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エアブラシという道具を使い、霧ふきのように塗料を吹きつけて塗装する塗装法があります。エアブラシは、ハンドピースと表記されている場合もあります。
エアブラシによる塗装は、イラストやデザインで用いられるようになった技法ですが、広い面の塗装から精密な塗装まで、筆塗りでは得られないような仕上がりが可能である事から、最近ではプラモデルの塗装にも良く使われています。どの種類のプラモデル用塗料でも、適当な濃度に薄めてからエアブラシで塗装することができます。ただし、乾燥が早い塗料の方が、エアブラシ塗装には適していると思います。
エアブラシは、塗料を吹きつけるという意味では缶スプレーと似ていますが、自分で混ぜ合わせた色の塗料でも自由に使える事や、吹きつける強さや面積を変えながら柔軟に塗装できる事などの利点があります。多数の部品を素早く、一定の仕上がりで塗装したり、自動車のボディーを好きな色でツヤありに塗装したり、あるいは飛行機や戦車の迷彩塗装などにも使えます。
一方で、道具を入手する必要があること、用具の手入れが必要な事、作業場所の確保やマスクなどの防護や、換気が必要(これは缶スプレーでもそうですが)であることなど、考慮しなければならない点があります。
エアブラシを使う塗装では、塗料を噴射するために、高圧の空気あるいはガスをエアブラシ本体に送り込む必要があります。その供給の方法には2通りがあり、圧縮ガスが入ったエアー缶をエアブラシ本体につないで作業するやり方と、機械の力で高圧の空気を吐き出す”コンプレッサー”という装置をエアブラシ本体につないで作業するやり方があります。
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■エアブラシ(ハンドピース)←接続ホース←エアー缶
タミヤやGSIクレオスには、入門用エアブラシとエアー缶、接続ホースがセットになったものが何タイプかあります。もちろんエアー缶は別売もされています。
コンプレッサーを使うよりも経済的ですが、長い目で見るとそうとも言えません。エアーは、塗料を吹きつける時ばかりではなく、エアブラシの清掃作業にも使うため、思ったよりも早くエアー缶を使い切ってしまうからです。
また、エアー缶からエアーを長く噴出していると缶が冷えて噴き出す力が弱まるので、一定時間エアーを出したあとは休まなければなりません。たくさんエアー缶を使うのなら、次のように、コンプレッサーを使ったシステムを検討しても良いでしょう。
■エアブラシ(ハンドピース)←接続ホース←コンプレッサー
エアブラシを使いこなして極めたいと思うなら、コンプレッサーを使ったシステムの方が経済的で、使いやすい場合もあります。多くのコンプレッサーはかなりの連続運転が可能なので、エアー缶のように残量を気にせず、自由に作業ができます。タミヤやGSIクレオスから、模型用のコンプレッサーが発売されています。また、デザイン用の高性能コンプレッサーを使用するシステムもあります。コンプレッサーの機種によっては、別売のレギュレーターという装置(空気中の水分を除去したり、空気圧を調整する)をつける必要がある場合もあります。エアブラシ本体は、本格的なタイプが、タミヤやGSIクレオスなどから発売されています。
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エアブラシ本体について
エアブラシ本体は、エアー缶につないでも、あるいはコンプレッサーにつないでも使えるものが多いです。本格的なタイプが、タミヤやGSIクレオスなどから発売されていますし、知識があればデザイン用のエアブラシを流用することもできるでしょう。ホースを接続するネジの部分の口径には何種類かの規格があるようですが、GSIクレオスのカタログなどを見ると、変換するパーツもあるようです。
エアブラシの機構には、シングルアクションやダブルアクションなどがあります。手もとで空気の量だけを調節するのがシングルアクションで、手もとで塗料の量と空気の量を調節できるのがダブルアクションです。最近では、引き金を引くと塗料が出る、トリガータイプのエアブラシもあります。 塗料を噴出するノズルの口径は0.3ミリというのが、プラモデル用では標準的なタイプだと思います。
写真は、管理人が愛用している タミヤ スプレーワーク HG エアーブラシです。ノズル口径0.3ミリ、ダブルアクションタイプで、模型用としては標準的なエアブラシでしょう。下のネジの部分に、コンプレッサーからのホースをつなぎ、左上のフタつきの容器に塗料を入れます。ボタンを押す程度によってエアーの量を調節し、そのままボタンを後ろ(写真右方向)に引くと、左端のノズルから塗料が噴き出してきます。数年間使っていますが故障もなく、分解清掃もでき、しっかりとした作りです。タミヤ製のコンプレッサーにつなぐこともできますし、他のメーカーのコンプレッサーやエアー缶用ホースを接続するための、ジョイントパーツという金具も入っていました。
最近のエアブラシの動向として、”エアテックス”というメーカーの進出が著しく、 コラーニ、というかっこいいエアブラシが出ているようです。また、シンナーに侵されにくいテフロン製ニードルパッキンを使用した、 模型関連グッズ専門メーカー”ウェーブ”製のエアブラシも気になります。エアブラシの形状も、引き金を引くような トリガー式など、最近になって新しい操作性の物が出始めていますので、いろいろと調べてみるのも良いでしょう。おそらく今流行のネイルアートなどからの需要も後押ししているのではないでしょうか。数年前に比べれば、エアブラシの存在もかなり認知されてきたようで、自分にピッタリで長く使えるエアブラシが必ず見つかると思います。
コンプレッサーを選ぶ時の注意点について
模型メーカー、デザインメーカーにかかわらず、コンプレッサーには振動、騒音が大きいものがありますので、良く研究してから選ぶのが良いでしょう。特に夜間の作業を考えている場合は、できるだけ実際の駆動音についての情報を得るべきだと思います。
最近では、GSIクレオスのMr.リニアコンプレッサーL5 を中心にしたシステムの評判が良いようです。エアブラシ本体とコンプレッサーのセットで、購入すればすぐ使えるパッケージで販売されている場合もありますので、そういう所を参考にするのもよいでしょう。また、模型雑誌などでたまに特集される、エアブラシについての記事や、プラモデルの作り方の本などを参考にするのもよいと思います。できるだけ情報を得て、ジックリ検討しましょう。以下のネットショップでは、エアブラシ関係の工具が入手できます。
【楽天市場】ホビープラザ ビッグマン … 資材・工具のコーナー
【楽天市場】プラプラプ … エアブラシのコーナー
【楽天市場】DONEUNYO(ドニューニョ) … エアブラシ・コンプレッサーのコーナー
【楽天市場】ビージェイ … 工具>エアブラシ関連のコーナー
Yahoo!ショッピング-タミヤ … エアーブラシシステムのコーナー
塗装用のマスクセットについて
エアブラシ塗装では、有害な霧が発生しますので、塗装用マスクを使用するべきでしょう。シンナー成分から身体を守り、かつ、粉塵もストップできるフィルターつきマスクとして、管理人も愛用している 塗装用マスクセットG−7型などがあります。
塗装ブースについて
最近では、模型メーカーから塗装ブースも発表されています。塗装ブースとは、エアブラシによる塗料の霧を吸い込んでフィルターで吸着する換気扇のようなもので、例えば、「タミヤ スプレーワークペインティングブース」( Yahoo!ショッピングータミヤ/ ホビープラザ ビッグマン/ プラプラプ/ ビージェイ/ T.J GrosNet)や、「クレオス Mrホビー スーパーブース」(ネット書店アマゾン/ ホビープラザ ビッグマン/ プラプラプ/ ビージェイ)、「ウェーブ スーパー塗装ブース」( プラプラプ/ ビージェイ)、などがあります。
このような塗装ブースを使用すると、室内での快適な塗装作業も可能になってきますので、検討するのも良いでしょう。
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