矢 筈 岳
(810.8m)

矢筈岳のピーク
               

 紀伊半島の南部には、標高1000m前後の山々が重厚な広がりを見せている。
 半島西岸の御坊の町の東方に位置する矢筈岳は、
 山容が弓のつるをかける部分に似ていることからその名がついたとされ、天を突くような頂をもつ山である。
 『紀伊国名所図会』にも、この地域の「高嶺の一」と記述されており、古くから崇められていたと思われる。

 アプローチは公共交通機関を使う場合、JR御坊駅から小釜本橋までバスでゆくことになるが、
 日曜日の朝に便がないこともあって、車で小釜本橋の奥、鷲ノ川遊歩道の入り口まで入るのが便利であろう。




日高川に架かる小釜本橋から鷲ノ川遊歩道の入り口までの車道は、対向が気にかかる道幅である。
遊歩道の入り口周辺は整備され、トイレと車4〜5台分の駐車スペースがある。

鷲ノ川遊歩道の入り口

鷲ノ川渓谷の左岸沿いの遊歩道を進むと、程なく鷲ノ川ノ滝の前に出る。
高さ10m程の小瀑であるが「紀ノ国名水50選」に選定され、清らかな清流が岩盤を滑り落ちている。

遊歩道 鷲ノ川ノ滝



滝正面の橋を渡り右岸を登って出合った林道を右にとる。
渓谷に沿った林道をゆるやかに登ってゆくと左に矢筈岳の登山口が現れるので、左に折れて木橋を渡る。
整備された木の階段がしばらく続き、尾根をたどって高度を上げてゆく。

登山口
木の階段



やがて稜線に出会ってこれを左へ向かう。
林道や階段歩きが続いたが、ここから山歩きらしい雰囲気になる。
木の間越しに周囲の山々や蛇行する日高川を眺めながら、
露出した巨岩の間を縫うようにアップダウンを過ごして矢筈岳の山頂にたどりつく。

稜線出会い 巨岩が露出する稜線

稜線から見下ろす日高川



三角点が設置されたピークは7〜8人程度が憩える広さで、展望は西方面が開けている。
さらに奧へは玉置氏の山城跡という田尻城跡への道が続いているようである。

矢筈岳の山頂右下が三角点

帰路は往路を引き返す。稜線伝いに戻って尾根を下り、鷲ノ川ノ滝を経て遊歩道入り口へ向かう。

尾根伝いの階段
遊歩道を入り口へ




 南紀周辺の山は、京阪神近郊の山と比べると登山者も少ない分、静かな山行が期待できる。
 味わい深い山が多くたたずんでいるようで、もっと知られてよい山域であろう。

 
 今回の山行(平成14年2月10日)はインターネット・オフ会で、
 参加メンバーは、安芸さん、はじめさん、おわりさん、なごぴょんさん、むっきぃさん、ふうまさん、こてつさんと私。
 
 奈良から和歌山の集合場所までむっきぃさんの車に乗せていただき、
 下山後は、安芸さん、はじめさん、おわりさんの鍋をご馳走になるなどいろいろお世話になりありがとうございました。
 
 温泉(中津温泉「あやめの湯」)の露天風呂にも寄らせてもらい、充実した山行となりました。
 

山頂での集合写真 (撮影 安芸さん)



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