| 姿形書換字 (6) |
肉 4
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「服」の姿形書換字。旁の「又」の部分が「く」と変わっている。この様な書き換えは日本でも,呉服店の看板などで用例を目にする。 同様の書き換えは「報」や「取」などの字にも見られるが,いずれも「く」の様に折れ曲がった字形であって,左の『今昔文字鏡』@084512の様な字形は見かけない。 撮影:1999年5月,台湾・台北市中正区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:084512 | ||
肉 5
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「能」の中古字の姿形書換字。右半分が「も」に近い形に換わっている。 中古字では右半分を「 」と書くが,それを簡略化している様に見える。写真は,事務機器の販売店の看板。昆明でも類似の例が見られた。 左の『今昔文字鏡』@029455も別の姿形書換字。 撮影:2000年10月,広東省東莞市 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
肉 6
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「脇」の姿形書換字。旁の「力」が3つとも「刀」に換わっている。同様の例は同字の「脅」の他,「茘」にも見られる。 写真は,タバコ店の看板に書かれた屋号。この字は2000年1月に制定されたJIS第3・第4水準に含まれている。 撮影:2000年1月,大阪市西成区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:079150 | ||
肉 7
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「脂」の姿形書換字。旁の「ヒ」の部分が「上」と書き換えられている。 同様の書き換えは,「旨」、「詣」、「指」、「稽」などの字でも見られる。 写真は,酢の看板の一部。「延緩衰老 調節血〜」と効用を書いている。 撮影:1999年10月,天津市 |
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Unicode:未収録 文字鏡:059852 | ||
肉 8
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「脩」の姿形書換字。左端の「イ」が「彳」となっている他,「攵」が「文」に換わっている。 写真は,大阪天満宮内にある石柱で,明治16年に寄進されたもの。「道修町(どしょうまち)御湯講」と彫られている。「町」も「丁」が途中で折れ曲がっており,『今昔文字鏡』などに未収録の字。 左の『今昔文字鏡』@029535は基本的な字体。 撮影:2001年5月,大阪市北区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
舟 5
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「船」の姿形書換字。旁の「 」の「八」が「ソ」の様に書き換えられている。書き換えられた「 」は,一般的に「召」の姿形書換字として,旁に使われる事の方が圧倒的に多い。写真は洋菓子店の看板。「餅店」と書いても‘ケーキ屋’という広東語である。「金」も姿形書換字か。 撮影:2001年5月,香港特別行政区尖油旺区・尖東 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
舟 7
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「艇」の姿形書換字。旁の「廷」の「壬」が「手」に書き換えられている。同様の書き換えは「廷」や「庭」でも見られる。 写真は広東料理店の案内板。「茘灣艇仔粥」は,するめやピーナツを煮込んだ粥で,海上を小舟で売って回った事から「艇仔粥」と呼ばれる。 撮影:2001年5月,香港特別行政区東区・北角 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
艸 5
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「第」の意符書換字「 」の姿形書換字。草冠の形が,「前」の上部の様になっている。「花」、「葉」、「草」など,多くの草冠の字に見られる。写真は,塩官鎮で民国15年(1926年)に掘られた第二井戸を説明する,当時の石板。 左記の『今昔文字鏡』@056141は標準的な字体。 撮影:2000年9月,浙江省海寧市 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
艸 5
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これも「第」の意符書換字「 」の姿形書換字。草冠の形が,「 」となっている。写真は,世界文化遺産に指定されている,海印寺の八万大蔵経の版木の側面に彫られた題と巻数。城一切経音義の第二十二巻の部分。 左の『今昔文字鏡』@030773は草冠の字体が異なる字。 撮影:2003年12月,韓国・慶尚南道陜川郡 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
艸 7
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「葉」の姿形書換字。草冠の形も違うが,「世」の部分が「丗」の様に書き換えられ,かつ,下の「木」の縦棒と一体化して,「棄」の下部と同じ字形になっている。 写真は,川崎駅東口側にある寿司屋のテント看板。西口通りにある同名の弁当屋でも同様の字が見られる。 左記の『今昔文字鏡』@050411は標準的な字体。 撮影:2000年7月,神奈川県川崎市川崎区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
艸 9
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「蒙」の姿形書換字。下側を「衆」の下部に近い形に書き換えている。草冠の字体も前出の「第」の意符書換字の姿形書換字と同じようになっている。 写真はちゃんこ料理の店の看板。相撲文字風の書体となっている。 左記の『今昔文字鏡』@031555は標準的な字体。 撮影:1999年7月,大阪市淀川区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
艸 9
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「營」の姿形書換字。「火火」を草冠の様に書き換えている。 正しい簡体字は「 」であり,「口」と「口」の間には何も書かないが,この例では「ノ」が書かれている。「国営免税商場」と書いてあり,主に輸入品を販売する華僑、外国人、帰国者向けの免税店。 左記の『今昔文字鏡』@084517は草冠が異なる同字。 撮影:1999年7月,福建省厦門市 |
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Unicode:未収録 文字鏡:084517 | ||
艸 9
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「萬」の姿形書換字。「 」の部分が「山」に書き換えられていて,
「萬両」の合字の様にも見える。この他,ここを「ム」と書く字体もある。写真は中国料理店の行灯看板。 左記の『今昔文字鏡』@055587はJIS第二水準字の字体。 撮影:2001年7月,東京都台東区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
艸 11
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「華」の本字の姿形書換字。縦に長い線が下まで1画で書かれている。草冠は6画の古い字体。 写真は,韓国の江華歴史館入り口に付けられた銘。 撮影:1999年12月,韓国・京畿道江華郡 |
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Unicode:未収録 文字鏡:084520 | ||
艸 12
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「藏」の姿形書換字。中の「臣」が「 」の様に書き換えられている他,左端の「 」が「ニ」あるいは「ン」の様に書き換えられている。写真は,三宮繁盛地蔵尊の名前を記した提灯。「尊」は中古字。 左記の『今昔文字鏡』@058125も別の姿形書換字。 撮影:2000年8月,兵庫県神戸市中央区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
艸 12
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「藝」の姿形書換字。「 」が「王」の横線が1本多い形に変わり,「丸」が「几」に変わっている。李圃編の『異体字字典』は,『史晨碑』を出典にこの字を載せている。写真は,陶芸の店。店内で制作が行われていた。「陶」は1画少ない減画略字。 撮影:2000年9月,浙江省蕭山市 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
艸 13
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「舊」の姿形書換字。「臼」が「皿」に変わっている。 『中華字海』は,草冠の形が違う字を,斉の『高睿修寺碑』の例を挙げて,「奮」に同じとしている。しかし,この写真の例では,「奮」では意味が通らず,ポルトガル語で「ANTIQUARIO」(古美術商)と併記してある事から,「古い家具」という意味の「舊 ![]() 」と書いてある事が確認できる。撮影:1999年9月,澳門特別行政区聖安多尼堂区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:084521 | ||
艸 14
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「薔」の姿形書換字。草冠が「前」の上部の様に換わっている他,「回」の内側が梯子の様に換わっている。 写真は,美容室の看板の例。「女子専業美容」という表記が見える。 撮影:1999年10月,上海市徐匯区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:084523 | ||
艸 15
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「蘇」の「魚」の下部を「大」に替えた姿形書換字。同様の書き換えは,「魚」と「禾」を左右で入れ替えた同字にも見られる。 写真は定食と喫茶の店のネオンサイン。「蘇」は「蘇州」,「錫」は「無錫」を表し,店名の「南京小廚」と合わせて江蘇省の料理を売り物にしている。四川担担麺という表示に「麺」の姿形書換字も見える。 撮影:1999年9月,香港特別行政区油尖旺区・尖東 |
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Unicode:未収録 文字鏡:084525 | ||
虍 2
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「虎」の姿形書換字。「虍」の「七」が「土」と作られている。この他,さらに上端の「ト」を「T」と作り,横線が4本ならぶ例もある。 写真は,銀座の「とら」を屋号とする和菓子店の正面のガラスに描かれた商標。 左の『今昔文字鏡』@032675は常用漢字の字体。 撮影:2001年7月,東京都中央区 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
虍 5
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「處」の姿形書換字。写真は南普陀寺入り口の対聯の一部で,「處處圓」と書かれているが,後の字には「 」の異体字が使われている。上の字の旁は簡体字の「 」で,冠の形も違い,『今昔文字鏡』には未収録。撮影:1999年6月,福建省厦門市 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
虍 10
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「盧」の姿形書換字。「虍」を写真の様に古字に基づいて「雨」に近い形に作る例は,「慮」、「處」、「廬」、「濾」、「爐」など,他の「虍」部の字にも見られる。 撮影:1998年10月,広東省潮州市 |
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Unicode:未収録 文字鏡:084568 | ||
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虫 13 觧 虫 |
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‘蟹’の姿形書換字。部品の「解」を姿形書換字「觧」で書いている。これは中国の他都市でも見られる俗字。 写真は福州のホテルの生け簀の表示で,「中毛〜」は,中サイズのチュウゴクモクズガニを意味する。上海ガニと同じ品種だが,福州では「毛蟹」と呼んでいる。 撮影:2000年1月,福建省福州市 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 | ||
行 7
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‘術’の姿形書換字。真ん中の「朮」の「儿」の部分が曲がりすぎたのか,「求」に変わっている。 写真は美術品販売店の看板。「東洋 西洋 新古美術」と書かれている。岡山駅周辺の美術品店の半分近くの店でこの字が見られ,東京、大阪、倉敷にも用例があったので,かなり広く使われている字体と言える。 左の『今昔文字鏡』@034046は基本的な字体。 撮影:2002年9月,岡山県岡山市 |
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Unicode:未収録 文字鏡:未収録 |