20世紀の終わりに拡大した無党派層、そして政治への信頼が低下したことに起因する現象が多いなか、21世紀の第一歩は「政治の信頼回復」と思っていた矢先にKSD問題が世に出てしまいました。 本当に残念だし悔しい思いさえしています。
政治への信頼を回復し、民主政治成熟のために議員一人一人が高い志をもって使命感と責任感をもう一度見直し、同時に個人としての倫理観と人生観をしっかり持っていかなければならないと思います。
本件は野党議員にも政治献金が渡っているということですが、政治全体として真剣に受け止めなければならない問題です。 逮捕された議員は、離党だけではなく即刻議員を辞職すべきだと思います。
今後、裁判で無罪になる可能性もあるかも知れませんが、新聞などの報道での疑惑の段階とは違い、逮捕という事態は重く受け止めなければならないと考えます。 仮に無罪であったら、その後に改めて選挙で審判を仰ぐという姿勢を取るべきではないでしょうか? そのような対応の一つ一つが、せめてもの信頼回復の種になっていくと思います。
この問題には一方では、選挙制度の問題やら政治資金の問題など考えさせられる点も多々あるんです。
たとえば巨大な労働組合を支持母体とする政党と、自民党のように主に企業や諸団体を支持母体とする政党とでは、たとえば資金集めの考え方もまったく違ってきます。
政党は政治活動を通じて政権を担うことを目的として結社するわけですが、結社する以上支持者によって支えられます。 支持・支援してくれるという相手を拒むという行為はなかなか出来ないことですし、支援者を詳細に調査して支援を受け入れるということもなかなか難しいことです。
支持する側とされる側は政策で判断している他に、一定の信頼関係を背景に成り立っている関係でもあるんです。
でもやっぱり議会制民主主義を標榜し議院内閣制というシステムをとる以上、政党政治を前提に成り立っている制度なわけですから、そしていまさら専制君主制や独裁政治を望む人はいないわけですから、ここはシステムの問題ではなくそのシステムの中にいる人の問題と考えるべきなんでしょうか。
いづれにしても政治家一人一人が真剣に考えるべき問題であると同時に、「民主政治は選挙という仕組みから始まるがゆえに市民の文化水準を超える政治家を持つことはできない。 これが民主政治の難しさでありしたがって市民には常に自己責任が問われる」という言葉を思い出さずにはいられません。
しかし、今しばらくは自民党をしっかり支えて下さい。 今しばらくの猶予をいただければ、新しい自民党を発信できると信じています。
優秀な議員も沢山いますし魅力的な人間も大勢います。 どうぞよろしくお願いします。
岩倉博文
「Hirofumi ポリシ−」を読んだ感想・ご意見等ございましたら、
下記欄にご記入の上、送信ボタンを押してください。
戻る(BACK)