2002年5月30日、総合静脈物流拠点港(リサイクルポ−ト)として室蘭港・苫小牧港、東京港、神戸港、北九州港の4港が第一次指定を受けました。
(室蘭港・苫小牧港については、両港で1つの拠点港とする)海洋国・日本の次なる成長を目指して、かつて日本経済の高度成長を支えてきた「港湾」の次なる役割を踏まえて、室蘭港並びに苫小牧港が静脈物流拠点港の指定を受けたことは大きな意義があります。
そこで、国で考えている総合静脈物流拠点港(リサイクルポ−ト)の概要について概要をレポ−トします。
1.概要
循環型社会の構築が求められている中で、国土交通省においては平成14年度の重点施策として「総合的な静脈物流ネットワ−クの構築」を掲げ、その重要な推進策として「港湾を核とした静脈物流ネットワ−ク」を構築するにあたっては、既存ストックを最大限に活用し、港湾における総合的な静脈物流拠点の形成を進めるとともに、これらの拠点を核として環境に優しく安全で低コストな
海上輸送で結びつける広域的なネットワ−クを図る必要があり、全国的な観点から適切な静脈物流拠点の配置が求められているところである。
このような背景の下、広域的なリサイクル施設の立地に対応した静脈物流の拠点となる港湾を、港湾管理者からの申請により国が指定し、拠点作りを支援するものである。
2.指定要件
@地理的・経済的に地域ブロックにおけるリサイクル拠点としてのポテンシャルがあること。
A静脈物流に係る港湾取扱貨物量が一定程度見込まれること。
Bリサイクル処理施設が既に立地している、又は立地が確実に見込まれること。
C港湾管理上、港湾における廃棄物の取扱いが円滑に行われること。
D地元との調整が整っていること。
3.指定港に対する支援策(案)
@地域の受け入れ体制整備によるリサイクル産業の新規立地促進
A国と港湾管理者による静脈物流システム事業化調査の共同実施
B民間事業者が行うリサイクル施設の整備に対する特定民間都市開発事業としての支援
C推進組織「リサイクルポ−ト推進協議会(仮称)」を設立し、協議会への参画による港湾相互間及び港湾・企業間連携の促進
D静脈物流基盤(岸壁等)の整備に対する支援
以上が「総合静脈物流拠点港(リサイクルポ−ト)」の基本フレ−ムです。
以下、参考資料としてシステムイメ−ジを記します。
<港湾を核とした総合的な静脈物流システムの構築>
☆循環型社会実現のための静脈物流システムの構築
循環型社会の実現を図るため静脈物流の拠点となる港湾において、既存ストックを最大限に活用し、物流コストの低減及び環境負荷の軽減を主眼においた静脈物流システムを構築する。
特に、大量のゴミの廃棄で処理の限界に至っている大都市圏においては、臨海部の低・未利用地等を最大限に活用し、新しい循環型の都市に再構築すべく、エコタウン事業と連携しつつ、総合的な静脈物流拠点の形成を図る。
また、ゴミゼロ型都市形成のための静脈物流システムの構築に係る調査を実施する。
☆港湾のポテンシャル
・大規模なリサイクル処理施設の拠点的立地に必要な広大な用地の確保が容易
・物流基盤が既に整備(岸壁、臨海道路等)
↓
循環型社会実現のための静脈物流システムの構築
・既存ストックを最大限に活用し、総合的な静脈物流拠点をブロック毎に拠点的に配置
・海上輸送を活用した広域静脈物流ネットワ−クの形成
↓
21世紀の新しいリサイクル・静脈産業空間として港湾を活用!
※総合静脈物流拠点港(リサイクルポ−ト)についての資料をご要望の方はご連絡下さい。
岩倉博文
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