ポリシ−コ−ナ−の新しい試みとして、現状の問題等に対して私自身がどのような考え方、感想等を持っているかを記していきます。
詳細なレポ−トが必要な問題等は、今までどおりテ−マ別のレポ−トを発信しますが、それとは別に簡単かつ手短に考えを記したものを作ってみました。
今後も微調整しながら内容の充実を図っていきます!




◇「イラク問題」
・わが国外交の基本スタンスとして「日米同盟機軸」「国際協調主義」ということがあげられます。
 昨今の国会論戦(予算委員会等)では「はっきりしない総理の考え・・」「米国に傾きすぎ・・」
 といった野党攻撃が目立ってきています。

・韓国の米韓地位協定問題に起因した反米キャンペ−ン、イラク問題に対する仏、独、露のスタンス等々の流れの中で、
 日本政府のスタンスに誤りがあるのではないかという印象を世論に与えたいようです。

・イラク問題に対する日本政府のスタンスについて、私は当り前の事を言っていると思います。
 今後、情勢の変化によってはスタンスを変えなければなりませんが、「政局づくり」を意識した野党攻撃は
 問題を冷静かつ戦略的に判断することを拒んでいるように感じています。
 それにメディアものってしまっている感もしますが、大切なわが国外交の基本スタンスをあまりもてあそぶべきではないと思います。

・9.11の悲劇を二度とこの地球上で起こさせない、このような強い意思をもって国際協調を図るべきです。
 そして、国連決議は尊重すべきだとも思います。
 米国と他国間に”イラク情勢に関する情報格差”があることも問題なのですが、
 これは米国が持っている全ての確認情報を開示せよと言うことのほうが無理があります。
 ここは「国連の査察」に注目だと思います。
 イラクも米国への批判を高める前に国連の査察に対して「全面的に」「無条件で」協力すべきです。

・米英は恐らく極めて危険度の高い確認情報をもとに考えているのだと思います。
 過般の国連でのパウエル長官の演説の中でいくつかの情報が開示されましたが、各国の世論を動かすことは出来ませんでした。
 より高度な重要な確認情報もあるのだと私は思いますが、現況で米英はより重要度の高い情報を開示することは不可能だと思います。

・アフガン・イラク・北朝鮮、当面する国際情勢の中で特に重要な問題ですが、拉致事件問題を抱えているわが国は
 それぞれの重要課題の狭間で大変難しい戦略的判断を強いられることも考えなければなりません。

・ここは、国論が分かれずに日本として一致した方向の政策を持っているということを世界に発信することも戦略的に重要だと思います。
 決して政局を目的とした動きを取るべきではありません。



◇「WTO非公式閣僚会議」
・過日東京で開催された非公式閣僚会議、特に農業交渉は大変厳しい状況です。
 モダリティ−第1次案はまったく問題外の内容でした。
 今後、9月にメキシコで開催される第5回閣僚会議に向けて激しい攻防が繰り広げられます。

・農林水産業が果たす役割について、日本は改めて国家的なコンセンサスを持つべきですし、
 今日に至るまで何かを忘れてきたのではないかとさえ思います。
 多面的機能についての理解と国土保全機能についての認識をしっかりと持たなければ「食料供給産業」としての第1次産業は
 壊滅的なダメ−ジを受ける懸念があります。
 今一度考えてみる必要があるのではないでしょうか。

・狭い国土、海に囲まれた海洋国家、資源の乏しい貿易立国・・・。
 食の安全・安心が国民的関心事として注目されるなか、今回のWTO非公式閣僚会議の論議は日本に警告を発したとも言えます。
 国際社会のル−ルを決めるプロセスとは別次元で、是非ともわが国農業・林業・漁業のこれからについて
 考えてみる必要があると感じています。

・農業交渉に関する限り今年の夏は「熱い夏・・」となります! 国益を優先してがんばります!

・9月にメキシコで行われる第5回閣僚会議に向けてのプロセスで過日開催された非公式閣僚会議(東京会議)、
 予測されていたことですが農業交渉は特に進展のないままに終わりました。
 モダリティ−1次案については到底受け入れられる内容ではありませんでした。

・国はさまざまな風土で成り立っています。
 狭い国土、海に囲まれた海洋国家、基本資源を貿易に頼らざるを得ない国・・・。
 わが国の食料自給率は40%、先進諸国の中で最低レベルの現況です。
 当面45%という目標を設定してますが、なかなか難しい状態です。
 同時に、食の安全・安心について注目が集まっています。

・日本では、第一次産業・第二次産業・第三次産業・・と産業分類を並列的に表現することが一般的です。
 米国はいつも「日本の交渉は、経済規模の2%に過ぎない農業の人質になっている・・」という表現をして
 日本の態度に不快感を表しますが、この根底にも産業の並列的な概念ということがあるのではないか、それでいいのか?
 と疑問を私は持っています。
 私自身は、並列的な概念で見るのではなく、サ−クルとして見ていくべきだと考えています。


岩倉博文


    「Hirofumi ポリシ−」を読んだ感想・ご意見等ございましたら、
    下記欄にご記入の上、送信ボタンを押してください。

    お名前   メールアドレス 

    ご自由にお書き下さい
    

              ”送信”ボタンを押すとメッセージが送られます。

戻る(BACK)