GDW世界には、独自のエネルギー法則を制御する独自の技術体系がある。
概ね消費者以上の生命種族は、何らかの文明を保有しているわけであるが、
中でも開発者以上の種族は宇宙空間を活動の舞台とするために、
エーテルエネルギーやエーテルエネルギーが変化した様々な現象を解析し、
文字通り“時空を超える”概念として理解し、活用しているのだ。
このページでは、そんなGDW世界における基礎的なエネルギー制御と、
そこから発展した高度なテクノロジーの概念について、解説する。
| 波動出力と属性制御 |
| 霊力と魔力 |
| 超因子と超物質 |
| 時空を超えるテクノロジー |
★★★ 波動出力と属性制御 ★★★
GDW世界におけるあらゆる存在(物質や生命など個として確立したものの総称)は、
何らかのエネルギーを生成、また消費しながら活動しており、
GDW文明社会では、このエネルギーを観測し、社会の発展に役立てる概念が存在している。
消費者レベル(現実の人類とほぼ同じ水準)においては、それは発電機などの技術を含み、
文明種族が技術保有種族であるがゆえの特徴の1つとなっているわけであるが、
開発者以上の種族においては、更に高度に発展した概念が存在するのだ。
GDWにおいて、存在が生成するエネルギーを観測し、評価する代表的な概念が波動出力である。
それは生命においては筋力、機械においてはエンジン出力など、基礎となるパワーを示し、
原則として数十秒以内の短時間に放出されるエネルギー量の規模で評価する。
つまり長時間に渡って放出されたエネルギーの総量が莫大でも、短時間でのエネルギーが小さい場合評価は低い。
波動出力は波動出力指数と呼ばれる指標で数値的に評価され、Gexを単位としている。
概ね、Gex=2が標準的な文明種族の出力(人類を含む)として考えられており、
出力が10倍になると数値が1増える、指数的な評価になっている。
(基準がGex1ではなくてGex2なのは、小柄な種族の出力評価を考慮しているため)
出力評価は存在評価の1つの目安に過ぎないが、重要な目安として捉えられている。
波動出力の具体的な目安については、以下のリンクを参照のこと。
波動出力表/波動出力解説2
またこうしたエネルギー波動には、作用する環境条件によって様々な属性がある。
熱に作用する波動や、質量に作用する波動、精神に作用する波動や光に作用する波動などが存在するのだ。
(厳密な境界線はなく、可視光の7色分割のような便宜的な分類なのだが)
このため、こうした波動属性をコントロールするための、属性制御なる概念も存在する。
GDW世界では多くの生命種族が、精神波動によって属性制御を発揮する資質を持っており、
俗に言う“サイキック能力”(超能力や神通力などとほぼ同義)もこの属性制御波動の発現によると解釈される。
(波動出力が身体出力と精神出力の2系統で評価されるのもこれによる)
属性制御波動はGDW世界における環境の属性を操作する性質があるので、
個体の波動出力限界を超えたエネルギーの操作も可能であり(ただし訓練が要るのだが)、
こうした技能を外力制御と呼んでおり、種族によってはこれを高度にシステム化している。
GDWでは例えば魔術などの概念も、この解釈の延長によって理解が可能である。
なぜなら詠昌による術式の発動や精霊の召喚なども、外力制御の1種と解釈できるからだ。
その結果、「宇宙進出した魔術師」のような種族や個体の存在も可能なのである。
属性分類の詳しい概念については以下のリンクを参照のこと。
生命体の能力属性に関する概説
また自己暗示などの効果も、サイキック能力の強さ次第では実際に変化をもたらす場合がある。
これを意識効果と呼び、空間の不安定化などがその効果を高めるため、
超宙域などでは、自身の体質変異を制御する個体が現れることもあるようだ。
自分で自分を強化した破壊者の1種サイバー・ゾアクロイドなどはこうして誕生したとされている。
(ページ先頭に戻る)
★★★ 霊力と魔力 ★★★
生命体の多くが持つ(必ずしも全種族ではないが資質の率は高い)サイキック能力、
すなわち属性制御を可能とする精神波動には、大きく分けて2つの“次元”(位相)が存在している。
そしてこの2つのサイキック波動の位相が、GDWではそれぞれ霊力(神力)と魔力(妖力)に相当する。
これはエネルギー波動の属性が、通常物理現象に作用し易いものと、空間や精神に作用し易いものがあるためで、
(精神波動が空間制御効果を持つのは生命現象が物質とは違う次元にあるため)
それぞれ物質存在場層と生命存在場層への干渉特性に通じている。
基本属性分類で言うところの“動的位相”や“魔色の結晶場”に共鳴し易いのが魔力(妖力)であり、
通常物理現象に強い影響力を持ち、比較的操作が容易なため魔術などのシステム化も可能だ。
逆に“静的位相”や“神光の結晶場”に共鳴し易いのが霊力(神力)であり、
こちらは空間や精神(生命)への干渉力に優れるが、魔力に比べ開発が難しいという特性がある。
言い方を変えれば、魔力系の属性制御では、大きなエネルギーのコントロールも比較的容易だが、
空間の壁を超えることは難しく、この分野では空間に作用する霊力系の属性制御に劣る。
逆に言えば、霊力系の属性制御は通常物理現象を無視した効果が期待できるが、
莫大なエネルギーの操作は難しく、通常物理現象への直接的な効果は期待できないのである。
(だからGDWでは“空間に穴を開ける”のも魔力よりは霊力の特性と言える)
実はこの特性を技術的に応用したのが、タキオンテクノロジーなのだ。
(ページ先頭に戻る)
★★★ 超因子と超物質 ★★★
GDW世界の生命種族は、エーテル波動から生成された因子が集合化した存在場をベースにしているが、
ウィルスが遺伝子に“悪さ”をするように、この因子に干渉する性質を持つエーテル信号がある。
これが超因子と呼ばれるもので、複数確認されており、それぞれ独自の特性を持っている。
空間の挟間から生成され、超時空で効果を持つ性質があるため、因子にも作用することが可能なのだ。
超因子はいわば、「空間を越える特性を持ったウィルス」とも呼べるものであり、
しばしばミュータントの大発生などに影響をもたらしている“火種”なのだが、
実はGDW宇宙文明社会の発展になくてはならない、重要なパラメーターでもあるのだ。
中でも、光速突破効果を持つタキオン因子(タキオニクス)は、GDW銀河社会の基礎と言えるだろう。
タキオン因子の活用から生まれたタキオンテクノロジーがなければ、“銀河共同体”の存在は不可能だったに違いない。
また超因子は生命因子だけではなく、物質因子(原子の元となる波動)にも作用するタイプがある。
物質因子に直接作用するタイプの超因子は、同時に属性制御効果を持つことが多く、
こうした過程で誕生した特殊な物質を、超物質と呼んでいる。
つまり超物質は空間超越や属性制御効果を持っているわけだが、ただ単独で通常空間には存在し難く、
他の元素と混じり合ったり、特殊な同位体として存在していることが多い。
ただこうした過程で生まれた超物質含有素材は、通常空間にも比較的安定して存在し、
他の元素に比べて希少ではあるが、高度に発展した文明によっては人工複製もできるため、
銀河社会において高度に研究開発されている(ただし相応の高度な技術が要るのだが)ことが多く、
また超物質を独自に精錬できる技術を持つことが、銀河における文明影響力の評価指標にもなっているのだ。
個別超因子や超物質の解説については、以下のリンクを参照のこと。
アイテム編/超因子・超物質特集
(ページ先頭に戻る)
★★★ 時空を超えるテクノロジー ★★★
「高度に発達したテクノロジーは魔法と区別がつかない」とはあるSF作家の名言であるが、
GDW世界では実際に、あらゆるパターンの技術が高度に開発されている。
またこうしたテクノロジーの発展ができたからこそ、銀河を超える文明の開発も可能だったのだ。
特に銀河社会の発展に影響をもたらしている技術分野が、超時空テクノロジーと総称される分野である。
この分野は空間テクノロジー、タキオンテクノロジー、超因子テクノロジー、存在場テクノロジーなど、
複数の高度技術体系の総称であり、「空間を超える」というキーワードで共通している。
空間テクノロジーは重力子(これ自体超因子の1種と考えられている)を制御する技術分野で、
重力制御(反重力)などの基礎的なものから、初歩的な超光速や空間シールドなどの技術を支えている。
重力子の存在を認識し、制御ができて、初めて文明は空間の壁を超えることが可能なのだ。
因みにGDW世界に置いて、光速(秒速30万km)は決して宇宙の絶対速度ではなく、
エーテル波動速度の限界に過ぎず、それを超える世界が存在している。
ただしその世界を科学的に理解するためには、「空間を超えねばならない」のだ。
(参照:超光速目安と超光速回廊)
タキオンテクノロジーは、超因子の1種タキオン(タキオニクス)を制御する技術分野で、
超因子テクノロジーの1分野だが、宇宙文明進化の鍵とされる重要な分野と見なされている。
タキオンを自在に制御できて、初めて極超光速のような超高速技術や、
多次元宇宙の諸現象を自在にコントロールすることが可能であり、
銀河社会において“列強”と呼べる影響力を持つ勢力に発展することができるのだ。
またタキオンを認識するためには、空間テクノロジーへの理解が不可欠だとされているため、
1足跳びにこの分野に到達することは原則的に不可能と言われている。
超因子テクノロジーは、文字通り超因子をコントロールする技術分野であり、
超因子の1種と考えられている重力子(グラヴィクス)やタキオンへの理解を経て初めて開かれる。
超物質の精錬などがこの分野に相当し、タキオンテクノロジーなどと連携する要素が多い。
(タキオン技術を支える基礎技術タキオンコイルの開発には、超物質含有繊維の活用が必要なのだ)
その1方で、ジェネティックの開発でも超因子が有効であることが多いため、
「非人道技術分野」の1翼に影響を持っていることも事実で、功罪半ばとも言える。
存在場テクノロジーは、存在の基礎とされる存在場層自体を制御する技術分野で、
存在場に干渉する超因子の技術開発の確立によって開かれるとされている。
ただそのリスクは高く、悪用すれば存在そのものの抹消につながるため、
1部の高度医療分野を除き、監視者種族による世界の調整手段として、管理されていることが多い。
理論上は因果律にも干渉できるため「究極のテクノロジー」と言われている。
因みに、GDW世界に置いて、時間の流れは原則として変化しない。
(超時空では時間の流れが相対化されるが、大多数の種族には縁がない)
局部的に時間の流れを制御する、いわゆるタイムスリップも理論上は不可能ではないのであるが、
GDW宇宙には空間秩序を矯正する補正構造があるため、歴史操作は極めて困難とされている。
同じ時空の過去や未来に行くことは、並行時空に跳ぶことよりもはるかに難しい、ということだ。
より詳細な超時空テクノロジーの個別解説については、以下のリンクを参照のこと。
GDW超時空技術特集
(ページ先頭に戻る)