| 天 保 山 |
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| 天保山の三角点は大阪港護岸のすく゜内側にある |
二等三角点標石をもつ天保山(てんぽうざん)は、 国土地理院発行の25000分の1地形図に記載されている山の中で 日本一、標高の低い山として知られている。 江戸時代の天保2年(1831年)から2年間、船の航路を確保するために 大阪港に接した安治川の土砂が積み上げられてできた山で当時の高さは約20mあり、 桜が植えられたり茶店が設けられるなど行楽の地として賑わったという。 |
| 山行日 | 平成14年6月18日 |
| 所在地 | 大阪市港区 |
| 大阪市営地下鉄中央線・大阪港駅を下車、2号出口から北へ天保山交差点へ向かう。 交差点で左手に天保山ハーバービレッジの各施設を見送って直進、 道なりに右へカーブすれば天保山公園にたどりつく。 |
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| 大阪港駅2号出口 | 天保山公園 |
公園入口左右のコンクリートの壁面には、江戸期の天保山を描いた絵の陶板が組み込まれおもしろい。 公園内をまっすぐ北へ進み時計塔を過ぎれば、明治元年に天皇の観艦を示す記念塔の奥に 明治44年に設置された天保山の二等三角点標石が埋められている。 大正10年、7.2mあった標高も地下水の汲上げなどで次第に低下してゆき、 平成5年にはいったん地形図から山名が抹消されたが、 地元の運動によって平成8年に再び地形図に掲載されることとなった。 |
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| 本朝名所「大坂天保山」(歌川広重 画) | 二等三角点の標石 |
天保山の三角点を踏んだならば天保山山岳会による登頂証明書が発行される。 発行場所へは大阪港駅まで戻るので時間があれば、 海遊館や安藤忠男氏の設計によるサントリーミュージアムなど巡ってゆくのもよいし、 大阪港の護岸を歩き潮風に吹かれるのも悪くないであろう。 |
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| 個性的な意匠の海遊館 | サントリーミュージアム。IMAXシアターが人気 |
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| 西向きの大阪港は夕焼け時にも歩いてみたい |
| 発行場所は大阪港駅のある築港交差点を南下、 先の辻を右折したところにある喫茶「山小屋」である。 この店は天保山山岳会長がマスターをされており、 日付と今年の通し番号が入った登山証明書を発行してくださる。 国土地理院に天保山掲載の復活を陳情したのもこの会長である。 ただし平成14年7月下旬からはこの店は、 三角点により近い天保山マーケットプレイス内に移転される予定という。 |
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| 天保山山岳会発行の登山証明書 |
この山の現況を客観的に見れば平地の三角点に過ぎないが、、 大阪府山岳連盟発行の『大阪50山』という本にも番外として巻末に掲載されており、 この山のもってきた歴史を考えれば、たとえ人工の山であっても、 山の史跡のひとつとして三角点の保存を行政機関は努めるべきであろう。 |