリーマン小説で人気のあった源氏鶏太の短いエッセイを集めた1冊。会社勤めをしながら小説を書いていた時期のものが多く、当時の会社の対応が非常におおらかで、誠に持って隔世の感というしかない。いやあ、いい時代だなあ。
 その他、当時の大衆小説作家をめぐる風俗などが知れて興味深い。


2012.4.7(土)

▼テニススクールの仲間でインスピの団体戦に参加する。チーム名は「チームマタンゴ」。
 メンバーは、T須♂、A家♂、よしだ♂、F田ママ♀、A吉♀、W部♀、そして我らが凶暴なアイドル、怪獣ももゴン。
 会場で一緒になるなり、僕の肩によじのぼってきて首を絞めてくるという、ももゴンのお約束の攻撃に試合前に体力を奪われる(涙)

 参加チーム数は全部で11。
 4チーム、4チーム、3チームの3ブロックに分けて予選をおこない、各ブロックの優勝チームが総当たりで決勝戦を行なうというのだという。

 初戦。
 僕はA家さんと組んで男ダブで出場。
 朝イチということで、僕もA家さんもボロボロのデキだったのだけれど、それほどプレッシャーのかかってくる相手ではなかったので、なんとか初戦をものにする。
 ゲームカウントは6−4。
 続く女ダブ、ミックスも危なげなく勝って初戦を突破。

 ところで、試合会場の横の広場で、今日は沖縄関係のお祭りみたいなイベントが開催されていて、屋台がたくさん出ていた。
 食べ物の屋台もたくさんあれば、飲み物の屋台も出ている。当然、生ビールも出ているのだけれど、とりあえず初戦突破を祝って乾杯しようか、ということになり、生ビール3つを6人で分けて飲むことに。
 あの〜、まだ初戦が終っただけなんですけど、アルコールを入れちゃっていいんですか?
 この時、僕ははっきりこう宣言した。
「僕は、ほんのちょっとでもアルコールが入ると、まったくテニスのできなくなってしまう人間だからね。あとは頼んだよ」

 第2回戦。
 男ダブはT須さんとA家さんが組んで勝ち。
 最後にミックスを担当する僕はまったく当てにならないから、「なんとしてでも女ダブは勝ってよ」と頼んだのだけれど、接戦の末に負けてしまう。
 やばいじゃん。
 F田ママと組んでミックスダブルススタート。
 やっぱり、僕がつまらないミスを繰り返してしまう。
 だから、アルコールがほんのちょっとでも入るとダメだって言ったじゃん。
 でも、F田ママが頑張って食い下がり、それにひっぱられるように僕も多少は見られるプレイをするようになった…かもしれない(汗)
 きれいなストレート抜き2連発も決めたし、ロブだって効果的に使うことができたぞ(なんで、僕がロブをあげると、うちのチームのメンバーはどよめくのだ?!)
 ま、とりあえずは、それほど危なげもなく勝つことができたのだから、結果オーライ。
 ゲームカウントは6−4。
 というわけで、第2回戦も勝ってブロック予選を突破。
 決勝戦へ進出することに。

 ここで沖縄そばを食べに行こうと目論んだのだけれど、速攻で決勝戦がスタートしてしまう。
 僕はT須さんと組んでしょっぱなの男ダブに出場。
 正直、「これでブロック予選をトップで勝ち抜いてきたの?」というレベルで、負ける気はまったくしなかった。
 でも、だからといって僕のテニスがよかったわけじゃあない。
 相変わらず集中力を欠いたテニスが続いてしまう。
 でも、T須さんが頑張って6−2で勝ち。
 試合が終ったあとで、T須さんに「勝ってはいるけれど、ぜんぜん自分らしいテニスができてなくて、ぜんぜん面白くない」とぼやいてしまう。
 初戦も2回戦もこの試合も、強打してくるプレイヤーがまったく出てきていないので、自然とこちらも無理をしないおとなしいテニスばっかりをしてしまっている。というか、どうも今日の僕は、おとなしいテニスしかできないみたいだ。
 いや、ビールを飲んじゃったのがいけないんだけどね。
 他のメンバーにしてみれば「ほんのちょっと飲んだだけじゃない」ということになるのだけれど、集中力だけを頼りに試合をしている僕にとってみれば、ほんのちょっとのアルコールが命取りなのだ。
 続く女ダブもミックスも勝って、決勝戦初戦を勝ちで飾り、次で勝てば優勝だ。

 今度こそ沖縄そばと思ったのだけれど、またしてもすぐに試合に入らされてしまう。
 ぜんぜんお昼を食べている余裕がないじゃん。お腹がすいたぞお!
 と思ったら、相手の選手が発泡スチロールの容器を抱えながらコートに入ってくる。
「も、もしかしてそれは噂の沖縄そばですか?」
「は、はい、そうです」
「うわあ、もう、それだけで勝てる気がしない!」
「す、すみません。なんか余裕かましているように見えちゃいます?」
「そうじゃなくって、腹減ってるんです。売りきれる前に沖縄そばが食べたいんです」
 はっ、なんか、呆れ果てたような目で見られてしまったような気がするぞ。

 今度もT須さんと組んで男ダブを担当。
 相手はサウスポーの背の高い兄ちゃんと、白シャツのちょっと小柄な兄ちゃんのペア。
 まずは、サウスポーのサービスを思いっ切り目の前の白シャツにぶつけてみる。
 きれいにボレーを返され、それをもう一度ストレートにぶつけるが、これまたきれいにさばかれてしまう。
 ダメだ。この白シャツ兄ちゃんにぶつけていっても、効果はなさそうだ。
 そして、白シャツ兄ちゃんのサーブはというと、低い打点から滑るように入ってくるサーブで、ボールが高くはねないので、うまくストレートにぶつけていくということができません。
 なんてことをしているうちに、あっと言う間に4ゲームを先取されてしまう。
 相手は2人ともそんなに厳しいボールを打って来ているわけではないのだけれど、ミスはしないし、きっちり深いボールを打ってくるしで、こちらからの攻め処が見つからないぞ。
 いかん! このままだとストレート負けをくらってしまう!
 ここで、この日初めてボールにきっちり集中する瞬間が訪れ、僕のサービスエースと、甘いリターンをT須さんがきっちり決めるという黄金のパターンでいっきに1ゲームを奪い、そのまま勢いにもってもう1ゲーム奪い、「よし、流れがこっちに来たぞ」と思ったのだけれど、結局は追いつけないままに負けてしまう。
 ゲームカウントは2−6だ。ぜんぜんダメじゃん。
 続く女ダブを勝って(F田&A吉ペアの試合運びのみごとさには圧倒された。なるほど、そういうテニスをすれば強打なんかしなくたって勝てるんだね!)、最後のA家&W部ペアに期待をかけたのだけれど、さっきのサウスポーくんのサービスと、速くはないのだけれどさりげなく厳しいコースを攻めてくるゲームの組み立てに苦しめられ、なんと0−6のタコ負けをくらってしまう。

 というわけで、残念ながら優勝を逃してしまったのでした。
 惜しかったなあ。
 というよりも、僕がもっとちゃんと自分らしいテニスができていれば、負けたとしてももっとすっきり気持ちよく負けられたのだけれど。
 ま、それはともかくとして、沖縄そばだ(笑)。

 沖縄そばを食べたあと、若いチームとエキシビの試合をさせてもらい、僕はT須さんと組んで、ようやくガツガツ打ってくるペアと試合をすることができた。なんと、今日初めて速いボールを打ってくるペアとの対戦だ。
 それまでの試合でなんとなく欲求不満が溜まっていたのだけれど、ここでようやく楽しい打ち合いをすることができた。
 しかも、T須さんのサーブが絶好調!
 4−2で気持ちよく勝つことができたのでした。


2012.4.6(金)

▼このままだと劇場で見られないのではと危惧していたのだけれど、かかえていた仕事がなんとか一段落したので、午前中休みをとって新宿武蔵野館にて『イップ・マン/誕生』を見る。

 いやあ、いいです。
 まず、冒頭のサモ・ハンとユン・ピョウの絡みで胸が熱くなってしまう。
 この2人プラスジャッキー・チェンの映画に、どれだけ若い頃の自分が楽しませてもらったことか。
 その2人が、貫禄たっぷりになって、いまだにこうやってアクションをやってくれているのだ。
 嬉しいではありませんか。

 そして、実際のイップ・マンの息子であるイップ・チュンが画面に登場して詠春拳を披露してくれる場面で、またしても胸が熱くなってしまう。ああ、本物だよ。本物の中国の武術家の演武が見られるのだよ。
 チラシによると90才近いのだとか。
 感動。

 ドニー・イェンの『イップ・マン』がヒットしたので、その柳の下のドジョウを狙って作られた作品で、そういう意味では志の低い映画ではあるのだけれど、そういった映画の作り方をするのは香港映画界の伝統なのだ。
 『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』がヒットすれがゴースト映画を量産し、『男たちの挽歌』がヒットすれば同種の映画が続々と作られ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』がヒットすれば黄飛鴻を主人公にした映画が山のように作られたという香港映画界である。
 そういう便乗型の映画が作られるのは、いまだそういう映画の作り方ができるという香港映画界の元気な証でもあるのだ。
 そもそも、ドニー・イェンの『イップ・マン』だって、ウォン・カーウァイの『一代宗師』の企画が先にあって作られた映画だし。

 ま、そういう安易な企画の映画なわけだけれど、それでもいい映画、面白い映画を作るぞという意気込みは間違いなくあって、その意気込みがきっちり作品に反映されている。
 嬉しくなってしまうくらいに、充実しているのだ。
 やるなあ、ヤウ・ライトウ監督!
 脚本も(クライマックスでの唐突な展開はちょっとびっくりするけれど)丁寧に書かれているし、梁小熊によるアクション場面もとっても充実している。
 しかも、ヒロインが美人! クリスタル・ホアン、きれいだったなあ。でも、彼女の妹役の女優もなかなか魅力的だったと思うぞ。なんていう女優なのだろう?

 個人的にちょっとガッカリだったのは、エンドロールが簡体字だったこと。
 香港映画の繁体字には慣れているのだけれど、簡体字には慣れていないので、人名が読み取れないのだ。
 やっぱり、香港映画は繁体字にして欲しい。

▼夜はテニススクールでレッスンを受ける。


2012.4.5(木)

源氏鶏太『宴会屋さん』春陽文庫を読了。
 表題作他7編を収録した短編集。サラリーマンの世界に題材をとった明朗小説集かと思いきや、それほど明朗小説と言い切れぬ作品が多い。予想していたより、幅広い題材が扱われている。
 表題作は、会社の庶務課で、いわゆる社用族の接待をセッティングする業務を担当する男の悲哀を描いたもの。海軍の防空壕工事の現場で出会った奇妙な兵長を描く「波」、魔性の女に魅入られて死んだ友人の遺骨を寺に納めに行って自分がその女に魅入られてしまう顛末を描く「魔女」、会社が主催するミスコンテストで優勝した女性を妻にした男性の困惑を描く「めでたい風景」など、いずれもリーダビリティが高く、源氏鶏太、なかなかあなどれない作家なのであった。


2012.4.4(水)

ディーン・クーンツ『オッド・トーマスの受難』ハヤカワ文庫NVを読了。
 前作の方が好みではあるものの、このシリーズ2作目もいい。
 突然誘拐されてしまった友人を助け出すために、シックス・センスのみを頼りに犯人の追跡に乗り出すオッド。ようやく追いつくと、そこに待ち受けていたのは強烈なセックスアピールを放つオカルトマニアの女。
 彼女は、自分に「霊を見せろ」と要求し、その要求に応じなければ誘拐した友人を殺すとオッドを脅迫する。
 異様な設定でありながら、展開はかなりシンプルで、あまり二転三転はない…と思っていると、とつぜん驚愕の事態に驚かされることに。これは、次作も読まなければ。


2012.4.3(火)

▼天気予報では、今日は台風なみの暴風雨になるということだったのだけれど、なるほど、午後になるとものすごい風が吹き出して、雨もすごい勢いで降り出した。
 世間一般では早めに仕事を切り上げて帰宅させていたようだったけれど、僕は今日のうちに仕上げておきたかった仕事があったのと、予定していなかった仕事が飛び込んできたので、きっちり定時までお仕事をする。
 が、雨風は凄いし、電車の運行もあやしいし、とても埼玉まで帰れそうな感じではなかったので、とりあえずは会社のパソコンで麻雀ゲームなどしながら様子見。

 7時半ぐらいに雨が弱まったところで、「今日、店やってる?」と深夜プラス1のユウスケくんに問い合わせると「やってますよお」と言うので、ゴールデン街に移動。
 嫁さんに「深夜プラス1で飲んでるから、電車が動き出したら教えて」とメールを入れておいて、あとはいつものようにバーボンを飲みながら楽しく過ごす。

 さすがにやってくる客は少ない。

 10時過ぎに「電車動き出した?」と嫁さんに確認すると、「遅れているし、間引き運転になってるみたいだけれど、動いている」と言うので、帰ることに。

 駅はさぞかし混乱しているのだろうなと思ったら、みんな早い時間に帰ってしまったようで、電車はガラガラ。
 なんと、新宿駅から座って帰ることができたのでした。
 遅くまで飲んでいて大正解。

 夜の街はどこもかしこもゴミひとつ落ちていなくて、なんだか作り物めいていました。
 あの風で、ありとあらゆるゴミがどこかに吹き飛ばされてしまったのでしょう。
 どこかに、大量のゴミが吹きだまりになっているのかな。


2012.4.1(日)

▼借りてきたDVDで懐かしのクンフー映画、『嵐を呼ぶドラゴン』を見る。
 原題は「方世玉興洪熙官」。中国武術の伝説的なキャラクターである方世玉と洪熙官の活躍を描いた作品で、そうなるともちろんのこと反清復明運動などが題材となるわけで、そういったお約束の記号がちりばめられているところがクンフー映画ファン的にはたまらない。
 方世玉を演じるのはアレクサンダー・フーシェンで、洪熙官を演じるのはチェン・カンタイ。アレクサンダー・フーシェンの陽性のキャラと、チェン・カンタイの重厚なキャラとが実によくマッチしている。
 リー・リンチェイの方世玉シリーズも見直したくなってしまった。

▼さいたま市のシングルス大会に参戦。
 相も変わらずCクラスで出場しているのだけれど、はっきりいって「Cクラス? 楽勝じゃん」とか思っていた。前回の大会では、もうちょっとで優勝までいけたのだから。
 だけど、ごめん。Cクラスのことを見くびっていました。

 初戦はテニスを始めて4年目という兄ちゃん。
 市民大会に出るのは初めてということだけれど、僕のテニス仲間でテニスを始めて4年で僕より強くなっている連中もゴロゴロいるので、4年目という言葉に騙されてはいけないのだ。
 案の定、試合が始まると、とってもいいサービスを打ってきて驚かされる。
 はっきりいってCクラスのサービスじゃないぞ、それ。

 最初は試打で持っていったプレステージPROを使っていたのだけれど(本番の試合でそういうラケットを使うということじたい、Cクラスをなめているよな)、ぜんぜんまともにボールが打てず、早々に自分のラケットをひっぱりだすはめに。
 それでもいつもの自分のテニスがまったくできず、予想外にてこずってしまう。
 このところ、市民大会に出てもそう緊張することもなく、それなりに自分らしいテニスができていたのだけれど、今日はなんだかとってもぎくしゃくしている。

 それでも、まあ、試合慣れしている分、きっちりとるべきポイントはとって6−1で勝ち。

 ここでとっても長い待ち時間となってしまう。
 応援に来てくれたHORさんと見ていると、僕のいる山はどう考えてもCクラスじゃないだろうってメンバーばっかりが集まっているということが判明。
 ありえないレベルでガンガン打ち合っている。

 たっぷり待ってようやく始まった2試合目の相手が、とんでもなく強かった。
 ちょっと油断すると、こちらのバックサイドの深いところにストレートショットをドッカーンと打ち込んで来る。
 フォアストロークの打ち合いに持ち込んでも、しまいにはこちらが打ち負けてしまう始末。
 まさか、Cクラスで、フォアストロークの打ち合いで負けるとは思っていなかったぞ。
 あれよあれよと言う間に4ゲーム連取されて0−4。
 ここでようやくこちらの気合いも高まってきて、テンションマックスでのサービス。
 ワイドにフラットサービスを打ってエースをとり、センターにスライスサーブを打ってノータッチエースをとり、吼えまくる。そのままサービスエース連発でようやくゲームを奪い、その勢いのままにもう1ゲーム連取して2−4。
 そのまま勢いにのって押していきたいところだったのだけれど、太陽のまぶしいサイドからのサービスゲームを落として2−5。
 ううっ、温室育ちのひ弱さがこういう所に出てしまうんだよなあ。
 でも、気合いで相手を圧倒して再び2ゲーム連取して4−5。
 が、残念ながら次のゲームを落として4−6で負け。
 なんと、2回戦敗退となってしまったのでした。

 終ったところで相手の選手が「疲れた」と、げっそりした表情でつぶやく。
「中盤から、完全に気合いで押されてました」
 でも、押しきれなかったのだから、ダメなんだよなあ。

▼早い時間に試合が終ってしまったので、堀崎で試合をしているM下さんの応援にまわることにする。
 僕が負けた相手と次に試合をするのが知人なので、HORさんはそちらの応援に残ることに。
 次の試合では、僕が負けた相手は疲労困憊から精彩を欠き、試合の途中から完全にヘロヘロになって知人が勝ったとのこと。
 きっちり体力を削っておいた僕に感謝しないといけないんだぞ!

 M下さんは初戦を勝ち上がり、2回戦がデフォで、3回戦の相手が決まるのをT中さんと一緒に待っているところだった。
 けっこう待ち時間が長くなってしまっている。
 そうこうするうちにHORさんも登場。
 M下さんの相手が決まる試合を見ていると、ふたりとも攻めてはミスをして自滅するタイプなので、フィジカルに強い秀さんがきっちり拾ってつなぎさえすれば、勝手に負けてくれるだろうと予想できた。
 ところが、いざ試合が始まると、M下さんが先に仕掛けてミスをする展開となり、そうなると相手も無理をしないので自滅してくれず、あえなくM下さんの負けとなってしまったのだった。
 きっちり粘って返している場面では、予想通りに相手が攻めにはやって自滅していたのだけに惜しかった。

▼M下さんの試合が終ったあとも他の人の試合を見ていると、そこに何度か一緒に練習をしたことのあるS賀さんを発見。
 なんと、次が決勝戦だというではありませんか。
 すでに足が攣りそうということで、かなり弱気になっている。
 しかも、相手の若者は決勝戦までに2回しか試合をしていないのだとか。
 初戦がデフォで、4試合目が相手が足が攣って棄権だったのだそうで、だから体力はたっぷりあまっているというのだ。
 この決勝戦が実に見応えがあった。
 攻める若者を、ひたすらしのぐS賀さん。
 接戦、接戦、ひたすら接戦。
 最後の最後までどちらが勝つのかまったく予想のつかない展開を、かろうじてしのぎきってS賀さんが優勝。
 いやあ、勉強になりました。
 シングルスは相手よりも1本多く返せば勝てるという言葉通りの試合でありました。

 というわけで僕自身のシングルスはあっさり終ってしまったのだけれど、次はダブルスだ。
 頑張るぞ!

▼いまいち日中の試合だけでは不完全燃焼でストレスが溜まってしまったので、夕方からスクールのお楽しみテニス大会に参加する。
 日曜日の夕方からのお楽しみテニス大会はけっこうレベルの高いプレイヤーが顔を揃えるのだけれど、今日もなかなか凄い顔ぶれがそろっていた。

 はっきりいって僕なんかとは格の違う連中が揃っていたのだけれど、遠慮なくフルスロットルで攻めるテニスをしたところ、けっこう打ち合えるではありませんか。
 なんで、これでCクラスの試合に負けるんだ?

 サービスも絶好調。
 気合いのこもったサービスでエースを量産してしまう。
 なんで、これでCクラスの試合に負けるんだよお!!

 HORさんとペアを組んだ時なんか、2人して攻めて攻めて攻めまくって、格上を相手に一瞬で4−0のストレート勝ち。
「おれたち、できすぎじゃね」
 HORさんと思わず顔を見合わせるような試合をしてしまったのでした。

 こういうプレイを普段からできるようになれば、もっと試合が楽なのになあ…。

誉田哲也『シンメトリー』光文社文庫を読了。
 『ストロベリーナイト』『ソウルケイジ』に続く姫川玲子シリーズの3冊目で、7編を収録する短編集。いずれも一定水準をキープしており、どれもしっかりと読ませる。相変わらず上手い。
 特に感心したのは、援助交際をやっていた小生意気な女子高生を容赦なく論破してのける「右では殴らない」。この時の姫川のたたみかけるようなセリフはお見事のひとこと。
 7編のタイトルを並べた目次がシンメトリーになっているということは、解説を読んで初めて気がついたのだけれど、こういう遊び心も嬉しい。


2012.3.31(土)

▼昨日、研修先から戻ってきた息子と朝いちでauショップへ。
 いままで家族の携帯はすべて僕の名義になっていたのだけれど、息子の分をそこから独立させる手続きをする。これで、息子の通話料をこちらで払わないでいいことになったわけで、めでたしめでたし(笑)
 ついでに、息子は携帯の機種をスマートフォンに交換。
 僕は僕で、いま使っている機種が7月には周波数帯の関係で使えなくなってしまうので、新しい機種にしたかったのだけれど、機種変更を予定していた機種の在庫がなく、また今度となってしまった。
 たっぷりたまっていたポイントから、自分の機種を交換するためのポイントを残して、あとはすべて息子に使われてしまう。うーむ…。娘もそろそろ機種交換と言っていたのだけれど、もうポイントは残っていないぞ。

▼早めの昼食を食べたあと、息子は再び長野へ。
 ところが、天気が荒れたために途中で何度も電車がとまってしまい、やたらと時間がかかってしまったらしい。

 はてさて、次はいつ帰ってくるのやら。

▼午後はスクールの「お楽しみテニス大会」に行く。
 外はものすごい風が吹いていてとてもテニスなんかできやしないのだけれど、こういう時はインドアテニススクールでよかったとしみじみ思ってしまう。

 スクールの入り口でK木さんに会い、今日はK木さんとペアを組むことにする。
 これで全勝かと思ったのだけれど、なかなかそうはいかない。

 今日もHEADのプレステージPROを使ってみた。
 結果、はまると実に強烈なショットを打てるし、軽くあわせるだけでそれなりのボールを深く返せるし、足元に来たボールなんかもちょっとあわせるだけで意外と返すことができるし、それなりに使い勝手はいいのだけれど、どうしても大味なプレイになってしまうような気がする。
 ラケットが重いせいか、微妙なコントロールを必要とするようなプレイをしようとすると、けっこう失敗してしまうのだ。
 しかも、昨日のレッスンが終ったあとは、手首が随分と痛くなっていた。かなり、手首に負担がかかっているみたいだ。
 それに、思っていたほど気持ちのいいショットも打てていない。
 いちばんダメだったのは、ボレー。楽勝と思った場面でのボレーミスを何度も繰り返してしまう。
 うーむ…。いままで使っていたラケットと、あまりにもコンセプトが違いすぎていて、慣れが必要ということなのだろうか。慣れれば、ぜんぜん違うのだろうか。
 そのあたりの判断がいまいちつきかねてしまうなあ。

 4月の後半までスクールでのセールが続いているので、もうしばらく使い続けてみようと思うのだけれど、もしかすると自分にはあわないかも。

 結局、今日は2つ負けて5勝2敗。
 このラケットに買い替えていいのかどうか、どうもすっきりしないなあ。


2012.3.30(金)

▼テニススクールのレギュラークラスでのレッスン。
 週末の市民大会用にガットを新しく張り替えたのだけれど、そのラケットは使わずに、試打ラケットを借りて使ってみる。

 今日借りたのはHEADのプレステージPRO。前回使ってみて、かなりよい感触ではあったのだけれど、腕に負担がかかるのが気になっていたので、ずっと使うとどんな感じなのか試してみたかったのだ。

 うーん、なんかいまいちしっくりこないなあ。


2012.3.29(木)

▼僕の仕事では、報告書作成作業のみを依頼されることがよくある。
 調査はすでに終わっていて、集計表もあがっていて、それを報告書に仕上げて欲しいという依頼だ。

 報告書を作るには、調査目的を知らなければならない。
 調査目的があって、初めて調査を行っているはずだからだ。
 ところが、調査企画書もなく、調査目的もちゃんとまとまったものがないということがよくある。
 なんでそんなんで調査がスタートしているのは不思議でならないのだけれど、これが本当によくある話なのだ。
 なんとか調査目的を聞き出そうとすると、「あれも知りたかった」「これも知りたかった」という羅列が出てきたりする。
 ぜんぜんまとまった調査目的が出てこない。
 そもそも、調査の背景すらはっきりしない。
 仕方がないので、こっちで勝手に調査目的を判断して報告書を作り始める。

 そして戸惑うのが、調査票の中身だ。
 まず、たいていは調査ボリュームが膨大で、場合によっては全体像が簡単に把握できなかったりもする。
 これを整理し始めると、どういう意図があって入っている設問なのか、まったく理解できない設問が多く出てくる。
 調査票にはストーリーが必要なのだが、そのストーリーがなく、細切れ、ぶつ切れの設問が並んでいたりする。
 挙げ句の果てに、ようやく聞き出した調査目的の答えを得るために必要な設問がどこにもなかったりもする。
 どうするんだよ!とか思いながら、そこのところは適当にごまかして報告書を作っていく。
 発注元も、よくこんなんで高い金を出すよな、と思うよ、さすがに。

 報告書に使う数字は、先方が提供してきた集計表であるのだけれど、この集計表にも頭を抱えることとなる。
 よりよい報告書を作るためには、必要に応じて集計ベースを変えたり、分析軸を変えたり、複数の設問を合成した新しい数表を作成したり、あれこれ工夫を凝らす必要があるのだけれど、先方が集計を担当しているので、なかなか気軽にそういうオーダーができない。
 自社で集計を担当しているのなら、気軽に追加集計をして、その場であれこれ試すことができるのだけれど、それができないのだ。
 仕方がないので、先方の用意した数表で我慢して報告書を作っていくことになる。

 与えられた条件の中で最良の報告書を作ろうと頑張ってはいるのだけれど、こんな状況で仕上がる報告書なんて、ろくなもんじゃない。
 それなりに費用がかかることなのに、発注元もよくこんなんで繰り返し調査を発注しつづけるもんだとあきれかえる。

 発注する側ももっとよく勉強して、よりよい市場調査をおこなうようにして欲しい。
 だって、お金がもったいないじゃん。

 と、賽の河原で石を積むようなむなしい仕事をしながらのリサーチャーのぼやきでした。


2012.3.28(水)

▼毎年3月というのは、あまった予算でリサーチをしようという企業が出てきて、かなり仕事が忙しくなる。昨年は大震災のあおりをくらって、その仕事がきれいに吹っ飛んでしまったが、今年はさいわいなことにかなり忙しいことになっている。
 いまも、同時に3本ぐらいの仕事をあたふたとこなしている状況だ。
 こういう状況がもう少しコンスタントに続いてくれると助かるのだが、4月以降の仕事の予定はいまいちなんだよなあ。

 この業界、次第に構造不況の様相を呈して来ているような気がするのだけれど…。

▼入社した会社の研修で京都に行っている息子から、家族の生年月日を教えてくれと電話が入る。会社に提出する書類に必要なのだそうだ。
 なんとか無事にやっている様子。

森見登美彦『美女と竹林』光文社を読了。
 竹林をテーマとしたエッセイだが、連載が始まるなりネタがなくなっているのは明らか。
 それでも締め切りは確実に来るので、ネタのないまま強引に文章をこねくりだしている。
 であるからして、内容はまったくなし。だけど、それでいて森見登美彦ならではの奇妙なセンスで、それなりに面白く読めるものに仕上がっている。
 この、追い詰められてネタもないままに文章をでっちあげる能力、誰かに似ていると思っていたら、椎名誠だった。椎名誠も、ネタがないままに文章を書き出して、いつの間にかそれなりに面白く読めるエッセイを仕上げる達人ではないか。
 ただ、椎名誠は過去の体験からあれこれネタを引っ張り出してきて文章をでっちあげるのに対し、森見登美彦はひたすら妄想を広げていって文章をでっちあげていく。なにしろ、竹林経営に乗り出して、世界的に有名なビジネス成功者となっている自分を妄想して、それで前後編2回分の原稿にしてしまっているのだから。
 別に読まなくても損をしたとも思わないが、疲れている時に読むには手頃な1冊かもしれない。


2012.3.27(火)

ディーン・クーンツ『オッド・トーマスの霊感』ハヤカワ文庫NVを読了。
 最近はもうクーンツを読まなくてもいいかな、なんて思うことが多かったのだけれど、これは久しぶりによかった。
 死者の霊が見える若者が主人公ということで、ネタは映画の『シックス・センス』と共通。が、その若者が、なにかとてつもない災厄が田舎町に襲いかかることを予知してしまい、それを食い止めるべく孤軍奮闘するというのが本書のおおよそのあらすじ。
 孤軍奮闘と言っても、町には彼の特殊能力を知り、彼を援護しようとする知人もおり、恋人もいる。主人公は孤独ではない。だが、それゆえにこそ、町を守るために必死に町の中をかけずり回る。その主人公の痛々しいまでの焦燥感が全編に漂い、本書を密度の濃い作品に仕上げている。
 終盤でのたたみかけるような展開も、最近のクーンツでは味わえていなかったものゆえに、すごく嬉しい。


2012.3.26(月)

▼週末にガットの張り替えを頼むのを忘れてしまったので、ちょいとテニススクールに寄ってガットの張り替えを頼んでくる。
 ついでに川口市のダブルス大会も申し込む。


2012.3.25(日)

▼6時に目覚めると、息子が背広に着替えているところだった。
 息子は今日から京都での研修に行き、そのあとで正式に配属が知らされて、おそらくは長野県で社会人としての一歩を踏み出すことになるのだ。

 思ったよりアルコールを摂取してしまったのか、けっこう酔いが残っている状態ではあったのだけれど、こちらも着替えて、タクシーで熱海駅に向かう息子を嫁さんと一緒に見送る。

 赤ん坊の時からずっとこの熱海の大宴会に参加していた息子が、この熱海から巣立つことになろうとは…。
 ひとつの時代が確実に終わってしまったのだなあと、余計に感じてしまう。

 温泉に入ってアルコールを抜こうとしたのだが、ぜんぜんしゃきっとしない。
 朝食をしっかり食べるが、それでもヘロヘロした状態からぜんぜん復帰できない。
 そんなに飲んだのかなあ。
 昨夜一緒に飲んでいた連中に「おれ、何時頃まで飲んでいた?」と聞くと、「少なくとも4時の時点ではまだ飲んでましたよ」と言われて愕然としてしまう。そんな時間まで飲んでいたのか! じゃあ、2時間も寝てないんじゃん。そりゃ、眠いわけだし、アルコールだって抜けてないわけだよ。

▼今日は先ずMOA美術館へ行く。
 ただし、嫁さんと娘の2人だけ美術館に行ってもらって、こちらは車の中で休ませてもらうことにする。とてもじゃないけれど、絵だの彫刻だのを見て回るような気分じゃないのだ。

 しばらく車の中で横になって寝ようと努力したのだけれど、なかなか眠ることができなかったので、あきらめて読みかけのクーンツを引っ張り出す。

 美術館は、いちばん楽しみにしていた作品が地方の美術館に貸し出しているとのことで見られなかったらしい。

▼次は熱海梅園へ。
 MOA美術館同様、以前から気になっていながら寄る機会がなかった場所だ。
 そもそも、冒険小説協会の大会が開催される時期にはいつも梅は終わっていて、寄ってもしょうがなかったのだ。
 しかし、今年は梅の時期が後ろにずれてしまっている。しかも、今年の大会は例年より1週間早く開催されたので、まだ梅が残っているのではないかと思ったのだ。

 予想通り、梅はまだ残っていた。
 さすがに盛りは過ぎてしまっているものの、それなりに楽しめるぐらいの花は残っていた。

 ここでそばなどを食べて、2時半になったところで帰路につく。

▼行きも渋滞だったが、帰りはそれをはるかに上回るとんでもない渋滞が待っていた。
 日曜日の午後、いちばん渋滞する時間帯ではあったのだけれど、ここまでひどく渋滞するとは思っていなかった。
 真鶴道路に入ったところで、車がピクリとも動かなくなってしまう。延々と時間をかけてようやく真鶴道路を抜けても、そこも渋滞。
 気が遠くなるような時間をかけてようやく早川を抜けると、ようやく走り始めるが、小田原厚木道路が厚木に近づいたところでまたしても渋滞。
 2時半に熱海を出発して、すでに4時間以上たっているというのに、いまだに厚木に辿り着くことができない。
 海老名SAで休憩をしようと思っていたのだけれど、海老名がこれほど遠いとは!!
 7時過ぎに海老名SAに到着。
 ずっとアクセルを微調整していた右膝が固まってしまって、スタスタと歩くことができない。腰もかなりしんどくなってしまっている。
 若い時のような運転はもうできないなあ。

 さいわい、海老名から少し走ると渋滞は解消され、その後は順調に走って9時には帰宅することができた。
 いやはや、さすがに疲れた。


2012.3.24(土)

▼日本冒険小説協会の第30回全国大会。
 今年も家族で車にのって熱海に向かう。

 実は、日本冒険小説協会は、内藤陳会長が亡くなられたために、今回の全国大会をもって解散することが決まっている。
 しかも、息子は長野県に本社のある会社に入社が決まっていて、明日からその会社での研修が始まることになっている。
 だから、こうして家族で熱海に行くのも、おそらくは今回が最後となるのであろう。
 何回かいけなかったことはあるものの、30年間通い続けた熱海である。
 なんとも、感無量としか言いようがない。

 出発が予定よりも遅くなったために渋滞に巻き込まれ、9時半に家を出て、熱海についたのが16時。
 途中、息子に運転を代わってもらったが、サービスエリアの駐車場での運転の下手っぴぶりに恐れおののき、あとは自分でハンドルを握り続けた。

 ホテルでは、従業員が駐車場の場所を説明しようとするのをさえぎって「知ってますから、大丈夫です」。
 それほど、何度も通ったホテルなのだなあ。

 部屋に荷物を置き、本部室へ。
 以前は、この本部室でいつも会長が高校野球を見ていたりした。
 その会長に挨拶をして、ビールを飲み始め、あとからやってきた連中と雑談などをしたものだった。
 が、ここ数年は本部室に行っても会長の姿のないことが多かった。闘病生活をおして熱海に来ていた会長は、たいていは部屋で横になっていたからだ。
 だけど、今回は部屋で横になっていることすらもないわけだ。
 でも、いつもと変わらないように、ビールを飲みながら、他の仲間たちと雑談などをして過ごす。

▼大宴会スタート。
 冒険小説協会大賞の発表。
 日本軍はなんと西村健『地の底のヤマ』と、大沢在昌『新宿鮫 絆回廊』のダブル受賞となった。なんとなんと、30回目にして初めての同点となってしまったのである。
 西村健はといえば、日本冒険小説協会出身といっていい小説家である。会の発行する会報にいつもいつも長い長い旅行記を載せていたかと思うと、いつの間にか小説を書いて作家になってしまった男だ。
 そして大沢在昌さんも、冒険小説協会のいちばん最初の時からずっと一緒にいてくれた作家である。なかなか売れずに「永遠の初版作家」と呼ばれていた時から、ずっと冒険小説協会と一緒にいてくれて、時には会報に原稿を書いてくれたり、熱海の大会に参加してくれたりしてくれた作家だった。
 その2人の同時受賞というのはデキすぎだろうと思うのだが、本当にみごとに点が一致してしまったのである。
 この2人の受賞のスピーチが泣かせる。
 いつもはおちゃらけたキャラを前面に出して本心を出そうとしない西村健が、本当の自分をつい出してしまった感涙もののスピーチだった。
 そして、大沢さんのスピーチがこれまた素晴らしかった。
 本当に、会とかかわりの深いこの2人の受賞となってよかった。

 外国軍はジェフリー・ディーヴァーの『007/白紙委任状』。本人からのコメントが紹介される。

▼大宴会の途中で、参加者全員に本や細々したグッズの入った袋が配られる。
 すべて、会長の部屋にあったもので、要するにみんなへの形見分けだ。
 袋の中には、必ずサイン本が入っている。
 僕らが会長の部屋にあった本を1冊1冊、すべてチェックしてピックアップしたサイン本だ。
 中には阿佐田哲也さんの「内藤陳様、小泉喜美子様」と連名で献呈されたサイン本などもあって、黙って自分のものにしてやろうかという誘惑にかられたものだが、さすがにそんなことなどできるわけもなく、誰かしら今回の参加者のもとにいったはずだ。

 我が家が手にした袋の中には、山田正紀さんのサイン本、ロバート・B・パーカーのサイン本などが入っていた。

 さらに、クジ引きでモデルガンなどもみんなへの形見分けとして配られた。
 ここで、うちの娘がとんでもないものを引き当ててしまう。
 MGCから出されていたM16アサルトライフル!
 重いし、でかい。
 保存状態はよくないものの、これはおそらく貴重なものなのであろう。

▼大宴会のあとは、本部室に腰を据えて、大沢在昌さんたちと雑談などしながら飲み続ける。
 大沢さんが本当に冒険小説協会大賞を欲しかったんだという話しなど聞かされ、なかなか自作が評価されなかった悔しさなどが言葉の端々ににじみ出る。
 そういう時期に、内藤陳という読み手がいてくれたということが、ハードボイルドを書く作家にとって本当に励みになったのだという。
 さきほどのスピーチでも、「内藤陳という読み手がいてくれたことは、僕たちにとっては本当にしあわせなことだった」と語っていた。そして「これからの若い書き手にとって内藤陳はもういないのはかわいそうなことだと思う。だから、残された会員は少しでも内藤さんの精神を引き継いで、よい読み手であり続けてほしい」というようなことを語った。
 大沢さんのそのような言葉を心して聞かせていただいた。

 もうこれ以上飲み続けるのはやばいなと思ったところで部屋に引きあげる。
 時計をしていなかったので何時頃だったのかまったく把握していなかったのだけれど、1時過ぎぐらいだろうと思っていた。


2012.3.23(金)

▼「東宝特撮映画DVDコレクション65」を購入。これでついに「東宝特撮映画DVDコレクション」の刊行も終了だ。よくもまあ、挫折せずに最後まで買ったものだと、自分で呆れ返る。だって、ほとんどのゴジラ映画は興味ないもんなあ。

▼来週末にS市のシングルス大会があるので、そのためにガットを貼り替えようと思っている。
 いま張っているガットは2月19日に張ったものなので、まだ1ヶ月ちょっとしか経っていないのだけれど、なんだか張って1週間ぐらいでゆるんじゃった感じだったので、ちゃっちゃと張り替えてしまおう。

 で、問題はテンションをどうするかだ?
 シングルスだったら、ゆるゆるガットにしてミスを減らして、気持ちのよい感触で試合に挑むというのがいいかもしれない。
 ダブルスと違って、前衛アタックとか打つわけじゃないし。
 Cクラスの試合だと、確実にその方が勝率があがると思う。
 だけど、それでいいのか?という気もしてくる。
 固く張って、ハードヒットした方が自分らしいテニスができるじゃないか。
 うん、たしかにそうだ。
 それに、再来週からはダブルス月間が始まるのだから、その時にゆるゆるガットだったら絶対に物足りなくなって張り替えたくなるぞ。
 た、たしかにそうだ。

 うーん、悩ましいぞ。
 今夜のレッスンで張り替えに出してしまうので、それまでに決断しなければ。

▼テニススクールに行くと、HEADのラケットが一揃い、試打ラケットとして置いてあった。
 スクールでは、ただいまHEADのラケットのセール中なのだ。
 さっそく、プレステージPRO、プレステージMiD、スピードPROの3本を借りてレッスンを受けてみた。

 最初に使ってみたのはプレステージMiD。
 持ったところ、ずっしりと重いというのが第一印象。
 使ってみると、打ちやすいことは打ちやすいのだけれど、何か違和感がある。
 ストリングパターンが18/20と、いつも使っているラケットと違うせいだろうか?
 あるいは、ただ単に重いせいだろうか。
 メーカーホームページによると、重さは330g。フレーム厚が19mm。フェイスは93平方インチ。バランスは310mm。ストリングパターンが18/20。
 しばらく使っていると、腕の筋肉がぱんぱんに張ってきた。重くて、なおかつややトップヘビーなせいだろうか。
 使うまではフェイスが小さいことが気になったが、いざ使ってみるとそれほど違和感はなかった。

 次にプレステージPROを使ってみる。
 こちらは、重さが325g。フレーム厚が21mm。フェイスは98平方インチ。バランスは315mm。ストリングパターンは16/19。
 やや重いものの、こちらの方がはるかに使いやすい。
 というか、けっこう凶悪なスピードボールが打てるぞ。
 かなり、好きな感触かもしれない。
 サーブを打ってみると、けっこういい感じでフラットサーブが打てるし、スライスサーブもスピードが乗ったまま、驚くほどよく曲がる。
 問題は重さで、2試合目、3試合目ぐらいでしんどくなってしまうのではないかということ。
 そこは、また次の機会に確認してみよう。

 続いてスピードPROを使ってみる。
 こちらは、重さが335g。フレーム厚が18mm。フェイスが98平方インチ。バランスが310mm。ストリングパターンが16/19。
 重いはずなのだけれど、意外と重さを感じさせない。
 打った時の感触は実に柔らかくて、ガツンといった衝撃がない。
 そして、スピンがよくかかる。
 これはこれで悪くはないのだけれど、やっぱりガッツン系のプレステージの方が僕の好みにあいそうだ。

 さらに、他の人が借りて来ていたプレステージSを打ってみる。
 持った瞬間「うわ、軽い!」と思ってしまった。
 こちらは、重さが305g。フレーム厚が22mm。フェイスが98平方インチ。バランスが310mm。ストリングパターンが16/19。
 重さがふだん使っているラケットに近いので、ほとんど違和感なく使える。
 ただ、このラケットだけナイロンガットが張られていたので、プレステージPROのような凶暴なショットが打てない。これにポリガットが張られたならどんな感じになるのか、気になるところではある。

 というわけで、プレステージPROの重さを使いこなせるかどうかというのが、ポイントという気がしてきた。
 今度、レッスン以外の場面で借りてみて、何試合もこなせるものかどうか確認してみようと思う。
 実に凶悪なパワーショットが打てるという点では、つかいこなせたらかなり楽しいプレイができそうな気がしている。

 使いこなせなかったら、プレステージSかあ…。
 これにポリガットを張ったとして、どれだけパワープレイができるのかなあ。
 ちょっと、そこんとこが分からない。

 あっ、試打に夢中でガットの張り替えをお願いするのを忘れてた。


2012.3.22(木)

▼嫁さんから「ビデオカメラを買ってきて」と頼まれて金を渡される。
 この週末に冒険小説協会の全国大会で熱海に行くのだが、息子はその熱海から直接、入社した会社の研修に参加し、そのまま地方での一人暮らしが始まる。
 おそらく、今後は家族揃っての旅行というものはそうそうないだろう。もしかすると、今回が最後かもれしれない。
 だから、ビデオカメラに旅行の記録を残しておきたいのだという。
 昨年まで使っていたミニDVテープを使うカメラは、去年壊れてしまっていたのだ。

 が、頼む方は「ビデオカメラを買ってきて」と簡単に言うが、何を買えばいいのかまるっきり分からない。
 価格ドットコムなんかをチェックしてみたのだけれど、どの機種がいいのか、まるっきり見当もつかない。
 そもそも、昨今の機種は内蔵メモリーが中心なのだろうけれど、そこに溜まった動画をどうすればいいのかも分からん。
 いままでのようにカセットテープだったら、それをとっておけばいいわけだけれど、今度はパソコンとかハードディスクプレイヤーとかに移した上でDVDとかブルーレイとかに焼き付けるわけだよな。
 簡単にできるのか?
 というか、パソコンを使えないような年寄りは、どうしてるんだ?

▼仕方がないので、会社の帰りに駅前のヨドバシカメラに寄ってみる。
 4万円台というのを基準に見ていくと、内蔵メモリ−の容量は32メガバイトの機種ということになる(64メガバイトになると、とたんに値段が跳ね上がるのだ)。
 あとはどのメーカーの機種にしてもたいした差はなさそうだ。
 そこで店員をつかまえて相談して、ソニーのHDR-CX270Vという機種に決める。
 お値段はかろうじて5万円を下回っている。
 が、予備のバッテリーやらメモリーカードやらを買い足すと、あっさりと6万円をオーバーしてしまうではないか。
 予算は6万円なんだからねと店員に伝え、あれこれ検討して、メモリーカードは16メガバイトにして、2時間撮影の可能なバッテリー、ケース、バッテリーチャージャーのセットを買って60,700円。
「きりよく、その700円もカットしようよ」と交渉したが、「それは勘弁してください」と言って、1,500円ぐらいの液晶保護シートをつけてくれた。

▼帰宅して、バッテリーに充電しながら取扱説明書を読むが、我が家のハードディスク内蔵ブルーレイレコーダーにハイビジョン画質の動画を取り込めるのかどうかが、いまいちよく分からない。
 取扱説明書には「ソニー製ブルーディスクレコーダーのハードディスクにダビングしたり、ディスクを作成したりできます」と書いてあるのだけれど、他社製品だとダメなのか?
 我が家のレコーダーはパナソニックのディーガなのだ。

 そこで、今度はディーガの取扱説明書を読んでみる。
「当社製デジタルハイビジョンカメラで撮影したハイビジョン動画(AVCHD)を取りこむことができます」と書いてある。やっぱり、他社製品だとダメなのか?

 しかし、そんな不便なものを売っているのか? それじゃ、世の中の人はみんな、ビデオカメラに溜まった映像をどうやって保存してるんだ?
 パソコンに取り込むことはできるけれど、我が家のパソコンはそれほどハイスペックではないので、動画ファイルを扱うにはいささかパワー不足である。しかも、ブルーレイディスクは扱えない。
 どうすりゃいいんだ?

▼ヤフーオークションで落札した本が届く。

『花嫁峠』富田常雄(泰洋出版社/昭和16年発行初版)1500円

 ヤフーオークションで見つけるまで、こんな本が出ていたとはまったく知らなかった。
 昭和16年というと、富田常雄としてもかなり初期の単行本ということになる。
 現段階で確認できた限りでは、昭和13年に『壮烈加納部隊長』『空の英雄 南郷少佐』などの戦記物を出したのが最初で、本書はその3年後ということになる。
 この時点で大人向けの小説を出しているとは、思ってもみなかった。

 さて、この『花嫁峠』、かなりの珍本である。
 表紙をめくると中扉があって、そこには「花嫁峠目次」と印刷されている。
 で、その中扉をめくると目次となっているのだが、その目次に載っている収録作品は「勤王宝島」と「沢庵くずれ」の2本なのである。
 あれ? 表題作の「花嫁峠」は?
 さらに目次の次のページをめくると、そこには「読切小説文庫 勤王宝島」と印刷された中扉があって、その次のページから「勤王宝島」が始まっている。
 そして、目次通りのページから「沢庵くずれ」という小説が始まっているのだけれど、どこにも「花嫁峠」という作品は載っていない。
 なに、これ?

 香山滋の本には目次に載っていない作品が掲載されていてびっくりしたことがあったけれど、表題作が掲載されていない本というのも珍しいよなあ。

石光勝『テレビ番外地』新潮新書を読了。
 かつて番外地と呼ばれた東京12チャンネルに創業時からいた著者が描いた軽めのノンフィクション。
 もっと東京12チャンネルならではのエピソードに踏み込んだ内容を期待したのだけれど、どちらかというとテレビ界ならどこにでもあるようなエピソードが多かったのは残念(それはそれで面白いことは面白いのだけれど)。
 いちばん期待したのは、誰も知らなかったような海外ドラマを山のように放送していたことに関する記述だったのだけれど、かろうじて「モンティ・パイソン」に触れているだけ。そういう部署にいた人じゃなかったんだな


2012.3.21(水)

水谷竹秀『日本を捨てた男たち』集英社を読了。
 サブタイトルは“フィリピンに生きる「困窮邦人」”。
 つまりは、フィリピン女性にのめりこんだあげくにフィリピンに移住するが、有り金使い果たして一文無しとなってフィリピンでホームレス同然の生活をしている日本人などを取材したノンフィクションだ。
 最初のうちは、ちょっと足を踏み外しただけで自分を含めて誰もがこういう立場になりかねないのかなと思って読んでいたのだけれど、そんなことはなかった。読めば読むほど「自業自得」という言葉しか思い浮ばない。
 この本で取り上げられている日本人は、ほとんどが「人間のクズ」と言いたくなるような人物で、さすがにここまで落ちることは自分にはできない。
 たとえば、運送会社を経営していた父親が脳梗塞で倒れると、その会社の金をすべて使い込んで遊び、その金が尽きるとトラックなどの会社の資産をすべて売っぱらってフィリピンパブで豪遊し、さらにはヤクザから金を借りまくって遊び、にっちもさっちもいかなくなってフィリピンに逃げ込むような人間が、フィリピンで「困窮邦人」となっているのである。当然、脳梗塞で倒れた父親は、最低の生活を強いられることになる。
 たとえば、単身赴任中に妻も子もいる立場でありながらフィリピンパブにのめりこみ、一方的に妻に離婚を告げて会社をやめ、退職金をすべてフィリピンの生活につぎ込み、あげくのはてに一文無し。そんな「困窮邦人」。バカおやじのせいで、残された家族にどのような生活を送るようになったのか、考えるだけで腹が立つ。
 しかも、フィリピンでさまざまな手を差し伸べられながらも、あれこれケチをつけてひとつところに落ち着こうともせず、働こうともせず、それで無一文になっているのである。
 日本に帰国する手を差し伸べられても、フィリピンで若い女性と遊ぶ味が忘れられずに、帰国を拒否してホームレス同然の生活を続けたりするのである。
 同情も共感もしようがない。

 著者はこの取材を通じて、日本社会のゆがみを訴えたかったようだけれど、ぜんぜん説得力がない。
 どう読んでも、彼らは自分の選択で“フィリピンに生きる「困窮邦人」”となっているとしか読めない。
 著者自身も「彼らは(日本から)捨てられたのではなく、実は日本が捨てられたのではないだろうか。」と書いているように、日本を捨てるという選択をしているのは彼ら自身なのである。
 「捨てられた日本」に問題があると著者は言いたいようなのだけれど、自分が好きで「日本を捨てる」という選択肢を選んでいるのだから、勝手にフィリピンで野垂れ死にさせればいいではないか、という感想しか持ち得なかった。


2012.3.20(火)

▼午前中は布団に寝っ転がったままだらだらと読書。

▼午後は家族で都内に墓参り。
 息子はこの4月から就職して地方に移るので、こうして家族揃って墓参りに行くことも、これからはそうそうないのだろう。

▼帰宅して、夕食までに腹が減りそうになかったので、ちょいと走りに外に出る。
 およそ4キロの距離を走ってみる。
 ふだんテニスで使っている筋肉と違う部分を使うのだろう。走り始めてすぐにスネのあたりが辛くなるが、それでもそのまま走り続けることができた。
 時間があれば、もっと走ることはできそうだ。
 ここ2ヶ月ほど、毎朝スクワットを100回やっている効果もあるのかもしれない。

▼夕食は、息子の卒業祝い&送別会&娘の誕生日祝いを兼ねて、近所の裕華という中華料理店へ。
 都内の某有名中華料理店で修行した旦那さんが厨房を担当しているお店で、我が家の周辺ではピカイチの味を誇るお店なのである。
 目立たない場所にあるのだけれど、たいてい店内は満席で、今日はしっかりと予約を入れておいた。
 4月から息子も社会人かと思うと、いったいいつのまにそんなに月日が流れてしまったのかと呆然としてしまう。


2012.3.19(月)

▼ふと調べてみたら、今年になって読んだ本の冊数…16冊!!
 思わず、血反吐を吐いて倒れそうになってしまう。
 なんと、1冊読むのに5日ぐらいかかってるよ!

 でも、読書に費やしている時間て、基本的に通勤の電車の中と、始業前のドトールコーヒーなんで、以前に比べて減っているわけじゃないんだよなあ。
 つまり、本を読むスピードが極端に落ちているってわけだ。
 体力と視力が低下してきて、読書に集中していられなくなっているのが原因なんだろうなあ。

▼読書量も減っているけれど、購入する古本の量も激減している。
 「ちょっと買いたいかも」という程度の本を買わなくなっているからだ。
 本を置くスペースが無尽蔵にあるのなら、どんどん遠慮なく買うんだけどね。
 でも、今日は買いたい本があった。

d『異聞猿飛佐助』中田耕治(東都ミステリー)100円
 東都ミステリーが100円であったら、そりゃ買うよね。ダブリだけど。

 でもって、別の古本屋でもう1冊。
『アドベンチャーノベルス 赤塚不二夫劇場』赤塚不二夫原作/喰始著(JICC出版局)100円
 なんと、赤塚不二夫のキャラクターが67人も登場するというアドベンチャーノベルスだ。
 いやあ、喰始、こんな仕事もしていたんだね。

▼内藤陳さんの部屋から回収してきたVHSテープのデジタル化作業が終了。
 自分が持っていたビデオとあわせると、以下のような映像をデジタル化することができた。

 ★タモリ倶楽部(4回分)
   100回記念戦争ごっこスペシャル(前後編)
   戦争ごっこパート2
   「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」公開時
 ★今夜は最高(北方謙三出演時)
 ★笑っていいとも!(テレフォンショッキング出演時)
 ★ソリトン(原田芳雄メインでゴールデン街を舞台にしたもの)
 ★青春プレーバック(内藤陳さんの若い頃を回顧しながら池袋を歩く)
 ★コンピュートナイト
 ★クイズタイムショック(内藤陳さんの他に山田康夫さんなども登場)
 ★徹子の部屋
 ★テレビ海賊チャンネル(所ジョージの番組)
   晋也の部屋
   帰ってきた幻のコメディアン
 ★CM
   パーラーラスベガス
   日立製作所/暗号化技術
   ソフト99おしゃれカーポケプレゼント
   山梨三共シロアリ防除
 ★カラオケビデオ
   上海帰りのリル/東京の花売り娘

 いやあ、けっこうあるな。
 これをDVDに焼いて、週末の熱海での全国大会に持っていく予定。
 忘れないように気をつけないと。

 残念なのは、大林監督の手になるコピー機のCMがなかったこと。
 あれは、素晴らしい映像なのに。


2012.3.18(日)

▼さいたま市シングルス大会ベテラン50歳の部に出場。
 年齢的には参加資格はあるものの、ベテランと呼ぶには程遠い自分ではあるのだけれど、少しでも経験を積んでおくために申し込んだ大会。
 ところが、初戦の相手は昨年の秋に対戦して1−6で負けてしまったI山さんです。なんで、2回連続で同じ相手と戦わねばならないのか。
 しかも、I山さん、以前からのテニス仲間で、プライベートで対戦してもまったく勝ったことがないという相手なのだ。明らかにレベルが違いすぎて、勝てるわけがない。
 それでも、必死にくらいついたのだけれど、結局は前回と一緒で1−6で負け。
 デュースまでもっていったゲームもあったし、ラブ・フォーティであと1本でゲームをものにできるという場面もあったのだけれど、そこからの1本が実に遠い。
 右に左にさんざん走らされて、疲労困憊させられた上での完敗をくらってしまった。

 でも、他のコートでは「あの人は●●市で優勝した人だよ」とか「県大会レベルの選手だよ」とかいう人がごろごろしていて、ものすごくレベルの高い試合をやっていたので、そもそもが無理な大会なのだ。

▼帰宅して内藤陳さんの出ているテレビ番組のデジタル化作業をやっているうちに、強烈な睡魔に襲われてうたた寝をして、ふと気がつくとテニススクールの振り替えレッスンに行くのにちょうどいい時間になっている。
 それまでレッスンに行く気などまったくなかったのだけれど、唐突に気が変わってスクールへ。
 たかだか1試合で思っていた以上に疲れていたようで、あっと言う間に息も絶え絶えになってしまったのだけれど、ストレス解消を兼ねてひたすらボールを追いかけて打つ。
 残っていた体力をきれいさっぱり使い果たして、とりあえずは大満足だ。

 夕方からスクールで始まるミックス大会をしばらく見てから帰宅。


2012.3.17(土)

▼古いハードディスク内蔵DVDプレイヤーのリモコンのスイッチがあれこれ利かなくなってきた。
 地デジに対応していない機種なので、すでに活躍の場は少ないのだけれど、VHSのビデオデッキにつないで、VHSテープのデジタル化に使っているので、これが使えないと困ってしまうのである。
 しかも、最近のこの手の機械は、本体にボタンがなく、リモコンでしか操作のできない機能が多いため、リモコンが壊れてしまうと、本体が壊れてなくても使えなくなるという、非常に納得のいかない事態が発生してしまうのである。
 調べてみると、一応メーカー純正のリモコンも買えるのだけれど、3150円に送料が450円かかるのだという。たかだか、早送りとか早戻しのスイッチが使えないというだけで、この出費はかけたくない。
 そこで、ヤマダ電機にでかけていって、汎用性のあるリモコンを探してみる。
 あることはあったが、それが我が家の古い機種に対応するものかどうか、いまいち自信がもてない。
 店員に聞いても、いまひとつはっきりした回答が得られない。
 うーむと迷ったが、店員がパッケージがきれいな状態であれば返品に応じるというので、買って帰ることに。
 で、帰宅して試したところ、無事に使えることが分かったのでひと安心。
 もっとも、純正のリモコンにしかないボタンもあれこれあるので、場面によってはその2つのリモコンを使い分けなければならないということに。
 まったく、やたらとリモコンが増えてしまうのも困るんだけどねえ。

▼で、内藤陳さんの出ているテレビ番組のビデオのデジタル化作業を続行。

▼午後からテニススクールのお楽しみテニス大会に参加。
 今日はオカピーとペアを組むが、絶不調で、初戦を4−3でかろうじて勝った以外は、ことごとく1−4で負け続けてしまう。
 明日はさいたま市の市民大会があるというのに、こんなにボロボロで大丈夫なんだろうか。
 結局、今日は1勝6敗の惨敗に終ってしまう。

▼高校時代の友人たちとレンタカーを借りて奥多摩に遊びに行っていた息子が帰ってくる。
 バーベキューをやり、キャンプファイヤーをやり、随分と楽しかったとのこと。
 もうすぐ会社に入って働くようになるのだから、今の内に遊んでおきなさい。


2012.3.16(金)

スティーヴン・ハンター『デッド・ゼロ(下)』扶桑社ミステリを読了。
 ボブ・リー・スワガーも歳をとって、シリーズの主人公として活躍するにはいささか厳しくなってきたと思ったら、新たに若きスナイパーが登場してきた。こいつをサブキャラクターとしてスワガーを支えさせるのかと思いきや、なんの伏線もなしに驚愕の展開に!
 思わず「ダーク・ピットかよ!」と突っ込んでしまったではないか。

 別にシリーズ作品にこだわらなくてもいいのになあ。

▼ようやくクライアントからデータがきて、レポーティング作業をスタート。
 が、調査目的を解決するための設問が調査票に盛り込まれていないことが判明。
 これで報告書を作ってくれと言われてもなあ。
 あがってきた数表も、エンドクライアントのド素人丸出しのリクエストをそのまま受け入れたもので、とてもまともな報告書を作れるようなものではない。要するに、うちに発注してきたところも、調査に関してはド素人だってことなんだよなあ。
 こういうお粗末なリサーチがまかり通ってしまうのが、昨今のマーケティングリサーチ業界であるのかと思うと、情けなくなってしまう。
 しかし、こういうところがいまのマーケティング・リサーチ業界の中心にいる企業だったりするのだよなあ。

 とりあえず、できる範囲内で報告書を作るしかあるまい。
 でも、時間もあまりないんだよなあ。

▼残業して報告書を作っていたのだけれど、あまりの内容のなさにうんざりして9時過ぎに会社を出てしまう。

 赤羽でテニス仲間が飲み会をやっているはずなので電話を入れてみると「まだやってるよ〜」と言うので、ちょこっと合流。
 すでに食べ物は何も残っていなかったので、ひたすらビールをがんがん飲む。


2012.3.15(木)

▼某クライアントからレポーティング作業を依頼され、かなりスケジュールがタイトだったのだけれど、3月はそういう作業を無理してでも受けてこなして売り上げをあげなければいけない月なので、受注する。
 が、今朝からその作業にとりかかれるはずだったのに、ぜんぜんデータがあがってこない。
 データがなければ作業に手をつけられないじゃん。


2012.3.14(水)

▼日本冒険小説協会の全国大会の打ち合わせでゴールデン街「深夜プラス1」へ。
 このところ、頻繁にゴールデン街に行っているなあ。
 が、仕事で遅れて行ったために、着いた時にはほとんどの打ち合わせは終わったあとだった(ガックシ)。

 若干の打ち合わせを兼ねた雑談などしていると、数人の携帯から地震警報がなって、グラリグラリと…。
 おおっ、さすがはゴールデン街、よく揺れるぞ。
 棚に立てかけてあったパネルが2枚ほど落ちる。
 1階だからまだマシだけれど、2階のお店なんてどれだけ揺れるんだか。

▼帰宅が遅くなったのだけれど、最寄駅の近くのスーパーが深夜までやっているので、そこで嫁さんにホワイトデーのプレゼントを購入して帰宅。


2012.3.13(火)

スティーヴン・ハンター『デッド・ゼロ(上)』扶桑社ミステリを読了。
 速攻で下巻に突入。

▼内藤陳さんの出ているテレビ番組のデジタル化作業をおこなう。
 北方謙三さんが出ている「今夜は最高」。
 内藤陳さんと北方謙三さんの乱闘シーンがあり、本気で暴れた北方謙三さんのせいで、会長があざだらけになったという伝説の乱闘シーンだ。

 引き続き、「徹子の部屋」もデジタル化に成功。
 先日、前年の物故者を特集した「徹子の部屋」でほんのちょっとだけ放送されたもののフルバージョンだ。
 会長が楽しそうによく喋っている。


2012.3.12(月)

▼娘の誕生日。残業で帰りが遅くなったが、赤羽駅構内でケーキを買って帰る。最近は赤羽駅構内にいろいろなお店が入ったので、こういう時に便利だ。

▼内藤陳さんのマンションから発掘してきたビデオテープのデジタル化作業を始めたところ、4本トライしてそのうちの2本がまったく再生できなかった。
 再生できないどころか、早送りも巻き戻しもできない。
 まるっきり回らない。
 これ、ケースを開けてみれば、なんとかなるのかなあ。

 再生できた2本のビデオには、内藤陳さんが出演しているテレビコマーシャルが入っていた。
 1本はカーワックスのCMで、1本はシロアリ駆除のCM(爆笑)
 シロアリ駆除のCMは、山梨テレビで放送されたローカルもののようだ。
 そういえば昔、熱海の全国大会で見せられたような気がする。

 残念ながら、大林宣彦さんが監督したコピー機のCMではなかった。
 再生できなかった2本のビデオの中に入っているのかなあ。
 他には、「タモリ倶楽部」「今夜は最高!」「徹子の部屋」などのビデオがある。
 無事に再生できて、デジタル化できるといいなあ。


2012.3.11(日)

▼終日、内藤陳さんの部屋の片付け。
 だいぶ片づいてきた。
 部屋の中には、あれこれとお宝が出てきてめまいがしてしまうのだけれど、そのお宝をどう処分するのかがまた頭の痛いところだ。

 1年前にあの地震が起きた時間に作業の手をとめて、東北に向かってみんなで黙祷をささげる。
 あの時からもう1年が過ぎたのかという思いと、まだ1年にしかならないのかという思いが錯綜する。

▼内藤陳さんが出ているテレビ番組等のビデオがあれこれ出てきたので、そのうちの一部をデジタル化するために持ち帰る。


2012.3.10(土)

▼おひな様を片付ける。
 我が家のおひな様は、嫁さんの実家がお金を出してドーンと立派なものを揃えてしまったので、出すのも片付けるのも大変なのだ。

▼午後からテニススクールの「お楽しみテニス大会」に参加。
 「お楽しみテニス大会」というのは、参加者たちで3時間強にわたって、ひたすら4ゲーム先取のゲームをするという時間のことだ。
 今日は、固定ペアであるT須さんとペアを組んで参加。

 実は、今日の「お楽しみテニス大会」に参加するにあたって、秘かに決めていたことがあった。
 いつも、仲間内で試合をすると、集中力を欠いてヘタクソなプレイしかできないと言われ続けているので(いや、事実なのだから、言われても仕方がないのだけれど)、今日はネットをはさんだ相手と馴れ合いはせずに、きっちりと集中して勝ちをめざすと決めていたのだ。
 特にミックスペアが相手の時に、手抜きをしすぎて負けることが多いのだけれど、今日はそこもしっかりと勝ちに行くと。
 目標は全勝。
 そしてもうひとつ、強打は控え、ストレート攻撃も控えるとも決めていた。確実なテニスで、きっちりと勝ちをめざしてみて、どのくらいのことが自分にできるのか、それを確認しておきたかったのだ。
 だが、そのことはT須さんにはナイショにしていた。事前に言って、まったくできなかったらあまりにも哀しいので、自分だけで心ひそかに決めて、今日の「お楽しみテニス大会」に臨んだのだ。

 結果として、けっこういいテニスができたのではないかと思う。
 市民大会のAクラスで通用するかとなると、難しいだろうけれど、それでも自分としてはミスの少ないテニスができたと思う。

 が、全勝はできなかった。
 6勝1敗。
 M田&忍者I田ペアに4−3で負けてしまったのだった。
 だって、僕は本気モードになっているのに、T須さんたらニコニコとお楽しみモードなんだもんなあ。
 ミックスペアが相手だと、女性相手にボレーのレッスンをつけるかのようなボールを延々と出し続け、そのあげくに厳しいコースに打ち込まれて「あか〜ん!!」とか悲鳴をあげて喜んでいるし。
 しかも、優しく返そうとするボールをミスって何度もネットにかけたりしているし。
 M田&忍者I田ペアに負けた最後の一球も、チキったリターンをネットにかけたものだったし。

 ま、「お楽しみテニス大会」って、そもそもそういう時間ではあるのだけどね。
 でも、仲間内のテニスで集中力を欠いてヘタになるのは、なにも僕だけではないということがしっかりと確認できたので、それでいいや(笑)


2012.3.9(金)

▼某クライアントから電話。
「あのさあ、作業は発生しないんだけど、見積もりを1本作ってくれない?」
「はあ?」
「取引先でね、予算計上するのにどのくらい費用がかかるのか見積もりが必要って言ってるんだけど、どう考えても作業が発生するとは思えないのよね」
「はあ…」
 クライアント様には逆らえないから、作ったけどね。

▼レギュラークラスでのテニスレッスン。
 今日はやたらとサービスの調子がよく、コーチを相手にエースを何本もとってしまう。
 フラットサーブとスライスサーブを混ぜて打ったのがよかったか。

 新しいラケットにバボラのピュアドライブを検討していたのだけれど、まわりの情報をあれこれ集めると、どうやら自分のプレイスタイルに対してベストのラケットではなさそうということが分かってきたのでピュアドラを買うのはやめたとコーチにいうと、今度ヘッドのセールがあるから、試打ラケットを持ってきてくれるとのこと。


2012.3.8(木)

▼某クライアントから電話。
「あのさあ、お金出ないんだけど、ちょっとクラスター分析やってもらえないかなあ」
「はあ?」
「データ送るから、ちょっとでいいからやって」
「はあ…」
 クライアント様には逆らえないから、やりましたけどね。
 でも、クラスター分析をやるのに「ちょっと」も「しっかり」もないと思うよ。
 最初はローデータをそのままクラスター分析にかけちゃえとか思ったのだけれど、計算量が多すぎたらしく、解析ソフトがハングアップしてしまう。仕方なく、数量化V類にかけてから成分得点をクラスター分析にかけたものと、因子分析にかけてから因子得点をクラスター分析にかけたものの、2パターンを出してみる。
 これできれいなクラスターに分かれたかどうかは、クロス集計してチェックしてみないとわからないのだけれど、そこまで面倒は見られません。

▼娘から「9時ぐらいに帰るから駅まで車で迎えに来て」と言われて居たのだけれど、結局、「いま赤羽」と電話が入ったのは11時。
 きさまっ!!
 その電話を風呂も入らずに待っていたおかげで、今日も寝るのが遅くなってしまった。
 今週はなぜかずっと睡眠不足が続いているぞ。


2012.3.7(水)

▼日本冒険小説協会の全国大会用に、先日の「内藤陳帰天大宴会」の様子を撮影した写真データが必要ということで、会社の帰りにゴールデン街「深夜プラス1」に寄って、写真データを収録したDVDを置いてくる。
 今日はちょっと寄っただけで、何も飲まずにそのまま帰宅。

▼帰宅してなでしこジャパンの試合を見たあとで、のんびりのんびり風呂に入ったため、睡眠時間が短くなってしまった。


2012.3.6(火)

▼このところ、業界最大手某社の仕事に振り回されている。
 数表をもらってきて報告書に仕上げるだけの作業のはずだった。
 打ち合わせでは「全体のデータのみをグラフ化するだけです」と言うので、「それじゃすかすかのレイアウトになっちゃいますね」「そうなんですよ」という会話をしていたのだけれど、実際にグラフの指示書が来てみれば、クロス項目がヤマほどあって、ひとつのグラフが1ページにおさまらない箇所もけっこうある。
 そもそも、打ち合わせに出てきた人間と、実際に作業指示を出してくる人間が別だったりするので、先方の社内でどれだけ意思の疎通ができているのか不安になってくる。ちなみに、作業指示を出してくる担当者は、一度たりとも会ったことのない人物だ。無駄に打ち合わせを2回もやらされているのだから、その担当者も同席させろよな。

 先方指定のグラフ形式があるので、とりあえず何枚かグラフを仕上げて見本として提出すると「これで大丈夫かクライアントに確認してもらいますので、それでOKが出たら他のグラフもお願いします」とか言う。
 で、そのまま、たかだかグラフの確認で数日待たされる。
 OKが出て、他のグラフも仕上げてパワーポイントに貼り付けた段階で提出すると、「すみません。こちらの確認ミスで、修正の必要な箇所がありました」とか言いだして、パワーポイントに貼ったグラフをすべて直して、貼り直し。
 それも終えて再び提出すると、「これで大丈夫かクライアントに確認してもらいますので、しばらくお待ちください」と言われ、ここでまた何日も待たされる。
 そして、「すみません。クライアントからグラフの修正指示が入りましたので、直してください」と指示が入り、またしてもグラフすべてを直して、貼り直し。
 なに、無駄な作業を繰り返しやらされてるんだ。

 そして、ようやくコメントを入れていくわけだけれど、コメントについても部分的に入れたものを見本として出してくれという。
 打ち合わせでは、「コメントはグラフひとつに1行程度。あまり書き込まずに、数値の大きなところにだけ触れる程度のシンプルなものでお願いします」と言われていた。
 ちょっと特殊な指数を使っているのだけれど、それについては「140を超えるかどうかを基準にコメントしてください」と言われていた。
 その指示を忠実に守ってコメントを書いたのだけれど、大幅な修正指示が入る。
「結果がわかりやすいように、もっと結果を読み込み、複数のグラフにまたがるコメントにしてください。低い数値にも着目して、クライアントに課題を提起するようにしてください。今回使用している特殊な指数については、100を超えているかどうかでコメントしてください」
 でえい! 打ち合わせの指示とまったく違うじゃん。しかも、「この程度の浅い分析しかできないのかよ」と言わんばかりの雰囲気で指示してきやがって! さすがにカチンと来て、「これこれこのように指示されて、その指示に従ってコメントを作っただけなんですけどね」と、嫌みのひとことも言ってしまう。
 すると、「こちらからの指示に齟齬があったのはすみませんが、言うとおりに直してください」と、俺は業界最大手の社員様で、お前ら下請けは黙って言うとおりにしろと言わんばかりの返事が来た。
 ぐわあっ、腹が立つ。

 こんな簡単な仕事に、どんだけ無駄な労力をつぎこんでるんだよ。
 うちが直接受注した仕事だったら、とっくのとうに報告書を納品してるぞ。


2012.3.5(月)

▼冒険小説協会の古い仲間である西村健が『地の底のヤマ』で吉川英治文学賞の新人賞を受賞する。
 実にめでたい!
 ごくごく一部でしか評価されていなかった彼だが、これでブレークすることができるだろうか。

▼内藤陳さんの蔵書の処分についてちょいと打ち合わせをするために、ゴールデン街「深夜プラス1」に寄る。
 内藤陳さんの蔵書は、とにかくその量が膨大なのだけれど、大半はブックオフなどに並んでいそうな文庫本である。しかも、状態がそれほどよくない本が多く、いったいどうしたものかと頭を悩ませていたのだけれど、なんとか処分の目処がついたとのことで、ホッとする。

 店で飲んでいると、ちょうどそこに西村健から店に電話が入り、夜遅くなってから店に来そうな気配だったのだけれど、こちらは週半ばでもあるので、そうそうに引き揚げる。
 あとで聞くと、やはりごきげんで店にやってきて、みんなで朝まで大騒ぎをしたらしい。
 とにかく、めでたい。


2012.3.4(日)

▼朝、布団に潜り込んだまま、DVDで『メカゴジラの復讐』を見る。
 やや大人向けの路線を狙っているようで、なかなか怪獣バトルにはならず、人間ドラマがけっこう長く描かれていく。でも、主演女優がダイコンすぎて、人間ドラマは盛り上がらないぞ。
 ま、人間ドラマといっても、たいしたことないんですけどね。

 で、ゴジラがなかなか出てこない。海底でチタノザウルスという怪獣が暴れたり、ブラックホール第三惑星人によって新メカゴジラが作られていく様子の描写があったりはするのだけれど、ゴジラがぜんぜん出てこないのだ。
 その辺は第一作のよさを踏襲しているのかなと思ったら、チタノザウルスが地上で暴れ出すと、なんの伏線もなしに唐突にゴジラが現れて、チタノザウルスに戦いを挑んでいく。
 ダメじゃん。
 日本に怪獣が登場すると、どういうわけかゴジラが日本を救いに来るという暗黙の了解みたいなものがあるようなのだけれど、そこを脱却せずに大人向けにはならんだろう。

▼昼から、T須さんと組んでインスピ男ダブオープンに参戦。
 久しぶりのハードコートだ。
 なんと驚くなかれ、今年初めてのハードコートである。
 ハードコートって、ボールがどんな風に跳ねたか、すっかり忘れちまったぞ。

 会場につくと、またしてもN濱さんがいる。
 先々週に対戦して僕たちが勝っているので、「今日こそはリベンジしてやる!」と、わざわざ同じブロックに名前を入れてきた。
 ふっ、今日も返り討ちにしてくれるわ!

 初戦の相手は大学生ペア。
 僕がボロボロで一気にゲームをとられていく。
 とにかく、まったく思うように打てず、情けないことこの上もなし。
 ひたすらイージーミスのオンパレードだ。
 特に背の高い方の兄ちゃんのサービスが厳しく、フラットサーブをことごとく僕のバックサイドに入れてくるので、リターンからの攻めをことごとく封じられてしまう。
 途中からT須さんが頑張ってなんとか5−5と追いつくが、最後のゲームをとれず5−6で負け。
 うーん、前回のインスピもボロボロだったけれど、今日もダメダメだ(涙)
 申しわけない、T須さん。

 2回戦目の相手はおじさんペア。
 6−5でN濱さんペアに勝って来ているのだけれど、N濱さん、なんでこのペアに負けたの?って感じ。
 サービスが甘いので、何度も何度も前衛にぶつけていって、ポイントを稼ぐ。そのうちの何度かは、相手がまったくスピードに対応できずに、ラケットに触れることもできないまま抜けていった会心のショットだった。が、実はそのうちの何度かは、クロスに返すつもりがストレートに行ってしまったもので、そのことをT須さんに白状すると、完全に呆れられてしまった。
 相変わらず僕の出来はサイテーで、まったくタイミングの合わないショットを連発していたのだけれど、それでも6−1で勝ち。

 3回戦目はお待たせのN濱さんペア。
 知り合いとの対戦ということもあって、まったく緊張感のないスタートとなり、僕がボロボロとミスを重ねてあっと言う間に第1ゲームを落としてしまう。
 ふだんの練習の時の実力そのままの試合じゃあ、僕の場合は勝てないのだよね。
 T須さんから、もっと集中するために試合中に相手とおしゃべりをすることを禁止されてしまう(そりゃ、そうだよね)。
 N濱さん、けっこういいサーブを打ってきたりして、出来は悪くないのだけれど、ここ一発というところでミスが出るので、終始こちらがリードして、6−2か6−3で勝ち(どっちだっけ?)。
 ま、僕はどちらかというと足をひっぱる役割を担当していたので、勝てたのはひとえにT須さんの活躍のおかげなのだけれどね。

 ブロック2位でおしまいかと思いきや、すぐに隣りのブロックの2位と4ゲーム先取の試合をやってくださいと言われてコートに入る。
 これは勝って当たり前の相手だったのだけれど、2−4で負けてしまう。
 僕がミスを重ねた上に、T須さんのプレイに気持ちが入っていなかった…と思ったら、3試合目で足の具合が悪くなっていたとのこと。
 申しわけない。僕がヘタレだったために、T須さんに負担をかけてしまいました。

 というわけで、前回に引き続き今回も絶不調。
 何が悪いのだろう?
 T須さんから「吼えてないからじゃない?」と言われてしまったけれど、草トーナメントで吼えたりはできないもんなあ(という時点で、いまひとつ本気になれていないってことではあるのだけれど)。
 もしかしたら、朝早く起きて、『メカゴジラの逆襲』なんか見てたからいけないのかなあ。

▼帰りにブックオフによって、『帯をギュッとね!』の2〜10巻を買いこむ。
 これは、風呂に浸かりながら読むためのもの。
 のんびり湯に浸かるために、文庫本とかを持ち込んでいたのだけれど、小説だとなかなか読み終わらず、あまりにも歯がゆいのでマンガを読むことにしたのだ。
 そのためにも、新宿紀伊国屋で新書用のビニールカバーも買いこんである。
 これでしばらくは、浴槽読書をじっくりと楽しむことができるぞ。


2012.3.3(土)

▼今日は、健康福祉村のテニスコートを2面4時間確保できたので、テニス仲間を集めてシングルス大会を開催した。
 参加者は、A家さん、A池さん、ナックさん、ちょうちゃん、のとぴょんさん、HORさん、秀さん、それに僕の8名。
 まずはくじを引いて2ブロックに分けての総当たり戦をおこない、その後で、同じ順位同士での決勝戦を行なう。
 ルールは、6ゲーム先取ノーアド。

 僕はBブロックで、同じブロックにいるのがちょうちゃん、のとぴょんさん、ナックさんという濃い顔ぶれ。
 もっとも、どう分かれようと濃い顔ぶればかりなのだけれど。

 初戦はちょうちゃんとの初対戦。
 先日のスクールの大会でしこりまくって勝った記憶が生々しかったので、今日もとりあえずしこってみようとか思ったのが大間違い。
 ゆるいボールをぼこすか打ち込まれて、あっと言う間に0−3。
 ううっ、ちょうちゃん、強え!
 ここでしこっても無駄と悟って作戦を変更する。
 打つべし、打つべし、打つべし! とにかく攻めることにしてみる。
 これが功を奏して4−4と追いつくも、その後はどうしてもゲームを奪えず4−6で敗北。

 第2試合はのとぴょんさんとの対戦。
 前回は6−4で僕が勝っているのだけれど、今回は随分と調子がよさそうだ。
 A家さんからピュアドライブロディック、秀さんからピュアドライブを借りることができたので、試合で試打させてもらうことにする。
 まずは、ピュアドライブロディックの方から。
 僕のサーブだけれど、これがまったく入らない。
 ガットが自分の使っているものとまったく違うってこともあるのだけれど、急にトップライトのラケットに持ち替えたことで、うまくあわせることができなかったということなのかもしれない。
 ダブルフォールを3本出して、あっと言う間に0−1。
 それでも慣れてくるとかなり打ちやすいラケットではある。
 なるほど、トップライトのラケットというのはこういうものなのかと、納得してしまう。
 とにかく、振りやすい。ラケットを振るのに腕に負担がかからないという感じ。だから、振り遅れがない。
 でも、パワフルなショットという意味では、いつも使っているアエロプロドライブのラケットの方が勝っていると思う。
 なんてことをやっているうちに、あっと言う間に0−3。
 こりゃ勝てないと思いつつ、この試合は試打をするのだと割りきって、今度は秀さんから借りたピュアドライブの方を使ってみる。ピュアドライブロディックに比べて15グラムほど軽いだけで、バランスなどはまったく同じとのこと。
 ところが、秀さんの張っているガットがナイロンガットで、なおかつテンションがゆるゆるなので、僕のプレイスタイルには合わず、1ゲームだけでまたピュアドライブロディックに戻してしまう。
 ガットがまったく違う2本なので、比較はできないけれど、ロディックの方でもさほど重いという感じはしない。
 というようなことをやっていたので、一方的に負けてしまうのかと思いきや、いつの間にか4−4と追いついてしまう。
 まったく初戦と同じ展開じゃん。
 で、そのまま押しきられて4−6で負けというのも初戦とまったく同じ。

 第3試合はナックさん。前回は0−6のタコ負けをくらっているので、なんとか1ゲームでも取りたいところなのだけれど、いや、もう、ぜんぜんかないません。
 こちらが力みすぎてミスを連発してしまったせいもあって、ナックさん的にはものすごく楽な試合だっただろうと思う。
 でも、なんとかねばって1ゲームだけナックさんからもぎとる。
 その決めの1本は、会心のサービスエース。
 ああ、その1ゲームだけでとりあえずは満足だあ。
 というわけで1−6で負けて、ブロック最下位。

 AブロックではA家さんが快進撃を繰り広げて全勝で1位抜け。
 なんと、A池さんが0−6のタコ負け(所要時間24分)、秀さんも0−6のタコ負け(所要時間19分)。効率がいいというかなんというか、同じ参加費を払っているのにコートに立っている時間が一番短いぞ(笑)
 2位がA池さん、3位がHORさん、4位が秀さん。

 Bブロックは、ナックさんが1位、ちょうちゃんが2位、のとぴょんさんが3位、僕が4位。

 というわけで、僕は秀さんと最下位争いをすることとなってしまう。
 この試合には、大きな大きな記録がかかっていた。
 実は、僕はかつて秀さんとシングルスを戦って、1ゲームたりとも落としたことがなかったのである。
 その記録を今日も続けることができるのか、あるいはついにその記録が途切れるのか。
 この試合の目標は勝つことよりも、1ゲームも落とさないことなわけです。
 なので、攻めるテニスよりも、確実なテニスをしていくことにしてしまう。
 そう、先週末のしこりのテニスの出番がとうとうやってきたのです。
 ところが、しょっぱなのゲームで15-40というピンチに!
 うわっ、早くもここで記録が途切れてしまうのか!
 が、ここから無理をしないテニスを心がけて、なんとかゲームをひっくりかえす。
 その後も、丁寧なテニス、ミスのないテニスを意識しすぎて、逆にミスをして何度か1本勝負にもつれこんだりもしたのだけれど、なんとかゲームを奪い続けて、6−0で勝ち。
 パーフェクト記録は今回も途切れなかったのでした。

 A家さんとナックさんの優勝決定戦は、実に実に見応えのある好勝負となったのだけれど、結局は6−3でnackさんの勝ち。
 でも、ナックさんが振り回されて左右に走っている姿を見れただけでも満足というものだ。さすがだぞ、A家さん。

 時間があまったので、最後にダブルスゲームをやる。
 僕はナックさんと組んで、A池&秀さんペアと対戦したのだけれど、楽勝だね(笑)
 でも、A池さんにしても、秀さんにしても、ストレート攻撃が通用しないのが悔しい。
 たとえ待ち構えていたとしても、そこをぶちぬくのが楽しいのに、きっちりボレーされてしまったではないか。
 2人とも反射神経がいいよね。
 それに比べてナックさんはシングルスをやっていた時ほどのキレがなく、ダブルスだったら勝てるかもという夢を見させてくれる(笑) 今度はダブルス大会の企画をしよう。

 最後に恒例の賞状授与があり、賞品授与があって、本日のシングルス大会は終了となったのでした。
 参加してくれた皆さん、お疲れさまでした。


2012.3.2(金)

▼夜、テニススクールのレッスンを受ける。
 先週、スプリットステップを入れるようにと教育的指導を受けてしまったので、それを意識してリターンをするようにしているのだけれど、ぜんぜんタイミングが分からない。
 スプリットステップを入れることのメリットもまったく実感できない。
 うまくリズムがとれず、いままでなら追いついていたサービスに追いつけなかったりする(涙)
 スプリットステップのことが気になって、リターンミスをしてしまう(涙)

 そのことをコーチにぼやくと「絶対スプリットステップを入れた方がいいんですって。だって、プロの選手だって全員入れてるでしょ。スプリットステップを入れない選手なんていないでしょ」って言われたけど、いままでそんなこと気にして見ていたことがないから、分からないよ。
 プロの選手って、全員スプリットステップ入れてるの?
 中にはスプリットステップを入れてない選手っていない?
 もしいたら、その選手をお手本にしてやる!

 次第にボロボロになるサービスリターンだというのに、今度は「ボレーの時にもちゃんとスプリットステップを入れてください」などと、超高等テクニックを要求されてしまう。
 ボレーの時に、そんなよけいなことをしている余裕なんてあるわけないじゃん(号泣)


2012.3.1(木)

▼帰りに赤羽のスポーツオーソリティに寄ってテニスボールを購入。
 週末に自分主催でのシングルス大会を行なうので、けっこう数が必要なのだ。

▼ヤフーオークションで落札した本が届く。
『朝の花』富田常雄(東方社/昭和29年初版)150円

 だけど、届いてみたらかなり状態が悪いよ。しかも、これ、貸本あがりじゃん。出品者は商品の説明でどこにも貸本あがりだなんて書いてなかったんだけど。
 「黄ばみ、薄ヨゴレ、少し破れは有りますが」って書いてあるけど、カバーが本体にべったり貼り付けられている貸本あがりだなんて、どこにも書いてないじゃん。

スティーヴン・ハンター『蘇えるスナイパー(下)』扶桑社ミステリを読了。
 前の2作でこのシリーズはもう読まなくてもいいかなって思ってたのだけれど、本作ではテーマを“スナイパー”に戻すことでシリーズ本来の魅力が戻ってきた。ただし、主人公がさすがに歳をとりすぎで、そこがいささかつらい。いくらタフな爺さんでも、拷問のあとでこの活躍は無理だぞ。


2012.2.26(日)

▼昨日に引き続きダンテ・ラム監督の香港映画『スナイパー(神槍手)』を見る。
 『ヒート・ガイズ』はどうしようもないダラダラ映画だったが、それに比べればこちらははるかに力が入っている。
 かつて香港特殊部隊のトップスナイパーだった男、リン・ジン(ホアン・シャオミン)。だが、上官の命令を無視した狙撃で人質を殺してしまったために監獄に入り、かつて所属していた組織への復讐を誓うようになる。
 男のライバルであった同僚、フォン(リッチー・レン)。リン・ジンが脱落したために現在は隊長の地位にいて、リン・ジンの暴走を食い止めようとするが…。
 そして、若きスナイパー、OJ(エディソン・チャン)。自己の力を過信し、上官のフォンの命令を軽視し、かつて500メートルの距離での狙撃を成功させていたリン・ジンをライバル視する。
 長距離射撃の世界に生きる男たちの戦いを描くアクション作品。
 うん、これならダンテ・ラム監督の作品と言われて納得がいくぞ。実に男臭い映画だ。
 もっとも、それほど突出した作品というわけではないのだけれど。まあまあ標準作といったレベルか。
 2008年に公開を予定されていた作品ではあるのだけれど、エディソン・チャンの写真流出事件で翌年まで公開が延期された作品らしい。
 ジャック・カオが犯罪組織の親玉として出演しているのだが、相変わらずの貫禄である。

▼夕方からスクールでのシングルス大会。今日の大会は、上級クラス以下が参加できる大会となっている。
 前にも書いたことがあるのだけれど、うちのスクールには上級クラスの上に超上級クラス、最上級クラスというのがあって、僕ぐらいのレベルが上級クラスということになる。その上級クラス以下での大会なのだ。

 参加者は8名で、4名ずつのブロック予選からスタートし、各ブロックの上位2名が決勝トーナメント、下位2名がコンソレトーナメントに進出する。
 実力的にはドングリの背比べといったところで、ほぼ横並び。
 誰が優勝しても不思議のない顔ぶれとなっている。

 初戦の相手はH越さん。
 高校の先生で、テニス部の顧問としてふだんから高校生のスピードボールを受けているためか、多少のスピードボールはことごとく返してくる。
 しかも、非常にミスの少ないテニスをするシコラーで、本日の優勝候補のひとりである。
 僕自身は、過去に1度勝っているものの、その後はしこり倒されて敗北を喫している。

 前日のインスピダブルスが絶不調だったので不安だったのだけれど、この日も調子は最悪。
 攻めようとすると、かたはしからミスってしまう。
 しかも、多少攻めたところで、ことごとく拾ってくる相手なのだから、始末に負えない。
 これはもう攻めてもムダと覚悟して、ひたすらつなぐテニスに徹することにする。
 すると、いつもはほとんどミスのないH越さんだというのに、僕よりも先にミスってくれるではありませんか。
 こちらの短いボールで前に詰めてきた時には、落ち着いてパスボールを打つ。いつもなら、力んでミスすることの多い展開なのだけれど、ムリに抜かないでもいいぐらいの気持ちで打つと、意外といいボールが打てたりするではありませんか。

 とにかく2人で攻めずにつなぎまくるので、やたらと長い試合になってしまったのだけれど、なんとか6−2で勝ち。
 これほどまでに攻めずに我慢し続けて勝ったのって、僕としては非常に珍しいパターンだ。

 2試合目の相手は小技の百貨店、A木さん。
 最近では負けたことはないものの、実にいやな相手であることは間違いない。
 やはり攻撃的なショットがミスにつながるので、ひたすら自分からミスをしないということだけを考えて、この試合もしこりテニスに徹する。
 が、左右にドロップショットを繰り出されたり、急に強打されたりと、小技の連打に翻弄されてしまう。
 前半は1ゲーム先行していたのだけれど、それをひっくり返されて追う立場となるのだけれど、それでもムリはせずに、ひたすら我慢をする。
 よく曲がるスライスサーブをいやがってくれるので、なんとかサービスでゲームを再びひっくり返し、そのまま逃げ切って6−4で勝ち。
 むちゃくちゃ疲れた。

 3試合目の相手はY井さん。
 このY井さんに負けたことはないのだけれど、最近、メキメキと上達してきていて、油断はできない。
 この時点で僕は2勝しているのだけれど、他の3人も皆1勝しているので、ここで僕が負けると誰が決勝トーナメントに進むのか、実に微妙な状況となってくる。確実に決勝トーナメントに進むには、なんとしてでも勝たなければならない。
 ところが、これまた一進一退の接戦となってしまう。
 Y井さん、実にいいファーストサービスを持っているのだけれど、ネットまで猪突猛進する際のファーストボレーをけっこうミスってくれるので、ファーストサービスが入ってくれるとたいていはこちらがポイントを奪うことができる。
 が、高い軌道から高くはねるゆるゆるのセカンドサービスはというと、攻め頃と思って叩いていくとミスってしまうし、消極的につないでいくとそのあとの展開で厳しいしのぎあいとなってしまうしで、実にこれがやりにくい。
 Y井さんはとにかく積極的に攻めてくるタイプなのだけれど、とにかくそれをしのいでしのいで、なんとかかんとか6−4で逃げきって決勝トーナメント進出を手に入れる。

 この時点で僕は完全に体力を使い切ってへたばっていたのだけれど、決勝トーナメント初戦の相手は若い大学院生のK見くんである。
 試合が終わったばかりでひっくり返っている僕のところに来て「早くやりましょう。すぐにやりましょう」とせっついてくる。
 シングルスは3試合までが自分の体力の限界だと思い知らされてしまう。

 このK見くん、典型的なバコラーで、とにかくバコバコ打ち込んでくる。
 しかも、若く足が速いので、左右に振り回そうが、手前に落とそうが、全部追いついてしまう。短く返したボールに追いつかれて、そこからバコーンと打ち込まれてしまうと、まったく返しようがない。
 が、若いバコラーならではの自滅ミスも多発するので、そこに助けられてまたしても一進一退の接戦となってしまう。
 一度走らされると、そこで死にそうな気分になってゼーゼーとあえぐような状態で、とても長い試合をするような気分ではないのだけれど、しつこく返せば絶対にミスをしてくれると信じて、ねばってねばってボールを返す。
 すると案の定、攻めっけにはやってミスをして、そのたびに「なにやってんだよ!」「だらしねえっ!」と叫んではラケットをコートに投げつけている。
 何度も何度もラケットをコートに叩きつけるのを見て、非常に不愉快になってくる。
 審判がつく大会であるなら、これはコードバイオレーションとして罰則の対象となる行為なんじゃないの。
 1ゲームに1〜2回ぐらいのペースでラケットをコートに叩きつけるというのは、見ていて不愉快だし、それで自分がさらに冷静さを失ってミスを繰り返すのだから、まったくもってメリットのない行為以外の何ものでもないじゃん。
 そして、疲労困憊でチェンジコートのたびに座り込んでしまう僕に「休みすぎですよ」「早くやりましょうよ」とせっついてくるのも、非常に不愉快。
 君ねえ、君はまったく息切れしてないだろうけれど、こっちはもう限界なんだよ。せめてルールで許されている90秒ぐらいは休ませておくれよ。

 こういうプレイヤーには鉄槌をくらわせねばなるまいと、一度だけガンガンの打ち合いに付き合い、スピードボールで打ち負かす。どうだあ!
 が、そんなことを続けたら、あっという間に立ち上がる体力すらなくなるのは目に見えていたので、再び相手がミスるまでしつこくしつこくゆるゆるボールを返すという戦略に戻す。
 この時僕の頭にあったのは「シングルスはですね。返ってきたボールをただ相手のコートに返すだけの簡単な作業です。勝つには相手より1球でも多く返す事だけ!が必要です」というネット仲間の言葉。
 その言葉を頭の中で何度も何度も繰り返して、我慢のテニスを続ける。

 結局、こっちのねばりとK見くんのミスとで、6−4で勝ち。
 僕の方はもうまったく動けない状態だったので、普通につないで多少左右に振ればそれで簡単に勝てた試合だったと思うのだけれど。
 そのことをちょっとアドバイスしようと思ったのだけれど、全身から「おれに話しかけるなオーラ」を発して、「あーっ、チクショー!」とか叫びながらさっさとコートから出て行ってしまった。
 ま、しょうがないか。

 別のコートでは、Y根さんとH越さんが決勝トーナメント初戦を延々と戦っていた。
 H越さんは典型的なシコラーなので試合が長引くのは分かるが、Y根さんはもっと攻めるテニスをするタイプなので、そんなに試合が長引くとは思っていなかったのだけれど。
 しばらくその試合を見ていると、お互いに相手のスキを探りながら、ひたすらラリーを続けるという試合をやっていた。
 長い長いラリーを続けながら、すっとドロップショットを打ったり、ネットに詰めてみたりと、一瞬たりとも油断のできない息苦しいまでのやりとりを続けている。
 見ているだけで疲れてしまいそうな試合だ。
 この勝者と決勝戦を戦わなければならないのだけれど、体力が完全に尽きてしまった僕としては、どっちとやっても勝てる気がしない。H越さんには初戦で勝っているけれど、それはまだこちらに体力が残っていたからだし、前後左右にゆさぶることのうまいY根さんに対応できる気もまったくしない。
 結局、長い長い試合の結果、6−5でH越さんの勝ち。
 初戦で戦ったH越さんと、決勝戦でもまた戦わなければならないことになってしまった。
 ちなみにH越さん、ブロック予選では2敗している。僕が3勝して、あとの3人は皆1勝2敗で並んでいたのだ。
「2敗しているのに決勝戦まで来ていいんですかね」なんて言っているけれど、この調子だと2敗しているのに優勝ですよ。

 長い試合をやったばかりのH越さんにゆっくり休んでもらって(もちろん、僕も休憩が必要なのだけれど、多少休んだところで体力が戻るほどタフにはできておりません)、決勝戦をスタートする。
 すでに何をする体力もなく、ただただしつこくボールを打ち返す。
 H越さんも典型的なシコラーなので、いつまでもいつまでもゆるゆるボールのラリーが続くのだけれど、相手が油断したタイミングでドロップショットを仕掛けてみると、これがけっこうポイントにつながってくれる。しかし、ちょっと失敗するとネットにひっかけてしまうので、ドロップショットを仕掛けるのにも勇気が必要となる。
 疲れ果てて死にそうな気分になって、「ああ、もうダメかなあ」と思っていると、コートチェンジの際にH越さんが後ろ向きにうずくまって動けなくなっているのを見て、死にそうなのは向こうも一緒と思うと、「もうちょっと頑張るぞ」という気力がわいてくる。

 H越さん相手で厳しいのは、どんなにいいフラットサーブ、スライスサーブが入っても、ことごとく返ってくるということだ。また、気力を奮い起こして打った攻めのショットもことごとく拾われてしまう。
 いつもの自分が自信を持って打てた攻撃が、まったく通用しないのだ。
 が、これがよかったのかもしれない。
 ムダに攻めてさらに体力を消耗したり、ミスを重ねたりする危険を犯さずに済んだのだから。
 ひたすら我慢して、ここぞというタイミングで仕掛け、それが通用しなかったらまた我慢のテニスに戻る。
 それを延々と重ねて、結果は6−3での勝利。
 優勝です。

 どれもこれも厳しい試合だった。
 でも、ひたすら我慢して、しつこくつないで手にした優勝!
 いままでの自分のプレイスタイルからは信じられないような試合内容だった。
 かつての自分だったら、もっと攻めて攻めて、体力のあるうちはそれで勝っても、体力がなくなってからはミスが増えて、結局は優勝を逃すというパターンになっていたのだと思う。
 どうも、T須さんと組んだダブルスの試合を重ねることで、いつの間にかこういうテニスもできるようになっていたということなのだろう。
 しんどかったけれど、なんだか新しい自分のテニスができて、それが結果に結びついたという感じだった。

 それにしても、やっぱりシングルスはしんどい。


2012.2.25(土)

▼朝から雨が降っていたので、今日の試合は中止だと思い込んでDVDで香港映画をノンキに見ていたら、ペアを組んでいるT須さんから「今から迎えに行きます」とメールが入る。
 えっ、うそ! 中止じゃないの?
 主催者のサイトをチェックしたら、中止の告知が出ていないので、あわててテニスウェアに着替える。

 どんよりとした天気ではあったけれど、なんとか雨はやんでいた。
 会場に着くと「なんで、よしださんが来てるんですか?!」とおっきな声が飛んで来る。
 こ、この声は…、N迫さん! 同じスクールで、ミックスダブルスのペアを何度も組んでいる女性だ。今日は、H本さんと組んでミックスダブルスで来ていたのだった。
「最近、よしださんが誘ってくれませんから!」
 いや、なにも耳元でそんなおっきな声を出さなくても聞こえるから。
 H本さんは月イチペースでN迫さんとミックスに出ているのだとか。ご苦労様です。
「えーっ、なんでよしださんがいるのお!!」
 またしても、おっきな声が飛び込んで来ると思ったら、あれま、テニス仲間のN濱さんではありませんか。N濱さんも男子ダブルスで来ていたのだけれど、ブロックは別になったので対戦はなさそう。
 今日の参加者は6ペアだけだというので、きっとエキシビをやる時間があるだろうから、エキシビで対戦しましょうね、なんて話をして、試合スタートの時間となり、気持ちをなんとかかんとか試合モードに切り替える。

 初戦はどうしようもないほどボロボロの内容だった。
 一生懸命打っているのに、ぜんぜんボールにスピードが乗っていかない。
 砂の多いオムニコートが雨に濡れているので、ボールがぜんぜんはずんでこないし、ボールそのものも水を吸って重くなっているということもあるだろうけれど、それにしてもひどすぎる。
 T須さんもぜんぜんスイッチが入っていなくて、2人してただただ自滅していって0−6で負けてしまう。
 T須さんと組んでタコ負けというのは初めてかも。
 あとで聞くと、相手の選手は県大会でも上位に入る人だったらしいのだけれど、その強さはぜんぜん実感できなかった。だって、相手の強さを実感する以前に、自滅してしまったのだから。

 2試合目は、以前対戦した時には圧勝できた相手。
 ところが、やっぱり僕がボロボロ。
 なんてことのないサービスなのに、リターンがネットを越えていかない。
 丁寧に打とうとすればするほど、ドツボにはまったかのように、ミスを重ねてしまう。
 なんでボールが返っていかないのか、まったく理解できない。
 T須さんから「迷いながら打ってる」と指摘されて、思いっ切り振り切るように打つと、とたんにキレのいいボールが戻ってきて一気にそのゲームを奪うが、しばらくするとまたしてもダメダメテニスになってしまう。
 結局、4−6で負け。
 なんだかなあ…。自分のプレイ内容の情けなさにドヨ〜ンと落ち込んでしまう。

 2敗してブロック最下位となり、隣りのブロックの最下位と最下位決定戦を行なうこととなってしまう。
 その相手のペアはというと、やはり全敗しているN濱さんペアだった。
 ううっ、ここにだけは負けたくないぞ。だけど、それとまったく同じことをN濱さんも思ってるんだろうな。
 試合スタート。
 N濱さんのペアの背の高い人がすごくうまい。ぜんぜんミスをしない。
 おかげで、あっと言う間に1−4と引き離されてしまう。
 ううっ、これはやばいぞ。
「N濱さんの方を狙おう」
 T須さんがボソッとつぶやく。そこで、どんな無理をしてでも、N濱さんの方にボールを返すようにしてみる。
 すると、N濱さんのミスが増えて、2−4、3−4、4−4と追いつき、そのまま5−4、6−4と5ゲーム連取して逆転勝ち。危なかった。
 N濱さん、その前の試合も4−1からひっくり返されたのだとか。

 時間があまったので、対戦していなかったペアと4ゲーム先取のエキシビをやらせてもらう。
 たっぷり危なげはあったものの、一気に3ゲームを連取して3−0と王手をかける。が、そこから2人してミスを重ねて、3−4とひっくり返されて負けてしまう。何が悪かったのだろう?

 今年に入ってずっと負け越しているのだけれど、いったい何が悪いのか?
 今までは負けたとしても、それなりにいい試合が出来ていたのに、今日はまるで自分らしいプレイができないままに負けてしまって、悔しいやら情けないやら。
 修行して出直してこないとダメだな、こりゃ。

▼香港映画『ヒート・ガイズ 傷だらけの男たち(重案黐ヲGun)』を見る。
 ダンテ・ラム監督の2004年作品で、主演はアーロン・クォック、イーソン・チャン。
 ダンテ・ラム監督作品ということで、けっこう期待して見たのだけれど、久しぶりのダメダメ香港映画だった。脚本はなってないし、演出もかなり投げやりで、まったくどうしようもない。
 もっと、重厚な男臭いアクション映画を撮る監督というイメージがあったんだけどなあ。
 久しぶりにダニー・リーが出ているのだけれど、何もこんな映画に出なくても。トミー・ウォンも出ているらしいのだけれど、どこに出ているのか見落としてしまった。
 犯罪者役で出ていたヴィクトリア・ウーという女優がちょっと気になったのだが、ほとんど映画には出ていないようで残念。

スティーヴン・ハンター『蘇えるスナイパー(上)』扶桑社ミステリを読了。
 速攻で下巻に突入。


2012.2.24(金)

▼新しいメガネをかけて仕事をしてみる。
 パソコンの画面と机の上に焦点が合うようになっているのだけれど、焦点の合う距離がかなり狭いので、椅子の背中にそっくり返るようにしてキーボードを打とうとすると、もうパソコンの画面に焦点が合わなくなってしまう。
 いままでのレンズだと机の上の細かい文字はみずらくなったものの、パソコンの画面を見るのにはまったく不便していなかったのになあ。

▼テニススクールでのレッスン。
 今日は8割の力で精度のいいテニスをするというのをテーマにしていたのだけれど、8割の力にセーブして精度があがるかというと、まるで逆で、やたらとミスが増えてしまう。
 それでも我慢して丁寧なテニスを意識していたのだけれど、ぜんぜんダメダメで、途中で我慢できなくなってバカ打ちを始めたら一気にミスが減った。
 丁寧なテニスをしちゃダメだということなのか?

 レッスンが終ったところで、コーチから「サーブリターンの時にもちゃんとスプリットステップを入れましょう」と指摘される。「というよりも、よくまあステップも入れずに返せてますね」と呆れられてしまう。
 はあ、スプリットステップですかあ。
 テニスを始めて7年が過ぎ8年目に突入しているというのに、実はスプリットステップというやつがぜんぜん理解できないでいる。スプリットステップを入れるメリットも分からなければ、どうやって入れるのかも分かっていない。
 ボレーの時にスプリットステップとかよく言われるのだけれど、そんな時間的な余裕、ぜんぜんないじゃん。
 サーブリターンだって、どのタイミングでスプリットステップを入れればいいのか、まるっきり分からない。
 そんなことをしている間に、サーブが通りすぎちゃうじゃん。
 おそらく、一度身体がそのリズムを憶えてくれれば違和感もなくなるのだろうけれど、いまはまるっきりどうすればいいのか見当もつかないでいる。
 うーむ、基本的な課題が多すぎだな


2012.2.23(木)

▼メガネ屋からレンズの用意ができたと連絡があったので、さっそく仕事帰りにメガネ屋に寄ってレンズ交換をしてもらう。
 近近両用メガネというやつなのだけれど、はたしてどんな感じなのか、仕事で使ってみないことにはいまひとつよく分からない。


2012.2.22(水)

▼娘の振袖を買うために、日本橋三越へ。
 振袖なんてレンタルでいいじゃんとか思う人の方が多いとは思うのだけれど、それについてはうちの嫁さんの信念みたいなものがありまして、譲れないところだったりするのです。
 で、なぜに日本橋三越かというと、娘が七五三の時に、着物を買うのにあちこちの店をまわって、三越の品揃えが一番よかったからなのであります。
 しかも、日本橋三越には大学時代の友人がいるので、多少なりとも安く買えたりもするのだよね。

 火曜日から日本橋三越では「振袖大祭典」が開催されていて、ズラリと色も鮮やかな振袖が並んでいる。
 嫁さんと娘と店員とで、そこからよさげなものをいくつかピックアップしている間、ぶらぶらと見て回ったのだけれど、いやあ、振袖の値段て凄いね。
 ものによっては、平然とうちの車の値段よりも高かったりもする。
 下手すると、帯の値段と車の値段が一緒だったりもするし。

 いくつか選んだところで、今度は試着。
 その結果わかったのは、うちの娘にはピンクとか水色とかいった、淡い色の可愛らしい振袖がぜんぜん似合わないということ。
 赤とか黒といった強い色の振袖じゃないと、ぜんぜん似合わないのだ。なぜだ?
 隣りのブースでは、ピンクの可愛らしい振袖を選んでいて、それがよく似合っているのになあ。

 結局、最終的に選んだのは黒の振袖。
 振袖で黒というのは、僕のイメージの中にはまったくなかったのだけれど、けっこうこれがかっこいい。ふーん、そういうものなんだ。

 そして、今度は帯をあれこれとあわせていくのだけれど、このあたりになると合っているのか合っていないのか、僕にはだんだんと分からなくなってしまう。
 ま、皆さん、父親の意見なんてものはまったく当てにしていないので、僕がどう思おうとかまわないんだけどね。

 帯が決まったあとは、僕にはなんだかよく分からないものをあれこれと選んで、さらには襟巻きとかも選んで、ドーンとお買い上げです。

 友人のおかげもあって予定よりも安くあがったので、ついでにパールのネックレスも見に行く。娘のためにパールのネックレスを買うということは以前から決めてあったことらしいのだけれど、友人が宝飾品の担当ということもあって、実にいいタイミングであった。
 三越で買うのなら品質にも信用がおけるし、なにより友人が選んでくれれば間違いはない。

 かくしてパールのネックレスもお買い上げになって、トータルの金額はというと、僕の2年分の小遣いぐらいでありました。
 娘よ、少しは父ちゃんに感謝するんだぞ。


2012.2.20(月)

福田和代『タワーリング』新潮社を読了。
 六本木に作られたひとつの街とも呼ぶべき巨大ビルが何者かに占拠され、そのビルを開発した会社の社長が人質にとられる。ビルの管理会社に勤める船津は、奇策をもって社長の救出に乗り出すのだが…。
 要するに、六本木ヒルズを舞台にした『ダイハード』である。
 が、たいしたアクションもなく、主人公もほとんど活躍せず、いまひとつ盛り上がりに欠けてしまう。
 あまりにもテイストが軽すぎて、物足りない。
 登場人物の情念とか執念とか、そういったものをもうちょっとでも書き込んでくれればと思うのだけどなあ。


2012.2.19(日)

▼今日はさいたま市優秀選手決定戦という大会のBクラスに、T須さんとペアを組んで出場した。
 この大会、春と秋に開催されるさいたま市のダブルス大会で、各ブロックのファイナリストになった者だけに出場の資格が与えられるという大会なので、選りすぐりのプレイヤーが集まるかなりレベルの高い大会となる。
 しかも、僕らは今期からはAクラスの大会に昇格となってしまったので、もう二度と出場する機会を与えられない大会なのである。
 それゆえ、この半年、頭の中には常にこの大会があり、この大会で勝つことを目標に練習をしてきた。
 僕たちにとっては、かなり気合いの入った大会なのである。

 参加ペアは全部で11ペア。1回戦からあるのはそのうちの6ペアのみ。あとは2回戦からの出場となる。
 僕たちはシード枠に入っていたので2試合目からとなるのだが、受付開始時間が過ぎても相手の選手が現れず、なんと2試合目もなしとなってしまった。
 戦わずしてベスト4となってしまったのだ!
 はっきりいって、これは嬉しくない事態である。
 相手の選手は初戦を勝ち抜くことで体が暖まっているし、試合を戦う準備が整っているというのに、こちらはぜんぜん態勢が整っていないということになってしまうからだ。

 この日、同じ会場で女子Bクラスの優秀選手決定戦も開催されていたのだけれど、うちのスクールからは2ペアが出場してきていた。そのうちの片方のペアも戦わずしてベスト4に入ってしまい、お互いに顔を見合わせてしまう。
 いやはや、ぜんぜん嬉しくない事態だぞ。

 会場をうろうろしていると、なにやら見覚えのある人から「憶えてますか?」と声をかけられる。
 確実に顔の見覚えはあるのだけれど、いつどこで会ったのかが思い出せない。
 ところが、その人の相棒の顔を見て思い出した。
 川口市の大会に出る前日に、このペアが主催する練習会に出て練習をさせてもらったことがあるのだ。
 その日は、たまたま僕に神が降臨して、このペアをボコボコに叩きのめしてしまい、「その実力でCクラスに出るって、詐欺ですよ。優勝間違いないじゃないですか」と言われてしまったのである。
 案の定「川口市、優勝したんでしょ?」と聞かれる。
「はい。でも、かなり厳しかったんですよ」
「またまた。楽勝だったでしょ」
「いやあ、本当に厳しかったんですよ」
 今日は別々のブロックになったので、あたるとしたら決勝戦である。
「お互いに頑張りましょう。決勝戦で会えたらいいですね」
 あの日と同じように、神が降臨すれば決勝戦まで行けるかもしれないけれど、難しいだろうなあ。

 1時間以上待たされて、ようやく自分たちの試合となる。
 相手は白シャツのスラリさんと、黒シャツのガッシリさんのペア。
 すでに初戦を勝ち抜いており、その初戦を見ていたT須さんによると、かなり手堅いテニスをするペアとのこと。あの手堅いテニスをやぶるには、僕の攻撃的なテニスしかないと言われて、気合いを入れていく。
 ちなみに、僕は対戦相手の試合を事前に見ないようにしている。僕の場合、下手に相手のプレイスタイルを意識するよりも、相手のプレイスタイルを気にせずにとにかく自分のテニスを貫くことの方が大切だからだ。相手の弱点をつくテニスをするなどという器用なことはできないので、敢えて対戦相手の試合を見ない方がいいのである。

 相手のサーブから試合がスタート。
 黒シャツさんが実にいいサーブを打ってくる。
 僕へのサーブはセンターに集められ、苦手のバックハンドのリターンを前衛に打ち込まれてしまう。
 あっさりファーストゲームをキープされてしまうが、続くゲームは僕のスライスサーブが威力を発揮して、これまたあっさりとキープ。
 第3ゲームの白シャツさんのサーブはそれほど威力がないので、これを積極的に攻めてブレイク成功。2−1とリードする。
 僕は、とにかく集中力を高めるために、ひたすら吼える。自分のテンションをどんどんあげていく。
 テニスの実力ではかなわなくても、テンションをマックスまであげて、極限まで試合に集中すれば、実力以上のテニスができるからだ。そこまで自分を追い込むために、僕は吼える。思いっ切り相手にぶつけていって、それがポイントにつながれば「よっしゃあ!」と叫び、相棒のT須さんとバッチーンと手の平をぶつけ合う。
 しかし、相手も強く、そう簡単にゲームをとらせてくれず、ここからシーソーゲームが始まる。
 長い試合となり、途中で集中が切れそうになるが、そこを必死に踏みとどまる。
 僕の場合、この集中力が持続できるかどうかが、重要なポイントなのだ。自分を鼓舞するために、自分を追い込み続けるために、吼える。そして、決して守りに入らずに攻めのテニスを続ける。

 ゲームカウント5−6。
 あとひとつとられたら負け。ひとつ取り返したらタイブレーク。
 ここまできて集中力が低下してきたのか、つまらないミスをして、そのまま流れが先方に行って押しきられてゲームセット。
 うーん、勝ちきれなかった。
 試合にかかった時間はちょうど1時間。
 まさに激闘と呼べる1時間だった。

 試合は負けたけれど、とりあえず今の自分の実力でできることはきっちりできたと思う。いや、実力以上のこともできていたと思う。だから、それほど悔しくはなかった。勝てなかったのは惜しいと思うが、それがいまの自分の実力なので、仕方がないだろう。
 このペアに勝つためには、もっと技術面で実力をつけなければならないというだけのことだ。

▼女子ダブルスの方では、うちのスクールの人間同志が準決勝でぶつかってしまい、A吉&T岸ペアが敗退。
 いつもは男前なテニスをするT岸さんは、試合で何もできなかったと、どよーんと落ち込んでしまっている。
 そして、その試合を征したU田さんペアは、決勝戦で敗退。
 残念。

▼1時間の激闘を終えて真っ白に燃え尽きたはずなのに、なぜか夕方からテニススクールへ行って振り替えレッスンを受けてしまう。
 午前中の試合で疲れてはいるのだけれど、なんとなく気分がハイになっていて、もっと燃え尽きるまでボールを打ちたくなってしまったのである。
 レッスンでは、高ぶった気持ちのままガツンガツンとボール打って、とっても気持ちのよいテニスができたのだけれど、最初の30分ぐらいで体力を使いきってしまう(笑)
 あとの90分は気力だけでボールを追いかけていたのだけれど、ギリギリまで追い詰められた状態でのテニスって、妙に気持ちがいい。アドレナリンが出まくっているのか、エンドルフィンが大量に噴き出しているのか?

 レッスンの最後はゲーム練習で、ここでも思いっ切り打ちまくる。
 90分のレッスンが終った時にはヘロヘロに疲れ果てていて、思わずコートに座り込んでしまったのだけれど、今日はテニスをやりきったぞお!という満足感があって、とっても気持ちがよかったのでした。


2012.2.18(土)

▼今日は娘とペアを組んで、インスピのミックスダブルス初級クラスに参戦。
 本当は僕あたりが初級クラスに出たりするとスタッフから嫌な顔をされたりするのだけれど、主催者のまっすーさんに「娘と組んでミックスに出るのですが、初級に出てもいいですか?」と事前に相談してあったのである。
 その時に「お嬢さんのレベルってどのくらいですか?」と聞かれて「このところ一緒にやっていないからよく分からないのだけれど、最近はサーブが入るようになってきたと言ってました」と答えて、「それだったら、まず初級に出てみてください」と、許可をもらったのである。

 初戦の相手は年輩のご夫婦。
 少し打ってみて、奥さんは正真正銘の初級クラスなのだけれど、旦那の方はむちゃくちゃうまいということが判明。
 実はこの組み合わせ、見事に僕の弱点をついた組み合わせなのです。
 なぜなら、初級レベルの年配の女性を攻撃するなんて、僕にはどうしてもできないからなのです。
 仕方なく旦那の方にボールを打つのだけれど、初級クラスと思うと、やっぱり思いっ切り打つことができない。旦那はけっこう上手なのだから、もっと遠慮なく攻めてもいいと思うのだけれど、すでに初級クラスではない自分が、初級クラスでガンガン攻めちゃいけないんじゃないかというような気持ちを、どうしても吹っ切ることができない。
 そのくせ相手の旦那の方はというと、基本的にうちの娘の方を狙ってくる。それがミックスで勝つための基本なので、当然といえば当然なのだけれど。
 娘は「練習の時にはもっとうまく打てている」と言うのだけれど、こういう試合に出るのが初めてで固くなっているのか、けっこうボロボロの内容となってしまう。
 特にひどかったのがサービス。なんと、ダブルフォールト4連発をかましてくれてしまう! ぜんぜん入る気配がないじゃん。
「最近はサービスが入るようになってきた」って、大嘘じゃん。
 結果、初戦は2−6で負けてしまう。ま、仕方ないか。

 2回戦の相手は男性よりは女性の方がうまいというペア。
 こういう組み合わせだとやりやすい。女性と打ち合うもよし、男性を攻めるもよし。遠慮なく打つことができる。
 とはいえ、あくまでも初級クラスなので、やっぱり柔らかいテニスを心がけてしまう。
 娘の方はというと、相変わらずサービスが入らないので、途中からセカンドサービスをアンダーサービスに変えさせる。とにかく、サービスが入らないと試合にならないのだから。
 ま、なんとかかんとか、この試合は6−2で勝ち。

 3回戦の相手は、サウスポーの男性と、初中級クラスという感じの女性のペア。
 このサウスポーの兄ちゃんが、めちゃくちゃうまくて、やっぱり初戦と同じく僕の苦手なパターンにおちいってしまう。
 ただし、相手の女性は初戦の年配の奥さんよりは上手だったので、一度だけストレートアタックをかけたところ、あやうくボディを直撃しそうになってしまう。かろうじて、ラケットのグリップにボールがぶつかって直撃はさけられたものの、やっぱり女性の方は攻められないとあきらめる。
 だけど、サウスポーの兄ちゃんがうまくて、深いボールで娘を攻めてくるので、どうにもこうにも対処のしようがなく、1−6で負けてしまう。

 はあ…。やっぱり、初級クラスは難しいなあ(涙)
 そして思ったのは、こういう試合にはゆるゆるガットのラケットがいいんだろうな、ということ。
 攻撃的なプレイを封印して、ミスの少ないテニスをしようと思ったら、ガットゆるめのラケットが威力を発揮しそうだ。

 試合が終っても時間があまっていたので、進行担当のシゲちゃんに「誰か遊んでくれるペアはいないかな?」と声をかけ、「初級クラスではいないんですけど、中級クラスでよければ、今日全敗したペアがいるんですけど」と言う。
 遊んでくれるんだったら、初級でも中級でも誰でもかまわないです。

 相手をしてもらったのは若いペアなのだけれど、中級の試合にはまだちょっときついかな、といったレベル。
 おそらく、今日僕らが対戦した初戦と第3戦の相手に勝つのは難しいだろう。というか、初戦と第3戦のペアは、男性がうますぎるんだけどね。
 中級で全敗して、初級にも負けたら可哀想だな、なんて思いながら、あっさりとこちらが先行して試合が進行する。
 娘も頑張って、それなりにラリーを繰り広げて、多少は試合の雰囲気にも慣れてきたという感じ。
 それでも5−4から5−5と追いつかれて、最後のゲームが娘のサービス。
 ここにきてようやくファーストサーブが2球入って、チャンスボールが戻ってきたところを僕が決めたりもしたのだけれど、アンダーからのセカンドサーブを連続でダブルフォールトさせたりして、ついに最後の1本勝負となってしまう。
 ファーストサーブはフォールト。
 アンダーからのセカンドサーブはなんとか入るが、それを深く返されて、娘が処理し損ねてゲームセット。
 ま、こんなもんか(笑)

 でも、初めての草トーナメントで、娘もけっこう楽しめたようなので、ま、それで充分でしょう。
 きっと、こういう試合経験を積み重ねていけば、多少は上手になっていくことだろう。


2012.2.17(金)

▼帰宅する時間になって雪が降り出してきてびっくりする。
 その雪の中を歩いてテニススクールへ。

 まずは、張り替えをお願いしてあったラケットを受け取る。
 先週、44ポンドでゆるく張ったのだけれど、それではこの週末にある大切な試合に勝てそうにないという理由で、速攻で張り替えをお願いしてあったのだ。

 そのラケットをもって、さっそくレギュラークラスでのレッスンを受ける。
 結果、やはりこの方が攻撃的なテニスができるということが明らかになった。
 打ち込んだボールの切れ味がまるで違う。
 スライスサーブも、相手がいやがるコースへときっちり曲がってくれる。
 ドライブボールも、ネットを越えたあたりでグインと下に落ちてくれるので、けっこう相手が処理をミスってくれる。
 やはり、このボールが打てなければ、僕のテニスじゃないよ。


2012.2.16(木)

近藤史恵『サヴァイヴ』新潮社を読了。
 『サクリファイス』『エデン』に続くロードレースを題材としたシリーズの3冊目。前2作が長編だったのに対し、本書はその2作の前後の物語を描いた短編集となっている。
 自転車のロードレースというのはまったくもって馴染みのない世界であるのだけれど、そんなことには関係なく一気に読まされてしまった。団体競技でありながら、なおかつ個人競技でもあるという不思議なスポーツなのだけれど、それゆえに複雑なかけひきがあり、さまざまな感情が交錯する世界なのだ。その微妙さを、実に見事に描き出している。
 まだまだ続きが読みたいと思ってしまう、魅力的なシリーズだ。

▼夜はゴールデン街「深夜プラス1」へ。
 あれこれ山積している心配事がどうなっているのか気になって店に顔を出したのだけれど、少しずつ問題は解消しつつあるようでちょっと安心する。


2012.2.15(水)

▼今日から新しい仕事が始まると思うからこそ、昨日は会社に寄ってかかえている作業を処理したのだけれど、クライアントから電話が入って「まだ作業を始められない」ことを伝えられる。
 そんなもんだよな。

▼テニスラケットに張っているガットのテンションの話。
 ほんのちょっと前までは、ガットのテンションは55ポンドで張っておけばそれでいいと思っていた。単純に、それが標準的なテンションであると思っていた。
 ところが、仲間内で、低いテンションでガットを張る連中が増えてきた。テンションを下げると、打ちやすいらしいのだ。そこで僕も昨年あたりから、徐々にテンションを下げてきた。
 実際、テンションを下げると、ボールを打った時の感触が柔らかくなって、ミスが少なくなってきていた。

 そこで、先週末に張り替えた際には、テンションを44ポンドまで下げてみた。
 ガットはバボラのRPMブラスト。
 このところずっとソリンコツアーバイトを張っていたのだけれど、このガットが寒い日になるととたんに感触が堅くなるのがいやで、以前張っていたRPMブラストに戻してみたのだ。

 金曜日のレッスンでこのラケットを使ってみたところ、なんて感触のいいガットなんだと感動した。
 実に柔らかいタッチでボールを処理することができ、いっきにミスが減ったのだ。
 堅い感触のガットだと、スイートスポットをはずした時に、あたり損ねたようなガツンという感触があって、ぜんぜんボールが飛んでいかないというミスがよくあったのだけれど、そういうミスがほとんどなくなった。
 おかげで、ネットプレイでのミスも減った。柔らかい感触とともに、ボールがきっちりネットの向こう側に飛んでいってくれるからだ。
 これ以上テンションを落とすと自分のプレイスタイルには合わないなと思いつつも、気持ちのよい感触に大喜びした。

 ところが土曜日のインスピ団体戦。
 気持ちよくボールを打てているのに、ぜんぜん勝てなかった。
 特に、ストレートアタックをした際に、思ったほどボールにスピードが乗らずに、相手にチャンスボールを与えてしまうという場面が多かった。
 新しいガットに慣れていないせいか、あるいは自分の調子が悪いせいかと思った。

 日曜日にT須さんと組んで出たダブルス大会でも、ものすごく気持ちよくボールを打てているのに、ストレートアタックはぜんぜん決まらなかった。ストレート抜きが決まったのは、本当にタイミングよくストレートを抜いた時で、思いっきり前衛にぶつけていってポイントを奪うというような場面はほとんどなかった。
 やっぱり、このレベルだと、自分の前衛アタックなんて通用しないなと思った。

 また、得意のスライスサーブ。
 これも日曜日の大会ではほとんど通用しなかった。
 いつもならもっといやがってくれるのに、誰もいやがってくれなかった。
 やっぱり、このレベルだと通用しないのかなと思った。

 気持ちよくボールは打てているし、自分の調子も悪くはないと思ったにもかかわらず、ストレートアタックは決まらず、スライスサーブでのエースもまったくとれず、やはり上のクラスのプレイヤーは凄いなあと思ったのだけれど…、T須さんから「スライスサーブがあまり曲がっていなかった」と指摘されてしまう。
 試合中、そんな気がしないでもなかったのだけれど、打った時の感触がよかったので、それほど気にしていなかった。
 が、もしかすると、ゆるいガットのせいかもと思い始めていた。

 そして昨夜の振り替えレッスン。
 ボレーを中心にしたレッスンだったのだけれど、テンションを下げたガットのおかげで、自分としてはなかなかよい出来ではあった。
 ところが、レッスン最後のゲーム練習で、ストレートアタックはあっさりとさばかれ、スライスサーブもいまいちキレがなく、ここではっきりと確信してしまう。
 ゆるゆるガットのせいだ。

 ガットのテンションを下げたおかげで、実に気持ちよくボールを打てるようになったし、ミスも減ったし、むちゃくちゃ苦手にしていたネットプレイの出来もよくなった。
 けれど、攻撃的なショットが打てなくなっているし、スライスサーブのキレもなくなっている。
 うーむ…。

 そのことをT須さんに伝えると、速攻で「張り替えましょう」と返信がきた。
 その返信を見てとっさに思ったのは「ええっ、こんなに気持ちよく打てるガットなのに、張り替えるの?」ということだった。
「ミスも減ったし、苦手のネットプレイも多少はよくなっているのに…」

 だけど、今週末にはT須さんとペアを組む大切な大切な試合があるのだ。しかも、その試合に出てくるのは、半端なくうまい連中ばかりなのである。そうなると、たかだか僕程度の実力でミスが減ったところで、通用するわけがない。
 そういう次元での戦いになれば、実力に優る相手が勝つに決まっているではないか。
 もし、実力に優る相手に勝つチャンスがあるとするならば、僕が攻撃的なプレイをして、そこで生じたチャンスボールをT須さんがきっちりと決めるという展開以外にはあり得ない。
 いままでそうやって勝ってきたのだから。

 というわけで、先週末に張ったばかりのガットだけれど、さっそく張り替えてしまうことを決意する。
 さいわい、手元にはソリンコツアーバイトのガットが2本ある。
 それをスクールに持って行って、50ポンドで張ってもらえばいいのだ。
 ゆるゆるガットはものすごく気持ちがいいのだけれど、いまの僕が実力に優る相手に勝つためには、気持ちのよさよりも自分のプレイスタイルを活かしてくれるガットの方が大切なのだから。

▼ガットの張り替えを頼むだけではなく、今日も振り替えレッスンを入れてしまう。
 週末の試合までに1球でも多くボールを打っておきたいからだ。
 コーチは久しぶりに受けるツッチーコーチで、生徒は4人プラスK原コーチ。

 まずはK原コーチを相手にショートラリー&ボレーボレー。
 ガットはいまだ44ポンドのゆるゆるガットなので、ほとんどミスなく打つことができる。 ネットのこちら側にボールが溜まることなくラリーが続くのが嬉しい(というか、いつもショートラリーでミス連発ってのが情けなさすぎるんだけど)。
 ロングラリーも調子がいい。
 球出しからの並行陣勝負、サービスからネットに出て並行陣での勝負などなども、けっこう調子がいい。
 サービスも、カーペットコートだとボールにかけた回転がいい具合にキックしてくれて、K原コーチからもエースをとることができた。

 最後はタイブレークでのゲーム練習。
 接戦を繰り広げて、1勝1敗。
 悪くはないのだけれど、ついに1球もストレートアタックは打てなかった。
 クロスでのフォアストロークも、思ったほどスピードがのっていかない。
 やはり、ガットの張り替えを決めたのは正解だろう。

 レッスンが終わったところでツッチーコーチに「久しぶりにレッスンを受けたけど、けっこう上達してるでしょ」と尋ねる。
 そう聞かれて「上達してない」と答えられるわけないんだけどさ。
「かなりミスが減りましたね」と言われて、ゆるゆるガットのおかげかと思うと、ちょっと微妙。いまはそこを誉められても嬉しくないなあ。

 レッスンを終えたF野支配人をつかまえて「先週張ってもらったばっかりのガットなんだけど、張り替えをお願いします」。
「あれ? ダメでしたか?」
「いえいえ、ものすごくいい感触で打ててます」
「じゃ、そのままでいいじゃないですか」
「だけど、このガットじゃストレートアタックが打てないんです。なにせストレートアタック命ですから」
 F野支配人だけではなく、他のコーチからも苦笑いされてしまう。
 ガットはソリンコツアーバイ1.20で、テンションは52×50。当初は50ポンドで張るつもりだったのだけれど、気合いをこめる意味で2ポンドプラスしてみた(意味あるのか?)。

 あとは、金曜日に張り替えたガットでレッスンを受けて、土曜日にインスピのミックスダブルスで軽く身体を動かしておいて、日曜日に本番だ。
 よし、頑張るぞ。


2012.2.14(火)

▼今日は会社をお休みして、近所の耳鼻咽喉科の病院に行き、花粉症の薬を出してもらう。
 これからまたうっとうしい季節が始まるわけだ。

▼そのまま新宿に出て、和真で検眼してレンズを発注する。
 いままでデスクワーク用に使っていたメガネで、小さな文字が見えづらくなってきたのだ。
 結果、いままでは中近両用メガネを使っていたのだけれど、もう中近両用はムリで、近近両用メガネとなった。
 つまり、机の上とパソコンの画面はよく見えるけれど、それ以上距離のあるところには焦点はあわず、かけたまま外に出るのはNGというメガネである。
 だんだん老眼が進んでくると、いろいろと面倒だなあ。

▼有休をとっているので、このまま帰ってもいいのだけれど、処理を必要としている書類がクライアントから届いていたら今日のうちに処理しておきたいので会社に電話を入れると、やっぱり届いているという。
 明日から新しい仕事が入る予定なので、今日のうちに処理しておきたいので、ちょいと会社に寄って3時間ほど仕事をして、さっさと帰る。

▼5時半ぐらいに帰宅して、テニススクールに電話。18時半からの振り替えレッスンを入れる。
 通常の退社時間だったら、絶対に間に合わない時間帯のレッスンなので、どういう人がレギュラーなのだろうと思ったら、ふつうにお勤めしていそうな男性が2人だった。
 そこに僕と、I吉さん(♀)の2人が振り替えで入って、4人でレッスン。
 やっぱり、この時間帯だと生徒が少なくて、たっぷりとレッスンが受けられるなあ。

 レッスンはショートボレー、ローボレーなど、ネットプレイが中心だった。
 先週末に44ポンドに張り替えたラケットのおかげで、ネットプレイのミスがかなり減っている。

 が、レッスンの最後にあったゲーム練習で、うすうす感じていた危惧が的中してしまったことを確認してしまう。
 ストレートアタックがぜんぜん効かない。スライスサーブにいまいちキレがない。
 実は、先週の金曜日以降、ストレートアタックがぜんぜん成功していないのだ。なぜかボールにスピードが乗らず、思いっきりアタックしているにもかかわらず、相手にチャンスボールを献上してばっかりだったのだ。また、いつもなら相手がけっこういやがってくれるスライスサーブも、ぜんぜんいやがってもらえていなかったのだ。
 いずれも、ガットのテンションを44ポンドに下げてからの現象である。

 ガットのテンションを44ポンドに下げてから、ボールを打った時の感触は実に柔らかなタッチに変わっていて、とても気持ちよく打てるようになっていた。
 ミスも確実に減った。
 ところが、攻撃的なショットの威力が半減してしまっていたのである。
 気持ちよく打てるからそれでいいと思っていたのだけれど、今週末には「さいたま市優秀選手決定戦」という重要な試合がある。その試合には、かなりレベルの高い選手が集まるので、かなり勝つのは難しいのは分かっていた。
 勝とうと思ったら、ミスを減らすことよりも、攻撃力を上げることの方が重要である。
 まいったな。

▼レッスンが終わったところで、もも姫がコートに乱入してくる。
 バレンタインのチョコを渡したいから、レッスンに来ることがあったら知らせてと、もも姫のママから頼まれていたのである。
 もも姫は例によって僕の背中によじ登ってクビを絞めてきながら、手作りのチョコを差し出してくれた。キミは、いちいち人の背中によじ登らないと何もできないのか?
「あのねえ、このチョコには呪いがかかってるんだよ!」
「どんな呪いだよ!」
「食べるとね、もっとももと遊びたくなるの!」
「そんなの食べたくないぞお!」
 もてる男は大変です(笑)

樋口明雄『標高2800米』徳間書店を読了。
 主に山を舞台にしたホラー小説と、終末小説とを収録した短編集。
 「モーレン小屋」「屍山」「霧が晴れたら」「最終電車」「夜よりも暗い影」がホラー小説、「渓にて」「標高2800米」「リセット」は人類の終末を扱ったSF小説。
 いちばん僕の好みに合っているのが、マンションのベランダから向かい側のマンションでの殺人事件を目撃した男性が体験する不思議な事件を描いた「夜よりも暗い影」。ホラーとサスペンスのバランスがほどよい。
 「渓にて」「リセット」は、福島原発の事故をバックボーンとした終末小説で、必然的になんとも救いのない物語となっている。この題材を扱わざるを得なかったところに著者の強い想いがこめられているのであるが、残念ながら「渓にて」はテーマをストレートに登場人物に語らせすぎているという印象が残る。タイトルはもちろん、ネビル・シュートの傑作小説『渚にて』から。
 「リセット」は「標高2800米」の続編となっているのだが、なんとも痛ましい小説である。ただし、ラストである存在を登場させたことはどうなのだろう。僕としては、違和感を感じてしまったのだけれど。


2012.2.12(日)

▼今日は、T須さんと組んで、埼玉大学のテニスコートを使って行われている男子ダブルスの草トーナメントに参戦してきた。
 初めて参加するところなのだけれど、かなりレベルの高い大会だとは聞かされていた。が、会場で渡されたドロー表を見てびっくり。
 なんと、同じブロックに川口市の大会で常にトップクラスに位置しているTさんの名前があるではありませんか。この方、浦和レッズの某選手と同姓同名なので、ものすごく印象に残っている人なのだ。
 すげえ。このレベルの人と試合をすることになるなんて!!
 勝てるわけないけれど、ワクワクしてきてしまう。

 まずは4ペアでのブロック予選。
 初戦は黒シャツを着た2人組。
 ゲームが始まるなり、T須さんがボソッとつぶやく。
「もしかしたら、いままで対戦した中で、いちばんうまいペアかも」

 それでも、引き離されることなく、常時リードを奪われつつも、なんとかかんとかくらいついていく。
 そして、4−5での1本勝負。この1本をとれば、ついに相手に追いつくという場面。
 相手のサーブをどっちが受けるかで顔を見合わせ、「やらせて!」と僕が手をあげる。
 T須さんが「思いっきりぶつけていって」と声をかけてくる。
 よっしゃーっ、思いっきりぶつけるぞお!
 が、肩に力がはいりすぎて、どっかーんとリターンをふかしてゲームセット(涙)

 2試合目は、黒シャツの背の高いにいちゃんと、ネズミ色シャツの背の低いにいちゃんのペア。
 しょっぱなにT須さんのサーブを、ネズミ色シャツのにいちゃんが僕に対してストレートにぶつけてくる。
 それをボレーで返すと、再びストレートアタック。
 なんとかボレーで返すと、今度はクロスに打ってきて、それがT須さんの足元に来て、ポイントを奪われてしまう。
 うーむ、自分以外で、しょっぱなからこんな風にストレートに打ってくる選手に出会ったことがないぞ。
 さて、これはどういうことであろうか。
 自分なら次もしつこくストレートに打ったりするのだけれど、普通の人はそんなことはするまい。
 ということは、僕をサイドに釘付けにしておくために、しょっぱなにストレートを打ってきたということに違いあるまい。
 じゃあ、次は絶対にクロスだ。ストレートは空けても大丈夫。
 次のフォアサイドからのT須さんのサーブ。
 相手がリターンを打った瞬間にポーチに飛び出すと、これがビンゴで、きれいにボレーを決めることができた。
 おおっ、すごいぞ、オレ。
 こんな風に相手の心理を読んでプレイしたことなんて、いままでなかったのに。

 というようなスタートだったのだけれど、これまたとってもうまいペアだった。
 それなりに攻撃的なショットを打ちながらも、しょぼいミスというものが非常に少ない。
 ミスをしないということが、このレベルの人たちの最低条件なんだろうなあ。
 しかも、甘い返球がほとんどない。
 こちらも甘いボールにならないように、スピードボールで攻めるのだけれど、ただスピードのあるだけのボールではなかなかポイントにつながらない。3回、4回とラリーが続くと、こちらに焦りが生じてきて、ミスってしまったりする。
 ふだん、あまりラリーの続く試合をしていないので、こういう時にどうすればいいのか、迷いが生じてきてしまう。

 相手のサーブの時、近寄ってきたT須さんから「茶色の方を攻めて」と指令が出る。
「わかった」とうなずいて、リターンに入って愕然とする。
 相手の選手、2人とも茶色のものはまったく身につけていないぞ!
 ど、どっちを攻めるんだ?
 後で修正が入った。
「ごめん。ネズミ色の方」
「ネズミ色って、あの白っぽい方?」
「そう」
 なんだか、アホな会話だなあ(汗)

 ここぞというタイミングで、必殺アンダーサーブを繰り出す。
 けっこう、このアンダーサーブがポイントにつながったりしているのだけれど、今日は1試合目も2試合目も絶妙のコースに入ったにもかかわらず、あっさりと処理されてしまう。
「うーむ、姑息なサーブを!」
 相手選手に笑われてしまう。
「くそおっ、必殺サーブがやぶられてしまったあ!」
 試合中であるというのに、けっこう和気藹々といった感じで相手選手とやりとりができてしまう。
 うん、皆さん、なかなか明るい陽性のキャラで、実にいいなあ。

 パワーで押し切れないので、自分には珍しく押さえたタッチでコースを狙ってみる。
 ネズミ色シャツのにいちゃんのサーブがそれほど威力がなかったので、サーブを打って前に出てくるところをワイドに打ち返してみたところ、きれいにリターンエースとなった。
 おおっ、やればできるんじゃん。
 次のリターンもまったく同じコースを狙ったところ、かろうじて返してきたものの、センターがすっぽり空いたところにT須さんがボレーを決めてポイント。
 なるほど、強打するだけがテニスじゃないってのは、こういうことなのね(笑)
 でも、次のチャンスで同じことをしようとしたら、慣れないプレイで手が縮こまって、リターンをネットにひっかけてしまう。
 ちゃんと、こういうワザも練習しておかなければ。

 もっと一方的な展開になるかと思ったのだけれど、なんとか頑張って5−6の一本勝負にまでもつれこむ。
 ここで1本をとればタイブレークに突入だ。
 僕のサービスなので、ここはいいサーブを打ってT須さんにチャンスボールを返させなければ。
 はい、気合いを込めたサービスで、きっちりT須さんの目の前にチャンスボールがあがってきました。
 やった!…と思ったんだけどなあ。
 T須さんがそのチャンスボールをふかして、ゲームセット。
「あか〜ん!」
 T須さんの悲鳴がコートに響き渡った。

 かくして、初戦は僕がふかしてゲームセット、第2戦はT須さんがふかしてゲームセット。
 あか〜〜ん!!

 そして第3回戦が、お楽しみのTさんペアとの対戦である。
 すでに、僕らが負けたペアを相手に6−1、6−1であっさり勝ちを決めているのだけれど、その2試合を見る限りでは、試合をする前に「ごめんなさい。まいりました!」と謝っちゃった方がいいんじゃないかと思えるほどうまかった。
 とにかく、コントロールがよく、強打はいっさいしないままに、相手を翻弄していた。
 特に絶妙のロブがみごとで、対戦相手は何度も何度も後ろに走らされていた。
 それでいて、思いもよらないタイミングでスパーンと勢いのあるボールでサイドを抜いたりもしているので、パワーテニスもしっかりとできるようなのである。
 2試合目の最後なんて、それまではコースをついた丁寧なサーブばっかり打っていたくせに、唐突にものすごいフラットサーブをコーナーにぶちこんでノータッチエースをとって試合を終わらせていた。
 負けたペアに声をかけると、「それまでただの1球も打ってこなかったサーブを、最後の1球で打ってくるんだもんなあ」と呆然としていた。
 どう考えても、僕たちに勝てる要素はないのだけれど、でも、頑張る。
 もしかしたら、僕たちの何かを苦手に思って、あっさりと負けてくれるかもしれない(それはないとは思うけれど)。

 さすがにあっさり負けてくれるということはなかったけれど、しょっぱなにT須さんの角度のついたアングルボレーでポイントを奪ったりと、見せ場はそれなりにあった。
 だけど、なかなかゲームを先に奪うというところまではいけない。
 ネットをはさんだボレー戦になっても、T須さんが3本返しても相手はさらに4本目を返してくるという感じで、どうしても相手がこちらのひとつ上をいってしまう。
 それでも、T須さんのフラットサーブはきっちりエースを奪ったりもしていた。
 すごいぞ、T須さん!
 ここで僕も活躍のひとつやふたつはしなければいけないのだけれど、なかなかそうはいかない。
 はっきりいって、この日の僕はけっこう調子はよかったと思う。
 スライスサーブが思ったように曲がらなかったし、ストレートアタックも威力がなかったり、ラインを割ってしまうことが多かったけれど、けっこうしっかりとボールを打ってラリーに持ち込んだりしていたと思う。
 だけど、そんなんじゃまったく通用しないんだよ。

 結局、1−6で負け。
「完敗です。なんとかとれた1ゲームが、宝物のように輝いて見えます」
 負けたけれど、すっごく楽しい試合ができたので、にこやかにそんな風に相手に話しかけてしまう。
 対戦相手のTさんペアも気さくにそうした会話につきあってくれて、T須さんも「私は浦和レッズのサポーターなんですけど、Tさんてどちらですか?」なんて話しかけている。
 黒シャツを着た方の人が「私ですけど、この名前は私の方が先ですからね」とにこやかに応対してくれる。
 3試合とも、相手ペアはみんな明るく陽性の人たちばっかりで、こうした会話ができるのがとっても楽しかった。

 しかし、Tさんペア、3試合とも6−1だ。
「もしかしたら、全部ストレートで勝つと恨まれるから、わざと1ゲームずつ進呈してるんじゃないの」
 T須さんがそう言うくらいにうまかったのだけれど、大丈夫、T須さんの攻撃でちゃんと奪ったゲームだから。

 そして、コンソレトーナメントになるわけだけど、その初戦の相手はブロック予選で2勝していながら得失点差でコンソレトーナメントに落ちてきたペアである。
 やっぱり、強かった。
 特に背の高い方の選手のサービスがパワフルで、しょっぱなにサービスエースを続けざまに奪われてしまう。
 淡泊な展開になってしまうゲームが多かったので「こんなんじゃダメだ。しっかりラリーに持ち込もう」と自分で声をかけておいて、あっさりサービスエースを奪われてしまう。
 どこが「しっかりラリー」なんだか(涙)
 3試合目の方がまだしも食い下がれたんじゃないのという感じで、3−6で負け。

 うひゃあ、全敗だあ。
 おそらく、T須さんとペアを組むようになって、初めての全敗だぞ。
 でも、色々と勉強になった。
 何が勉強になったのか、具体的にはよく分かっていないのだけれど、でも、なにかしら身体に染みついた教訓があったと思う(頭ではなく、身体で学ぶタイプなので)。
 やっぱり、こういうレベルの大会に出るというのは大切なことなんだと、しみじみ思ってしまったぞ。
 次の機会があれば、また申し込もう。
 まず目指すは1勝だ。
 このレベルで1つ勝つのが、とりあえずの目標です。
 うーん、やっぱりテニスは面白い。
 本当に面白かった。

 でも、2日間で1勝7敗は厳しいなあ。

西村健『地の底のヤマ』講談社を読了。
 二段組863ページの大作である。
 『劫火』もやたらと分厚かったが、本作の方がはるかに小説としての密度が高い。
 『劫火』にあった饒舌はなりを潜め、けれんみたっぷりの設定・展開もきれいさっぱり姿を消し、じっくりと大牟田に生きる一人の警察官の人生を描く。昭和49年(1974年)から、現在にいたる、一人の警察官の生きざまと、大牟田という土地の変遷を、抑制された筆致で丁寧に丁寧に描いていく。
 全部で四部構成となっていて、それぞれが独立した長めの中編小説として読めるが、それを通して読むことで、ラストの鳥肌が立つほどの感慨を味わうことができる。ラストでは思わず目頭が熱くなってしまった。
 佐々木譲の『警官の血』が、長編小説といいながら、それぞれのパートのつながりが希薄という欠点があったが、本作にはそのような不満はかけらたりともない。

 西村健渾身の大長編小説『地の底のヤマ』、大いなる満足感とともに読み終えることができた。本読みとしてのしあわせを感じることのできる1冊であった。


2012.2.11(土)

▼今日で54歳となってしまった。
 この日記を書き始めた時には42歳だったのになあ。

▼今日は春日部のテニスコートでインスピリッツテニスクラブの団体戦中級に参戦する。
 チームのメンバーは、H木さん♂、K藤さん♂、S良さん♀、A部さん♀、Hさん♀、それに僕の6人。
 K藤さん、Hさんとテニスをするのは、ほとんどこれが初めてだ。

 初戦は僕とH木さんがペアを組んで男ダブを担当する予定になっていた。
 ところが、コートに入って相手のチームと挨拶をしようとすると、H木さんがいない。いまのいままでいたのに、いったいどこへ消えたんだ?
 仕方なく、気持ちの準備も体の準備もできていないK藤さんと、急遽ペアを組んでコートに入ることになってしまう。
 そこへH木さんが戻ってきたのだけれど(どこへ行ってたんだ?)、まだテニスシューズも履いていないので、やっぱりそのままK藤さんとのペアで試合をすることに。
 K藤さんとは初のペアで、どういうテニスをするのか、お互いにまったく知らないのだけれど、とりあえず僕の方がフォアサイドをやらせてもらうことにする。
 2人でジャンケンをして、勝った僕のサーブから試合スタート(笑)
 結果は4−6で負け。
 相手がうまいってこともあったけれど、僕の動きが悪すぎた。寒さで体がかたまってしまって、思うように動けなかったという感じ。
 K藤さん、申しわけない。

 続く女ダブがストレート負けするも、ミックスがなんとか勝って1勝2敗。
 うーん、最初の男ダブがきっちり勝っていれば…。
 ちなみに、ミックスで出てきた男性はスクールの元コーチだそうで、やたらとうまかった。これで相手の女性がミスをしてくれなければ、さしものH木さんも厳しかったのでは。
 しかし、女ダブもむちゃくちゃレベルが高かったし、どこが中級なんだ?

「次は僕と組みましょう」とH木さん。いくつか試合方針を授けられる。
 ここでやたらと長い待ち時間がはさまり、その間にH木さんとS良さんが車でどこかに買い物に出かけていく。
 僕らは寒風吹きすさぶコートサイドでひたすら震えるのみ。

 そして、体が芯まで冷えきったところで、「第2試合に入ってください」と案内をされたのだけれど、H木さんもS良さんも、まだ戻ってきてないじゃん!
 仕方なく、「また組みましょう」とK藤さんと顔を見合わせて、力なく笑い合ってしまう。
 初戦の男ダブの相手は、若いにいちゃんと、年輩のおじさんのアンバランスなペア。
 にいちゃんのサーブから始まったのだけれど、そのしょっぱなの1球で戦慄させられてしまう。
 スピードの乗った速いサーブが、むちゃくちゃキックするのだ。
 予想していなかったコースにはねあがったボールにあわててラケットをあわせると、偶然にもそれが絶妙のストレートロブとなってポイントをとってしまったのだけれど、このにいちゃん、半端なくうまいぞ。
 次のサーブは、速いキックサーブがバックに襲いかかってきて、僕にできるのはそれにラケットを突き出すだけ。
 ところが、偶然にもこれが再び絶妙のストレートロブとなって、またしてもポイントをゲットしてしまう。
 いやあ、毎回、こういうラッキーショットが続くと楽なんだけどねえ。
 そのままなんとか相手のサービスをブレイクしてしまう。
 続く僕のサービスもキープで、相手がやたらとうまいにもかかわらず、なぜか2ゲームを先取してしまう。
 K藤さんとは「あのにいちゃんはむちゃくちゃうまいから、おじさんの方と勝負しましょ」と打ち合わせをして、そしたらK藤さん、みごとにおじさん相手にポイントを稼いでくれる。
 が、そうそう一方的な展開になるわけもなく、接戦にもつれこみ、なんと5−5のフォーティオール、一本勝負となってしまう。
 ここで僕の渾身のサーブをにいちゃんが甘く返してきてK藤さんの前にチャンスボールがあがったのだけれど、これをK藤さんがアウトさせてしまいゲームセット。
 惜しい!
 あとで聞くと、このにいちゃんもテニススクールの元コーチだったそうで!!
 いったい、どこが中級大会なんだ!
 でも、元コーチを相手に最後の一本勝負まで持っていけたのだから、僕とK藤さんの急造ペアもなかなか頑張ったのではないでしょうか。
 この試合の間にH木さん、S良さんも戻ってきたのだけれど、女ダブもミックスも負けて、この対戦も落としてしまう。

 今度は休みなしですぐに3回戦に突入。
 今度こそH木さんと僕で男ダブを担当する。
 相手は、ゆるゆるボールしか打てないペアで、それほど脅威ではなかったのだけれど、さっきまでの試合との落差が大きすぎて、僕がミスを連発させてしまう。
 しかも、H木さんはダブルフォールト祭りを絶賛開催中。
「センターにサーブを打つから、ポーチに出てください」と言われても、そのサーブが入らないのではどうしようもない。
 組んでみてしみじみ思ったのだけれど、H木さんてやっぱりシングルスの人なのだなあ。ボールをつないで試合を組み立てるというような展開がほとんどなく、スパーンと決めるかミスるかの2つに1つという感じ。それだけ決める力があるってことではあるのだけれど、もう少しつないでチャンスボールを待ってもいいのではないだろうか。
 H木さんの実力からすると負けるような相手ではなかったと思うのだけれど、あっさりと2−6で負け。
 女ダブ、ミックスも負けたのかな? この対戦もうちのチームの負けに終ってしまい、なんと3連敗だ。

 このあたりで、A部さんのプレイスタイルがよくわかってきた。
 ガッツンガッツン打たせてくれる相手だと、満面にあふれかえらんばかりの笑顔を浮かべて、ストローク合戦を繰り広げるのだけれど、そうでない相手とだとどんどんドツボにはまってミスを重ねて、どよーんと落ち込んでしまうのだ。
 僕が見たところでは、けっこういいプレイが随所にあったとしても、思いっ切りのストローク合戦をできない試合だと「わたしはダメだあ…」と落ち込んでしまうものらしい。
 とっても分かりやすい(笑)
 あとでT須さんに「相手が速いボールを打ってくると、ニコニコしながらストローク合戦をやってるんだよ」と報告すると、「あなたと一緒やん」と笑われてしまった。
 そういえば、2回戦の元コーチを相手の試合でも、S良さんから「楽しそうに打ち合っていた」と言われてしまったっけ(汗)

 3回戦が終ったところで、S良さんが用意してきてくれたおでんでお昼ご飯となる。
 とっても寒い風が吹いていた日なので、あったかおでんがお腹に染み渡って幸せいっぱいだ。
 ちなみに、今日の僕たちのチーム名は「チームあったかおでん」なのでした。

 おでんパワーを注入したところで、4回戦がスタート。
 男ダブはH木さん&K藤さん。
 あとの4人は応援もせずにおでんを食べ続けていたので、まったく試合内容は分からなかったのだけれど、きっちり勝って戻ってきた。
 続く女ダブはHさん&A部さんのペア。おでんを食べ終わってから応援に行くと、Hさんがどんなボールもきっちりと返して、相手がしまいにミスをして、それを嫌ってA部さんと勝負をするとドカーンと打ち抜かれるというパターンで、これまたきっちりと勝ちを決めて、ミックスを待たずに勝ちが決定。
 そうなると、最後のミックスを担当する僕とS良さんのペアも気が楽というものだ。
 試合が始まる前にS良さんに宣言する。
「この試合は好きにやらせてもらうからね」
 この場合の「好きにやらせてもらう」というのは、勝とうが負けようが、とにかく思いっ切り打たせてもらうということであります。
 実は、ガットを44ポンドで張り替えたばかりなのだけれど、慣れないゆるさなのでなかなか飛びすぎを抑えられずにいたのだ。だから、新しいガットに慣れるためにも、もっともっと思いっ切り打っておきたかったのだ。
 案の定、ホームランを連発してしまうのだけれど、その分、S良さんが手堅いテニスをしてポイントを稼いでくれるので、そのまま好き勝手テニスを続行してしまう。
 そして、ちょいとドロップボレーを決めて、ギャラリーから「おしゃれーっ!」との歓声をもらったりして、6−2であっさり勝ち。
 ま、1試合ぐらいは勝っておかないとね。

 というわけで、試合はチームとしても1勝3敗、僕個人も1勝3敗という結果に終ったのだが、元コーチをひっぱってきたチームが2つもあったりして、どこが中級クラスなんだよって感じ。

 試合を終えて陣地に戻ったところで、H木さんが「ジャジャーン」とケーキを出してきてくれる。
 そう、今日は僕の誕生日なのだ。
 それを知っていて、H木さんとS良さんでケーキを買いに行って、試合に遅れたというわけなのだけれど、ケーキは嬉しいけれど、試合には遅れてほしくなかったなあと、ちょっと微妙な部分がなきにしもあらず。でも、ありがとうございます。
 S良さん手作りの大人味のプリンも一緒に食べて、みんなでまったりとしたところで、エキシビで4ゲームオールの試合をしませんかと声をかけられ、あわててコートに飛び出していく。
 男ダブは再び僕とH木さんとでペアを組み、H木さんがパワーで押しきって3−1で勝ち。
 女ダブ、ミックスもきっちりと勝ち。ちなみに、ミックスはK藤さん&A部さんでペアを組み、相手は男ダブペアだったのだけれど、A部さんがパワーで攻めて、甘く返ってくるところをK藤さんが決めるという役割分担がきっちりできていた。そして、またしてもA部さんは幸せそうな笑顔を浮かべながら鬼ショットをガッツンガッツン打ち込んでいたのでした。

▼帰宅して、家族に誕生日を祝ってもらう。
 嫁さんと2人でワインを空けて、あとは熟睡。


2012.2.8(水)

▼ゴールデン街「深夜プラス1」に寄って軽く飲んで帰宅。


2012.2.6(月)

▼「内藤陳帰天大宴会」の後処理に関する打ち合わせがあったので、ゴールデン街「深夜プラス1」に顔を出す。すると、ドアに「7時45分には戻ります 祐介」と貼り紙があって、店がまだ開いていない。
 うーん、どこかで30分ほど時間を潰さなければ。
 こういう時に、ドトールコーヒーのような喫茶店が近くにあれば便利なのだけれど、ここの近くにあるドトールコーヒーは店内にタバコの煙が高密度で充満していて、いまいち読書に向いていないんだよなあ。
 酒場のタバコは気にならないのだけれど、喫茶店のタバコは好きになれないのはなぜなんだろう。
 そこで、紀伊国屋書店で時間を潰そうと靖国通りに出たのだけれど、目の前の新宿ピカデリーを見て気が変わった。あそこのロビーだったら、座って本を読んでいられるじゃないか。しかも、無料だぞ。
 というわけで、新宿ピカデリーのロビーでソファに腰をおろして、西村健の『地の底のヤマ』をじっくりと読む。

▼再びゴールデン街に戻り、「深夜プラス1」へ。
 看板の灯りはついていなかったが、店内に祐介くんがいたので、各種打ち合わせなど。
 あれこれ決めなければいけないことがあるのだけれど、問題は日本冒険小説協会というのはなんらしっかりした組織がないので、ものごとを決める権利が誰にあるのかもはっきりしていないということだったりするのである。
 今までは、すべての決定権は内藤陳会長にあり、その会長のもとに実行部隊さえいればなんとかなってきたのだ。
 だが、その会長がいなくなった今、あれこれ決めようと思っても「はたして、自分がそれを決めてしまっていいのだろうか? 自分にその権利があるのか?」と、誰もがとまどってしまう状況におちいってしまっているのである。
 これには、困ってしまう。

 ヒヤマ君、ヨシダ君をまじえてあれこれ相談するが、どうしてもいくつかのことはペンディングとなってしまう。
 まだしばらくは、カウンター部の若者の苦悩が続きそうだ。
 店内が混乱していることもあり、今日はこのまま店を開かないことにする。
 荷物を整理しないことには、客が入れるような状況ではないのだ。

 「内藤陳帰天大宴会」でカメラマンを担当してくれた瀧くんが、当日撮った写真の山を持ってくる。なんと、1000枚以上の写真を撮ったのだという。ま、そうだろうなあ。
 その写真の束をみんなでポケットアルバムに整理していき、その作業が終ったのがすでに11時。
 申しわけないが、ひと足先に帰らせてもらう。


2012.2.5(日)

▼朝起きるのがつらかった。
 体中がギシギシいっている。
 腰もかなりつらい。
 さすがに昨日1日、ずっと立ちっぱなしだったのはきつかった。
 しかし、そんなことをほんのちょっとでも口にしようものなら、嫁さんからテニス禁止令が出かねないので、絶対に口には出さない。
 だけど、けっこうきつい状況だぞ。

▼が、テニスに行く。
 今日はT須さんから誘われてパインヒルズテニスクラブというところのコートで4時間テニスなのだ。
 集まったのは、T須さん、S藤さん、F田さん、I吉さん、それに今日はお初のI田さん。男性が3人、女性が3人。
 そして、スペシャルゲストがF田さんの娘のもも姫だ(涙)

 もも姫は、コートに到着して僕を見つけるなり大喜びで駆けつけてきて背中によじ登り、首を絞めながらの肩車。
 そのあとも、ひたすら僕を虐待して遊び続けるのである。
 あのお、僕はテニスをしなくてもヘロヘロ状態なんですよ。
 それなのに、この過酷な虐待を受けた上でテニスをしろと?

 前半2時間は地味にラリー練習。
 なにしろ、僕とT須さんは、どういうわけかラリーがぜんぜん続かない2人なので、少しそういう練習もしようということになっていたのだ。
 だけど、練習したって続かないものは続かないんだよなあ。
 そして、交替してベンチに戻るたびに、もも姫のお相手。死ぬ…。

 後半2時間は固定ペアでのミックスダブルス。僕はI田さんと組ませていただく。
 そして、T須&F田ペアを相手にきっちり先行するものの、逆転負けをくらってしまう。うーん、悔しいぞお。
 途中、F田さんのサーブをストレートでT須さんにぶつける時に「行きまーす!」と叫んだら、初めて組んだI田さんに驚かれてしまった。そりゃ、そうだよな。ストレートを打つ前に、宣言するヤツなんかいるわけないものな。
 ベンチに戻って、もも姫のお相手。ぜんぜん休む時間がない。というか、ベンチに戻っている時よりも、コートに立っている時の方がよほど楽だぞ。

 S藤&I吉ペアとの対戦。
 これまた先行するものの、逆転負けをくらってしまう。
 でも、S藤さん、うますぎ。
 甘いボールは確実に決められてしまうもんなあ。
 でも、もも姫の虐待を受けていなければ、もっと強いんだからな!

 時間があまったので、7ポイントタイブレークでの対戦をする。
 S藤ペアには負けたが、T須ペアにはきっちり2連勝。
 T須さん、タイブレークに弱すぎ。なんで、こういうプレッシャーのかかる場面になると、急に崩れるかなあ。

 ヘロヘロではあったけれど、なんとか今日も無事にテニスを楽しむことができた。
 よかった、よかった。


2012.2.4(土)

▼息子とともに9時に家を出て、目白の椿山荘へ。
 今日は、日本冒険小説協会主催による内藤陳さんのお別れの会「内藤陳帰天大宴会」があるのだ。

 会場には、バリバリの若手、ちょっと前の若手、大昔の若手が顔を揃え、10時半からいっせいに会場設営にとりかかる。
 まずは、昨日2トンコンテナ車に積み込んだ本の会場への搬入作業だ。
 なにせ、ぎっしり本の詰まったダンボール箱が100箱である。
 下手をすれば、ここで腰を痛めて、肝心の大宴会で使い物にならなくなる可能性だってあるではないか。
 が、ロートルだからといって遠慮するメンバーではなく、どんどん箱を運ばされる。
 すべて内藤陳さんの部屋から箱詰めして持ってきた本なのだけれど、こうやって運んでみると、その量の半端なさにあきれかえる。もっとも、持ち込んだ本なんてのは、蔵書のごくごく一部に過ぎないのだけれど。
 それにしても、椿山荘のエレベーターが大きくて助かった。
 通常のエレベーターだったら、何度往復しなきゃいけなかったことか。

 続いて、祭壇の設営作業。
 台の上に祭壇を設定して、そのまわりにどんどん本を積み上げていく。
 誰かがきれいに本を積み上げると「だめだよ、それじゃ。会長の部屋を再現するんだから、もっと雑然とつみあげなきゃ」とダメ出し。
 なるべくいい小説を目立つところに積み上げるのが腕の見せ所(笑)
 そして、本を並べ終わった上に、銃器だの木彫りの人形だのゴジラだの帽子だの、陳さんの部屋から持ってきたさまざまなグッズを配置していく。
 かなり、本人の部屋の雰囲気を再現できたのではないだろうか。

 女性陣はパネル展示等の準備。

▼3時半少し前に作業用の服装を礼服に着替える。
 来てくれる方たちには「言葉通りの普段着で来てください」と案内を出してあるのだけれど、僕らスタッフだけは礼服でお迎えをさせていただくのだ。

 一般弔問は4時から。
 こちらは何のセレモニーもなしで、いらした方に祭壇に向かって献杯をしていただくだけというきわめてシンプルなもの。
 香典、献花は一切お断り。
 宮部みゆきさんが、4時前から来てくれる。
 僕は受付の遊軍として動く。

 年輩の方が受付に来て「祭壇を写真に撮ってもいいか」と聞いてくる。
 基本的に写真撮影は禁止とさせていただいたのだけれど、話を聞くと、小学校時代の内藤陳さんの同級生で、田舎の仲間に写真をもって報告に行く約束をしてきたのだという。
 「それなら、ぜひ」ということで、写真撮影をするあいだつきそわせていただく。
 岡山の小学校で、内藤陳さんは小学2年生の時に転校してきて中学1年の時まで一緒だったそうな。
 放浪癖のある子どもで、電車に無賃乗車しては途中で車掌に見つかっておろされたりしていたらしい。

 来た時から「もしかしたら」と思っていた女性2人組がいたのだけれど、やっぱりそうだった。
 なんと、僕が深夜プラス1に出入りしはじめた頃にいつも店で一緒になった2人だった。
 懐かしい。
 当時はボトルに書き込んだコードネームで名前を呼んだりしていたのだけれど、彼女たちの名前はベティとパタ。ベティ・メイフィールドとパタリロが彼女たちのコードネームだったのだ。

 役立っているのか役立っていないのか、よく分からないスタッフとして動き回っているうちに1時間半の一般弔問が終了する。
 献杯をするだけなので、もっと場内が閑散としてしまうのかと思ったのだけれど、来た人がみな場内で立ち話をしたり、展示したパネルに見入ってくれたりしていて、常に場内にはたくさんの人がいる状態となっていた。

▼いったん会場を閉めて、本番の大宴会は6時半から。
 6時の受付開始時間にはもう大勢の方が集まってきてくれる。
 先に作家の皆さんの受付だけをすませて場内に入っていただき、あとは怒涛のごとくに押し寄せる方たちを受付にご案内する。
 懐かしい顔があとからあとからやってくる。
 ニットデザイナーのとんびさんに河合ちゃん。当時は桃園書房にいた野田さん。伊藤君、エビちゃん、世良くん、小峯くん、峰村くん。いやあ、懐かしいぞお。
 我が家は嫁さん、息子、娘のオールキャストで参加。中田さんちの娘2人も一緒だ。

 スタッフのキクチくんが編集したオープニング映像の上映で会がスタート。これがむちゃくちゃ力の入った映像なのだ。
 進行役はこういう時に頼りになる男、芦野くん。
 あっちこっちに顔を出して挨拶をしてまわる。
 食べ物はほとんど食べられなかったけれど、とりあえずアルコールだけは常にグラスを手に飲むことはできた。
 北方謙三さん、船戸与一さんにスピーチをしていただく。
 かわなかのぶひろさんの作ってきた映像を上映。
 そして、作家さんたち総出での挨拶。いったい、そこに何人の直木賞作家がいたのだろう?
 挨拶の最後は水森亜土さん。お年をめされても、ぜんぜん変わらない昔ながらの可愛らしいしゃべり方で感動してしまう。

 娘が中学生の時に『警官の血』を読んで、熱海の全国大会で佐々木譲さんにサインをもらっているので、娘と一緒に挨拶に行ったのだけれど、残念ながら中学生の女の子がサインをもらいに行ったってことはまるっきり憶えていらっしゃらなかった。
 サインをもらいに行った時には「えーっ、中学生の女の子で読んでくれている人がいるの!? えーっと、若い女の子が読んでまずい描写はなかったよね」と喜んでくれたのだけどなあ。

 最後は大沢在昌さんに挨拶をしていただく。
 大沢さん、いつもスピーチが半端なくうまいのだけれど、この時のスピーチもとてもいいものだった。
 ありがとうございます。

 会は無事に閉幕。
 とてもいい会だったと思う。
 若いスタッフが本当によくやってくれたし、参加してくれた作家の皆さんもものすごくよくしてくれた。
 本当にいい会だったと思う。

 僕は会場の出口に立って、来てくれた方々にひたすら頭を下げ、二次会の案内をさせていただく。
 お客様が全員退出されたところで、若い連中はいっせいに運び込んだ本の撤去作業にとりかかる。
 なにせ半端ない量の本だから、撤去だってとっても大変なのだ。
 僕は僕で、本会場と控え室の間を走り回ったりして、それが一段落したところで着替えて家族と一緒に二次会の会場へ移動。

▼二次会の会場は新宿の池林房で、「10人でも40人でも大丈夫」と聞かされていたのだけれど、いざ店に辿り着いてみると、店内は人であふれかえっている。
 僕らのためにもっとスペースを確保していてくれたのかと思っていたのだけれど、意外と人数を少なく考えていたのだろうか。
 それでも、なんとかみんなで詰め合って肩寄せ合って、二次会がスタート。
 これでようやくものが食べられると思ったのだけれど、すぐに食べ物が出てくるような雰囲気ではなく、とりあえず持ち込んだバーボンを飲み出すことにしてしまう。
 ふと気がつくと、樋口明雄さんがひとりポツネンと座っていたので、お隣にお邪魔させていただき、新作の話などをあれこれと聞かせていただく。
 話をしていてふいに泣きそうになってしまったのが、樋口さんが書いている馬賊三部作の完結編を、会長は亡くなる前にちゃんと読んでくれていたらしいということ。『頭弾』『狼叫』という馬賊を題材にした樋口さんの小説を会長はものすごく気に入っていて「早く完結編を読ませてくれ」といつも言っていたのだ。
 ところが、いったん「小説推理」に連載して書き終えた作品に納得のいかなかった樋口さんは、その作品を捨て去って、新たに書き直していたのである。その書き直しの作業がようやく終了しても、さらに手を入れたりしていて、なかなか完成にいたらず、このままでは会長が生きているうちに間に合わないのではないかと、僕はずっとそのことが心配でならなかったのだ。
 ところが、出版社から送ってもらったゲラを、会長は亡くなる前に読み終えていたらしいのである。
「ああ、よかった。本当によかった」
 会長にとっても、樋口さんにとっても、本当によかったなあと思ったら、ふいに泣きそうになってしまったのだ。
 ああ、でも、本当によかったなあ。

 11時を過ぎて、撤去作業をようやく終えた若いスタッフたちがやってきたところで、僕たちは失礼することにする。
 長い長い1日だった。
 さすがに疲れた。
 でも、今日の会が成功に終って、本当によかった。
 この日のために、骨身を惜しまずに動き回ってくれたスタッフの祐介くん、タグチくん、ヒヤマくん、ヨシダくん、キクチくん、アシノくん、オカダさん、ツクイさん、その他大勢のスタッフのみんな、本当にお疲れさまでした。ご苦労さまでした。

▼大宴会に参加してくださった方に、冒険小説協会のマークの入ったTシャツと僕が編集した会報「鷲」をお土産に配らせていただいた。
 早くもその「鷲」を読んだ方たちから、いたるところでお褒めの言葉をいただく。
 仕事を放り出して編集作業にいそしんだ甲斐があったと、胸を撫で下ろす。


2012.2.3(金)

▼会社の台車をガラガラと押して、内藤陳さんのマンションへ。
 今日は、明日の「内藤陳帰天大宴会」のために、陳さんのマンションから大量の本を運び出すことになっていて、それに会社の台車を貸し出すことになっていたのだ。

 マンションの前に辿り着くと、すでに本を詰めたダンボール箱の搬出が始まっていて、歩道にダンボール箱が積み上げられている。
 が、まだまだこんなもんじゃない。なにせ、100箱の本を持ち込むことになっているのだ。
 僕の持ってきた台車も参加して、9階からどんどん本をおろしていく。
 これ、本当に2トントラックで運べる量なのか?

 とりあえず本をおろし終えたところで、あとは若手に任せて帰ることにする。

▼家に帰るなり、大急ぎで食事をして、テニススクールへ。
 先週の試合で右足首をひねってしまったので、テーピングでがっちりかためてレッスンを受ける。

 相変わらずヘタッピで哀しくなってしまう。
 レッスン最後のチャンピオンゲームでは、ことごとく負け続けてしまう。


2012.2.2(木)

▼週末の「内藤陳帰天大宴会」の打ち合わせのため、ゴールデン街「深夜プラス1」へ。
 軽く飲んで帰宅。


2012.2.1(水)

▼赤羽にてネットのテニス仲間が集まっての新年会。
 例によって盛り上がること盛り上がること。
 なんでテニス仲間が集まっての飲み会はこうも騒がしくなるかなあ。

 週半ばなので1次会で脱落したが(すでに11時ぐらいだったはず)、何人かは朝までコースに突入していたようだ。


2012.1.29(日)

▼先日ガスコンロを新しく買い替えたのだけれど、我が家の台所はガスコンロを置くスペースの周囲にあまり余裕がなく、特に横の壁との距離がほとんどないことがずっと気になっていた。
 壁の中の木材が、コンロの熱で炭化して火災に発展することがあるからだ。
 そこで調べたところ、世の中には防熱板というものがあるらしい。コンロの熱を壁に伝えないようにする器具が世の中には存在しているらしいのだ。
 もっとも、近所のホームセンターにあるものは、あまりにもちゃちであまり効果が期待できそうにない。
 そこでさらに調べたところ、株式会社ゴカというところの出している「ヒータイト」という商品が、日本ガス機器検査協会という団体で唯一その性能を保証された防熱板であるということが分かる。ちょっと高いのだけれど、安心のためにそれを購入してあった。

 今朝はガスコンロを動かして、その防熱板を設置する作業をする。
 ずっと気になっていたことが、とりあえずこれで解消されたわけだ。

▼今日は息子が彼女を家に連れてくるというので、テニスはなし。もっとも、昨日捻挫をしてしまったので、どちらにしても今日はテニスなんかできるわけもないのだけれど。

 息子の連れてきた彼女は、ま、性格のよさそうな子なので、それでいいんじゃないでしょうか。
 というか、どんな子と付き合おうが、それは息子の問題なので、正直、あまり興味はなかったりする。このあたり、我ながらドライなのかなあと思うのだけれど、こちらに迷惑のかかるような変な子でなければ、ぜんぜん気にならない。

▼車を出して、嫁さんと古本屋へドライブ。
 いつもの「ほんだらけ 越谷蒲生店」。
 相変わらず雑多な本が並んでいて棚をチェックするのが楽しいのだけれど、けっこう強気なプレミア価格がついていたりするので、なかなか買う気になる本が見つからない。
 結局は、新刊書店でも買える本を購入。以前なら新刊で買っていたような本なんだけれど、小遣いが厳しくなってからなかなか新刊で買わなくなってしまった。著者にしても、訳者にしても、出版社にしても、こんな読者ばっかりだったら出版という文化がなりたたないということは充分に理解してはいるのだけれど、毎月、貯金を食いつぶすような状況が続いていると、おいそれと新刊を買うというわけにはいかないのだ。
 本が高いとは思わないが、出費を節約できる大きな項目ではあるのだ。

 今日買ったのはこの4冊。
『蘇るスナイパー(上)』スティーヴン・ハンター(扶桑社ミステリー/重版)400円
『蘇るスナイパー(下)』スティーヴン・ハンター(扶桑社ミステリー/初版)400円
『デッド・ゼロ(上)』スティーヴン・ハンター(扶桑社ミステリー/初版)300円
『デッド・ゼロ(下)』スティーヴン・ハンター(扶桑社ミステリー/初版)100円

 以前なら出るなり速攻で買って読んでいたスティーヴン・ハンターではあるのだけれど、『四十七人目の男』あたりから新刊で買う気力がなくなってしまったんだよなあ。


2012.1.28(土)

▼インスピリッツテニスクラブの男子ダブルスオープンに参戦する。
 本当ならいつもペアを組んでいるT須さんと出るはずだったのだけれど、彼が軽い捻挫をやってしまったというので、急遽息子を引っ張り出す。本人は卒論で忙しいと言っていたのだけれど、もうすぐ就職で家を離れて長野に行ってしまうので、今回ぐらいは付き合わせてもいいだろう。4月になって家を出たら、そうそう一緒にテニスをする機会などないのだから。もしかしたら、これが最後のチャンスかもしれないのだから。
 もっとも、息子は大学生になってからほとんどテニスをしていないので、オープンクラスでの勝ちはほとんど期待できないだろう。

 受付の今日の目標の欄に、このところお約束となっているフレーズ「二日酔いに勝つ」を記入。どういうわけか、ここの大会に出るときって、必ず前の晩は飲み会なんだよなあ。
 まったく運動をしていない息子は「ケガをしない」と記入。
 うーん、あまり結果に期待の持てないペアだなあ。

 試合がスタート。
 スタートからずっとお互いにサービスキープが続いて、4−3で1本勝負までいってブレイクするチャンスだったのだけれど、ストレート抜きを狙ったサービスリターンが白帯につかまってしまう。コースといい、タイミングといい、完璧だったのだけどなあ。
 直後の僕のサービスゲームをブレイクされ、結局そのまま相手のサービスをブレイクできずに4−6で負け。
 8ゲーム目のあの1本勝負のストレート抜きが、勝敗を分けたポイントだったな。残念。

 2戦目の相手は年輩の2人組。さすがオープン戦に出てくるだけあってミスのない手堅いテニスをしてくるペアだったけれど、なんとか6−2で勝ちを奪う。
 意外と前衛の動きが目に入ってきて、ストレート抜きを何本も決めることができた。

 ちなみに、息子はというと、本来ならばスピードとパワーで押していくタイプのはずが、いまいちタイミングがあわないらしく、すぐにロブで逃げようとする。ところが、そのロブがことごとくバックアウトしてしまう。
「お前さあ、今日は何本ロブをあげても全部アウトしちゃうんだから、遠慮せずにガンガン攻めていけよ。どうせロブでミスるんだったら、攻めてミスった方がいいだろ」
 そう言ったのだけれど、どうも攻めるテニスが出来かねるようで、繰り返しロブをミスったり、ドロップボレーをミスったりということを繰り返してしまう。
 やっぱり、久しぶりのテニスだと、いまいち自信を持ったプレイができないらしい。
 4日にやった新春シングルス大会では、3試合目ぐらいにはけっこういいボールを打っていたのだけれどなあ。

 主催者のまっすーさんが来て、うちの息子はフォームがきれいだと褒めてくれる。
 子どもの頃からテニススクールに通っていたので、基本がちゃんとできているからだろう。おそらく週1ペースぐらいでもテニスをやるようになれば、すぐに僕なんかかなわないレベルになるのだと思う。
 そして、次の試合の相手は強いけれど、そこに勝てばブロック1位抜けして、決勝戦に進めるのではないかと言われる。
 おお、それは張り切っちゃうぞ。

 3戦目。
 相手は完全にお揃いのウェアを身につけたショートヘアの2人組。めっちゃくちゃ若く見えるのだけれど、いまいち年令が分からない。大学生と言われれば大学生ぐらいに見えるし、30代後半と言われればそうも見える。
 いずれにしても、ものすごく強そうなオーラが出ている。
 だけど、これに勝てば1位抜けの可能性が高いと言われたので、僕としてもかなりテンションがあがっていた。

 僕のサービスからスタート。
 思いっ切りスライス回転をかけたサーブが、ぐいんと曲がってサイドのサービスラインに乗って、そこからさらに曲がって、ほとんど90度に近い角度で外側に逃げていく。
 相手の選手は、呆然とそのボールを見送るだけ。そして、2人で顔を見合わせ「あんなの、とれるわけないじゃん」と口にして、再び呆然としている。
 いやあ、パーフェクトのスライスサーブがしょっぱなに決まってしまったぞ。
 次も思いっ切り曲げたスライスサービスをネットにひっかけてくれて、2連続エースを決める。
 3本目のサーブを打とうと相手を見ると、思いっ切りアウトサイドに寄ってかまえているので、今度はセンターを狙ってスライスサーブを打つ。相手のバックサイドからボディにむかってグインと曲がるサーブで、そこから甘いボールが戻ってきたところを思いっ切りストレートに打つと、きれいにストレート抜きが決まる。
 4本目はポイントを落とすが、5本目は思いっ切りスライス回転をかけたサーブを短く打つ。相手はあわてて前にボールを追うが、それが外側に逃げていくのにラケットが届かずにエース。
 よっしゃ!
 テンションが高くなっているので、吼えまくる(笑)
 これは完全に、僕がスーパーサイヤ人となっている時のパターンであります。
 が、相手は半端なく強かった。
 サービスがむちゃくちゃ速い。なんと、セカンドサービスでノータッチエースをとられてしまう。
 まともに入ってきたファーストサービスは、スイートスポットをはずしてしまうと、ぜんぜん返っていかない。
 しかも、リターンが甘くなると、それをきっちり打ち込まれてしまう。
 あっと言う間に1−1。
 ようやく息子のサーブもよくなってきて相手を苦しめるのだけれど、ゲームを奪うところまではいかずに1−2。
 続く相手のサービスがこれまた強烈で、なんとかラリーに持ち込んでもどうしても打ち負けてしまい1−3。
 息子が僕のところにやってきて言う。
「悪いニュースがある。オレ、もう足が動かない」
 こ、こ、この引き籠もり野郎があ! ふだんから引き籠もって運動をしていないから、そんなていたらくになるんだぞ。えーい、もっと踏ん張らんかい!
 2順目の僕のサービス。
 フォアサイドの相手は、完全に僕のサービスに苦手意識を持ってくれたようで、ことごとくリターンを失敗してくれて2−3。
 よし、まだ引き離されてはいないぞ。まだ食らいついていけるぞ。
 だけど、自分のサービスゲーム以外は、なかなかこちらのペースに持ち込むことができない。
 そして、相手のサービスをストレートにぶつけていって、それが戻ってきたところをもう一度ストレートにぶつけようとした瞬間、右足首をぐきっとひねってしまう。あ、やっちまった。これは、やっちまったぞ。
 はい、見事に足首をひねってしまいました(涙)
 ペアを組んでいるT須さんが捻挫をしたからといって、こっちまで仲良く捻挫をしなくてもいいのに。
 でも、アドレナリンが出まくっているので、たいして痛みを感じないまま試合を続ける。
 が、レベルの差はいかんともしがたく、いっきに2−5まで追い込まれてしまう。
 そして、次のゲームをしのげばもう1度僕のサービスがあるので必死にふんばってフォーティオールの1本勝負まで持ち込む。ここでもう1本とれば僕のサービスだ。
 息子が相手の速いサービスを受けたいというので、その1本勝負を任せるが、残念ながら相手のスピードにそのまま押しきられてしまい、2−6で負け。
 いやあ、相手が強すぎて、ぜんぜんかなわなかった。
 でも、ものすごく楽しい試合だった。格上の相手が、真っ正面からガンガンと攻めてくる試合って、本当に楽しい。

 1勝2敗でブロック3位となり、これで試合は終了。ただし、時間があまればエキシビの試合をやらせてもらえるので、それに備えて足首をテープでがっちりと固定する。
 よし。なんとか、大丈夫そうだ。

 エキシビはちょっと体格のいいおじさんと、小柄な男性のペアとやることになった。
 はっきり言って、負けるような相手じゃなかったのだけれど、さっきの試合で集中力を使いきってしまい、なんとなくつまらないミスを多発させて、あっと言う間に1−4と引き離されてしまう。
 が、このまま負けたのではあまりにも情けないので、息子に「次の1ゲームはなんとしてでもとるぞ」と声をかけ、積極的に攻めて2−4。
「よし、もう1ゲームとるぞ」
 集中力を切らさないように意識して、3−4。
「ここで追いついたら、オレたちかっこいいよな」
 頑張って攻めて4−4。
「よっしゃ、逆転いくぞ」
 なんとかかんとかポイントを重ねて5−4。
 だけど、逆転したところで気が緩んだのか、つまらないミスを重ねて5−5。
 泣いても笑っても次のゲームをとった方が勝ち。
 だが、いまいち集中しきれず、お互いに低レベルの応酬を繰り返して、お互いにしょぼいミスを重ねて、フォーティオールの1本勝負にもつれこんでしまう。
 次の1本をとった方の勝ちだ。
 息子が前で動き回って狭い空間でのボールのやりとりがあり、息子の動きについていけずに中途半端なポジションでかまえていた僕のところにポテンとボールが飛んでくる。それを後ろに追いかけながら打ち返したところ、いまいちきっちり打ちきれずにボールがネットに引っかかって試合終了。
 うーん、なんか、とってもしょぼい試合だったぞ。

 というわけで、本日は1勝3敗の負け越しとなってしまったのでした。
 でもまあ、負け越しではあっても、楽しいテニスができたので、今日はそれでいいことにしよう。
 息子と一緒に試合ができて、それがとっても楽しかったのだから、それで充分だ。

▼結局、3戦目の相手が決勝戦を征して優勝していた。
 決勝戦の相手もかなり強いペアだったのだけれど、あのペアの強さにはまるで歯が立たなかったようだ。
 あとで調べてみたら、インスピの男子シングルスランキングの13位と20位の2人が組んだペアだった。息子が相手の選手のプレイを見て、「ダブルスよりはシングルスのプレイスタイルだよね」と言っていたのだけれど、まさにその通りということだったようだ。
 もし、シングルスで試合をしたならば、瞬殺されてしまうほどのレベルの差があったのだと思う。なにしろ、僕の男子シングルスランキングは145位なのだから(ちなみに、1460人中の145位なので、それなりに立派な順位ではあると思うのだよ。でも、どう考えても13位や20位の選手にかなうわけがないのだ)。

▼帰宅して、足首をしっかりアイシングして、その後は湿布を貼ったのだけれど、ちょっとは痛いかな。
 ま、たいしたことはないだろう。


2012.1.27(金)

▼同業他社の友人たちと飲み会。
 例によって僕が幹事となって、店を押さえ、メンバーを集めた。
 どういうわけか、毎回毎回、僕のところに「そろそろ集まって飲みたいねえ」というリクエストが来て、僕が幹事をやることになっているのである。

 今回は、むしょうに肉を食べたい気分だったので、「牛たんのせんだい」というお店に予約を入れた。飲み放題付きの4500円のコースだったのだけれど、結果としては食べきれないほど食い物が出てきたので大正解。
 ただし、飲み放題のお酒のメニューがちょっと貧弱だったかな。

 2次会まで行って、かなり飲んで終電の時間にお開きとなる。
 明日はテニスの試合だってのに、こんなに飲んで大丈夫なのか?


2012.1.26(木)

▼会社に出てプライベートのメールをチェックすると、西村健からの追悼原稿が届いていた。
 おお、あの酔っ払い、ちゃんと書いたんだ。
 だけど、メールアドレスはカウンター部の祐介くんのものだ。
 ということは、店のカウンターで飲みながら原稿を仕上げたってことか? さすがだ。
 仕事をしているフリをしながらレイアウト作業をすると、西村健から来た原稿は1ページ分だった。
 さて、あと2ページをどうやって埋めよう…、などと悩んでいると、カウンター部のヨシダくんからメールが入る。
「〇田〇平さんから原稿が来ちゃったんですけど、どうしましょう?」
「いますぐ速攻で転送してください」
 届いた原稿をレイアウトして、これがまた1ページ。
 残りは1ページ。
 まだ使っていなかった内藤陳さんの写真を2枚ほどぶちこんで、ページを水増しする。
 よし、完成。

 なんと、68ページにもなってしまった。
 追悼文を寄せてくれた作家さんたちの人数は31名。北方謙三、大沢在昌、宮部みゆき、逢坂剛、高村薫、馳星周、佐々木譲、樋口明雄、森詠、福井晴敏、辻真先、志水辰夫、高田文夫、川又千秋、藤田宜永、谷甲州、床井雅美、福田和代などなど、そうそうたる顔ぶれが揃った。
 ほとんど準備期間がなかったにもかかわらず、これだけの方たちが原稿を寄せてくれたというのは、それだけ内藤陳さんの功績が評価されたからなのだろう。

 会社の近くまでカウンター部のヨシダくんに来てもらって、版下及びデータを渡す。
 とりあえず、これで僕の仕事は一段落だ。
 もっとも、2月4日のお別れの会「内藤陳帰天大宴会」で、受付をやったり、そのあとでいろいろなリストを整理したりという仕事が待ってはいるのだけれど。


2012.1.25(水)

▼なんとかかんとか「鷲」の編集作業を終える。なんと、60ページになってしまった。
 その版下を「深夜プラス1」に届けに行って、「お疲れ様でしたあ」とか言われて乾杯をしているところに、「〇〇さんから原稿が届いたのですけど、どうしますか?」と連絡が入る。
「〇〇さんの原稿じゃ載せないわけにいかないから、メール添付で送っておいて」
 終わっていなかった(涙)
 泣きながら続きの作業をするために、急ぎ家に帰る。

▼帰り道、乗換駅の赤羽駅の構内にある書店に寄って、西村健『地の底のヤマ』講談社を購入する。
 ついさっき「深夜プラス1」に顔を出した著者本人に「ごめん、まだ買ってないんだ」と謝ると、「なんでよ? 買ってよ!」と責められてしまったのだ。
 もちろん、彼が何年もかけて書いていた勝負作であるからして買うつもりではいたのだけれど、このところ、ぜんぜん大型書店に寄っていなかったので、買うことができなかったのだ。
 それに、手持ちの本がぜんぜん途切れていなかったので、のんびり構えていたのである。
 だけど、彼がこの作品にかけた意気込みを考えたら、早く買って読まないと申し訳ないよな。ごめん。さっそく買いました。(ていうか、まさか駅構内の書店で買えるとは思わなかった。いつも利用している葵書店にはなかったんだよね。)

▼帰宅する途中、作家の桐生祐狩先生から泣きそうな声で携帯に電話が入る。
「追悼号を出すって聞いてなかったの。これから原稿を書くから、お願い、載せて」
 実は、彼女からの原稿が来ていなかったので、彼女が書かないわけがないと思って日中に「夕方までだったら待ちます」というメールを入れておいたのだ。
 どうやら、その夕方をとっくに過ぎてから、メールに気がついたものらしい。
 どうせ、〇〇さんのおかげで今日中に作業が終わらなかったので「明朝までに原稿をメールで送ってくれたら載せます」と返事をする。

▼食事を終えて、編集作業の続き。
 メールで送ってもらった〇〇さんの原稿をレイアウトしている最中に、桐生祐狩からの原稿が届く。はやっ! さっきの電話から1時間もたってないぞ。
 2人の原稿をレイアウトしたところ、5ページ増えてしまった…。
 4ページ単位でページを作らなければならないのに、5ページ増えたってことは3ページが空白のままということである。その3ページをどうしたらいいのか。

 そういえば、さっき「深夜プラス1」に西村健先生がいたなと思いだす。彼がまだ書いていない。
 店で飲んでいる時に原稿依頼をされたらしいのだが、「そんな、酔っ払ってる時に言われたって、覚えているわけなかでしょ」などと言っていた。
 よし、彼に書かせよう。
 まだ店にいるかと電話をすると、しっかりまだ飲んでいた(笑)
 酔っ払いを相手に「明日の朝までに追悼原稿を書いてください。3ページあげます」と、むちゃな要求をする。


2012.1.24(火)

▼早めに起きて、家の前の雪かき。
 水分を多く含んだ雪なので、すでに凍っている。

▼いつもなら、自宅から駅まで自転車で出るのだけれど、今朝は歩道に積もった雪が凍り付いているので、自転車で出るのは断念した。
 だけど、自宅から駅まで歩くと1時間はかかる。路面の凍り付いている今日は、早足で歩くこともできず、2時間はかかってしまうかもしれない。
 嫁さんにクルマで送ってもらいたいとも思うが、やはり氷結した路面が怖くて、嫁さんに運転を頼むのもためらわれる。
 仕方なく、バスで駅まで出ることにした。

 転ばないように、おそるおそるバス停まで歩く。
 バス停まではそれほど距離もないので、10分ほどで到着。
 すでに、10人程度がバス停に並んでいる。
 思っていたほど並んでいないので、ちょっとホッとする。

 でも、油断はできない。
 以前、雪の日にバス停に並んで、ようやく来たバスが満員で1人も乗れないまま素通りしていったことがあるのだ。
 1時間にほんの数本しかバスの来ない路線だというのに。

 バスを待つ。

 バスを待つ。

 傍らを通り過ぎる自転車がこけるのを眺めながら、ひたすらバスを待つ。

 反対側の駅に向かう道路は、むちゃくちゃ渋滞しているが、こちら側はそれほどでもなく、クルマが流れている。
 駅に行くのに、なぜ反対側のバス停にいるかというと、反対側にぐるりとまわる経路をたどって駅にむかう路線だからだ。
 遠回りするためにやたらと時間がかかるけれど、これしかないのだから仕方がない。

 バスを待つ。

 バスを待つ。

 待ちきれなくなった人が列を離れて、どこかに歩いて行く。
 どこに歩いて行くのだろう?
 まさか駅まで歩くわけもないので、20分ほど歩いたところにある別路線のバス停に向かったのだろうか。

 バスを待つ。

 バスを待つ。

 並んでいた人たちが、続々と脱落して、どこかへとトボトボ歩いて行く。

 結局、1時間並んで僕も脱落した。
 家に電話して、嫁さんにクルマを出してもらうことにした。
 幹線道路にはほとんど雪は残っていないので、裏道さえ注意して通れば大丈夫だろう。

 10分かけて家に戻り、クルマで家を出て、大渋滞に巻き込まれる。
 反対側の車線を、1時間待ったバスが通り過ぎていく。
 超満員で誰も乗れないのかと思ったが、それほどでもない様子。
 でも、あのバスが駅まで辿り着くのに、あとどれだけ時間がかかるものやら。
 さらにバスが2台、立て続けにやってくる。
 いったい、どうなっているのやら。

 いつもより早く家を出たというのに、大幅に遅刻して会社に到着する。

▼今日は、内藤陳さんの追悼特集号のために、作家さんたちにお願いした原稿の締め切り日だ。
 メールなどで届いた原稿を、ワードでレイアウトしていく。
 当初40ページ程度かと思っていたのだけれど、予想していたより寄稿が多く、どんどんページ数がふくれあがっていく。
 そうなると、用意していた内藤陳さんの写真が足りなくなってくる。会社の帰りに「深夜プラス1」に寄って、祐介くんから写真をもう少し預かってくる。
 ナンシー関さんの作った陳さんの似顔絵なんかもあり(ナンシーさんのご遺族が提供してくれたのだそうだ)、それも預かる。

 それにしても、いまだに手書きで原稿を書いている作家さんが多いのに驚かされる。それがファクシミリで送られてくるので、打ち直さなければならないのが手間になるんだあよなあ。
 あるいは、パソコンで原稿を書いているのに、メールを使えないのでファクシミリで送ってくるという方もいらっしゃる。ううっ、これもこちらで打ち直さなければ。

▼帰宅して、預かってきた写真をスキャナーで取り込む。


2012.1.23(月)

▼新宿1丁目にある会社を出た時には、雨すら降っていなかった。
 乗り換え駅での赤羽では、多少の雨が降っていた。
 それなのに、南浦和で駅を出たら、ものすごい雪が降っていて、すでにかなり積もりだしているではありませんか。
 びっくり。

 赤羽駅から「クルマで駅まで迎えに来て」とお願いした嫁さんの運転するクルマが、ノロノロ運転で姿を現す。
 積もった雪にすっかりびびってしまっている。
 駅まで来る途中で、バイクが転倒しているのにも遭遇したという。

 運転をかわり、時速20キロ程度で、ノロノロと帰路につく。
 凄い雪だ。
 途中、クルマの屋根に積もった雪が、フロントガラスにドサッと落ちてきて、視界がふさがれる。
 降り出したばっかりだというのに、なんなんだよ、この雪!

▼びっくりした。
 下田恵三の娘さんからメールが来たのだ。
 下田恵三と言われても、誰も誰のことだか分からないだろう。そういう人は、このホームページの「園生義人のコーナー」をご覧いただきたい。そう、春陽文庫の園生義人の本の表紙を描いていた画家が下田恵三なのである。
 僕はこの表紙の絵に惚れ込んで園生義人の本を買ったのだけれど、ネットでいくら調べても下田恵三という画家のことが分からず、「どなたか、下田恵三氏に関する情報をお持ちの方がいらっしゃったら、なんでもけっこうですのでお教えください。」と書いたのだけれど、それを見て娘さんが連絡をしてきてくださったのだ。

 せっかくのご縁なので、「園生義人のコーナー」に下田恵三氏に関する簡単なプロフィールを掲載しておいた。よろしければ、こちらをご覧ください。


2012.1.22(日)

▼終日、日本冒険小説協会の用事であれこれ動き回る。
 内藤陳さんが亡くなられた関係で、あれこれとやらなければならないことが出てきている。


2012.1.21(土)

▼昼からテニスの草トーナメントでダブルスの試合に出る予定になっていたのだけれど、天候不良のために中止となってしまう。
 「どうせもういっぱいで入れないだろうな」と思いつつ、速攻でテニススクールに電話を入れて「お楽しみテニス大会」に申し込むと、1人分だけ空きがあるというので滑り込みで申し込む。
 あとでスクールに行って確認してみると、とっくのとうに満員になっていたのだけれど、4人もキャンセルが入ったおかげで、僕が電話した時にも1人分の空きがあったということらしい。

▼というわけで、午後はテニススクールで「お楽しみテニス大会」に参加。
 今日は、S野さんとペアを組むことに。
 S野さんは僕とほぼ同じ頃にテニスを始めた人なのだけれど、僕より5歳ほども年上だったりする。そのくせ、やたらと元気なテニスをする人なのだけどね。
 ペアを組むのは今回が初めてだ。

 初戦から僕が絶不調で、ぜんぜん勝てず、なんと4連敗をくらってしまう。ミックスのペアにも勝てないありさまで、どうしようもない。
 が、そこからようやくテンションがあがってきて3連勝。3勝4敗と負け越したものの、もしかしたら全敗するのではと思っていたので、これで十分です。


2012.1.20(金)

▼朝から雪が降り、自宅から駅まで大渋滞。
 さらに、電車のダイヤも遅れに遅れる。
 そのうえ、車内トラブルとかで、電車が止まってしまう。
 のろのろ運転をする超満員電車の中で、イライラがつのって喧嘩するヤツでも出てきたのか。
 まことにもって、迷惑な。

 おかげで、いつもなら始業時間の30分前には会社の近くのドトールコーヒーで本を読んでいるはずなのに、今日は始業時間にも間に合わなかった。
 どんだけ、電車の中にいたんだか。

▼仕事の打ち合わせで雑司が谷まで行ったついでに、ちょいと足をのばして古書往来座を覗いてくる。
 あいにくの雪まじりの雨で外の均一棚にビニールがかぶせられてチェックできなかったのだけれど、雨のかからない場所の均一棚で式貴士を1冊購入。
d『アイス・ベイビー』式貴士(CBSソニー出版/初版)100円

 ダブリでした(涙)
 式貴士って、全部揃っているのかなあ? もう買わなくてもいいのかなあ? ぜんぜん分かんないや。
 そういえば、式貴士さんも亡くなられてから随分とたつなあ。穏やかでいい人だったのだけれど。

 さらに店内で1冊購入。
『ドグラ・マグラ』映画パンフ(シネセゾン)300円

 見てない映画なんで、特に思い入れも何もないんだけどね。

誉田哲也『ソウルケイジ』光文社文庫を読了。
 先日読んだ『ストロベリーナイト』と同じく、警視庁捜査一課の若き警部補・姫川玲子を主人公にしたシリーズの第二作。
 多摩川土手に放置された車から、ビニールにくるまれた左手首が発見される。さらに、近くの工務店のガレージが血の海となっているのが発見され、手首の主はその工務店の主人であると特定されるのだが…。
 第一作同様、キャラのたった刑事たちのやりとりでスラスラと読まされてしまう。スラスラ読ませるだけではなく、犯罪被害者、加害者たちの過去や心情も丁寧に描かれ、悲惨な真相に辿り着くエンディングまで、まったく飽きさせない。
 「さすがにそりゃないんじゃないの」という痛々しい事件の真相にも、それなりの説得力をもたせてしまう筆力はさすがだ。

▼夜はテニススクールでのレッスン。
 もう、ドヘタもいいところ。なんで、ボレーがこうまでヘタなのか、まったく理解できないレベルだぞ。
 そのうえ、このところ急激に体力が衰えていて、90分のレッスンの途中で、完全に体力が尽きてしまう。後半では、何度も何度も立ちくらみをおこす始末で、どうしようもない。
 テニスをしている時以外は、まったく体を動かしていないからなあ。


2012.1.18(水)

誉田哲也『ストロベリーナイト』光文社文庫を読了。
 警視庁捜査一課の若き警部補・姫川玲子を主人公にしたシリーズの第一作。扱われている事件のグロテスクさに辟易させられるが、スラスラと読めてしまう。登場するキャラクターのカリカチュアライズがちょいとマンガ的で、そのせいで小説からリアルさ、重厚さが失われている。もっとも、このグロテスクな設定であまりリアルだと読んでいてしんどくなっていたかもしれないので、ちょうどいいのかもしれない。
 犯人の正体にはいまいち無理を感じないでもないが、単なる脇役、敵役と思っていたキャラが意外な活躍をするあたりはうまいと感心させられた。

▼会社での仕事が途切れたのをいいことに、今日は休みをとって映画を見に行く。
 まずは、有楽町まで出て、ヒューマントラストシネマ有楽町でドニー・イェン主演の『三国志英傑伝 関羽』を見る。この映画館、水曜日は1000円なのだという。ラッキー。
 三国志は吉川英治で読んでいるのだけれど、実はその設定はまったく頭に入っていない。だから、誰が誰と組んで誰と戦ったか、どこで誰が誰に勝ったかなど、まるっきり分かっていない。関羽についても、「ああ、あのひげの武将で、いまじゃ商売の神様だよね」などという程度にしか知らない。
 ところが、中国では知らぬ者とてない人気キャラクターであるのだから、映画でも細かい説明などしようとしない。そこで、いまいち、よく分からないことになってしまう。
 登場人物それぞれが、いったい何を考えているのか、微妙なところが伝わってこないのだ。
 これは、自分の無知がいけないのだけどね、きっと。
 でも、それはそれとして、アクションシーンはガッツリと楽しめる。さすがはドニー・イェンだ。
 エンドクレジットで、アレックス・フォン(方中信)が出ていたことに初めて気がつく。そうかあ、劉備を演じていたのはアレックス・フォンだったのかあ。ちゃんと現役の役者として生き残っていたんだね。あと、チン・シウホウ(銭小豪)の名前もあったけれど、どの役で出ていたんだ? ぜんぜん、そういうところに気がつかないんだよなあ。

▼有楽町で『三国志英傑伝 関羽』を見終えたところで、今度はさいたま新都心に移動して、MOVIXさいたまで『ワイルド7』を見る。なにも埼玉まで戻らなくても上映している映画館はいくらでもあるのだけれど、どこも時間が中途半端で、上映まで時間をつぶさなくてはならなかったのである。
 この『ワイルド7』、心境としては実に複雑である。望月三起也の『ワイルド7』のファンとしては、瑛太が主演であるという時点で納得がいかないし、深田恭子がユキなどというのは絶対に認められない。が、大好きな『ワイルド7』が映画化されているのを無視するわけにもいかないではないか。しかも、監督は『逆境ナイン』『海猿』の羽住英一郎である。『ワイルド7』として期待はできなくても、映画としては期待してしまうではないか。
 結果はというと、まさに予想した通り。
 こんなの飛葉ちゃんじゃない! 違うよ、こんなの『ワイルド7』じゃないよ! などと思いつつも、映画としては(かなり無茶ではあるのだけれど)楽しめてしまったのである。
 7台のバイクがトレーラーから飛び出して、グインと疾走する映像を見るだけで、鳥肌が立ってしまったではないか。そういう場面は、しっかりと『ワイルド7』なのである。
 そして、中井貴一の草波さんが、本当に草波さんになっていた! 見る前から「はまり役じゃん」と思っていたのだけれど、これ、けっこうおいしい役だったのである。
 ただ、脚本に関して言えば、飛葉ちゃんたちが戦う相手が「悪党じゃない警官たち」という設定に無理がある。やっぱり、ものすごい強敵を用意して、それぞれのメンバーに見せ場を用意して、そうした強敵を倒して最後に巨悪に挑むという展開にして欲しかった。
 そこんとこ、『ワイルド7』の本質を見誤っているのではないかと思う。
 続編は無理だと思うけれど、もし続編を作るならば、飛葉ちゃんと強敵との1対1の壮絶な対決をクライマックスにもってきて、それでボロボロになりながらもその背後の巨悪に迫るという展開にして欲しいぞ。


2012.1.16(月)

▼会社帰りに古本屋を覗き、均一棚で1冊購入。
d『恍惚のディープ・スロート』リンダ・ラブレイス(ケイブンシャ/初版)100円


 しかし、まさかこんな本がダブリとは(トホホ…)。
 この手のいかがわしい本を買うのが好きなんだよなあ。
 調べてみると、この他に『ディープ・スロート』『ディープ・スロートの日々』『続・恍惚のディープ・スロート』という本が出ているらしい。『ディープ・スロートの日々』は持っているらしいのだが、あとの2冊も均一棚で見かけたらきっと買ってしまうのだろう。

▼ヤフーオークションで落札した本が届く。
『軍神杉本中佐』富田常雄(童話春秋社/再版)340円
『戦線銃後慰問 面白演藝大会』東光堂編集部(丸山東光堂/再版)0円


 2冊セットで出品されていたもので、目的はもちろん富田常雄の『軍神杉本中佐』。
 富田常雄の同種の作品には『支那事変少年軍談 壮烈加納部隊長』『支那事変少年軍談 空の英雄南郷少佐』『支那事変少年軍談 軍神西住戦車長』の3冊があり、いずれも出版社からの依頼で、軍国少年の戦意高揚を目的に書かされたものである。
 少年小説、少女小説でそれなりの実績はあったものの、いまだ1冊の本としてまとまったもののなかった富田常雄にとって、記念すべき初の単行本がこれらの軍人賛歌だったわけだが、当時の富田常雄ははたしてどのような気持ちでこれらの小説を書いていたのだろうか。


2012.1.15(日)

▼久しぶりに舎人公園でのA木さん練習会に参加。
 今日はコート1面で4時間。
 前半2時間はひたすら基礎練習。僕はバックハンドストロークを集中的に打たせてもらう。
 おかげで、球出しからならけっこういいボールが打てるようになってきた。これが試合でも打てるようにならないといけないのだけれど。

 女子高校生ペアが2時間で帰るというので、前半の最後にちょいと試合をする。
 さすが伸びざかりなだけあって、しばらく見ないうちにすっかり上手になっていたが、それでもおじさんのいやらしいテニスの敵ではない。時間いっぱいやって、5−0でボコボコにする。

 後半2時間はダブルスの試合を繰り返す。
 コート3面を押さえている顔なじみのサークルから「人数が少ないので2人出して試合の相手をしてよ」と声をかけられ、交替で試合をしにいく。
 僕もW辺さんと2人で行って、4−0で瞬殺。我ながら強くなったと実感してしまう。

▼今日は舎人公園までジョグ之助で行ったのだけれど、さすがにこの季節のスクーターは寒い。
 先日買ったハンドルカバーのおかげで手は多少楽になったものの(それでも、朝は泣きたくなるくらいに寒さがつらい)、いちばん厳しいのは顔面だ。フルフェイスのヘルメットを買えばいいのだろうけれど、スクーターでそれは大げさすぎるような気がして、フェイス部分のまったくないヘルメットをかぶっているのだ。

 早く暖かくならないかなあ。


2012.1.14(土)

ディヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』早川書房を読了。
 1942年、ドイツ包囲下のレニングラード。著者の祖父は、17歳の時、そこにいた。
 彼はパラシュートで落下してきたドイツ兵の遺体から所持品を漁っているところをソ連軍の警邏隊につかまってしまい、十字と呼ばれる収容施設に送り込まれてしまう。そこで銃殺されるはずが、秘密警察の大佐の娘の結婚式に卵1ダースを調達するという任務を与えられ、同じく収容されていたコーリャという若者とともに卵を探しに奔走するハメにおちいってしまう。ドイツによる包囲が長引き、すでにレニングラードには食べるものなどほとんどなかったというのに。
 ハヤカワ・ポケット・ミステリという叢書から出たために誤解されてしまいそうだが、本書にはミステリ的な要素はまったくといっていいほどない。ユーモアたっぷりに戦争の愚かさを描き出したきわめて優れた戦争文学であり、ホロリとさせられる青春小説である。
 ミステリとして翻訳されたために新たなる読者を得てはいるが、正当なる読者に見落とされてしまっているのではないだろうかと、ちょっと心配になる。
 余韻の残るちょっとあっさりした終わり方にホロリとさせられつつ、思わず冒頭部分を再読してしまう。ああ、そのことはちゃんと冒頭に書かれていたんだね。読みとばしていたよ。
 新年早々からいい小説に出会えた。

▼近所のホームセンターから注文したガスコンロが届いたと連絡があったので、朝いちばんでいままで使っていたガスコンロをとりはずして、新しいガスコンロを買いに行く。
 古いコンロはそのまま無料で引き取ってもらえるので大変助かる。
 ガスコードも新しいものに取り替えて、さっそくセッティング。
 今までのものに比べて、火力が随分と強くなっている。

▼ところで、火災防止条例によると、ガスコンロと壁との間には15センチ以上空けなければいけないということになっているらしい。が、我が家のキッチンにはそんな余地はまったくない。
 その場合には、壁とコンロとの間に防熱板をはさむことが義務づけられている。そうしないと、コンロの熱で壁が低温発火をおこして、火災にいたることがあるからだ。
 以前から気になっていたことなので、近所のホームセンターを2軒ほどまわって防熱板を探してみるが、簡易的なものはあっても、本格的なしっかりしたものはいずれも扱っていなかった。

 仕方なしに、ネットで購入することにして、「ヒータイト」という商品を購入することにして、我が家の条件で設置できるかどうかメーカーに問い合わせを出す。

▼ホームセンターに行ったついでに、養生用プラダンシートなるものを買ってくる。
 本来は引っ越しなどの際に家具や壁を守るために使用する業界用の素材であるのだけれど、これを洗面所の洗面台と壁との間に張ってみることにする。
 洗面台の横の壁に張ってある合板が、湿気を吸ってボロボロになってしまっていた。狭い場所なので、壁に防水塗料を塗るなどということもできずに、どうしようかと思っていたのだけれど、この養生用プラダンシートなら簡単にカットすることができるし、両面テープで貼ることができるし、防水性もあるし、バッチリだと思ったのだ。

 帰宅して必要なサイズにカットして、コンセントや蛍光灯のスイッチの形にあわせて穴を空けて、両面テープで貼り付けると、あっと言う間に壁の防水処理が終了。
 おお、これは便利だ。

▼てなことをやって、あとは嫁さんの送り迎えなどで1日が終了。


2012.1.13(金)

▼さいたま市春季シングルス大会の申し込みをする。
 今期からBクラスで申し込むつもりだったのだけれど、冒険小説協会の全国大会とスケジュールがかぶる可能性があったので、けっきょく今回もCクラスで申し込む。
 また、ベテラン50歳の部にも申し込む。来年からはベテラン55歳の部だ(笑)

▼さいたま市優秀選手決定戦のドローが出た。
 僕が出場する男子ダブルスBクラス優秀選手決定戦は2月19日の堀崎コートで、男子ダブルスベテラン45歳の部は2月19日の天沼コート…、えっ? 同じ日? 別の場所?
 募集要項ではBクラス優秀選手決定戦は18日になっていたはずだけど!!

 なにかの間違いじゃないかと思って再度チェック…。間違ってない。
 あらためて募集要項をチェック…。「参加数等で日程変更あり」と書かれている。えっ? 日程が変わったの? そんなのあり?!

 Bクラス優秀選手決定戦のドローを見ると、僕たちのペアだけが2Rからとなっている。なんと、シード選手だよ(笑)。戦わずしてベスト8に入っちゃったよ。
 しかし、募集要項と1日ずれたことで、参加できなくなったペアも出てくるのかなあ。もし、初戦の相手が来られなかったら、それだけでベスト4だぞ!!

▼夜はテニススクールのレッスン。
 今日はT須さんが振り替えで入る。
 相変わらずうまいなあ。この人のボールさばきのうまさ、タッチの柔らかさには脱帽するしかない。
 最後のチャンピオンゲームでT須さんとペアになり、まずは僕のサービスでゲームをとってチャンピオンサイドに。
 ところが、さっき脱帽したばかりのT須さんがミスを連発して、あっさり負けてしまう。
 2回目の挑戦はT須さんの強烈なサービスであっさり勝って、再びチャンピオンサイドへ。
 あとは、ひたすら勝ち続けて、「このメンバーでは無敵だな」などと思ったところで、ボロボロッとポイントを落として負けてしまう。簡単に集中力が低下して、それが見事なまでに結果に結びついてしまうなあ。


2012.1.12(木)

▼昨日預かった写真を返すために、会社の帰りにゴールデン街「深夜プラス1」に寄る。20代の頃は、当たり前のように連日のように寄っていた酒場ではあるのだけれど、この歳になって3日連続で寄るようになるとは思わなかった。

 預かった写真を返すだけで帰ろうと思っていたのだけれど、店にいた田口君としばらく話をしているうちに、ついついビールを1本頼んでしまう。

 カウンターの中はキクチくんで、ヨシダくんがあとからやってくる。若干の打ち合わせ。

 「大介バンド」の宦iさこ)大介さんが来店。田口君と懐かしい話で盛り上がっている。
 瀧くんが来店。娘のアカネちゃんの動画を見せてもらう。ちっちゃい頃は「アラレちゃん」以外の何者でもないと思っていたのだけれど、だんだん女の子らしくなってきたなあ。

 遅くならないうちにおいとまして帰宅。


2012.1.11(水)

▼冒険小説協会のユウスケくんから、会長の古い写真が手に入ったと連絡が来たので、会社帰りにゴールデン街「深夜プラス1」に寄る。

 会長の姪御さんから受け取った写真ということで、古い舞台の写真など。おそらく、日劇ミュージックホールの舞台写真だろうと思うのだが、トリオ・ザ・パンチの会長の姿は、まさにルパン三世そのまんまだ。
 学生時代の写真、珍しい楽屋での写真などもあり、使えそうな写真をピックアップして会報に掲載することにしよう。

 また、若干の新聞の切り抜きもあった。
 これは、会長のお母さんが切り抜いていたものであるらしい。
 会長が新聞に載ったのを見つけては切り抜いていたのだろう。
 なんだか、ちょっとホロリとしてしまう。

▼帰宅して、預かった写真をかたはしからスキャナーでデータ化する。
 残念ながら、新聞の切り抜きは会報には使えそうにない。


2012.1.10(火)

▼内藤陳さんの追悼式典の打ち合わせで、ゴールデン街「深夜プラス1」へ。
 田口くん、ユウスケくん、ヨシダくん、岡田さんといったメンツで、案内状の発送作業をやっていた。
 ご苦労様。
 とにかく、あれこれあれこれ、いろいろと大変そうだ。

 僕は、追悼式典で配布する日本冒険小説協会の会報「イーグル」の編集作業と、各種リストの整理を引き受けることになる。
 「イーグル」に掲載する会長の追悼文を作家の皆さんにお願いしてあるのだが、原稿締め切りが24日で、印刷所への入稿が26日と聞かされて愕然とする。が、それがギリギリのスケジュールなので仕方がない。なんとかするしかないだろう。


2012.1.9(月)

▼川口市のテニスコート2面を4時間にわたって確保できたので、みんなに声をかけてダブルス交流会を開催する。

 参加メンバーは、ふーみんさん、ひっきーさん、おたんこさん、秀さん、T須さん、よこちゃん、A池さん、HORさん、K木さん、それに僕の10人。
 あらかじめ用意した組み合わせ表で、4ゲームオール・セミアドルールでの試合をひたすら繰り返す。

 10人いれば楽だろうと思っていたのだけれど、よくよく考えてみたら休めるのは5試合に1回だけ。最初の5試合のしょっぱなに休んで、次の5試合の最後に休みが入ろうものなら、8試合を連続しなければならないということだ。
 いくら4ゲームオールとはいえ、これはなかなかきつい。
 しかも、メンバーのレベルは高く、ぜんぜん気が抜けまない…とか言いながら、勝つことよりも楽しむことを優先したりしちゃうもので、ぜんぜん集中してないし、ぜんぜん勝てない。

 他のメンバーも似たようなものらしく、あっちこっちでやたらと笑い声があがっている。
 ときどき超スーパープレイが出ているものの、それ以上に珍プレイが飛び出してしまうのだ。

 全部で22試合終わったところで、他の草トーナメントに参加していた雄介さんが乱入。
 組み合わせ表での試合はそこまでとして、あとは適当に組んで試合に入ってもらうことにする。

 最後の方で雄介さんと組んで、A池さん&秀さんペアに挑戦する。
 A池さんのサーブで雄介さんが「秀さん、ケガに気をつけてください」と宣言してストレートアタック!(A池さんのサービスは威力がないので、前衛にぶつけていくのにちょうどいいのです)
 じゃあ、僕もってんで「秀さん、ストレートケアです」と宣言してストレートアタック。
 相変わらず、何か別のルールのゲームになってるぞ(笑)

 そんなこんなで和気藹々と4時間のテニスを楽しんだのでした。

 ちなみに22試合目までの試合結果によると、最優秀選手は5勝1敗3引き分けのA池さん、2位が4勝1敗4引き分けのよこちゃん。
 僕は、まあ、ごにょごにょという結果で(汗)
 途中まで、ふーみんさん、秀さんと3人で「ひとつも勝ってないぞお!」と泣きながらやっていたのだけれど、最終的には3人とも勝つことができてめでたしめでたしだったのでした。


2012.1.8(日)

▼T須さんと組んで、インスピ男子ダブルスオープンに参戦する。

 会場につくと、むちゃくちゃ寒い上に、風がびゅーびゅー吹いている。
 インドアテニススクールの温室育ちの僕たちには、なんともやりづらいお天気だ。

 1試合目。6−4で勝ち。
 鬼門の初戦はというと、かろうじて勝ったものの、やっぱりいまいち勢いがない。
 ま、僕の実力はこんなもの。想定内といえば想定内なので、あとはT須さんにはバシバシと決めてもらわないとAクラスでは難しいだろう(と、自分のことは棚にあげて、ペアに依存のしすぎるのがいけないのだけれど)。
 先日のシングルス大会でnackさんから「セカンドサービスがもったいない」と言われたので、今日はセカンドサービスも攻撃的に打ってみた。その結果はというと、丁寧に入れていった時とダブルフォールトの出る頻度は一緒。それでいてセカンドサービスでのエースも何本かとったのだから、もっと攻撃的に打ってもいいってことじゃん。
 一方、nackさんからAクラスでも充分に通用すると言われたフォアハンドストロークは、今日はどこかに旅にでも出てしまっているようで、ぜんぜんスピードののったボールが打てなかった。
 ただ、風はほとんど気にならなかったので、以前に比べれば外での試合に随分と慣れて来たということなのだろう。

 2試合目。6−3で勝ち。
 相手は明るい若者2人組。片方がサウスポーで、けっこう曲がってくるスライスサーブに苦労させられたが、ファーストサーブの確率が低いのに助けられる。
 2試合目でT須さんが覚醒して、前でバシバシ決めてくれたので助かった。ファーストサーブも、絶対にとれるわけのない厳しいコースに何度も決めていた。すごいぞT須さん。
 僕の方も、今日はボールに回転がよくかかってくれて、スライスサーブも気持ちよく曲がってくれていた。

 3試合目。相手は、以前T須さんが対戦して、まったく歯が立たなかったというペア。
 僕の方が弱点と見抜かれて、途中、かなり狙われてしまう。T須さんのサーブは僕の方にロブでリターンを返され、僕のサーブは繰り返し短く返されて前に走らされた。
 T須さんから「相手の背の低い方は前に出てくると、ちょろちょろと飛び出してくるから、初球からストレートを打っていって」と指示が出る。その初球のストレートはサイドアウトさせてしまったのだけれど、そのあとも執拗にストレートをぶつけていって、ポイントを稼ぐ。
 かなりきわどい展開となったのだけれど、終盤でT須さんのミラクルショットが連発して、かろうじて6−5で勝って、ブロック1位通過を決める。

 ちなみにこの3回戦目の相手、初戦は5−5からの1本勝負で負け、2試合目も5−6で負け、そしてこの3試合目も5−6で負け。
 「参加費の元はとれたね」と笑っていたけれど、それだけどのペアも実力が伯仲していたということなのだろう。
 僕の見たところでは、実力では僕がいちばん劣っていたと思うのだけれどね。

 決勝戦。
 相手は黒服の若者と、白服の長身のおじさん。
 T須さんがトイレに行っている間、この2人がネットをはさんでボレーボレーをやっていたのだけれど、そのボレーボレーがとってもうまい。僕なんか、3〜4球で確実にミスるのだけれど、延々と続いているのだ。
 T須さんが戻ってきて試合開始。相手がリターンをとったので、僕のサービスから。
 とにかく気合いを入れたサーブを打つのみ。実力で負けている以上、気合いでカバーするしかないのだ。
 なんとか気合い勝ちで1ゲーム先取。
 続くリターンも軽くとって、2ゲーム先取。
 簡単に2ゲームとれて、「これなら勝てるじゃん」と思ってしまう。そう思ってひっくり返された経験が何度もあるというのに。
 3ゲーム目あたりから、先方の白服が本領を発揮しはじめる。前に詰めてくるタイミングが絶妙で、ふと気がつくとネット前に壁のように立ちふさがって、こちらのボールを打ち込まれてしまう。
 T須さんから「白い方は避けて、黒い方と勝負をしよう」と指示が出る。
 白服さんのサーブはそれほど勢いがない。それを思いっ切り黒服の方にぶつけようとするのだけれど、意外とそのサーブが高くはねて、予想していたよりも高い打点で打たされることになり、なかなか思うように攻められない。
 どういうわけか、絶好調だった僕のスライスサーブも、いまいち回転がかからなくなってしまう。なんとか攻めてチャンスボールを作っても、今度はその処理をT須さんがミスってしまう。
 僕たちの黄金の勝ちパターンはというと、サービスで攻めてチャンスボールがあがったところをT須さんが前で決めるというもの。逆に哀しき負けパターンは、チャンスボールを作ろうと力みすぎて僕がミスり、さらにはようやく作ったチャンスボールをT須さんがミスるというもの。
 なんと、この哀しき負けパターンにおちいってしまっているではありませんか。
 「ドンマイ」と言わないでくれと頼まれていたので、「うがーっ、しっかりしてくれえ!」「罰金だあ!」とT須さんに檄を飛ばす。
 とりあえず僕の仕上がりはほっといても、T須さんが覚醒すれば勝てない相手じゃない。さあ、頑張るんだT須!(あくまでも他力本願の僕なのであったが、あとで聞くと、T須さんも4試合目で足がだいぶしんどくなってきていたとのこと。頼って悪かった)。
 結局、3−6で負けて優勝を逃した。

 オープンクラスで決勝まで行けたのってすごいじゃん、とか思うものの、決して勝てない相手ではなかったと思うと優勝したいという欲が出てくる。
 もっとも、今日の相手でどうやれば勝てたのかとなると、はて、どうすればいいのでしょう?ということになってしまう。
 僕に神が降臨すれば勝てるとは思うのだけれど、神を降臨させるためには、もっともっと勝ちに執着しなければいけないのだろうなあ。

▼試合が早く終わったら新宿まで出て会長の追悼に関する打ち合わせに参加するつもりだったのだけれど、長い試合が多く、しかも決勝戦まで進んでしまったので、その時間はなくなってしまった。
 週明けに「深夜プラス1」に顔を出さなくては。

福田和代『迎撃せよ』角川書店を読了。
 題材としては面白いんだけど、どうも中途半端な感じがして、納得できない部分があちこちに残ってしまった。
 ちゃんとストーリーが整理し切れていないのでは。
 冒頭の某国によるミサイル発射もよく分からないし、テロの首謀者が何を考えていたのかもよく分からないし、どうやって自衛隊の戦闘機を奪ったのかもよく分からない。分からないことがあちこちにあって、説得力を欠いてしまっている。
 しかも、最大のクライマックスであるべき迎撃シーンも、その結果は電子的に確認できるだけなので、どうにも盛り上がらない。
 意欲作であるだけにもったいない。力のある作家なのだから、もっと腰を落ち着けて、密度の濃い作品を書いて欲しい。


2012.1.7(土)

▼ガスコンロの具合が悪くなったので、買い換えるために近所のホームセンターに行って下調べをして、リンナイとパロマのカタログなどをもらってくる。
 帰宅してカタログを研究し、機種を絞り込み、ネットで価格を確認する。
 近所のホームセンターで買うのと、ネットで買うのとでは5千円ぐらい値段の差があるのだけれど、いま使っているガスコンロを引き取ってもらうことを考えると近所のホームセンターで買うのがいちばんいいようだ。

 午後に再びホームセンターに行って、取り寄せをお願いする。

▼母親の寒中見舞いのハガキを作らされ、老人会で配布するチラシを作らされ、そんなことをしているだけで1日が終わってしまう。

▼昨日ハサミでカットしたビデオテープのケースを分解して、ふたたび再生できるようにつないでみる。
 それを、おそるおそるビデオデッキに入れてみたところ、なんとか無事に再生することができ、デジタル化の作業を終えることができた。

 中に入っていたのは、「コンピュートナイト」というパソコンの布教番組。富士通FM7という、むちゃくちゃ初期のパソコンを使って「こんなこともできるんですよ」ということをアピールするための番組で、なんとそこに内藤陳さんが出ていたのである。
 番組の中では冒険小説をデータベースにして、「ジャック・ヒギンズ」で検索をするとその作品をリスト化できるなんてことのデモンストレーションをやっていたが、まったくもって隔世の感である。
 さらに「タモリ倶楽部」2回分、「クイズタイムショック」、「笑っていいとも!」、「盗写1/250秒」が3倍速で録画されていた。
 いずれも内藤陳さんが出ているもので、30年まではたっていないものの、それに近いくらい古い映像だろう。画質はよくないが、貴重な映像だ。

 会長と一緒に出演している大沢在昌さんの、あまりにも若い姿に悶絶する。当時の大沢さんは「冒険小説協会のプリンス」と呼ばれていたのだ(笑)


2012.1.6(金)

▼今年最初のテニスのレッスン。
 正月に食べ過ぎて身体が重い(あとで体重をはかったところ、2キロ増えていた)。
 それでも、なぜか今日はやたらとガットの感触がいい。ボールがガットに吸い付くような感触があったので、思いっ切り回転をかけたボールを打ちまくる。
 スライスサーブは気持ちいいくらいによく曲がるし、フォアストロークもストンと急激に落ちるボールが打てている。
 新年ということで、スクールで使っているボールがニューボールになっていたのもよかったのかもしれない。
 レッスンの最後にチャンピオンゲームをやったのだけれど、5連勝でチャンピオンの座に居座り続けてレッスン終了。
 いつもこの感じで打つことができれば、もっと勝ちきることができるんだけどなあ。

▼会長(内藤陳さん)が出たテレビ番組を録画した古いVHSのビデオテープを、我が家の腐海から発掘する。
 これをデジタル化すれば冒険小説協会の連中が喜んでくれるだろうと思ったのだが、ちょいと画質をチェックしようと巻き戻したところ、あっさりとビデオデッキの中でテープが巻き込まれてしまう。
 こうなると、カセットテープと違ってエジェクトできなくなってしまうので、ドライバーでデッキのカバーを取り外す。テープの頭の部分がグショグショに巻き付いていて、ハサミでカットしないことにはテープを取り出せないことが判明。泣きながら冒頭の1メートルぐらいをカットする。

 なんとかカセットを取り出すことはできたものの、デジタル化の作業はとりあえず延期。
 大丈夫かな、このテープ。


2012.1.5(木)

▼仕事始め。
 昨年は年間最大の繁忙期の直前に震災があって、会社の売り上げはボロボロになってしまったが、今年は頑張ろう。

▼図書館に寄って本を借りてきて、その足でゴールデン街にまわる
 「深夜プラス1」の営業は明日からなのだが、行かずにいられなかった。
 店のドアに会長の訃報を知らせる貼り紙があり、誰かが持ってきた花束がドアに挟まれていた。


2012.1.4(水)

▼健康福祉村のテニスコートを2面×4時間確保できたので、自分主催での新春シングルス大会を開催する。

 参加者は、A池さん、nackさん、K木さん、H本さん、H瀬さん、HORさん、僕、それに息子の8名。
 まず、4名ずつの2ブロックに分かれての総当たり戦からスタート。
 ルールは6ゲーム先取のノーアドバンテージ。

 Aブロックは、K木さん、A池さん、HORさん、息子の4人。
 結果はK木さんが3勝で1位、A池さんが2勝で2位、HORさんが1勝で3位、息子が3敗で4位。
 HORさんと息子は2年ほど前に対戦した時に時間切れで決着がついていなかったので、ようやくその決着がついたとHORさんはかなり満足している様子。

 Bブロックは、nackさん、H本さん、H瀬さん、僕の4人。
 結果はnackさんが3勝で1位、H本さんが2勝で2位、僕が1勝で3位、H瀬さんが3敗で4位。
 nackさんとH本さんの試合は、両者ガンガン打ち合う見応えたっぷりの試合だったのだが、結果は6−0。そこまで差があったようには見えなかったのだけれどなあ。さすがnackさん、県大出場経験者だけのことはある。
 僕自身がnackさんと試合をした感想はというと、むちゃくちゃ楽しいのひとことに尽きる。さすがに強いのだけれど、それなりに打ち合いをすることができるので、負けたとしても「やった感」がたっぷりあるのだ。実質的には一方的な負けなのだけれど、印象としては何もできずに一方的に負けてしまったという感じにはならないのである。

 ブロック予選が終わったあとは、1位同士、2位同士、3位同士、4位同士の対戦。
 K木さんとnackさんの対戦は、6−1でnackさんの勝ち。
 K木さんは、ひたすら丁寧にコースをついてつないでくるテニスなのだけれど、nackさんはそれをぶちぬくテニスなので、K木さんも勝ちきれなかったようだ。
 以前のK木さんなら、もう少し厳しいテニスをしたと思うのだけれど、このところ勝ちに対する執着心が薄れて来ているようだなあ。

 2位同士の対戦はA池さん対H本さんで、これは6−2でA池さんの勝ち。
 もっと接戦になるかと思ったのだけど。
 今回対戦はなかったのだけれど、A池さん、かなり強くなっているみたいだ。

 3位同士の対戦は僕とHORさんで、HORさんがすでに腰に来ていたおかげで6−4で僕の勝ち。
 ま、HORさんとしては、僕相手では新鮮味がなく、燃える要素がないってのも勝ちきれない大きな理由になっていたりもするのだろう。

 4位同士の対戦は息子とH瀬さんで、5−5まで競り合ったあげくに息子が6−5で勝ち。
 H瀬さんは最近ではシングルスはまったくやっていないので、どうもシングルス勘が戻らなかった模様。
 もっとも、息子にしてもテニスどころか運動そのものをまったくやっていない。それでそれなりのテニスができてしまうのだから、呆れ返ってしまう。子どもの頃からやっていて、基礎がしっかり体に染みついているのだろうなあ。

 最後に優勝者であるnackさんへの賞状授与があって、新春シングルス大会は無事に終了。
 今回はレベルの高い人が集まったおかげで、とても楽しく開催することができた。
 また、機会がありましたら、よろしくお願いします

▼試合が終わったあとで、nackさんから「セカンドサービスがもったいないですね。セカンドサービスをよくすれば、市民大会のCクラスは抜け出せますよ」と言われた。

 そういえば最近、セカンドサービスに勢いがないかもしれない。
 前はもっと攻撃的なセカンドサービスを打っていたはずなのに。
 ファーストサービスをスライスサービス主体に変えてから、セカンドサービスに勢いがなくなってきたのかもしれない。
 ちょっと気をつけて、セカンドサービス改良を心がけよう。

 そのかわり、「ファーストサービスとフォアハンドストロークはAクラスでも十分通用します」とのお墨付きもいただく。
 ちょっと心強いぞ。

 H本さんからは「少しはスライスでつなげばいいのに。全部攻めてくるから、こっちはミスを待つだけだもん」と言われてしまう。
 ううっ、それを言われるとつらい。
 でも、攻められるボールと思うから打ち込んでいるんだよね。
 攻めることができると思うボールをスライスでつなぐというのは、僕のテニスじゃないし。
 攻めるボールの精度をあげなければいけないってことだな。


阿木翁助『青春は築地小劇場からはじまった』教養文庫を読了。
 昭和ひと桁の時代に演劇の世界に身を投じた著者の回顧録。サブタイトルは「自伝的日本演劇前史」。菊田一夫の『がしんたれ』に続いて、これまた「ムーランルージュ」つながりでの読書。こうやってそれまで縁のなかった分野にどんどん興味が広がっていくのが面白い。
 演劇の若い時代が活き活きと描かれ、そこに出入りする多彩な文化人等の顔ぶれを見るだけでも楽しい。あるいは、治安維持法下での左翼劇団に対する官憲の残虐さにびっくりさせられたりもする。また、下諏訪から出てきた同級生が著者に刺激されたか、やがて新田次郎という小説家になったというエピソードなどにも驚かされる。


2012.1.3(火)

▼嫁さんと『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』を観に行く予定にしていたのだけれど、珍しく嫁さんが腰痛になり中止。

 DVDなどを整理してのんびりと過ごす。


2012.1.2(月)

▼家族揃って嫁さんの実家に遊びに行く。
 義弟がおいしい日本酒を用意していてくれたのだけれど、僕は運転手なのでアルコールを飲むわけにはいかず、駅伝などを見ながら死にそうなほど食べるばかり。

 これが正月でなければ、ちょいと近所の古本屋などに足を伸ばしたりするのだけれど、今日はまだ古本屋も開いていないので何もすることがない。
 正直、いささか時間をもてあましてしまうのだけれど、うちの家族が遊びに行くと、義母も義父も喜んでくれるので、行かないわけにはいかない。というか、時間をもてあましはするものの、とてもいい義母、義父なので、この家に行くのは嫌いではない。
 いったん、我が家の両親を家に連れて帰り、とんぼ返りでまた嫁さんの実家へ。

 あとは、ダラダラと「夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!スペシャル」を見る。


2012.1.1(日)

▼ゆんべは延々と「ガキツカ」を見て、ひたすら笑い転げて、疲れ果てて就眠。

▼今日は、家族揃ってお雑煮とおせちの朝食を食べて、近所の神社に初詣でに出かけて、イオンモール川口キャラでジーンズとかトレーナーとかを買い、午後遅くに弟の一家が遊びに来るという、例年通りの元旦でありました。

 例年通りのお正月を迎えることができるということが幸せだと感じられるのは、昨年の震災のせいなんでしょうね。

▼ともあれ、本年もよろしくお願いします。
 ここは、相も変わらずのだらだら日記であります。
 最近では、単なる自分の覚え書きのための日記と化しておりますので、どれだけの方が来訪されているのかも分かりませんが、これがないと自分が何をして日々を過ごしているのか、自分でまったく分からなくなってしまうので、おそらく今年1年も勝手に書き続けることになろうかと思います。
 暇でもの好きな方は、本年もよろしくおつきあいください。


2011.12.31(土)

▼今まで居間で使っていた古いパソコン。さすがに最近ではパワーに余力がなく、動作がどうしようもなく重くなって買い替えたのだけれど、入っているソフトなどをかたはしからそぎ落としたら多少は動くのではないだろうか。そう思って、ハードディスクの中身をかたはしから削除してみた。

 最初のうちは、重いソフトのアンインストールをしようとするだけでハングアップしていたのだけれど、作業が終わってみると、それなりにサクサクとインターネットを楽しめるマシンにはなった。
 もっとも、動画再生は無理だろうし、インターネットセキュリティソフトも入っていない状態ではあるのだけれど。
 そうなると、捨てるのはもったいないよなあ。
 どう使おう。

▼2011年に読んだ本は全部で95冊。昨年はかろうじて100冊読んだのだけれど、今年はついに100冊を下回ってしまった。
 読んだ本は以下の通り。

2011.01.06 今日出海『青春日々』雷鳥社
2011.01.11 マイクル・コナリー『死角 オーバールック』講談社文庫
2011.01.13 樋口明雄『鬼火』竹書房
2011.01.19 北方謙三『楊令伝9』集英社
2011.01.21 北方謙三『楊令伝10』集英社
2011.01.25 北方謙三『楊令伝11』集英社
2011.01.27 三好京三『琥珀の技 三船十段物語』文藝春秋社
2011.02.02 マルチナ・ナブラチロワ&リズ・ニクルズ『ウィンブルドンの死角』二見書房
2011.02.04 有川浩『シアター!2』メディアワークス文庫
2011.02.05 誉田哲也『武士道シックスティーン』文春文庫
2011.02.06 辰巳ヨシヒロ『劇画暮らし』本の雑誌社
2011.02.09 北方謙三『楊令伝12』集英社
2011.02.09 松崎洋『走れ!T校バスケット部』幻冬舎文庫
2011.02.14 垣根涼介『真夏の島に咲く花は』講談社
2011.02.16 のなか悟空『フィリピン憤激ひとり旅』第三書館
2011.02.17 つかこうへい『ストリッパー物語』角川書店
2011.02.18 誉田哲也『武士道セブンティーン』文藝春秋社
2011.02.22 誉田哲也『武士道エイティーン』文藝春秋社
2011.02.25 北方謙三『楊令伝13』集英社
2011.03.01 北方謙三『楊令伝14』集英社
2011.03.04 北方謙三『楊令伝15』集英社
2011.03.08 金城一紀『レヴォリューションNo.0』角川書店
2011.03.09 畠中恵『いっちばん』新潮社
2011.03.14 誉田哲也『疾風ガール』新潮文庫
2011.03.18 畠中恵『ころころろ』新潮社
2011.03.25 樋口明雄『紅の匣子槍T 頭弾(上)』光文社文庫
2011.03.28 夢野久作『瓶詰地獄』フロンティア文庫
2011.03.29 樋口明雄『紅の匣子槍T 頭弾(下)』光文社文庫
2011.04.01 トマス・W・ヤング『脱出山脈』ハヤカワ文庫NV
2011.04.07 有川浩『県庁おもてなし課』角川書店
2011.04.15 浅田次郎『中原の虹(1)』講談社
2011.04.22 浅田次郎『中原の虹(2)』講談社
2011.04.24 源氏鶏太『ひまわり娘』春陽文庫
2011.05.02 浅田次郎『中原の虹(3)』講談社
2011.05.05 さくら剛『インドなんて二度と行くか!ボケ!! …でもまた行きたいかも』アルファポリス文庫
2011.05.09 宮田珠己『旅の理不尽 アジア悶絶篇』ちくま文庫
2011.05.13 浅田次郎『中原の虹(4)』講談社
2011.05.14 玄侑宗久『テルちゃん』新潮文庫
2011.05.17 佐藤多佳子『第二音楽室』文藝春秋
2011.05.20 ジェフリー・アーチャー『遥かなる未踏峰(上)』新潮文庫
2011.05.24 東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』小学館
2011.05.26 ジェフリー・アーチャー『遥かなる未踏峰(下)』新潮文庫
2011.06.01 ジェフリー・ディーヴァー『魔術師(イリュージョニスト)』文藝春秋社
2011.06.02 樋口明雄『ドッグテールズ』光文社
2011.06.14 上田早夕里『華竜の宮』早川書房
2011.06.24 百田尚樹『錨を上げよ(上)』講談社
2011.06.24 百田尚樹『錨を上げよ(下)』講談社
2011.06.28 グレッグ・ルッカ『耽溺者(ジャンキー)』講談社文庫
2011.07.04 大沢在昌『新宿鮫 絆回廊』光文社
2011.07.12 スティーヴン・キング『アンダー・ザ・ドーム(上)』文藝春秋社
2011.07.19 スティーヴン・キング『アンダー・ザ・ドーム(下)』文藝春秋社
2011.07.25 グレッグ・ルッカ『逸脱者(上)』講談社文庫
2011.07.25 グレッグ・ルッカ『逸脱者(下)』講談社文庫
2011.07.26 椎名誠『わしらは怪しい雑魚釣り隊 サバダバ サバダバ篇』新潮文庫
2011.08.04 十河進『映画がなければ生きていけない 1999-2002』水曜社
2011.08.08 垣根涼介『ボーダー ヒート・アイランドW』文藝春秋
2011.08.11 グレッグ・ルッカ『哀国者』講談社文庫
2011.08.14 喜国雅彦『本棚探偵の生還』双葉社
2011.08.16 阿佐田哲也『麻雀放浪記(1)青春編』双葉新書
2011.08.19 阿佐田哲也『麻雀放浪記(2)風雲編』双葉新書
2011.08.23 阿佐田哲也『麻雀放浪記(3)激闘編』双葉新書
2011.08.25 阿佐田哲也『麻雀放浪記(4)番外編』双葉新書
2011.08.26 矢崎存美『ぶたぶたさん』光文社文庫
2011.09.01 ディーン・クーンツ『一年でいちばん暗い夕暮れに』ハヤカワ文庫NV
2011.09.07 冲方丁『天地明察』角川書店
2011.09.12 宮本輝『流転の海 第六部 慈雨の音』新潮社
2011.09.22 ジョージ・R・R・マーティン『王狼たちの戦旗(上)』早川書房
2011.09.26 小長井信昌『わたしの少女マンガ史 別マから花ゆま、LaLaへ』西田書店
2011.10.06 ジョージ・R・R・マーティン『王狼たちの戦旗(下)』早川書房
2011.10.07 わたなべまさこ『まんがと生きて』双葉社
2011.10.10 夢枕獏『新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編』双葉ノベルス
2011.10.13 リチャード・マシスン『闇の王国』ハヤカワ文庫NV
2011.10.18 グレッグ・ルッカ『回帰者』講談社文庫
2011.10.20 中村うさぎ『狂人失格』太田出版
2011.10.21 朝野煕彦編著『アンケート調査入門』東京図書
2011.10.21 赤塚りえ子『バカボンのパパよりバカなパパ』徳間書店
2011.10.24 毛利甚八『白土三平伝 カムイ伝の真実』小学館
2011.10.25 リチャード・マシスン『リアル・スティール』ハヤカワ文庫NV
2011.10.26 有川浩『もう一つのシアター!』メディアワークス文庫
2011.10.29 森見登美彦『有頂天家族』幻冬舎
2011.11.02 四方田犬彦『ハイスクール1968』新潮社
2011.11.09 トレヴェニアン『シブミ(上)』ハヤカワ文庫NV
2011.11.11 トレヴェニアン『シブミ(下)』ハヤカワ文庫NV
2011.11.16 中野晴行『謎のマンガ家・酒井七馬伝』筑摩書房
2011.11.19 畠中恵『ゆめつげ』角川文庫
2011.11.28 中野正昭『ムーラン・ルージュ新宿座』森話社
2011.11.29 高野秀行『アジア新聞屋台村』集英社
2011.12.02 リチャード・マシスン『リアル・スティール』角川文庫
2011.12.08 畠中恵『つくもがみ貸します』角川文庫
2011.12.09 ディヴィッド・ゴードン『二流小説家』早川書房
2011.12.13 山内ジョージ『トキワ荘最後の住人の記録 若きマンガ家たちの青春物語』東京書籍
2011.12.15 森見登美彦『宵山万華鏡』集英社
2011.12.16 高嶋哲夫『震災キャラバン』集英社文庫
2011.12.17 矢崎在美『ぶたぶたは見た』光文社文庫
2011.12.25 菊田一夫『がしんたれ』角川文庫

 とりわけ印象が強かったのは中野正昭の力作『ムーラン・ルージュ新宿座』森話社。この本を読んだおかげで菊田一夫の『がしんたれ』を読むことになってしまったし、いまも阿木翁助の『青春は築地小劇場からはじまった』などという本を読んでいる次第なのである。

▼続いて、今年見た映画。

2011.01.08 『バイオハザードW アフターライフ』DVD
2011.01.23 『サマーウォーズ』DVD
2011.02.06 『僕の彼女はサイボーグ』DVD
2011.02.08 『宇宙大怪獣ドゴラ』DVD
2011.02.11 『コネクテッド』DVD
2011.02.11 『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』DVD
2011.02.15 『ゴジラ ファイナル・ウォーズ』DVD
2011.03.13 『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』DVD
2011.03.19 『エスパイ』DVD
2011.03.19 『ゴジラ対ヘドラ』DVD
2011.03.20 『惑星大戦争』DVD
2011.03.21 『ストリート・オブ・ファイア』DVD
2011.03.21 『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』DVD
2011.04.13 『第9地区』ブルーレイ
2011.04.14 『カンフー・ハッスル』DVD
2011.04.16 『SP 革命編』劇場
2011.04.19 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明』DVD
2011.04.23 『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』DVD
2011.04.30 『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』劇場
2011.05.22 『アゲイン/男たちの挽歌3』DVD
2011.05.28 『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』DVD
2011.05.29 『アンストッパブル』ブルーレイ
2011.06.07 『ガメラ 大怪獣空中決戦』DVD
2011.06.11 『ガメラ2 レギオン襲来』DVD
2011.06.11 『ガメラ3 邪神覚醒』DVD
2011.06.14 『たとえ明日が来なくても』DVD
2011.06.29 『ベビーシッターアドベンチャー』DVD
2011.06.30 『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』DVD
2011.06.30 『ウォーロード/男たちの誓い(投名状)』DVD
2011.07.12 『導火線』DVD
2011.07.28 『マッハ!参』DVD
2011.07.30 『昭和残侠伝』DVD
2011.07.30 『ファール・プレイ』VHS
2011.07.31 『ブルース・リー 死亡遊技』DVD
2011.07.31 『ドラゴン危機一発』DVD
2011.08.01 『ゴジラ対メカゴジラ』DVD
2011.08.06 『仁義なき戦い』DVD
2011.08.06 『パラノーマル・アクティビティ』DVD
2011.08.07 『緋牡丹博徒 花札勝負』DVD
2011.08.18 『緋牡丹博徒 お竜参上』DVD
2011.08.19 『明治侠客伝 三代目襲名』DVD
2011.08.19 『新座頭市 破れ!唐人剣』DVD
2011.08.30 『レイン・オブ・アサシン(剣雨)』劇場
2011.09.03 『大陸横断超特急』DVD
2011.09.26 『レジェンド・オブ・フィスト〜怒りの鉄拳』劇場
2011.10.23 『クリスマス・イブ』映画祭
2011.10.24 『浄化槽の貴婦人』映画祭
2011.10.25 『韓国映画の秘密』映画祭
2011.10.25 『フィリピン映画への帰還』映画祭
2011.10.26 『ボリウッド〜究極のラブストーリー』映画祭
2011.10.30 『ミモラ』VHS
2011.11.06 『三銃士』劇場
2011.12.29 『チョコレート・ソルジャー』DVD

 相変わらず「東宝特撮映画DVDコレクション」が多いかと思いきや、途中で懐かしい作品の発掘作業を始めたり、まったく縁のなかった東映ヤクザ映画を見始めたりと、実に支離滅裂な内容となっている。
 『ベビーシッター・アドベンチャー』『ファール・プレイ』『大陸横断超特急』といった系列の作品が好きなので、もっと見たいのだけれどなあ。

▼続いてテニスに関するまとめ。

 あれやこれやで、テニスをやったのは156回。
 合計プレイ時間が338.0時間(市の大会、草トーナメント、スクールの大会などに参加した際は、1試合を30分として換算)。
 一昨年から423.5時間→375.0時間→338.0時間とどんどん少なくなっている。なぜかといえば、以前は家庭を省みず休日はことごとくテニスに費やしていたのだけれど、さすがに家族に気兼ねしてテニスをやりにいくようになってしまったからなのである。

【戦績】
 4ゲーム先取なども含めた試合の結果は236勝133敗。
 1セット6ゲームの試合に限定すると92勝55敗で、きっちり勝ち越している。

【公式大会記録】
 今年は信じられない好成績を残すことができた。川口市男子ダブルスCクラスでの優勝と、さいたま市男子ダブルスBクラスでの優勝がそれ。さいたま市Bクラスで優勝したことで、来年2月には優秀選手決定戦に出場できることになったし、市民大会も来年からAクラスで出場しなければならないこととなった。

2011.04.03 さいたま市春季シングルス大会/Cクラス    初戦敗退
2011.05.03 さいたま市春季ダブルス大会/ベテラン45歳  2回戦敗退
2011.05.08 川口市協会杯ダブルス大会/Cクラス      優勝
2011.05.21 さいたま市春季ダブルス大会/Bクラス     4回戦(準決勝)敗退
2011.06.26 埼玉県南部地区大会              2回戦敗退
2011.08.28 川口市民選手権ダブルス大会          初戦敗退
2011.09.10 さいたま市秋季シングルス大会/ベテラン50歳 初戦敗退
2011.09.17 さいたま市秋季シングルス大会/Cクラス    4回戦(準決勝)敗退
2011.10.09 さいたま市秋季ダブルス大会/Bクラス     優勝
2011.10.16 川口市シングルス大会/Cクラス        3回戦敗退
2011.10.22 さいたま市秋季ダブルス大会/ベテラン45歳  初戦敗退
2011.11.03 さいたま市秋季団体戦/Bクラス        2回戦敗退 さいたま市

【草トーナメント】
 草トーナメントではダブルスで2回、シングルスで1回優勝することができた。
 優勝するたびに上のランクに移動しているので、あとはなかなか優勝というわけにはいかないが、それでも負け越す大会だけはなくなってきている。

2011.03.06 RDカップ 男子シングルス     2勝1敗
2011.07.09 RDカップ 男子ダブルス      4勝0敗 優勝

2011.01.09 インスピ 男子シングルス/中級   1勝2敗
2011.06.05 インスピ 男子シングルス/初中級  1勝2敗
2011.07.24 インスピ 男子シングルス/中級   2勝1敗
2011.09.18 インスピ 男子シングルス/初中級  4勝0敗 優勝
2011.10.30 インスピ 男子シングルス/オープン 2勝1敗

2011.04.09 インスピ 男子ダブルス/初中級   3勝1敗 準優勝
2011.05.15 インスピ 男子ダブルス/中級    3勝1敗 準優勝
2011.08.27 インスピ 男子ダブルス/中級    4勝0敗 優勝
2011.09.25 インスピ 男子ダブルス/中級    3勝1敗 準優勝
2011.12.11 インスピ 男子ダブルス/オープン  2勝1敗
2011.12.30 インスピ 男子ダブルス/オープン  2勝1敗

2011.12.07 インスピ ミックスダブルス/初中級 3勝1敗 準優勝

2011.11.23 インスピ 団体戦/中級       3勝1敗 準優勝

【スクール主催大会】
2011.04.10 男子シングルスオープン   0勝3敗
2011.05.08 男子シングルスオープン   1勝2敗
2011.11.13 男子シングルスマスターズ  0勝2敗

2011.02.27 男子シングルス上級以下限定 4勝1敗 準優勝
2011.04.24 男子シングルス上級以下限定 4勝1敗 準優勝
2011.08.28 男子シングルス上級以下限定 3勝2敗 コンソレ優勝

2011.12.18 男子ダブルスオープン    3勝1敗

2011.05.22 ミックスダブルスオープン  2勝2敗
2011.07.24 ミックスダブルスオープン  3勝2敗 コンソレ優勝
2011.11.27 ミックスダブルスオープン  2勝4敗


2011.12.30(金)

▼朝、日本冒険小説協会のI田くんから内藤陳さんが亡くなられたとメールが入る。
 それなりに覚悟はしていたので、ある程度は冷静に受け止めることはできたが、それでも自分の中にポッカリと穴の空いたような気分はどうしようもない。

 僕が内藤陳さんと初めてお会いしたのは24歳の時だった。
 若造だった僕にとって、陳さんはむちゃくちゃかっこいい男だった。その生き方に憧れ、多大なる影響を受けた。
 いろいろなことを教わった。本当にいろいろなことを教わった。かっこいい男というものはどうあるべきなのか、常にそのお手本は陳さんだった。
 僕は自分自身のことを、内藤陳スクールの生徒であると思っている。できの悪い生徒であったかもしれないが、ずっと陳さんのようなかっこいい大人になりたいと思って生きてきた。いまでも、そう思っている。

 もう、あの笑顔を見られないのかと思うと、どうしようもなく寂しい。はてしなく寂しい。
 だけど、湿っぽいことの大嫌いな人だったから、笑顔でさよならを言わなければ。
 会長、長いこと、本当に長いこと、ありがとうございました。

 先に行って待っている連中もけっこういるので、いまごろはあっちで久しぶりに再開した連中と宴会でもやっていることだろう。

▼今日は、インスピの男子ダブルスオープンの試合が入っていた。
 試合があってくれたおかげで、自宅で悶々としないで済んだ。
 やることがあってくれて本当に助かった。
 哀しいことを忘れて、無心にボールを打つことができた。
 テニスをやっていて、本当によかった。

▼相棒はいつものT須さんで、会場は東大宮テニスクラブというところ。
 住宅地の中にある場所のわかりにくい会場だと聞いてはいたのだけれど、なるほど、むちゃくちゃ分かりにくい。カーナビがなければ辿り着けなかったと思う。

 会場につくとS戸さんの姿を発見。
 今日はミックス初中級に参戦ということで、自分と同じジャンルじゃないことにホッと胸をなでおろす。
 しかし、S戸さんが初中級というのはインチキでしょう。とか思ったら、今日のミックス初中級にはむちゃくちゃうまい人が揃っていて、ぜんぜん初中級じゃなかった。本当の初中級レベルの人が可哀想になるほど、レベルが高かった。

 一方、男子ダブルスの方に知り合いはいないな、と思っていたら、チーム弁慶のモリモリことM川さんを発見。このM川さん、さいたま市役所のすぐ近くで「彩流」というラーメン屋さんをやっている。
 でも、M川さんとはブロックが別になったので、とりあえず予選での対戦はなしだ。

 今日の男子ダブルスは参加者が9ペアで、3ペアずつの3ブロックに分かれて総当たり戦を行ない、そのあと優勝決定戦と、2位以下の対戦とに分かれるのだという。
 まず目指すはブロック1位。
 その初戦。
 相手は陽気な若者のペアだ。
 上手なペアではあるのだけれど、こちらもそれなりに流れに乗って、あっさり4−1と先行する。
 このまま一気に勝てると思ったのだけれど、ここからまさかの失速。
 なんと、ここから1ゲームも取れないまま4−6とひっくり返されて負けてしまったのだ。
 うーむ、何がいけなかったのだろう。絶対に勝てたと思ったのになあ。途中で「絶対に勝てた」と思ってしまったのがいけなかったのかなあ。

 第2試合は、サングラスに髭という、ちょっと業界人ぽい雰囲気のお兄さんのいるペア。
 ここは、初戦で僕らが4−6で負けた相手に5−6で負けている。僕たちよりもひとつ余計にゲームを取っている。
 試合が始まると、2人ともサービスがよかった。グインと高くはねてきたボールが、ときどき胸元にとびこんできたりして、対処しづらいったらありゃしない。
 しかも、僕にしてもT須さんにしても、なんともしょぼいミスが連発する。
 T須さんはやたらとダブルフォールトを連発し、得意のショートボレーもけっこうネットにひっかけている。あとで聞くと、セカンドサーブを改良中ということで、しばらくダブルフォールトが多くなるかもしれないとのこと。それなら仕方がないか。
 でも、僕の方はというと、ドライブ回転をかけているつもりのボールがぜんぜん落ちずに、バックアウトを連発してしまうという情けなさ。寒さのせいか、いまいちガットの感触がよくない。
 でも、なんとかねばってふんばって、さんざん競り合って6−5で勝ち。
 ふう、あぶない、あぶない。

 試合の途中で、T須さんに「今日は、T須さんから指令を出してもらって、それでプレイをしてみたい」と申し入れる。
 自分は相手を分析して作戦を練るようなタイプではなく、誰が相手でも同じプレイをしてしまうのだけれど、T須さんから指令を受ければ違う展開にできるのではないかと思ったのだ。
 だが、T須さんからの指令は「ストレートにぶつけて」「遠慮なく思いっ切りぶつけていって」だけ(笑)
 うーん、じゃ、仕方ないからぶつけていきます。
 てなことをやってみた試合だったのでした。

 第3試合に入る前に、T須さんから「ドンマイって声をかけないでくれえ」と頼まれる。「ドンマイ」と声をかけられると、気が抜けてしまうのだそうだ。
 「じゃ、ミスをした時に、どう声をかければいいの?」と聞くと、「バカッ!と叱って欲しい」とのこと。えー、それってなかなか難しいよ。
「F田ママと組む時には、いつもそうやってバカッ!て叱って貰ってるの?」
「ううん、思いっ切り蹴飛ばされてる」
 あ、そう(^^;

 第3試合の相手は、なんとチーム弁慶のM川さん。
 うーん、知り合いだと、なんとなくいつもの練習みたいな気持ちになって、集中力が失われるんだよなあ。
 しかも、風がむちゃくちゃ強くなって来ている。やりにくいったらありゃしない。
 でも、風下から思いっ切り回転をかけたサーブを短めに打つと、風に押し戻されて予想以上に短くなって、けっこう返しにくそうだ。強いサーブよりも、短いサーブを意識して打ってみると、けっこうネットにひっかけてくれたりする。
 T須さんがミスをするたびに「ドンマイ」と声をかけたくなるのだけれど、ドンマイ禁止令が出てしまったので、どうも声をかけづらい。
 そうこうするうちに、T須さんがとっても情けないミスをしたので、頼まれたから仕方ないよなあと思いながら、「このっ、バカッ!」と叱りつけると、T須さんたら、とっても嬉しそうに「オレはバカだあ!」って言いながらグルグル回ってる。いや、そっちの方がよっぽどバカに見えるから(笑)

 ゲームカウント5−0までいって、このままストレートで勝てるかなと思ったところでひとつ落として、結局6−1で勝ち。
 初戦も4−1と勝っているところからゲームを落として流れが変わったし、この試合も5−0と勝っているところから情けないゲームの落とし方をしている。
 どうも、勝っている時にそのまま勝ちきることができない弱さがこのペアにはあるようだ。

 というわけで、今年最後の試合は2勝1敗という結果でありました。
 内容的にはかなり情けないものがあったのだけれど、それでもなんとか勝てるようになったのはいいことでありましょう。
 そして、帰りのクルマの中では、褒めて伸びる僕のために「いやあ、今日のボレーはよかったですね。スマッシュのミスもなかったし、ミスっていたのはストレートだけじゃないですか」とよいしょをしてくれたT須さんなのでありました。
 しかし、「昨日もそうだったけれど、スライスサーブはあまり曲がっていなかった」とのこと。やっぱり。いまのガットに変えてから、あまり回転がかかっていかないのだよなあ。回転がきっちりかかる時には、ガットがボールを掴むような感触があるのだけれど、いまのガットは感触が固くて、ガットがたわんでボールを掴むというような感触がまったくないのだ。
 そのため、スライスサービスだけではなく、ドライブ回転をかけたショットも思うような回転がかからずにいる。
 細いガットにした影響なのかどうかは分からないのだけれど、やっぱり、この季節はもっとガットをゆるく張らないといけないらしい。

▼帰宅したところに、ゴールデン街「深夜プラス1」の祐介くんから電話が入る。
 昨夜のうちに、会長の逝去を伝える速達を日本冒険小説協会の会員に出したのだけれど、着いているだろうか、と言う。
 埼玉県の我が家にはまだ着いていないと伝えると、明日にはマスコミのニュースに流れるだろうから、その前にみんなに知らせておきたかったのだという。
 ずっと会長についていた彼がいちばん大変だっただろう。本当にご苦労様。そして、これからまた大変だろうけれど、よろしく。相談にはのるし、お手伝いできることがあれば手伝うから。

▼もう何年も前に、家族が使うために居間にパソコンを設置した。さすがに古い機種なので、最近では動作がむちゃくちゃ重くなっていた。
 今となっては、息子も娘も自分のパソコンを持っていて、使うのは嫁さんと母親だけで、その用途もインターネットだけなのだけれど、それなりに必要なパソコンなので、新しく買うことにしてネットで注文をしたのが一昨日。
 それが今日届いた。

 届いたのはAcerというメーカーのAspire AS5750という機種。
 メーカーリファービッシュ品といって、初期不良等のなんらかの理由でメーカーに戻ってきた機種を、新品商品と同等かそれ以上の厳しいチェック、調整をパスして中古品として再出荷したもの。それが36,800円だった。

 夜になってから、インターネットに繋がるように無線LANの設定をして、リカバリー用のディスクを作成して、準備OK。
 なんだか、いろいろあった1日だった。


2011.12.29(木)

▼『チョコレート・ファイター』のジージャー・ヤーニン主演のタイ映画『チョコレート・ソルジャー』を見る。映画の内容はチョコレートにはまったく関係ない。ジージャーが主演した前の作品が『チョコレート・ファイター』ってタイトルだったんで、こちらもタイトルに無理矢理「チョコレート」という言葉を入れたというだけの話。
 で、内容はというと、若い女性を誘拐して、売春組織に売り飛ばしたり、殺害して臓器を売却している組織と、恋人をその組織に奪われて復讐を誓う男たちの戦いに巻き込まれた若きヒロイン(ジージャー)の物語。
 でも、この作品でジージャーが身につける格闘技はかなり無茶だぞ。酒を無茶飲みして、泥酔状態で戦うという泥酔拳なのだ。ジャッキーの酔拳どころの話じゃない。
 ま、そのあたりの無茶さ、中盤のだるさ、ストーリーの強引さは諦めるとして、クライマックスでのアクションはなかなか見応えがある。このクライマックスでのアクションのものすごささえあれば、多少のことはすべて許してしまいたくなってしまうんだよなあ。

▼友人が昼から2時間、テニスコートを確保してくれたので、4人でダブルスゲームを楽しむ。
 最初の試合は絶好調だったのだけれど、途中からみるみる調子が悪くなってしまう。
 普通に打っているつもりなのに、どういうわけかネットの下の方にまっすぐ打ち込んでしまう。
 自分のつもりでは、もっとボールがガットにひっかかってドライブ回転がかかりながらネットを越えるはずなのに、ぜんぜんボールがガットにひっかかる感触がない。
 うーむ、明日はインスピの男子ダブルスの試合だというのに、こんな調子で大丈夫なのか?

▼ヤフーオークションで落札した本が届く。
『ヌードインテリジェンス 第19号』(インテリジェンス社)2000円
 インテリジェンス社というところが出していたストリップ専門誌。ストリップに関する本が集まり出したら、とことん揃えなければ気が済まなくなって、とうとうこんな本まで揃えようとしているのだけれど、それでいいのだろうか?


2011.12.28(水)

▼今日で年内の仕事はおしまい。
 毎年、仕事納めの日はみんなで打ち上げをすることになっていて、今年は大分料理のお店でみんなで飲む。
 大分料理の店というのは初めてだったのだけれど、見たことも聞いたこともない料理がメニューに並んでいて、「きっとこれこれこういう料理だろう」と予想して頼むと、ことごとく予想とは違う料理が出てきてびっくりする。

▼その大分料理の店がゴールデン街のすぐ近くだったので、昨日年末の挨拶に寄ったばかりだというのに、ついつい今日も「深夜プラス1」に寄ってしまう。
 今日はボトルを新しく入れて、11時過ぎまでまったりと飲んで帰宅。


2011.12.27(火)

▼会社帰りにゴールデン街にまわり、ちょいと「深夜プラス1」に寄る。
 今年もあまり店に顔を出せなかったけれど、とりあえずは今日が年内最後のご挨拶ってやつだ。
 常連さんやらお初のお客さんやらと映画の話などをして、今日は早めに9時過ぎに店を出て帰る。

▼「日本の古本屋」で発注した本が届く。
『ララミー牧場 暗闇に光る目』山本和夫編著:淀川長治解説(ポプラ社/再版)3000円
 これでポプラ社版ララミー牧場は7冊となって、ようやくあと3冊で揃うというところまでこぎつけた。だけど、その3冊がはるかに遠い道のりなんだよなあ。

▼たっぷりと長風呂をしてあがったところで、鼻血が噴き出してくる。
 なんの予兆もないまま、唐突にボタボタと床に鼻血が垂れてきて、さすがにびっくりしてしまう。


2011.12.26(月)

▼会社を定時で飛び出して京王百貨店の古本市を覗きに行く。
 ひと通りチェックして1冊だけ掴んでいたのだけれど、最後にレジの列に並ぶのが嫌になってその本を棚に戻してしまう。

▼ヤフーオークションで落札した本が届く。
『緑の海流』山田克郎(豊文社/初版)300円
 裸本だったので安かったのだけれど、読むのかなあ? いちおう、読むつもりがあるから入札したんだけど…。

▼夜遅くなって、年賀状の作成を始める。
 始めればあとは早いのだけれど、印刷を始めたところで年賀状が足りないことが判明。ちゃんと発送枚数を確認して用意しておいたはずなのに、嫁さんが予定よりも多く使っていたのだ。
 仕方なく、近所のコンビニまでクルマを走らせ、2軒目で無事にインクジェット用年賀ハガキをゲット。
 1時半ぐらいになってようやく印刷終了。


2011.12.25(日)

菊田一夫『がしんたれ』角川文庫を読了。
 菊田一夫の自伝的小説ということなので、演劇の世界に入ってからの描写を楽しみにしていたのだけれど、養子先を転々とたらいまわしにされる台湾での幼少期の話と、大阪で丁稚奉公に売り飛ばされた少年期の話がメインで、演劇の世界の話は最後の方にちょっと出てくるだけだった。
 でも、台湾での話、丁稚奉公での話なども充分に面白く、まったく飽きることなく読まされてしまった。丁稚奉公というのは、言葉は知っていてもその内容はほとんど知らなかったので、とても新鮮に読めた。

▼午前中にクルマを水洗いする。
 ゴム手袋もせずにクルマを水洗いしていたら、あまりの水の冷たさに、途中から泣きたいくらいに手が痛くなってしまった。

▼12時半からテニススクールでのゲームレッスンを受講。
 90分間、4ゲームオンリーのダブルスをまわしていくというレッスンなのだけれど、僕のデキはというと、もうボロボロ。なんだか、ヘロヘロに疲れ果てていて、まったくテニスに集中できず、凡ミスの連続となってしまう。

▼帰宅して嫁さんの買い物につきあって、さらには嫁さんの年賀状を作って(自分のはまだ作っていないのに)、再びテニススクールへ。
 こんな体調でさらにテニスをやっても、時間とお金のムダだよなあと思いながら、ついつい夕方からのお楽しみテニス大会に参加してしまう。
 スクールにつくと、「よしださん」と声をかけられ、見るとなぜかY田さんがいる。Y田さんというのは、インスピという草トーナメントにしょっちゅう参加している人で、うちのスクールの生徒ではない。どうやら、A吉さんのゲストとして来たらしい(スクール生以外は、スクール生のゲストとして参加できるのです)。
 うーん、絶不調ではあるのだけれど、あまりみっともないプレイは見せられないぞ。

 夕方の5時半から3時間、参加者たちで適当にメンバーを替えながら4ゲーム先取のダブルスゲームをまわしていく。
 参加者は男性が7名、女性が4名。もうひとりいれば、コート3面がフルに使えるのに…。
 それにしても、男性はけっこうレベルの高いメンバーが揃っているぞ。

 しょっぱなにY田さんとペアを組んでの男ダブ。これは危なげなく勝利。Y田さんと組んでのダブルス、けっこうやりやすいじゃん。
 女ダブ、男ダブ、ミックスをおりまぜて、どんどんゲームをまわしていく。
 なんだか足がヘロヘロしているものの、昼間に較べればかなりマシなテニスができている。
 再びY田さんと組んで、これまた勝利。さすが、インスピの覇者、Y田さんだ!


2011.12.24(土)

▼今日は台所の大掃除。
 床に転がっている種々雑多なものをいったん台所の外に引っ張り出して、掃除機をかけてワックスをかける。
 とにかく、物が多すぎて、収拾がつかない。
 どうして女性というものは、こうやってありとあらゆるものを溜め込むのか。
 特に呆れるのがスーパーでくれるビニール袋。
 あれをゴミを捨てる時などのためにきれいに畳んで溜め込んでいるのだけれど、使う量よりも貰ってくる量の方が圧倒的に多いので、いつの間にかものすごい量のビニール袋が溜まってしまっている。しかも、古いものは埃をかぶっていて、絶対に使い物にならないというのに。
 何に使うのか、細かい布もあっちにひと山、こっちにひと山としまい込まれていて、これまたけっこうな量となっている。
 調味料だのインスタント食品だの缶詰めなども、裏の方に埋もれていて、おそらくは買ったことすら忘れられているのだろう。
 ふだんから「物が多すぎる」「物を減らしたい」と言いながら、こうやって色々なものを溜め込んでいるのである。
 僕の判断ひとつで捨てていいものだったら、ものすごくすっきりときれいに片づくのだけどなあ。

 こうやって、あれこれ溜め込まれたもののせいで大掃除が手間取っているのだけれど、これが台所だけではなく、寝室だろうと洗面所だろうと、ことごとく同じ状態なので大掃除に手間がかかっているのである。

 床がある程度片づいたところで、冷蔵庫や米びつを動かしてその周辺の掃除。
 冷蔵庫の側面の壁に黒カビがこびりついているので、カビキラーを吹き付けてハブラシで根気よくこすって落とす。
 米びつの脇には色々なものが落ちているのをことごとく捨てる。
 冷蔵庫の下に敷いていた埃のこびりついたビニールマットをはずして、新しいマットを敷く。
 冷蔵庫の周辺が終わったところで、今度はガスコンロまわり。
 まずは、換気扇を取り外して、レンジフードにこびりついた油汚れをマジックリンを吹き付けて拭き取っていく。
 あっと言う間に雑巾がベトベトになってしまい、雑巾が何枚あっても足りない。
 取り外した換気扇の油汚れもきれいに落として再びとりつけ、新しく買ってきた換気扇カバーをかける。
 次いで、ガスコンロの背面と側面の壁面にこびりついた油汚れを拭き取り、それが終わると次がガスコンロ。
 ガスコンロを動かして、下に敷いてあったシート、側面に貼ってあったアルミ製のガードをとりはずして、その背後の油汚れを拭き取る。
 ガスコンロ本体も油でベトベトになっているので、五徳などの付属部品をはずしてから、可能な限り油を拭き取っていく。
 ホームセンターで買ってきたガスコンロの下に敷くシート、背後と側面に設置するアルミ製のガードなどをとりつけて、ガスコンロを元の位置に戻す。
 五徳などの付属品にも油汚れ、ふきこぼれの汚れなどがこびりついているので、たわしでこすって可能なかぎりきれいにして、再びガスコンロにセットする。

 これでようやく一段落。
 床の汚れをもう一度きれいにしてから、台所の外に引っ張り出しておいた種々雑多なものを元の位置に戻しておしまい。

 途中買い物の時間を挟んで、これだけの作業をこなすのに朝の10時から夜の7時までかかっている。
 さすがにヘトヘトに疲れた。


2011.12.23(金)

▼今日も大掃除。
 今日は居間を片付けて、フローリングにワックスをかける。
 次いで、自分たちの寝室を片づけて、フローリングにワックスをかける。
 とりあえず、今日はこれで精一杯。

▼夜はテニスのレギュラークラスでのレッスン。
 A家さんともうひとりが振り替えにきて、レギュラーメンバーはO内くんと僕の2人だけという状況で、参加者はこの4人。
 なんだか、最初の30分で疲れ果ててしまう。完全に疲れが溜まっている。どう考えても、大掃除の疲れだよなあ。
 とにかく、しんどくって、あとは完全に手抜きのテニスとなってしまう。
 これじゃあ、うまくならないよ。


2011.12.22(木)

▼業界の大先輩のM馬さんと二人で飲み会。
 うちの会社の近くにM馬さんの知人が店を出したというので、まずはそこで軽く飲み食いして、歌舞伎町に移動。何度か行ったことのあるお店で終電近くまで飲む。
 M馬さんと飲みに行くと、かつてはたいてい朝まで歌舞伎町で飲んでいたものだけれど、最近は終電までに失礼することができるようになった。でも、M馬さんはそのまま朝まで飲み続けるんだろうなあ。元気だなあ。

▼相変わらず下手の横好きで書いているテニス小説、新作をアップしました。
 やっぱり、小説って難しいなあ。自分が面白いと思ったことをダラダラ書くのは得意なのだけれど、小説の書き方ってのはまったく別。どう書けば面白くなるのか、ぜんぜん分からないや。


2011.12.19(月)

▼会社帰りに通り道にある古本屋の均一棚を覗くと、古いハヤカワ文庫SFが並んでいて、ダブリだというのについつい手を出してしまう。
d『緑の星のオデッセイ』フィリップ・ホセ・ファーマー(ハヤカワ文庫SF/重版)50円
d『都市国家ハリウッド』ロバート・ブロック(ハヤカワ文庫SF/初版)50円
d『大宇宙の守護者』クリフォード・D・シマック(ハヤカワ文庫SF/再版)50円
d『ベティアンよ帰れ』クリス・ネヴィル(ハヤカワ文庫SF/再版)50円

 さらに店内で日影丈吉なんかも購入。
『ハイカラ右京探偵暦』日影丈吉(教養文庫/初版)500円
『内部の真実』日影丈吉(教養文庫/初版)500円

 でも、教養文庫の日影丈吉は何を持っていて何を持っていないのか、まるっきり把握してないんだよね。


2011.12.18(日)

▼今日は、ベランダに敷いてあるビニールマットの交換。
 まずは、いままで敷いてあったビニールマットをはずさなければならないのだけれど、ベランダにはエアコンの室外機、大きな物入れなどがあり、そうそう簡単にははずせない。
 やむなく、大きなハサミを持ち出してきて、少しずつ切断して除去する。
 次いで、徹底的に拭き掃除をおこなう。
 ビニールマットに下にもけっこうゴミが入り込んでこびりついているし、サッシの下にもゴミがびっしりとこびりついているので、これがまたけっこうな作業となる。
 拭いても拭いても汚れが残るので、バケツのお湯を何度も何度も交換して、雑巾も何枚も使い切る。
 そして、ようやくベランダがきれいになったところで、新しいビニールマットを敷かなければならないのだけれど、エアコンの室外機の下に敷くのが生半可でなく大変だった。
 ひとりで室外機を持ち上げて、その下に厚手のビニールマットを押し込んでいかなければならないのだけれど、ぜんぜん思うようにビニールマットが入っていってくれない。
 なんとかかんとか作業が終わった時には、完全に息があがってしまう。
 次回は絶対に1人じゃやらないと思うのだけれど、力になりそうな息子は就職で地方に行ってしまうので、結局また1人でやることになるのだろうなあ。
 さすがに疲れた。

 ところで、エアコンの室外機のところに引いてあった排水用のホースが、完全に劣化していてボロボロと崩れてしまった。
 このままだと、せっかくきれいに敷いたビニールマットの上に排水がボタボタとたれることになってしまうのだけれど、どうしたらいいのだろう。
 うーん、困ったぞ。

▼昼食を食べたあとで、ジョグ之助にまたがって、浦和のテニスショップまでさいたま市民テニス選手権ベテランの部の申し込みに行く。
 まさか、参加資格があるとは思わず、前に行った時には申し込んでいなかったのだ。

 ついでに浦和の古本屋、金木書店を久しぶりに覗くが、購入はゼロ。
 本当は気になる本があれこれあったのだけれど、ここはぐっと我慢。
 なんとしてでも欲しいという本以外は、なるべく購入を控えよう。

 そのまま、浦和駅前を抜けて帰ろうとすると、さくら草通りで青空古本市をやっているのに遭遇。
 そういえば、この青空古本市も久しく覗いていないなあ。
 さっそくジョグ之助をとめて、棚をチェックしていく。
 マンガ、アニメ関係がけっこう安く並んでいて心が揺れるが、結局買ったのはこんなところ。
『熱中時代A 教師編』新樹瞳志(日本テレビ/重版帯)100円
『浅草紅団』川端康成(河出書房市民文庫/初版)157円
『テレビジョンエイジ 1975年7月号』雑誌(四季出版新社)525円

 金木書店を覗いた時には「購入を控えよう」とか思いながら、古本市になると妙にハードルが下がってしまうのはなぜなんだろう。

▼帰宅してトイレの大掃除。
 けっこう床の隅の方にほこりがたまってしまっているのを、雑巾でごしごしと拭いていく。
 温水洗浄便座も、細かい部分にほこりがたまっているのだけれど、これは一度はずして掃除しないと無理みたいだ。
 とりあえず便座部分だけは簡単にはずれたので、その陰になっていた部分を雑巾でこすっておく。

▼夕方からは、スクールでの男子ダブルス大会に参戦。
 僕が組んだのは、K市ダブルスCクラスで優勝した時にペアを組んでもらったA家さん。
 彼は学生時代にテニスをやっていた本格派で、40代後半からテニスを始めたウィークエンドプレイヤーの僕とはぜんぜんレベルが違う。

 試合は、12ペアを3ブロックに分け、まずは総当たりでのブロック予選があり、各ブロックの上位2ペアが決勝トーナメント、下位2ペアがコンソレトーナメントに進むというもの。
 1年最後の大会ということもあって、さすがに豪華なメンバーが揃っている。
 自分の実力的には下位トーナメントに進んで、そこでどこまで頑張れるかというところだろうけれど、ペアを組んでいるA家さんの実力を考えると、決勝トーナメント進出もありえるのではないだろうか。

 くじを引いてブロックを決める。
 僕はAブロック。おっ、けっこう僕と同じようなレベルがAブロックに揃ったではないか。これは、決勝トーナメントに進める可能性が高くなってきちゃったよ。
 そして、優勝候補はかたはしからBブロックに固まってしまう。
 わはは、こういうことってあるんだよねえ。

 試合スタート。
 僕たちの初戦の相手はY根&T橋ペア。
 ふたりとも侮れない相手ではあるのだけれど、特に要注意なのが同じレッスンクラスのT橋さんだ。
 この人のフラットサーブは確率が高く、なおかつけっこう強烈なのだ。
 しかも、他のプレイも安定しており、レッスン中の試合ではいっつもやられているのだ。
 Y根さんも運動センスのいい人で、けっこう鋭いボールを打ってくる。
 案の定接戦となるのだけれど、最後には僕のフラットサービスでエースを決めて6−4で勝ち。

 2回戦の相手はM鍋&S爺ペア。
 S爺は参加者の中で最長老ながらも、T橋さんと同じようなタイプで、きれいに面を合わせて速いボールを打ってくる。
 M鍋さんも、テニス歴が長く、運動神経も優れているので、調子に乗せるとなかなか手強い。
 考えてみたら、Y根&T橋ペアと似たタイプのペアになっている。
 だけど、この日の僕は、やたらと調子がよかった。
 外で試合をしている時にはやたらと堅く感じたガットも、インドアのせいかとっても使いやすく、思った通りのショットがガンガン打ててしまう。
 気持ちのいいストレート抜きもきれいに決まったし、前衛アタックもことごとく決まりまくる。
 かたっぱしから前衛にぶつけていって、しまいにはペアを組んでいるA家さんが「その場面でも前衛にぶつけていくか!?」とあきれかえる始末。
 ワイドに追い出されたところからは、コートの外を通ってコーナーぎりぎりに入るショットも決めることができたし、文字通りの絶好調。
 結局、6−3で勝ち。
 最後の一本はまたしても僕のサービスエースだ。

 3回戦の相手はT庭&W辺ペア。
 T庭さんは、なかなかのテクニシャンで、相手のいやがるコースをきれいについてくるタイプ。
 W辺さんとは初めての対戦だけれど、前の試合を見ていると、反射神経がものすごくよくて、難しいボールをことごとく柔らかいタッチで拾っていた。
 でも、こちらは相変わらず絶好調で、ひたすらガンガン打っていく。
 A家さんもガンガン打っていくタイプなので、2人してひたすら相手をぶち抜いていく。
 僕のサービスリターンはすべて前衛アタック(笑)
 あれこれ考えたプレイをするよりも、その方が確実にポイントがとれるのだから、そのまま突っ走るのが正解というものだろう。
 W辺さんは「来るのが分かっていても、ぜんぜん対処できない」と、泣きそうな表情になっている。それほどこの日の僕は絶好調だった。
 結果は6−2で勝ち。

 ダントツトップのスピードで1位抜けを決める。
 が、ここで長い長い待ち時間となってしまう。
 いまだ予選が3試合しか終わっていないブロックもあるというのに、こちらはすでに5試合が終わってしまっている。
 しかも、僕たちは決勝トーナメントのシード枠に入ってしまったため、決勝トーナメントが始まってもすぐには試合とならないのだ。
 そこで、ロビーのテレビでサッカーを見ながら雑談などをしていると、予想だにしなかった悪魔が登場してきたのだった。
 なんと、なぜかF田ママがモモ姫を連れてスクールにやってきたのだ!!
 ああ、君の相手をして体力を消耗したせいで、昨日は決勝戦を5−6で負けてしまったのだよ。
 それなのに、なぜにこの大事なタイミングで現れるのさ。

 モモ姫はスクールに入ってきて僕を見つけるなり、ニマーっと満面の笑みを浮かべる。
 それは、あたかもハンターが獲物を見つけた時に浮かべる笑顔のようだった。
 そして、一直線に僕に襲いかかると、背中をよじ登ってきて肩に乗り、首を絞めてきた。
「ダメ、首を絞めちゃダメ。おじさん、試合で疲れてるんだから」
 そのまま僕がロビーの床に倒れると、モモ姫はその上にのしかかってきて、「立てえっ! 立つんだあ!」と、丹下段平のように僕に命令をする。
 こらあっ! 製造責任者! 笑ってないでなんとかしろおっ!
 なにもしれくれません(涙)
 にこやかに「よろしくねえ」と言って、コートの方に行ってしまうではありませんか。
 頼むよ。僕はいま試合の真っ最中なのだよ。
 そのまま僕はモモ姫のおもちゃにされ、残った体力のすべて奪いつくされてしまったのありました。
 ああっ、もう無理(号泣)
 もう試合なんかできない。
 それでも死力をふりしぼって立ち上がり(背中にはモモ姫がしがみついたままで、しっかり首を絞められている)、なんとかコートサイドにいたF田ママに返却することに成功。

 ようやく決勝トーナメントが始まり、僕の方の山ではT須&S藤ペア対サウスポーW辺&アングルT住ペアの対戦がスタート。
 この勝った方と準決勝を戦わなければならないのだけど、どちらかというと苦手なのはT須&S藤ペアの方だ。
 僕はT須さんの耳もとでささやきます。
「負けろ〜。負けてしまえ〜。負けてしまうんだ〜」
 しかし、6−2であっさりT須&S藤ペアの勝ち。
 くそっ、呪いのパワーが足りなかったか。

 仕方なしに、T須&S藤ペアと戦うことに。
 考えてみたら、本気でT須さんと対戦するのはこれが初めてだ。
 一緒にペアを組んでいるので、T須さんはこちらの弱点を知り尽くしている。それゆえにぬぐいがたい苦手意識があるのだけれど、それでなくても、テニスの実力では向こうがだんぜん上である。でも、今日はそんなことは気にせずに、全力でぶつかっていかなければ。
 ネットの向こうで、T須さんがS藤さんに何かアドバイスをしている。
「あっ、いま、ストレートを打ってくるから気をつけてって言ったでしょ?」
 僕のツッコミにS藤さんが正直にうなずく。
 だけど、それでもストレートにぶつけていくんだもんねえ(笑)
 T須さんのヘロヘロセカンドサービスを遠慮なくS藤さんにぶつけていって、きっちりポイントをとる。
 うーむ、T須さん、そのセカンドサービス、もう少しなんとかした方がいいと思うよ。
 いきおいに乗って、一気に3ゲームを奪取!!
 おおっ、すごいじゃん、オレたち。
 でも、この時点で僕はすっかり息が上がってしまっている。
 集中することに、ものすごいエネルギーを費やしているのだ。
 T須さんに勝つためには、この150パーセントの集中力を最後まで持続しなければならない。

 さあ、このままぶち抜き続けるぞお!
 が、さすがはS藤さん。秘技“前衛アタック封じ”を繰り出してくる。
 うーむ、それならこっちは秘技“そんなの関係ない”だあ!
 だけど、ここで3ゲーム連続して奪われて3−3と並んでしまう。
 そして、ここからはむちゃくちゃ密度の濃い戦いが展開されることに。
 すっげえ疲れる。
 もう、ひとつひとつのポイントがものすごく体力を消耗する。
 だけど、ものすごく楽しい。
 ふだんの練習ではとてもこんなレベルのプレイはできないのだけれど、時々、試合の最中にこういう状態になって、自分の実力以上のプレイを連発してしまうことがある。
 この状態が、ものすごく楽しいのだ。

 4−5からなんとか追いついて5−5で僕のサービス。
 ここでなんとかしなければという思いが強すぎたのか、うまく歯車がかみ合わずに、あっという間にポイントを奪われていって、追い詰められてしまう。
 だけど、追い詰められると、さらにどこかからパワーがわき出してくる。
 異様な集中力で攻め続けて、1ポイント取り返すたびに雄叫びをあげて、A家さんと思いっきりタッチ。
 30−40という、あと1ポイントで負けという場面から、「なんであんな狭いところを狙うんだ!?」と自分でも突っ込みたくなるようなピンポイントのコースに打ち込んで、T須さんからポイントを奪い、なんと5−5の40−40。
 一本勝負だ!
 そして、ここでも果敢に攻めていって、コートの前の方にゆるいボールが返ってくる。
 チャ〜ンス!!
 ここでT須さんとS藤さんの間をぶち抜けば勝てる!!
 だけど、ここで力みすぎてしまう。
 身体よりも気持ちが先行してしまい、上半身からボールを打ちに行って見事にネット。
 それまで、僕がミラクルショットを決めるたびに「おおっ!」と歓声をあげていてくれたギャラリーが、一斉に「どひゃーっ!」「わはは!」「ぐははっ!」と、なんともいえないうめき声やら笑い声をあげる。
 ううっ、最後の最後で大チョンボをやらかしてしまった。
 モモ姫に体力を奪われていなければ、ここでズドンと2人の間をぶち抜くショットを打てていたはずなのに(かなり希望的観測)。

 負けてしまったけれど、でも、すごく楽しかった。
 ここまでこちらの潜在能力を引き出して試合をしてくれた他の3人に感謝だ。

 試合が終わったところで、支配人から「よしださん、途中からかなり真っ青な顔で試合をしていたから、いまに倒れるんじゃないかと心配しちゃいましたよ」と言われてしまう。
 えっ、そんな顔をしていたの?
 ただただ、ひたすらボールに集中していただけだったんだけどなあ。
 K木さんからは「最後の1球、なにもあそこまで思いっきり打たなくてもいいのに。でも、あそこで思いっきり打つよしださんだから、あそこまで行けたんだよね」。
 はい、よく分かっていらっしゃいます。

 これで年内の試合はすべて終了。
 さて、来年も頑張るぞ!


2011.12.17(土)

▼午前中に階段の掃除をする。
 きれいにホコリをとってから、きっちりとワックスをかける。
 ぴっかぴかになったのだけれど、けっこう滑るので、みんな、足を滑らせたりしないように気をつけてね。

▼午後からインスピのミックスダブルス初中級クラスに参戦する。
 会場は先週に引き続き春日部エミナース。
 ペアは同じスクールのN迫さん。

 受付の「今日の目標」の欄には「今日こそ二日酔いに勝つ」と記入する。
 先週も「二日酔いに勝つ」と書いたのだけれど、結局勝てなかったしな。
 今日はそのリベンジだ(何か間違っているような気もするけれど)。

 会場には常連のY田さんが娘さんときている。
 僕らは初中級クラスだけれど、Y田さんは中級クラスでの参戦だ。
 前回、娘さんと出場した時に惜しいところで優勝を逃したので、リベンジのために出場してきたとのこと。
 また、N迫さんのサークルの人も中級に参戦して来ている。
 けっこう、テニスも狭い世界なのだ。

 初戦はまったく僕のエンジンがかからず、あっと言う間に0−4とされてしまう。
 こりゃ完全に負けたなと思ったのだけれど、2回目のサービスからようやくエンジンがかかって、追い上げにかかり5−5と追いつく。
 最後は先方の男性サービスとなったのだが、ここで彼が勝ちビビリからダブルフォールトを連発し、一本勝負までもつれこむ。そこをストレートに攻めて、からくも6−5で勝ち。
 さすがに4−0からひっくり返されるとは思っていなかったのだろう。
 相手もかなり悔しがっていた。

 2試合目の相手は若いペアだったのだけれど、男性が終始不機嫌そうな、怒ったような表情をしている。
 僕はどちらかというと、賑やかに楽しく試合をする方なのだけれど、なんとなくはしゃいだテニスをしてはいけないような気がして、仕方なしに淡々と試合を進める。
 6−3で勝ち。

 3試合目は相手がとって、追いついて、また相手がとって、追いついてという流れでまたしても5−5となり、最後をかろうじてブレイクして6−5で勝ち。

 これでなんとか決勝戦進出の権利をゲットしたのだけれど、今日の進行役のSくんから「よしださん、時間を考えて試合をしましょうね」と言われてしまう。
 そんなこと言ったって、フルゲームにもつれこんでしまうのは僕の責任じゃないぞ。

 決勝戦がまたしても接戦となってしまう。
 常に相手の方が先行するような形ではあるのだけれど、なんとか食らいついていく。
 そして、またしても5−5。
 だけど、最後、先方の男性サーブをくずすことができず、5−6で負けてしまう。
 惜しい。
 もうちょっとで優勝できたのだけれど。
 試合が終わったところで、相手の男性から「勉強になりました」と声をかけられる。
 相手の女性が少しセンター寄りに構えるたびにストレートを抜いたりしたことが勉強になったのだという。

 今日の対戦相手は、男性はみんなそこそこのレベルで、女性はみんなちょっとレベルが下という感じで、あまり差はなかったと思う。
 おそらく、女性の方を攻めればもっと点がとれていただろうけれど、どのペアも男性が女性を露骨に攻めるというようなプレイはしていなかった。
 今日の試合はとっても楽しかったのだけれど、おそらく楽しかった理由のひとつはそんなところにもあるのだろう。

 終わったところでN迫さんがSくんにアドバイスを求めると、「N迫さんはボールを打ったあと、ずっとそのボールを眺めているから、次の準備が遅れてしまうんです。自分の打ったボールをずっと眺めていても仕方ないんですから、早めに次のプレイに備えましょう。」。
 おお、いいことを言うじゃないか。
 時々、当然追いつくだろうと思うボールなのに、振り向くとぜんぜんボールに追いついていないことがあってとっても不思議に思っていたのだけれど、どうやらそれが理由であったみたいだ。
 そして僕に対しては「よしださんは…もっと進行時間の短縮に協力してください。他に言うことはありませんです」。
 たしかに、4試合中3試合をフルゲームまでもつれこませてしまったからなあ。だけど、僕が悪いんじゃないやい。

▼あとでインスピのホームページで今日の試合結果を見たら、F田ママがT岸さんと組んで優勝してるではないか!
 忘年会で娘の世話を人に押しつけたのは、自分が優勝するための体力を残すためだったかあ!
 モモ姫相手にあそこまで体力を消耗していなければ、こっちだって優勝できたかもしれないのに!(涙)

矢崎在美『ぶたぶたは見た』光文社文庫を読了。
 今度は短編集ではなく長編(というより中編)。
 ミステリー仕立てではあるのだけれど、ミステリーとしては弱い。
 でも、いつものぶたぶたワールドを楽しむつもりで読めば十分に満足できる。
 今年は「ぶたぶた」が2冊出たので、それだけで嬉しい。


2011.12.16(金)

高嶋哲夫『震災キャラバン』集英社文庫を読了。
 てっきり、著者が被災地にボランティアで通った体験を描いたノンフィクションだと思い込んで買ったのだけれど、小説だった。どういう意図で書かれた作品であるのか、あとがきも何もないのでよく分からないが、地震や津波を題材にした小説を書いてきた作家として、今回の震災に小説として向き合わざるを得なかったのだろう。
 だが、小説として読むには、いまだ生々しすぎる題材であると感じた。そして、生々しすぎるわりには、作り物めいた印象も受けてしまう。
 いまは小説でよりも、実際に被災地に行っている人の体験談に触れる方が重要であると感じている。ボランティアとして何度も被災地に通っている知人の体験談を読む方が、被災地を身近に感じ、自分も何かしなければという刺激を受け、復興に向かう希望も感じることができているのだから。

▼東浦和でテニススクールの連中が集まっての忘年会。
 久保田が飲み放題ということだったので、これでまた明日の試合もボロボロになるのかと思いつつ久保田を頼むと、2杯目で「すみません。久保田がもうなくなってしまいました」。
 なにが、久保田飲み放題じゃあ!
 A家さんが熱燗を頼むと、かすかに日本酒の香りはするものの、飲んでみると単なるお湯でしかない。
 店員を呼んで「これはなんだ!」と突っ返すと、「すみません。薄めすぎました」。
 お前んとこは、熱燗を薄めて出すんかあ!
 しかもこれ、日本酒をお湯で薄めたんじゃなく、お湯に日本酒をたらしただけだろ!
 飲み放題メニューのモルツも、どう考えても発泡酒の味!
 なんじゃ、この店はあ!
 頼んだ飲み物はなかなか出てこないし!
 暴れるぞお!

 だが、僕が暴れる前に、もっと凶暴な生き物がやってきた。
 そう、F田ママが、娘のモモ姫を連れてやってきたのだ。
 おんとし8歳にならせられますモモ姫は、お店に登場するなり、なんの迷いもなく僕のところにやってきて、肩にまたがって首を絞めてきます。
 おい、製造責任者! いったい家でどういう教育をしてるんだ?
 肩からひきずりおろすと、今度は僕の膝の上に乗ってそこから動こうとしない。
 完全に好かれています。
 若い女の子に好かれるのは嬉しいけれど、ちょいと若すぎるぞ。

 結局、2時間半で予約していたにもかかわらず、3時間半店に居座ったのだけれど、その間ずっとモモ姫の相手をさせられて、飲んだんだか食べたんだかぜんぜんよく分からないままお開きとなってしまった。
 ま、それなりに酔っ払っていたので、けっこう飲んではいたみたいだけどね。
 でも、他の人と、ほとんど話ができなかったぞ(涙)


2011.12.15(木)

森見登美彦『宵山万華鏡』集英社を読了。
 凄いな、このめくるめくイメージの氾濫は。
 ストーリーほったらかしで、幻想的なイメージの世界に遊んでいるかと思いきや、ファンタジーを実行するための学園祭のようなてんやわんやの世界までもが盛り込まれていて、まったく油断ができない。
 読んでいて「うる星やつら ビューティフルドリーマー」を思い出したぞ。

▼2月にさいたま市の優秀選手決定戦に一緒に出ることになっているT須さんから、「1月はダブルス強化月間」という指令が飛んできたので、必死こいてインスピの男子ダブルスオープンに申し込む。
 インスピは毎月15日の夜22時が翌月の大会申し込み開始時間なのだけれど、申し込み時間になると同時にアクセスが殺到して、申し込みページにまったくつながらなくなってしまうのである。
 T須さんは出張先で飲み会というので、念のためにS良さんにもヘルプをお願いしておいた。

 で、相変わらずつながらない。
 Internet Explorerのウィンドウをいくつも開いて、どんどん新しいタブを開いていって申し込もうとするのだけれど、片端からつながらない。ぜんぜん購入画面にたどり着けない。
 「こりゃもうダメ?」とか思った頃に、ようやく購入画面にたどり着くと、なぜかさっきからひたすらアクセスしようとしていた3日分すべてがショッピングカートに入っている。なぜ?
 しかも、そのうちの2日分は数量が2になっている。
 ここで数量2を1に更新しようとすると、絶対にまたつながらなくなってしまうのはさんざん経験済みなので、あとでキャンセルすることにして購入ボタンをクリックする。

 それから、シングルスの中級もしくはオープンを申し込もうと思ったのだけれど、こちらはすでにどれも「在庫切れ」の表示。
 ま、いっか、T須さんから指示された3日間はとれたのだから。

 すると、しばらくしてS良さんから「とれました」と連絡が入る。
 飲み会で申し込みのできないはずのT須さんからも「3日間全部とれました」と連絡が入る。
 ううっ、これじゃ会場に行っても、選手は僕たちしかいないよ。


2011.12.14(水)

▼某テニス仲間から驚愕の事実を教えていただく。
 なんと、僕とT須さんのペアは、2月にあるさいたま市民テニス選手権ベテランの部に参加する資格があるらしいのだ。
 これを初めて聞いた時「いくらなんでも、それはないだろう」と思った。
 だって、秋の大会では初戦が不戦勝で2回戦で負けているから、ひとつも勝ってないんだよ。それで市民選手権への出場資格が得られるわけないでしょう。

 ところが、念のために試合要項の出場資格をチェックしてみると、以下のように書かれているではありませんか。
「@H23年度(春季・秋季)さいたま市民大会ベテランベスト16以上の選手」

 ベスト16かよ!
 秋の男子ダブルス45才の部の参加申し込みは20ペアいたのだけれど、雨で試合が1週間延期になり、延期になった当日も朝から雨が降っていたりしたので、試合会場に現れたのは全部で12ペアだった。ということは、全員が対象者?
 春の男子ダブルス45才の部の参加申し込みも20ペアで、僕とT須さんは初戦を突破しているので、やっぱりベスト16には入っている。
 なるほど、参加資格があるらしい。

 だけど、ちょっと待てよ。
 それ以上の年令の部は、どこを見ても、そもそも参加申し込みが16ペアもいないぞ。
 ということは、参加申し込みをした時点で、市民選手権に出場する資格が自動的に与えられてしまうということなのか?
 いいのか、それで。
 なにか、間違ってないか、僕の理解?

 うっ、ちょ、ちょっと待てよ。
 そうなると、もしかしてシングルスの方の出場資格もあるんじゃないか?
 春の男子シングルス50才の部を見ると、初戦を勝っているのでベスト16に入っているじゃん。
 シングルスの出場資格もあるのか?


2011.12.13(火)

▼ヤフーオークションで落札した本が届く。
『妻の年輪』富田常雄(住吉書店)1100円
 うーん、いまだに富田常雄の未入手本がひょこっと出てきたりするのだからビックリする。初期の少年小説、少女小説以外は、だいたい揃って来ているはずなのだけれど。
d『オラン・ペンデク奇譚』香山滋(岩谷書店)7100円
 このホームページの香山滋コーナーを見たら「未入手」って書いてあったから入札したら、持ってる本だった(涙)
 こんなところをダブらせるか、普通?

山内ジョージ『トキワ荘最後の住人の記録 若きマンガ家たちの青春物語』東京書籍を読了。
 いままでトキワ荘関係の本はいろいろと読んできたけれど、これは当時石森章太郎や赤塚不二夫のアシスタントをしていた方の書いたもの。視点が違うだけで、こうまで新しいエピソードが出てくるのかと、感心させられる。非常に面白い。
 個人的にツボだったのは、他でほとんど言及されることのない関谷ひさしに関するエピソードが出てくること。アシスタントとして、色々なマンガ家のところで仕事をした著者ならではの内容となっている。
 また、よこたとくお、高井研一郎に関する記述も多く、この2人を交えた巻末の座談会も面白い。とりわけ、赤塚不二夫との絡みでのこの2人の業績が興味深い。
 軽く読める本ではあるけれど、なかなかの好企画である。


2011.12.12(月)

▼23〜25日の三連休は家の掃除と嫁さんに言われ、1日ぐらいはテニスがしたいと言ったら「ふだん、家のことはほったらかしでテニスばかりしているのだから、せめて年末の掃除ぐらい手伝ってくれてもいいんじゃないの」と言われてしまう。

 この2年間でテニスをしている時間は随分と減らした。具体的にはおよそ80時間減らしている。
 しかも、土曜日の朝のテニスを金曜日の夜に移動して、週末に家にいる時間も自分では随分増やしたと思っている。

 それに家の掃除だって、11月末から始めてすでに4日間やっているし、今度の日曜日にもやることになっているし、そのうえ3連休もやれば8日間やっていることになる。

 世間一般の夫に比べれば、随分と家のことをやっている方だと思うのだけれど、それでも嫁さんにしてみれば「家のことをほったらかしてテニスばっかりやってる」ということになってしまうらしい。
 ちょっと落ち込んでしまう。


2011.12.11(日)

▼朝、目が覚めると、なにやら頭がズキズキと痛む。
 うわっ、やばい、風邪をひいたぞ!
 最初はそう思ったのだけれど、なんのことはない、二日酔いだ。
 こんなんで試合になるのだろうか?
 ま、いいか。ペアを組むT須さんには、前もって「二日酔いかもしれないよ」とは言ってあったのだし。

 試合会場は春日部エミナースというところ。
 初めて行く会場だ。
 ホームページを見ると、「ホテル春日部エミナース」というホテルに付随しているテニスコートとのこと。

 今日は、男ダブオープンと同時に、ミックスダブルス中級も開催されていて、そこには知り合いのA池さんとS良さんのペアも出ることになっているのだけれど、受付終了時間が近づいてきても姿がない。
 主催者のまっすーさんが「S良さんペアがまだ来てないんですけど」と、僕らのところに聞きにくる。
 どうやら、実に不本意なことに、僕らはS良さんの仲間と認識されてしまっているらしい。
「昨日、忘年会だったから、きっとまだ寝てると思います。まず間違いありません」
 きっぱりと断言する。
 念のためにT須さんが電話を入れると、いま会場についたところとの返事。
 ちっ、間に合ったか。

 コートに辿り着いたところで、A池さんの不満が爆発する。
「信じられますか? 待ち合わせの時間になっても現れないので、メールを入れたらぜんぜん返事がないんですよ。そこで、電話を入れたら、寝てたんですよ!」
 信じられます、信じられます。僕もまったく同じ体験をさせられました(笑)
 T須さんも、大阪でまったく同じ体験をしてきています。
 みんな、まったく同じ被害者なのです。
 同じことを何度も何度も繰り返して、まったく反省していないヤツなんです。

 というようなあれこれがあって、ようやく試合開始。
 初戦の相手は若い兄ちゃんの二人組。
 で、案の定、僕のテニスがボロボロ。
 ぜんぜん思うようなショットが打てない。
 リターンミスを連発するわ、かたはしから前衛のポーチにつかまってしまうわで、どうにもこうにも試合にならない。
 しかも、こういう時に頼りになるはずのT須さんまでが、ヘロヘロではありませんか。
 二人して、まったくいいとこなしの試合で、サクサクっと3−6で負けてしまう。
 完全な自滅試合。

 ここで2試合分の休憩が入るので、コンビニで買ってきたおむすびを食べて、お昼寝。
 ちょっと、しんどい。
 やっぱり、自制心をもって、アルコールの誘惑に勝たなければいけなかったのだなあ。

 2試合目。
 またしても若い二人組が相手。
 さっきより少しはいい試合ができたらいいなあと、とっても謙虚な気持ちで試合に臨む。
 ところが、今度はさっきとうってかわっていいプレイができるではありませんか。
 最初のサービスは無理をせずに丁寧に入れていくことだけを意識して打ったのだけれど、なぜかそれがかたはしからエースになってしまい、あっというまにゲームをとってしまう。
 T須さんも絶好調で、こちらが攻めて甘いボールが返ってくると、どれもこれもきっちりとポイントを決めてくれる。
 しかも、センターに返ってきたボールも、ことごとくT須さんが手を出して決めてくれる。
 初戦で僕がポーチの餌食になっていたのと入れ替わりに、今度は相手がT須さんのポーチの餌食となっている。
 そうなると、僕も丁寧なサービスをする必要もなくなり、ひたすら攻めのサービスを打ちこむ。
 そのリターンが甘くなると、これまたT須さんの餌食。
 完全に僕たちの勝ちパターンの試合となり、6−1で勝ち。

 まっすーさんに試合結果を報告すると、「6−1ですかあ!」と絶句している。「あの相手に6−1ですかあ!」
 聞くと、かなり強い相手だったとのこと。
 今回参加したインスピリッツテニスクラブでは、参加者の試合成績でランキングを発表しているのだけれど、あとで調べてみると、相手の1人はこのランキングの2位の選手だった。
 そうだったのかあ。
 すごいじゃん、おれたち。

 ちなみにこのランキング、現在登録されているのは男子ダブルスで875人。
 875人中の2位の選手に勝ったということなのである。
 さらに、ちなみに言うと、僕がペアを組んでいるT須さんは7位、僕は28位というところに位置している。

 かくして1勝1敗となったのだけれど、なんとこの時点で全ペアが1勝1敗で並んでしまう。
 こうなると、ブロック1位となって決勝戦に進むためには、次の試合に勝たなければいけないのは当然だけれど、次の試合で勝ったとしても、もうひと組2勝1敗になるペアがどこになるかによって、決勝戦には進めないことになってしまう。
 2勝1敗が2組になった時には、直接対決で勝った方が決勝戦に進むことになるのだ。
 つまり、初戦で僕たちが負けたペアが次に勝ってしまうと、僕たちはどうあがいてもブロック1位にはなれないのである。

 で、先にもう片方の試合が始まり、初戦で僕たちに勝ったペアがそこでも勝って、ブロック1位を決めてしまう。
 これで、次の試合に勝ったとしても、もうブロック2位にしかなれない。
 残念。
 だけど、せっかくさっきの試合がいい感じだったのだから、もうひとつ、いい感じのままの試合をしなければ。

 3試合目の相手は、年輩の男性と若者(たぶん学生)のペア。
 試合中に年輩の男性が若者に細かくあれこれとアドバイスを与えていたので、師匠と弟子というような関係なのだろう。
 年輩の男性の方は丁寧なテクニック使いで、若者の方はガッツンガッツン打ってくるタイプ。
 意外だったのは、若者のパワフルなスピードサーブに僕のタイミングがぜんぜん合わなかったということ。いや、速すぎてタイミングが合わないんじゃないんです。速いサーブを打って来ているはずなのに、どうしても僕が待ちきれなくって、タイミングが合わないのだ。なぜだ!!
 でも、それ以外は、僕もT須さんも好調で、あっと言う間に5−2となる。
 しかし、そこで僕に異変が!
 なんと、鼻血が噴き出してきてしまったのである。
 このところ、鼻の血管に傷がついているようで、たびたび鼻血がにじむことがあったのだけれど、この時は噴き出してくるという感じで出てきてしまったのだ。
 ちょっと試合を中断してもらって、ティッシュを鼻に突っ込む。
 ううっ、呼吸が苦しい(涙)
 T須さんはこの時、負けた時の言い訳ができたと思ったらしいのだけれど、5−2でそれはないでしょ!
 ところが、これが原因なのかどうだか、2ゲームを立て続けに落として5−4となる。

 その原因のひとつはT須さんのセカンドサービス(笑)
 2試合目もそうだったのだけれど、勝ちのかかった場面になると、とたんにT須さんのセカンドサービスがびびりサーブになってしまう。
 おかしい。
 いつもはそんなことはないのに。
 一方的に勝ってる試合で、なんでびびるの?
 でも、なんとなく焦りはなかった。
 その次に僕のサービスがあったので、そこで勝てばいいじゃんと、なぜかなんの根拠もないままにそう思っていたのだ。
 そして、予定通りにサービスをキープして6−4で勝ち。
 うーん、毎回こんな感じで勝てれば楽なんだけどなあ。
 試合が終わったところで相手の若者が「スライスサーブに負けました」と言ってくれた。
 自分としては、いまいち納得のいかないスライスサーブだったのだけれどね。

 結局、2勝1敗でブロック2位。残念ながら決勝戦に進むことはできなかったのでした。

▼いつもはT須さんに車を出してもらっていたのだけれど、今日は夕方から大宮で飲み会があるということなので、僕が車を出していた。
 適当な駅で降ろしてくれと言うので、東岩槻駅というところでT須さんをおろす。
 そして、駅に行く途中で見かけた古本屋へUターン(笑)
 この古本屋、以前に何回か寄ったことがあるのだけれど、そのたびに何かした買う本があったお店なのだ。
 そして、今回も買う本はあり。
『復讐する』A・L・ドミニック(番町書房イフノベルス)200円
d『最後のチャンス』T・L・コンウェイ(番町書房イフノベルス)200円
d『拳狭黄飛鴻 満州篇』東城太郎(中央公論新社)250円

 くっ、買う本あったと思ったら、2冊もダブリだよ。『拳狭黄飛鴻』で持ってないのは3巻の「広東篇」だよ!


2011.12.10(土)

▼今日は玄関まわりの大掃除。
 玄関に置いてある使わなくなった息子のテニスラケットなどを庭の物置に持っていくが、物置に突っ込むスペースがないので、今度は物置の中の不用品を処分する作業にとりかかることに。
 なんとかスペースを作って、テニスラケットなどを突っ込むが、ここに突っ込んだ以上、二度と使うことはないのだろう。

 玄関を片づけて、徹底的に雑巾できれいにする。
 それが済むと、今度はドアの外側。
 ホースで水をバシャバシャかけながら壁面をデッキブラシでゴシゴシとこすっていく。
 門の外までひと通りきれいにして、本日の大掃除は終了。

▼さいたま市Bクラス優秀選手決定戦に申し込むために、浦和市にあるプロショップセゾンというテニスショップまで行ってきた(テニスショップが市の大会の受付をやってくれているのだ)。

 行ったことのないお店だったので、グーグルマップで調べた地図をプリントアウトして持っていき、クルマをコインパーキングに突っ込んでグーグルマップが「ここだよ」と教えてくれているあたりを歩き回ったのだけれど、どういうわけかどこにもお店がない。
 おかしい。
 あたらめてさいたま市テニス協会ホームページに掲載されている住所をチェックしてみる。
「さいたま市浦和区仲町19-2 プロショップセゾン」
 グーグルマップに入力した住所に間違いないのだけれど、歩き回っているあたりに表示されている住所は「浦和区仲町1丁目」で、どこにも「浦和区仲町19丁目」なんてないぞ。

 いったんクルマに戻って、地図をチェックしてみる。
 あれ?
 地図のどこにも「浦和区仲町19丁目」なんてないじゃん。
 ???
 念のためにカーナビで調べてみると、やっぱり「浦和区仲町19丁目」なんて住所は存在しない。
 おいおい、いったいどういうことなんだよ。

 もう一度さいたま市テニス協会ホームページに掲載されている情報をチェックしてみて、お店の電話番号をカーナビに入れてみる。
 すると、まったく違う場所だというではありませんか。
 線路をはさんだ駅の反対側だぞ。
 しかも、カーナビに表示された住所は「浦和区東仲町19−2」。
 微妙に住所が違うぞ。

 念のためにお店に電話を入れて住所を確認してみると、やっぱり「東仲町19−2」だった。
 さいたま市テニス協会、申込先の住所を間違えてるぞお!!
 「仲町」じゃなくて「東仲町」だぞお!

 なんとか、無事にお店に辿り着くことができて、エントリー終了。
 試合は来年の2月。
 これはかなりレベルの高い大会になるのだけれど、どこまで頑張ることができるかなあ。

▼夕方から浦和にてチーム弁慶の忘年会。
 翌日にT須さんと草トーナメントに出場する予定になっているので、一次会だけで帰るぞと、堅く堅く誓っていて、意思の強い僕はちゃんと一次会のみできっぱりと帰ったのだけれど、飲み過ぎないぞと誓わなかったのは失敗だったかもしれない。
 一次会だけだったというのに、かなり飲み過ぎてしまったのだ。

 だって、生ビールの後で日本酒に切り替えて〆張鶴を頼んだら、何人かが一緒に飲むからというので、そのまま一升瓶ごとドーンと渡されてしまったのだよ。
 いくら飲み放題だからといって、そこまでサービスしなくたっていいのに。
 仕方ないから、その一升瓶を抱き抱えたまま、遠慮なくぐいぐいと飲んじゃうじゃありませんか。
 でもって、〆張鶴を空けた後、「じゃあ、次は黒龍をください」と頼んだら、店長が泣きそうな表情をしながら「ちくしょー、これもそっちに置いといていいぞお!」って一升瓶ごとこちらに寄越してくる。
 おかげで、一次会だけで帰ったにもかかわらず、ぐでんぐでんになっちまったのだ。

 やばい!


2011.12.9(金)

▼会社で3000枚の紙を三つ折りにして封入するという作業をやることに。
 ホントはパートさんにお願いしていた作業なんだけど、いつの間にかそのパートさん、他の社員の作業に奪われていて、ぜんぜん作業が進んでなかったのだ(ううっ、社内の力関係をきっちり把握しているパートさんて嫌いさ)。
 仕方なく自分でやったのだけれど…、3000枚の紙を三つ折りにするって、ほとんど賽の河原で石を積んでいるようなもので、ぜんぜん終わらない。
 しかも、だんだんと腕から肩にかけてしんどくなっていくし、紙の端でスパッと切った細かい傷が指やら手のひらやらに増えていくし…(涙)

 でも、これを終わらせないとテニスのレッスンに出られないので、むちゃくちゃ気合いをいれて作業をやったのですよ。
 そして、なんとかパワー全開で時間までに作業を終えたけれど、終わった頃には手首は痛いし、肩は凝っているし、なによりヘロヘロになっていて、テニスをする気分じゃなくなってしまう。
 でも、速攻で帰宅してスクールに行ったけどね。

▼スクールについて、まずはガットの張り替えをお願いしておいたラケットを受け取る。
 このところ継続的に使っているソリンコ・ツアーバイトというガットではあるのだけれど、今回は太さを一気に1.15mmまで落としてみた。通常は1.25mmなのだけれど、細いガットを試してみたかったのである。
 細いガットは切れやすいと聞くのだけれど、どのくらい切れやすいのか?
 また、細いガットは反発力がいいと聞くのだけれど、実際にどんな感触なのか?
 とにかく自分で試して納得してみないと気が済まないのですね。

 ラケットを受け取ると、受付のお姉さんがコーチに声をかける。
「よしださんのラケット、今日ガット張ったばかりなんだけど、1.15mmなんだって。今日のレッスンで切ってあげてね」
 おい、おい。そんなあっさり切られてたまりますかって。

 早めにコートに行って、同じクラスのT橋さんを相手にラリー。
 うん、なかなかいい感触です。
 まず違うのは、ラケットを振った時の感触。
 なんだか、ラケットが軽く感じられる。
 細いガットにすることで、空気抵抗が少なくなると、こんな感触になるのだろうか。

 そして、打った瞬間の打感も違う。
 いつもならもっとガッツンと重い衝撃が腕から肩にのしかかってくるのだけれど、それがあまり感じられない。
 反発力がいいので、ガッという衝撃とともにボールがはじかれてしまって、ツンがないって感じなのかなあ。
 重い衝撃がないと、いささか物足りないような印象も受けてしまうのだけれど、球威にはあまり関係がないのかな。

 思いっ切り低いコースに打つと、「あ、ネットにひっかけたかな?」と思うようなボールが、意外とネットを越えてくれる。いつもよりも、ボールに伸びがあるみたいだ。
 それでいて、ドライブ回転もきちっとかかっていて、ストンと落ちてくれる。
 ただ、いつもと同じ感覚で深いボールを打っているつもりなのに、ガツンと打ち込むと予想外に短いボールになってしまうことが多いのはなぜなのだろう。
 このあたりは、もう少し慣れることで調整しないといけないのだろうか。

 これで2ヶ月もてば、ポリガットとしては充分問題なしといったところだろう。
 ただし、今日はハードな仕事のおかげで、腕はヘロヘロだし、しかも思いっ切り打つたびに手首が痛くて痛くてたまらないという状況だったので、しっかりとした評価はまた今度ということにしておいた方がいいだろう。

 ところで、バックハンドがむちゃくちゃヘタクソなのだけれど、しばらく前に、ほんのちょっとしたきっかけで、バックハンドがいっきによくなってきた。
 今日もレッスンの最後にコーチを入れてのダブルスゲームをやったのだけれど、そのコーチを相手にバックハンドでのストレート抜きを見事に決めることができたのだ!!
 いやあ、あんなきれいなバックハンドでのストレート抜き、生まれて初めてかもしれない。
 気持ちよかったなあ。

ディヴィッド・ゴードン『二流小説家』早川書房を読了。
 通俗なハードボイルド、SF、ヴァンパイア小説を書いている主人公のもとに、死刑の近づいた連続殺人鬼から告白本の執筆が持ちかけられ、そこから始まるグロテスクな事件を描くミステリー。
 なるほど、話題になるだけあってかなり面白かった。
 が、事件の真相にはそれほど衝撃をうけなかったし、「手がかりはすべて揃っている」と言われても「え、そうだったの?」としか思わなかった。
 また、解決したあとがグダグダと長いのも不満。もっとすっきりと終えてくれてもいいのに。


2011.12.8(木)

畠中恵『つくもがみ貸します』角川文庫を読了。
 毎晩、風呂場に持ち込んで浴槽に浸かりながら読んだ。そこそこ面白く、かといって続きが気になって読むのをとめられないというほどではないので、風呂場で読むのに実に手頃な1冊だった。


2011.12.4(日)

▼今日は洗面所まわりの大掃除。
 洗濯機を動かして徹底的に磨き上げる。
 しかし、どうして洗面所にこれほどまでにたくさんの物があるのか?
 どうせとっておいても使わないものばかりだと思うので、かたはしからひっぱりだして「いらないものは捨てて」と嫁さんに言っておいたのだけれど、あとで気がつくとほとんどの物が洗面所に戻されていた(涙)

▼T須さんから招集がかかって、夕方からスクールの「お楽しみテニス大会」に参加してきた。
 日曜日の夜の「お楽しみ」は、いつも参加者が少ないと聞いていたのであまり行ったことがないのだけれど、今夜はT須さんがあちこちに声をかけたので、男性8人、女性4人が集まった。

 T須さんと固定ペアで4ゲーム先取の男ダブをやったのだけれど、2試合辛勝したところでT須さんがすっごく嬉しそうな表情で、言ったセリフがこれ。
「ほんと、よしださん、練習だと弱いよね」
 ううっ、言い返せない(涙)
 だけど、これが実力なんだから仕方ないじゃないか。
 試合の時だって、たいていこんなもんだよ。
 こんなもんだけど、T須さんが活躍して勝ってるだけなんだよ。

 3時間やって、最終的な結果は5勝1敗1分け(1分けは2-2で時間切れだったため)。
 T須さんのスーパーショットが何度も炸裂してたなあ。


2011.12.3(土)

▼トイレなどの網戸をはずしてきて玄関先で洗う。手が冷たい。
 次いで、先週切った柿の木の枝を、鉈を叩きつけて細かくする作業に専念する。これがけっこうしんどい作業で、腕が痛くなる。

 さらには、庭に積もっている柿の落葉をかき集めてゴミ袋に入れてくれと頼まれる。
 これが意外と大変な作業で、なんと大きなゴミ袋ひとつがいっぱいになってしまう。
 湿った場所に積もっている葉っぱをかき集める作業をしていると、ナメクジをつかんでしまったりして、けっこう気色が悪い。
 かがみ込む作業が続き、腰も痛くなる。


2011.12.2(金)

リチャード・マシスン『リアル・スティール』角川文庫を読了。
 映画化されたために、この表題作を含むマシスンの短編集が短期間に3冊も出てしまったことになる。さすがにもう、抜け殻のような短編集にしかならないのではと思っていたのだけれど、意外と面白い作品集となっていた。
 ただし、今回初収録になった作品がどれなのか、解説で触れられていなかったのは残念。できれば、そうした書誌的な情報も欲しかった。

▼今日はネットのテニス仲間での忘年会。
 スタート時間が20時からなので、ちょいと時間が余るなあと思っていたら、「0次会をやりたい」という声が何人かからあがってきた。
 じゃあ、忘年会会場に近いゴールデン街で0次会をやりましょうかってんで、「深夜プラス1」をちょいと早めに開けてもらうことにする(ありがとう、吉田くん)。

 待ち合わせをした紀伊國屋書店に登場したのはY川さん、A池さん、A部さんの3人。
 A部さんは、文庫の「深夜プラス1」を購入している。えらいっ!
 僕はサイン本という理由で『震災キャラバン』高嶋哲夫(集英社文庫)を購入。

▼4人で「深夜プラス1」へ。
 早く開けてくれたお礼に、伊勢丹で買ってきた差し入れのチーズをカウンターに入っている吉田くんに渡す。
 他の3人は店内をキョロキョロ。
 さすがに、こういうお店はそうそうないもんなあ。
 ここで、Y川さんが実はミリタリーマニアであるということが判明。
 店内の壁にかかっているモデルガンとか、天井から下がっている戦闘機のプラモデルに敏感に反応してしまったのだ。
 テニスをやっているだけだと知らないままになってしまう、いろいろな一面があるんだよね、みんな。
 遅れてH木さんも登場。
 かつて店に来たことのあるハリウッド映画人の話などで盛り上がる。この店は、けっこう面白いエピソードの吹きだまりだからなあ。

 僕のボトルがほとんど空になっていたので1本入れたのだけれど、短時間のうちにそれをほとんど空にして本ちゃんの忘年会スタートの時間となり、店を出る。

▼忘年会は「わたみん家/新宿靖国通り店」。ゴールデン街の目と鼻の先だ。
 集まったのはネットでお馴染みのメンバーなのだけれど、いつも一緒にテニスをやっているメンバーもいれば、今日初めて会うメンバーもいたりする。初めてでも、お互いにテニスをやっているというだけで仲良く話ができるのがテニスのいいところ(テニスに限らないけどね)。
 3時間、めいっぱい楽しんでお開き。
 さすがにこの時間では2次会はありえないので、さっさと駅に向かったのだけれど、何人かはさらに2次会に行って朝まで飲んでいたらしい(ずっと寝ていた人もいたらしいけれど)。