| 石鎚山 |
![]() |
「伊予の高嶺」こと石鎚山は、四国のみならず、西日本の最高峰である。 日本人が富士山登頂に憧れをもつように、 西日本在住の筆者は、西日本最高峰への登頂には感慨深いものがあった。 役ノ行者の開山と伝わる修験の山でもあり、 近代まで女人禁制であったというこの山は、 岩峰がそびえたち、男性的な印象を強く与えている。 |
JR新大阪駅→(新幹線)→JR岡山駅→(特急しおかぜ)→JR伊予西条駅→(瀬戸内運輸バス) →石鎚登山ロープウェイ前・・・山麓下谷駅→(石鎚登山ロープウェイ)→山頂成就駅 |
| 山頂成就駅・・・成就社(旅館泊)・・・八丁坂・・・夜明峠・・・二ノ鎖小屋・・・弥山・・・天狗岳 ・・・弥山・・・二ノ鎖小屋・・・夜明峠・・・八丁坂・・・成就社・・・山頂成就駅 |
山頂成就駅→(石鎚登山ロープウェイ)→山麓下谷駅・・・→石鎚登山ロープウェイ前→(瀬戸内運輸バス) →JR伊予西条駅→(特急しおかぜ)→JR岡山駅→(新幹線)→JR新大阪駅 |
| 朝日に照らしだされる石鎚神社成就社。 ここが、石鎚登山の登山口となる。 数件の旅館があって前泊したが、 座敷の食堂や風呂場、寝室も充実しており、 混雑さえなければ、ここまでの行程の疲れが取れ、 翌日の山登りに備えることができる。 ちなみに、このあたりの標高はおおよそ1,300mである。 |
![]() |
【石鎚登山口】
![]() |
成就社の境内の一角にある門。 ここが登山口であり、この門を潜るとすぐ山道にはいる。 八丁坂と呼ばれる坂をいったん下っていくのである。 |
【鳥居】
八丁坂途中にある鳥居。 このルートが、弥山頂上にある石鎚神社上宮社への 表参道であることが理解できる。 八丁坂から鞍部まではかなり下るが、 このあと、試し鎖のある前社ガ森へ登りかえす。 |
![]() |
【明るい夜明峠】
![]() |
前社ガ森を超えて小ピークをひとつ右に巻くと、夜明峠に着く。 ここは、頂上までの道のりの中で最も明るく開けた場所であり、 ここまでくると、いよいよ正面に石鎚山の岩峰群と相対することになる。 |
| 石鎚山の頂稜部は東西に走っているので 登路である北側から眺めると大きな岩盤に見える。 弥山の頂上までには、 一ノ鎖、二ノ鎖、三ノ鎖の有名な3つの鎖場がある。 一ノ鎖は比較的易しく登れるが、 二ノ鎖、三ノ鎖は、急勾配で距離も長く手強い。 それぞれ、迂回路がついている。 |
![]() |
【弥山直下から】
![]() |
弥山頂上の直下あたりまでくると、 真上に見上げる天狗岳の岩峰には さすがに迫力と高度感が感じられる。 |
【弥山頂上からの展望】
![]() |
石鎚神社上宮社が祀られている弥山頂上からは、 さえぎるもののないすばらしい展望が得られる。 東のうすい靄のむこうには、日本二百名山の瓶ガ森 (標高1,896m)が浮かぶ。 頂上部には、氷見二千石原という壮快な笹原が 広がっている。 |
| 西には、西ノ冠岳(1894m)から 二ノ森(1,929m)にかけての 夏山らしい爽やかな稜線が走る。 |
![]() |
【西日本最高峰】
![]() |
弥山から東南方向に目と鼻の先にそびえる鋭鋒・天狗岳。 西日本の最高峰(標高1,982m)である。 頂点には小さい社が祀られている。 天に向かって頂点を突き上げる岩峰の光景こそ、石鎚山の象徴である。 |
【鋭鋒・天狗岳】
![]() |
天狗岳へは、弥山から鞍部へわずかに下ってから、 両側が切れ落ちた岩盤の真ん中を通る踏み跡を慎重に歩む。 頂点直下は足を運ぶ位置に神経を使う箇所もあり、 特に左側は絶壁である。 雨などで足場が濡れているケースも含めて、 登行には慎重な判断が要求される。 |
石鎚山への登山ルートは、成就社からの表参道、 最も容易な土小屋から二ノ鎖小屋へ合流する道、 南から面河渓に沿って登ってくる道などがある。 表参道は成就社まではロープウェイを使うものの、 成就社から下った最低鞍部からの高度差や 夜明峠からの木陰のない登りなど決してたやすいルートではない。 しかしながら、岩の鎧をまとったような岩峰や行場としての鎖場など 修験道の山としての雰囲気をこの道はよく伝えてくれる。 同じ山でも、どの道を選ぶかでその山への印象はかなり違うものになる。 それにしても、天狗岳の鋭鋒は圧巻であった。 |