昨晩、衆議院を通過しました平成13年度補正予算につきQ&A方式でレポ−トします。
1.今回の補正予算の歳出面のポイントはどこにありますか?
歳出面においては、
(1)改革先行プログラム関連として、1.雇用対策費 2.中小企業等対策費 3.電子政府の実現、学校情報化等のための緊急構造改革加速施策対策費の計1兆円を計上している。
(2)このほか、1.緊急テロ等対策費 2.牛海綿状脳症対策費 3.災害対策費 4.地方交付税交付金を計上するとともに、義務的経費の追加等、特に緊急となったやむを得ない事項等について措置することとしており、これらの歳出の追加額の合計は2兆9955億円となる。 あわせて、既定経費の削減等を行うこととしている。
2.今回の補正予算の歳入面のポイントは?
歳入面においては、
(1)租税について最近までの収入実績等を勘案して△1兆1020億円の減収を見込むとともに、
(2)前年度剰余金受け入れ4589億円を計上し、
(3)その他収入の増加を見込んでもなお不足する歳入について、やむを得ざる措置として1兆6820億円の公債の追加発行を行うこととしている。
(注)なお、決算上の純剰余金については、国債の追加発行を極力抑制するとの観点から、財政法第6条に基づく国債整理基金への繰り入れは行わないこととしている。この剰余金の処理については、別途「平成12年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案」を提出することとしている。
3.改革先行プログラム関連予算の内容は?
改革先行プログラムの予算措置(国費)として、1兆円を計上している。
その内訳として、
(1)雇用対策 5501億円
(2)中小企業対策 2511億円
(3)構造改革を加速するために特に緊急性の高い施策 1989億円
・電子政府の実現 470億円
・学校の情報化の推進 295億円
・保育所待機児童ゼロ作戦の推進
及び放課後児童の受入れ体制の整備 210億円
・廃棄物処理施設の緊急整備 445億円
・産学官連携による地域科学振興を通じた
地域経済再生のためのイノベ−ション・新産業の創出 469億円
・都市再生・まちづくり、公的施設整備に資するPFIの推進 100億円
4.今回の補正予算により国の財政事情はどうなるのか?
今回の補正予算により、今年度(平成13年度)の公債発行額は1兆6820億円増加して、30兆円に達する見込み。
この結果、補正後の公債依存度は、35.8%となり、また、13年度末の公債残高は、約388兆円に達する見込みとなるなど、我が国財政は極めて厳しい状況となっている。
公債依存度 12年度決算 36.9%
13年度当初 34.3%
13年度補正後 35.8%
平成13年度補正予算は、今朝から参議院で審議が始まり15日に採決の予定です。
岩倉博文
「Hirofumi ポリシ−」を読んだ感想・ご意見等ございましたら、
下記欄にご記入の上、送信ボタンを押してください。
戻る(BACK)