| 三 輪 山 |
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| 三輪山 |
奈良盆地の東をさえぎる青垣の山々の中で、ドーム状の秀麗な山容を誇るのが三輪山である。 古代から神が山に宿る神体山として崇められ、祭祀の霊地であったといい、 西麓に鎮座する大神(おおみわ)神社は、この山をご神体としているので本殿がなく、日本最古の神社のひとつとされている。 大神神社周辺は、実在した最初の天皇とされる第10代崇神天皇の三輪王朝の発祥地であると推定されるとともに、 古墳や史跡が点在する山の辺の道が南北に通じており、古代大和政権の息吹きが感じられる。 |
| 近鉄大阪線桜井駅北口から奈良交通バスの天理行に乗車、三輪明神前で降りる。 国道169号線を渡り、昭和61年建立の巨大な大鳥居をくぐって、左前方に三輪山を望みながら大神神社へ向かう。 JR桜井線の踏切を越えて二の鳥居を過ぎ、両脇を杉に覆われ砂利が敷き詰められた参道を進む。 |
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| 大神神社の大鳥居 | 二の鳥居 |
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| 参 道 |
| 杉が林立する境内に入ると、江戸期に建てられた拝殿から三ツ鳥居を通してご神体である三輪山へ礼拝する。 大神神社は、延喜の制における名神大社の二十二社に名を連ね、 大和国一之宮であるとともに、明治期の官幣大社でもある。 大神神社の祭神は、大和最大の地神とされる大物主神(おおものぬしのかみ)といわれ、 この神は『日本書紀』や『古事記』において、初代天皇とされる神武天皇の皇后の父親とされている。 |
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| 大神神社の拝殿 |
境内に立つ己の神杉 |
| 境内を北へ進んでくすり道と呼ばれる石畳の道をたどると 大神神社の摂社で三輪山登山口のある狭井(さい)神社へ至る。 山内は聖域であるため入山するには、社務所へ届けなければならない。 氏名を申告して入山料300円を納めると、白いタスキが渡される。 3時間以内に下山せねばならず、山内での飲食、喫煙、写真撮影などは禁止されている。 |
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| くすり道 | 狭井神社 |
| 境内南側の登山口から木の階段を登ってゆるやかな尾根を東へ進み、左側の谷にいったん下る。 谷をつめてゆくと滝行場の小屋に至り、右斜面を急登して再び尾根に乗る。 |
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| 三輪山登山口 |
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しめ縄が結ばれた磐座(いわくら。神が宿るとされる岩)を右に巻いて高度を上げてゆくと やがて西から南への展望が開けてきて、頂上の台地にたどりつく。 祠が祀られ、先へ進むと多くの巨岩が密集した磐座を見る。 道は東の巻向山方面へ続いているが、狭井神社へ引き返さなければならない。 |
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| 三輪山南麓から見たなだらかなスロープ |
| 受付をした狭井神社の社務所でタスキを返して、大神神社から三輪明神前のバス停へ向かう。 |
| この山は昔から信仰の対象として神聖化されてきたが、現在でも、大神神社の神体山として崇拝されている。 狭井神社の登山口から頂上までの往復は2時間あれば充分なので、 下山後は山の辺の道を散策したり、名物の三輪そうめんを味わって帰るのもよいであろう。 |