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2003度登頂見聞録NO−6−2


5−13南アルプス深南部の山
   
奈良代山1624m−シヤウゾ山1835m−黒沢山2122.8m 
                         歩行時間:7時間45分


 奈良代山林道を走らせて行ったらまだ道を整備したばかりでガタガタさせられながら登山口のゲートに着いた。

 翌日の朝 曇り空中5時10分に出発して奈良代山に寄って、6時35分にシャウゾ山に着いた。ここで鹿の角を見つけた。ここからガスる中 背丈以上の笹をかけ分け迷いながら9時20分に黒沢岳に着いた。下山は見覚えのある笹のうねりを頼って帰った。

     

     「喘ぎ漕ぎ
      黒沢岳の
         笹の海
」・・・服神院



5−14南アルプス深南部の山
 
  鎌崩の頭2075m−不動岳2171.3m 歩行時間:歩行時間:8時間25分

 黒法師山の登山口である戸中川のゲートから4時14分に出発して7km地点の不動岳登山口に5時33分に着いた。ここから急登して尾根に出て下って登り返して鹿の平に着いた。一組のパーテイがテントをたたんで帰り支度をしていた。今日は大雨が降るから早く帰ると話していた。

 雨を覚悟しながらガスる中 笹の踏み跡に迷いながら不動岳に8時47分に着いた。次第に小雨に風が吹いてきて冷たく濡れながら足早に引き返した。
 鹿の平まで来たら視界がかなり悪かったが一度通っているので無事に笹原の稜線を通過して下って行ったら雨も止み、ゆっくり下っている彼らを追い抜いて下山した。

 「冷風の
  不動岳には
     笹の波
」・・・服神院  
 「深谷から
  集まり踊るや
      戸中川
」・・・服神院

 「雪とけて
   谷を騒がす
      戸中川
」・・・服神院


5−15南アルプス深南部の山
   
常光寺山1438m 歩行時間:1時間
   竜頭山1351m 歩行時間:35分
   門桁山1375m−五丁坂頭山1368m 歩行時間:2時間

 
昨日の夜は大雨であった。時々強く降る中をコウモリをさして三つの峰を越えて常光寺山に登った。

 公園化された竜頭山であったが小雨の中登った。

 天竜スーパー林道が崩壊で通行止めになっている地点のウグイスの門から小雨と小鳥の鳴き声に誘われて五丁坂頭山までピストンした。

                    「雨道に
                  常光寺山
                     蛭の友
」・・・服神院
 「野の雨に
   瞑想してぞ
      鳥の声
」・・・服神院



5−16南アルプス深南部の山
 
麻布山1685m−前黒法師山1782m−バラ谷の頭2010m−房小山1868.3m
                                    歩行時間:10時間


 ウグイスの門の広場から雨に打たれながら麻布山に着いた。この辺りから小雨になったので気を良くして次の前黒法師岳まで登ってしまった。

 次第に雨も止み思案したが原生林をかき分けて笹こぎをして10時ごろバラ谷の頭に着いた。2000年最南端の地を通ってからは踏み跡も微かなものとなっていたがジグザグ歩行して踏み跡を探しながら歩いていると、次第に濃霧に見舞われてきた。迷いながらようやく房小山に11時7分に着いた。

 視界30mも無いと思われる笹原をかき分けてバラ谷の頭に登り詰めたらホッとした。ここでパックに詰めてきた御飯を食べた。前黒法師岳への下山で一度獣道に入ってしまって岩場に迷い込んだがなんとか脱出して帰った。

 「滴るや
   原生林の
     黒法師
」・・・服神院
 「霧迎え
  バラ谷の笹
     冷たしや
」・・・服神院

 「踏み跡に
   笹も起きぬか
        房小山
」・・・服神院


5−17南アルプス深南部の山
   
丸盆岳2066m−黒法師山2067m 歩行時間:8時間30分

 
ゲートで朝食とっていたら、[名古屋ASC山岳会]の好青年の彼が小生の隣に車を止めた。支度をしている間に彼は先に出発した。
 5時40分に出発して林道を歩いていくうちに彼に追いついた。林道で一週間ぶりに太陽の光を浴びた。彼といろいろな山の話をしながら6km地点の黒法師山登山口に7時2分に着いた。

 少し休息をとってから彼より先に登り出して歩いているとカモシカの白骨化した屍に出会った。急登してかなり上まで行ったらもう一頭の屍があった。

 稜線から濡れた笹原をかき分けて下って登り返して丸盆岳に9時32分に着いた。晴れていれば景色の良い頂きに満足しながら次なる黒法師山へ向かって歩いた。黒法師山のガレ場まで来たら彼が黒法師山に登って下山してきた。

 丸盆岳より1m高い黒法師山に再び登った。昔より看板が多くあって頂きの笹の生えていない広場が大きくなっていた。急な下山道で彼に追いついて話をしながら下った。

 「晴れてぞと
   丸盆岳に
    笹の尾根
」・・・服神院
     
 「黒法師
   三角点の
     誘い石
」・・・服神院


5−18水窪と信州の山
   
観音山1418m−熊伏山1653m 歩行時間:8時間20分

 
朝5時30分に出発して青崩峠を越えて熊伏山と観音山の分枝から20ぐらいのピークを乗り越えて、獣道あり・岩場あり・優しい蟻の刃渡りあり・背丈以上の笹藪のトンネルありと鋸刃のような稜線を歩いて8時40分に観音山に着いた。

 帰りは標高が高い方へ行くので疲労が出てきたが頑張って11時37分に熊伏山に着いた。今回最後の笹こぎをして水窪での大変満足のいく登山となった。

              

            「青崩の絶壁は山嶺まで碧く」・・・孫六京

            「塩の道登り来りて望み見る
            信濃の国の青き山並み
           垂直に深き伊那谷点のごと
            木の間に赤き屋根の光れる
」・・・三和せつ子
                                   信州の旅人記より


     「熊伏や
       観音山に
          藪の音
」・・・服神院
           


5−19信州の山
   
御池山1905m 歩行時間:1時間
   大西山1741.2m 歩行時間:4時間
   月蔵山1192m 歩行時間:1時間40分

 御池山の登山口で雨の一夜を過ごしてコウモリをさして御池山に登った。晴れていればこの山は大変景色の良い頂きである。

 地元のオバさんに車を止める所を聞いたりしてからかなりキツい登りをして南にトラバース気味の道を歩いて3つぐらいの峰を越えて大西山に登った。

 今回最後の山は高遠の桜で有名な[桜名所百選]月蔵山である。
 高遠城跡公園を散策してから愛車を走らせて「花の丘公園駐車場」に止めて林道を歩いて左の沢への細道を歩いて小さな砂防ダムの上の沢と沢の間の尾根を登って林道に出て月蔵山に登った。帰りは林道を歩いて時々山道を下った。

     「御池から
       雨のアルプス
           山が呼ぶ
」・・・服神院

 「たかとほは山裾のまち古きまち
   ゆきあふ子等の
       うつくしき町
」・・・田山花袋
 「高遠の
   月蔵山も
      花の里
」・・・服神院

花曇り巡る歴史を小彼岸の
     名に咲きとめ春盛りなる

                     ・・・長寿





 今回の山旅でスズタケなどの笹漕ぎの山々が印象的であった。そして蛭にも初めて血を吸われた。

    笹のトンネルに獣道多し金森山
    ガレていて笹原を回り道する中ノ尾根山
    残雪に眠っていた笹を漕いでの黒沢岳
    広々とした笹の海の「鹿の平」の不動岳
    何処までもどこまでも続く笹原の房小山
    笹尾根に一筋の道の丸盆岳
    鋸刃のような笹漕ぎ尾根の観音山


 毎日のように笹藪を歩いていると今日の山も倒木・ガレ場・獣道・笹藪はあるかなと、動物達と出会わない 標識がいたるところにあり 山道がハッキリとした登山道では物足りない気がしてくるから不思議である。

 また南アルプス深南部の、どの山に登っても「千頭山の会」の看板があった。