6月の総選挙で奇跡的な復活当選、野党第一党党首の胸を借りて自分自身が一番驚嘆した選挙でした。
7月4日に初登院、企業人からいきなりの国政は、あまりにも違う世界に飛び込んでしまったというのが第一印象でした。 いつもテレビで見てきた政治家が目の前を通っていく、いつもテレビで見てきた国会の風景が肉眼に入ってくる、いつもデキレ−スを大げさにやっているなと感じてた国会で私自身が感じたことを2000年度版として記してみます。
・「やはり当選回数の重みはあります。」
議員の世界は当選回数が幅をきかしてますが、やはりそれなりの事はあります。 政策の幅も広いですし、部会での発言もポイントを心得ています。
もう一つは、選挙で勝ちあがってきたという重みを感じます。
特に官僚と議員の違いは、この選挙の洗礼を受けているか否かということで表現する人も多いです。 議員の発言は選挙を通ってきたということで、重みが増しているんだということを感じました。
・「官僚はエキスパ−ト集団です。」
まだまだ数少ない経験ですが、霞ヶ関の官僚は優秀だし人間的にも魅力的な人が多いです。 エキスパ−トとして自信を持っていますし、問題意識も高いです。
スキャンダルによって人的交流がかなり制限されているのが可哀想ですが、地域の人たちが何を感じているかということについてすごく関心を持っている人たちもいます。 特に若手官僚には、政策のエキスパ−トとしてしっかりと育ってほしいと感じました。
・「野党のむなしさ!」
自民党がとか民主党がということではなく、与党と野党とでは立法、政策立案、予算編成で月とスッポンの差がこれほどあるとは思いませんでした。
政党は究極的には政権を取るために結社しているわけですが、たとえば補正予算にしても野党各党は反対決議法案も主要法案はとこごとく反対、もちろん今回の臨時国会は来年の参議院選挙を視野に入れての党利党略が働くので当然なんですが、反対しても決議されないわけですからフラストレ−ションが溜まってくると思います。 是々非々で対応するようになれば、もっと違った国会運営になって二大政党制が近くなるんではないかと感じました。
反対のための反対をしている現状は55年体制と大して変わりません。
・「けっこう議員は勉強しています。」
与野党問わず議員は、いろいろなテ−マで思っていた以上に勉強しているなと思いましたし、特に三回生になると違うなと感じました。
・「政党と派閥」
民主党にもグル−プ(派閥)があって、マスコミが何故派閥と表現しないのか不明ですが、やはり人間の能力の限界として、100名を超える集団を一つのネットワ−クで動かすことは無理だと感じました。
これは政治の世界だけではなく、企業や文化団体でも同様だと思います。 いつも政争の代名詞として派閥が取り上げられますが、もっと違ったイメ−ジを持つべきだとも思います。
ちなみに、国会便覧には自民党だけ所属派閥名が記載されてますが、民主党の議員にも派閥名を明記したらと思います。 平成研究会(橋本派)はアットホ−ムで面倒見のいいグル−プ、いつも恐縮することばかりです。
・「委員会の審議」
先の臨時国会でも36件の法案が通ってますが、主要法案しかマスコミが取り上げず他の法案についてはほとんどわからないと思います。
それぞれに各委員会で時間をかけて審議をしており、修正したり付帯決議をつけたり、けっこう大変なプロセスを経て法案を審議しています。
機会がありましたら委員会を傍聴して下さい。
以上、思いつくままに感じたことを記しました。 このシリ−ズも定期的に書いていきます。
岩倉博文
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