| 御在所岳 |
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| 山上付近に岩の鎧をまとった御在所岳 |
鈴鹿山地の中部に位置する御在所岳はこの山系の主峰である。 最高峰の座はの御池岳に譲るが、 岩盤に覆われた雄々しい山容や登山者数の多さからも 昔からこの山系を代表してきたことがよくわかる。 ルートは表道、中道、裏道など多数あるが、 最も展望がよくアルペン的な雰囲気をもつのが中道で、 この山の個性、魅力がよく楽しめる。 |
| 山行日 | 平成14年5月6日 |
| 山 域 | 鈴鹿山地 |
| 歩行時間 | 三交湯の山温泉(35分)一ノ谷茶屋(40分)負ばれ石 (40分)キレット(50分)朝陽台(20分)御在所岳(35分) 国見峠(80分)裏道登山口(10分)三交湯の山温泉 合計 5時間10分 |
近鉄湯の山温泉駅から、三重交通バスで三交湯の山温泉バス停へ。 温泉の旅館街を流れる三滝川沿いの車道を登っていく。 一ノ谷茶屋を左に見て右折し、鈴鹿スカイラインの下を潜ると、中道登山口に出る。 樹林が生い茂る中、急坂を詰め上がる。 支尾根に乗ると左手の視界が開けて、御在所岳の豪快な山容が仰がれる。 |
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| 登山ポストが立つ中道登山口 | 支尾根から見上げた御在所岳の山容 |
| 再び樹林帯の登りが続いて、ロープウェイの軌道下を過ぎていくと、 立岩にもたれかかった負ばれ石と呼ばれる巨岩に出会う。 岩の上部からは、伊勢湾方面の展望が広がっている。 |
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| 巨大な負ばれ石 | 負ばれ石の上から、伊勢湾方面を望む |
尾根をたどって岩稜帯をからみ、地蔵岩を右手に見ていく。 潅木帯を抜けると、頭上に御在所岳の上部がそびえ立つキレットの岩場に出る。 |
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| 露岩が密集する尾根をいく | 地蔵岩。岩の芸術のよう |
| 鎖を伝って岩場を下りきり、鞍部から登り返す。 急傾斜の道をこなしていくと岩峰に突き当るので、岩峰の基部を右にトラバースする。 右下が切れ落ちて、高度感があるところである。 足場の悪い露出した岩盤を登り、急坂を詰めれば、山上公園の一角に飛び出す。 |
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| キレットの岩場 | 岩峰の基部を巻く |
| すぐ前の朝陽台からは南から西への眺望が開けて、 鎌ガ岳の鋭鋒が指呼の間にできる。 山麓の温泉街からロープウェイが通じる山上公園には、 遊歩道が張り巡らされ、レストランやカモシカセンター、リフトなどの諸施設が 整備されており、登山者よりも観光客のほうがはるかに多い。 |
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| 朝陽台から眺める展望 | 鎌ガ岳の鋭鋒 |
| 遊歩道を西へいったん下って登り返すと、御在所岳の山頂広場にたどりつく。 広場には立派な一等三角点標石が埋設され、吾妻屋や多くのベンチも設置されている。 北には鈴鹿山地北部の山々が連なり、西は山間部の向こうに琵琶湖が霞んで見える。 |
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| 御在所岳の一等三角点 |
| 山頂から鞍部に戻って登り返し、山上公園北側の9合目に当たる裏道下山口から下る。 北側の国見岳を眺めながら高度を下げ、鞍部である国見峠で右にとって北谷を下っていく。 |
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| おだやかな山容の国見岳 | 国見峠。直進すれば国見岳へ |
| 藤内壁と呼ばれる迫力のある岩壁を右上に見上げながら、沢沿いに歩を進める。 露岩が多く足元が悪いが、4合目あたりで歩きやすくなってくる。 藤内茶屋を過ぎて鈴鹿スカイラインの高架下を潜れば、温泉街の裏道登山口へ出る。 温泉街を下って三交湯の山温泉バス停へ。 近辺には日帰り入浴ができるホテルもあるので、時間があれば汗を流して帰ればいい。 |
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| 藤内壁は、鈴鹿屈指のクライミング場 | 裏道登山口は温泉街の一角 |
山上周辺は開発が進んで完全に遊園地化されており、 東麓の湯の山温泉街からロープウェイが通じていることと併せて、 山上は休日ともなれば観光客でごったがえし、 「登山・ハイキング」のカテゴリーに入る「山頂」とは言いづらい。 この山の魅力はコースそのものであろうか。 中道はスリルある岩場や展望のいい尾根歩きが楽しめ、 裏道は沢沿いのしっとりした趣きのあるルートである。 昔から今まで多くの登山者がこの山に足を踏み入れる理由は、 そんなところにあるに違いない。 |