第2次・怪獣大戦争
― 復讐者襲来 ―


第6章  復讐者達の集結

その日の夜、横浜港のコンテナ埠頭の一角。
積み重なるコンテナ群の隅で、うごめく人影があった。
辺りを伺いながら、数人の人影はコンテナ群に沿う倉庫の小さな扉を開け、中へ入っていった。


(夜の港)

中は広く、網をかけて積み上げた貨物の上に、別の数人が待っていた。
待っていた数人のうち、リーダーらしき茶髪の男が、簡素な椅子に座っている。
傍らには、金髪だがアジア系の美女が立っていた。
入ってきた数人はいずれも男で、
中央の1人が作業員風の姿であった以外は、皆黒い衣装をまとっていた。

セグト「その顔を取りたまえ。ここでは必要ないモノだ」

座っていたリーダー風の男が作業員風の男にある行動を促すと、
男はにわかに自分のアゴに手をかけ、顔の皮を一気にむしり取った。
その下から出てきたのは、猿によく似た顔だった。
彼の名はジムド・インゴ
かつてメカゴジラを建造して破壊工作を展開した、
ブラックホール第3惑星人の地球での生き残りであり、
メカゴジラ建造に参加した技術者の助手であった。

座っていた男の名はセグト・ロギア
ゾルクが放ったハンター星人の工作員で、地球での工作組織のリーダーを務める。
金髪美女の名はダイアナ・ローレンス(偽名)、
かつての波川と同じくX星人の女性工作員である。
セグトとダイアナを警護する黒服の男たちは、
ハンター星人と同盟関係にある旧人類シートピアの工作員だ。
因みにシートピア人のリーダー格は、マヤド・スメリと呼ばれていた。
王族の一人で、現国王ルルイ・ラー77世とは血縁関係にある。

セグトはインゴが持つ技術知識に目を付け、
地球人への復讐に手を貸すという条件でスカウトした。
インゴもかつての司令官ムガールを海に落とした地球人類に深い憎悪を抱き、
破壊工作への協力に合意する。

セグト「ジムド・インゴ君、ようこそ。君のエンジニアとしてのウワサは聞いている」
インゴ「よく私の居場所が分かったな。大した情報網だ」
セグト「君らは地上人を使ったのだろう?見ての通り、我々は地底人を使ったのさ」
インゴ「報酬は幾らだ?」
セグト「幾らでもやるさ。成功すれば、我々はこの星の支配者になるんだ」

セグトが不気味な笑みを浮かべてインゴに復讐協力を示唆すると、
インゴも憎悪の微笑で返した。

セグト「それに…地球人共には、君もギャフンと言わせてやりたいだろう?」
インゴ「…ギャフン程度じゃ納まらんさ…で、何を作ればいい?メカゴジラか?」


TOP  BACK(目次)  BACK(前章)  NEXT