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ベースとは?
ベースとは楽器の名前で、エレキベースの事を指して言う事があります。エレキベースというのは、すごく低音の出るエレキギターと言ってもいいでしょう。一般的には弦が4本で、エレキギターに比べてすごく太い弦(1ミリ〜3ミリくらい)が張ってあります。無理すれば和音も出せますが、普通は一回に一つの音を弾きます。ベースギターと呼ぶ事もあります。
音楽グループのメンバーには、だいたいベースを担当する人がいます。バンドのメンバーはボーカル(歌を担当)、ギター(これも本当はエレキギターという楽器を弾いている事が多いです)、そしてベース、ドラム、キーボードといった感じです。
ベースを弾くメンバーがステージに立つ時には、観客席から見て左側にいることが多いです。今度、音楽番組でバンドが出た時に、歌っている人の左側で楽器を弾いている人を、良く観察してみて下さい。エレキギターみたいだけど、何か違う、と思ったら、その人が弾いているのが恐らくベースです。三角の小さくて薄い板”ピック”を持って弾いたり、指で弾く事もあります。GLAYのJIROさんとか、最近では”はなわ”さんが弾いているのがまさにベースですね!
エレキベースは、ウッドベースという大きいアコースティック楽器を電気的に音が出るようにして、持ち運びが便利になるように作られた物です。
ウッドベースはコントラバスとも呼ばれるクラシックの楽器ですが、ジャズ、ロカビリーや初期のロックンロール、例えばエルビスプレスリーなどでも使われています。かっこよくエルビスが踊りながら歌っている後ろで、大きいウッドベースにもたれかかるように弾いているメンバーを目にする事があるかもしれません。ギターはいろいろ動けるのにウッドベースだとそうはいかないので、電気的なベースを作ったわけです。大きな木製のボディーで音を響かせるかわりに、電気的に音を大きくして伝えるという仕組みです。
そして、エレキベースが出てくると、その取扱いの簡単さからまたたくまに普及して、現在の音楽シーンでは欠かせない楽器になっていった、というわけです。
もっとも、エレキベースは弦が太いため、指の力がある程度ついていないと、最初はしっかりした音が出ないかも知れません。しかし女性だけのバンドもあるように、慣れてくれば誰でも弾きこなす事ができるでしょう。ただし、弦が4本しかないからといって、簡単だ、という事ではありません。次に書くように、ベースには音楽的に重要な役割があり、ベースの上達には、音楽的な感性を磨く事が求められるからです。
では、あの低音しか出ないベースは、音楽的にどんな役割をはたしているのでしょうか?あまり目立たないと思われがちですが、実は重要な役割が2つもあります。まず一つは、コ−ド感をはっきりさせるという役割です。ベースの音は、ある曲の、ある瞬間の音の中では、ドラムの音を除けば一番低い事が多いです。そのため、ベースの音がその瞬間の曲の和音を決めていく、つまり曲の雰囲気(これがコード感です)を支配することが多いのです。
もう一つは、リズムを刻むという働きです。ベースが低い音でボン、ボン、ボン、ボン、と音を出しているというのは、ドラムとともに曲のテンポをはっきりさせる働きがあるのです。CDなどで、お気に入りの歌を、一番低いベースの音に注意しながら聞いてみて下さい。普段、何気なく聞いている曲のもっとも深い所で、ベースの音色がその曲を支えているという感じが、次第に分かってくることと思います。
このように、ベースというのは、ある曲の中で和音を決め、かつ、リズムも決めてしまうという、たいへん根幹的な役割を果たすわけです。ですから音楽的にも重要なポジションで、そのバンドの音楽的なリーダーが担当していることも多いです。ビートルズのポールマッカートニーもベースです。また、現在も最前線で活躍していますが、伝説的なロックバンド「キャロル」のメンバーであった矢沢永吉も、ベースとボーカルを担当していました。ベースとは、シンプルだけど奥の深い楽器だと言うことができるでしょう。
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