オアフ島沖の事故に対する官邸の危機管理対応、と言うよりは森総理の危機管理意識について問題となっています。
私自身の考えはゴルフをしていたこと自体を責めるつもりはありませんが、第一報が入った時点でやはりゴルフは中止すべきであったと思います。 通常の事故ではなく日本の高校生が乗った実習船と米国海軍の原子力潜水艦が衝突したという事実は、事故そのものへの対応とその後の日米関係を考えた時に、単なる事故として片づけることは出来ない事故であったと思います。 即刻ゴルフを中止して官邸に一刻も早く入り情報を整理して対応すべきであったと思っています。
それが出来なかったのは総理自身の意識の問題もさることながら、システムとして総理の行動をコントロ−ル出来ていなかったという問題もあると私は思います。
 また、同時にこの問題は単に官邸だけの問題ではなく、危機管理対応がどうあるべきか政治全体で考えていかなければならない問題だとも思います。
実は事故の翌日、野党第一党の党首民主党の鳩山代表は選挙区である西胆振の各地を廻って支持者を集めた集会をしておられました。 恐らく事故発生直後も含めて以前から決まっていた日程を変更することなく消化されていたのではないかと思います。
総理と野党第一党党首との責任の重さは比較になりません。 しかし私は党首討論で鳩山代表が厳しい顔をして森総理の危機管理意識のなさを攻めている姿を見て「だったら野党第一党の党首としてあなたは何をしてたんですか?」と言いたくなりました。
誤解のなきようにしていただきたいのですが、これは鳩山代表に対する個人攻撃ではなく政治全体として危機管理対応を考えなければならないという視点で申し上げていることです。

 与党であれ野党であれ危機管理が問われる事態が発生した場合の対応は、政党として取り組んでいかなければなりません。 そのような雰囲気が政治全体になければ官邸の危機管理意識もレベルアップはしないと思います。
現在官邸では常時四人の専任スタッフが24時間体制で危機管理対応をしています。
官邸のトップは総理ですからやはり総理の意識が一番大事だと思います。 今回の問題はその上で政治全体として考えていかなければならない問題だと思いました。

岩倉博文


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