シトロエンBXは80年代のシトロエン社を代表するファミリーカーでした。
しかし、この車「ハイドロニューマティック」と言う、一種のエアーサスペンション・システムが備えられていました。
普通のクルマと決定的に違う点は前述の「ハイドロ〜」により、どんなに荷物を積もうが人が乗ろうが、走行時の
姿勢が常に一定である事でした。またその乗り心地は雲上の飛行機の如くというマスコミの評価がありました。
(他にも様々な特長があるが割愛)
さて、そんな車に興味を持ってしまった私は「一度は乗りたい」という想いを日々つのらせていました。
そしてある時、自宅の近所の中古輸入車ショップで極上品のBXを発見。早速試乗を申し出、店の人には内緒で
高速道路を走り、すっかり虜になり即決で購入してしまったのでした。しかしこれが苦難の始まりだったのです。
当時「BXはオートマが壊れやすいぞ・・・」という噂があり、現に私の車もATが故障。修理で40万の出費があった
り、油圧系の故障でエンジンルームからオイルが下血したり、車高調整機構が壊れたり、エアコンが故障したり、
と不具合のオンパレードでした。
しかし、それでも次の車にバトンタッチするまで飽きずに乗っていられました。ハンドルを握ってとても楽しい車で
あったからです。結局約5年間、10万キロ乗ってしまいました。
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