さくや妖怪伝
17歳の少女咲夜は、妖怪との闘いの果てに果てた父に代り、公儀妖怪討伐士となり、
妖をもって、妖を討つ妖刀「村正」を振るい、徳川幕府の命を受け、世の乱れの原因たる
土蜘蛛の女王の討伐に向かう。
まぁ、内容はこんな感じです。
監督は日本の特殊メイクアップの第一人者、『ガメラ』『帝都物語』『御法度』を担当した原口智生。
主演は凛々しい系美少女(笑)安藤希。
共演には藤岡弘、嶋田久作、塚本晋也、黒田勇樹等と美味しいメンツが一杯。
さて、で、妖怪物というMIB垂涎のテーマのこの映画実際の内容はどうだったのでしょうか?
ネタバレ改行開始〜
で
も
ね
え
、
も
う
公
開
も
終
っ
て
る
し
、
別
に
改
行
せ
ず
と
も
い
い
か
と
思
う
け
ど
、
ま
、
一
応
ね
。
ビ
デ
オ
と
か
で
観
る
人
い
る
か
も
し
れ
な
い
か
ら
さて、はじめようか?
まぁ、やりたかった事はわかる。
妖怪と、人間との関わりとか、少年の成長とか、美少女活劇(笑)とか。
しかし、短い上映時間の割りに欲張り過ぎたのだろう。
そのどれもが未消化、中途半端になっていると言わざるを得ない。
嶋田久作、塚本晋也らが扮する、お付きのニンジャも今一つ見せ場がなかったし、
(まぁ、MIB的には「加藤」を再び劇場で見れただけでも・・・(笑))
なにより、核となるはずの妖怪と人間との狭間で揺れ動く、義弟河童が描き切れてない。
悩む程、劇中での彼は人間に迫害されてないし、妖怪に恩を受けた訳でもない。
でも、何故か中年おばはん(笑)の色気で一度はあっさりと裏切る。
実際、おいおいおい、と思ったくらいだ。
それと、もう一つの核。
さくやと、河童くん(名前:太郎)との家族愛。
これも描写不足を感じた。
さくやの妖怪討伐士としての成長、太郎の河童(妖怪)としての苦しみ、
などに時間をとられた性だろうか?
(もっとも、それらも描き切れてない)
まぁ、ドラマ部分はこれくらいにしておいて、肝心かなめの特撮に入ろうか・・・
これがまぁ、なんと申しましょうか?
オマージュ? 古きよき時代へのオマージュ?
ってなぐらい、「妖怪」のデザインはヘボヘボっす。
いや、もうぬいぐるみってのがもろわかり(笑)
からかさなんて、上からつるしてるワイヤーが見えてるしね(笑)
でも、これはこういうものと割り切った。
後半の巨大蜘蛛女との対決はそれまでと打って変わり、最新(?)のSFXが取り入れられていて、
それなりに満足。
だが・・・
それらのシーンで中心に立つべき、さくや役の安藤希の演技がへぼへぼぷーなので
今一つ盛り上らなかった。
村正を扱うシーンでも、こう動きに重みがない。
ただ、小娘が剣を振り回してるようにしかみえない。
これは大きな減点だ。
ま、殺陣を全て自分でやれ、とは言わんがもう少しどうにかならなかったか?
と、まぁ、ここまでずっとこき下ろしてきたが・・・個々の狙いは悪くない。
キャラや設定などの各パーツも悪くない。
・・・今後に期待するものとする。