サブページに戻ります
2006年度登頂見聞録NO−04−2
 夕方の キビオ峠よ 雲間から
       月は照らして
            紅ナナカマド
」・・・服神院


10/04(水)
 麦草岳−木曽前岳−木曽駒ヶ岳−赤林山 歩行時間:392分
   夜に雨が降ったが朝には止みキビオ峠から木曽福島Aコースを6時5分に出発した。ジグザグに木曽見台へのコルに出て2度程右側を巻いて麦草岳と駒ヶ岳への分岐点に8時10分に着いた。ここから か細い尾根道を伝って歩いて時々不明確な所もあり 当たりを見渡しながらガスる麦草岳に着いた。

   そこから這い松帯を通って草道や崖渕にクサリ・ハシゴと難所をクリヤして木曽前岳に着いた。風が吹いて殆ど景色も見えない中を下って玉の窪小屋から登り返して10時20分に木曽駒ヶ岳に着いた。食事後玉の窪小屋へと下って分岐点の七合目避難小屋から麦草岳をトラバースしてコルから道無き尾根を倒木に邪魔されながら三等三角点の赤林山2178mに12時40分に着いた。その後右側の尾根から右へと崖渕と難所を適当に下ってトラバース道に出た。

 「潤む気も
       駒ヶ岳へと
                急ぐ秋
」・・・服神院
 「駒ヶ岳
      神岩仰ぐ
            冷気かな
」・・・服神院


   (麦草岳とのコルから赤林山2178mの山頂に着くと尾根は2つになっています。下山は登ってきたコースを戻るか、右への尾根を下ります。するとまた尾根は2つになりますがその尾根の間なら何処を下ってもトラバース道に出られます。赤林山へは初歩的なルートハンテイングが必要です)

   登っていく途中で茸を見つけて帰りに取って行こうとしたが何処だか分からずガッカリしながら下っていたら猿の腰掛があったので取ってキビオ峠駐車場に13時37分に着いた。その後木曽駒高原スキー場へと走って一番上の駐車場にて車中泊した。


10/05(木)
 木曽駒ヶ岳 歩行時間:395分
   夜は雨であったが朝には止んで6時22分に出発した。スキー場内の林道を歩いて二俣の所の登山者カードに記入して木曽福島Bコース 右の林道へ、林の中に入って林道ゲート着いた。ここから林道は急になり砂防ダムが見えてきて林道終点から真っ直ぐ行ったら道が無くなってしまった。

   何処かで間違えたのかと思って引き返したら林道の分岐点で熊とご対面した。お互いに顔を見合ったら熊は脇の林道へと走り去った。確認後また砂防ダムの林道終点に戻って左側階段を見たら石垣に赤ペンキで登山道と書かれてあった。30分のロスをして川を徒渉して時間を挽回しようと足早に登って七合目避難小屋に8時52分に着いた。小屋内で少し休んで昨日下ったコースを歩いて木曽駒ヶ岳に10時20分に着いた。食事後少し下ったら頂上木曽小屋の管理人さんが雨が降ってきたと言われてザックカバーを付けてコウモリを差して下った。

   途中で飛行機で来た人に追いついて御一緒にお話をさせていただきながら雨が降りしきる中で愛車に13時15分に着いた。木曽福島高原スキー場入り口の[木曽駒冷水・木曽の天然水]で雨の中で洗濯をして水を補充して権兵衛峠トンネルへと愛車を走らせた。伊那の[みはらしの湯500円]に入って桂小場(西駒登山口)駐車場の小黒川にかけられている西小橋手前の右手広場に愛車を止めて車中泊した。

 「夜も昼も
      秋雨打たれ
              我ひとり
」・・・服神院
木曽前岳



10/06(金)〜10/07(土) 雨の為登山中止です
   昨日からの大雨が降り続いている。翌日は強風もあり時々雨も降っていた。冬型の天候なのでこの日も登山は休みとして雨が止んだ時は周辺の草など刈って川に行って石と水に戯れて過ごした。


山水に時は流れる
人生にも時は流れる
定められた流れはなく
自然の成り行きによって
この世の時は流れゆく


 「雨雨と
       色づく葉見て
                  雨の酒
」・・・服神院
 「台風に
       我はいずこに
                   山の裾
」・・・服神院



 移りゆく 雨の流れに 我もまた
      心身移ろい
           詩歌に託して
」・・・服神院


 登山へと 愛車を走らせて 秋雨に
       浮く涙濡れ
           山地こそすれ
」・・・服神院


 西駒の 雨に濡れつつ 待ちわびて
        駒ヶ岳には
             いつ峰ゆく
」・・・服神院


 「車内では 酒を飲みつつ 雨音に
       我何思う
           秋の夜すがら
」・・・服神院


 雨音に この世を思い 山を思い
       濡れ葉に染めて
            秋の詩を詠む
」・・・服神院

桂小場登山口に
雨が降る
昨日も今日も
雨が降る
登山を休ませる秋雨よ
山を故郷と思う我は
雨涙の美醜と知りしか
揺れる木々の紅葉
小黒川の石に
揉まれる川音
囁かれて川の
流れに憑かれ
水の流れに戯れる
時を待つもどかしさに
酒と詩に飲んで
詠み過ごす
雨に揉まれごとし
紛然雑然に
今日も漠然と過ぎ行く
全ては雨雲に託して
明日に登れしと願うなり




10/08(日)
 胸突の頭−将棊頭山−木曽駒ヶ岳−中岳−伊那前岳−和合山−行者岩−茶臼山 歩行時間:600分
   まだ天候が安定していなかったが5時42分に出発した。2日も休んだので快適に歩いて[葡萄の泉]で水を補給して[野田場・水場]で喉を潤して3パーテイほど追い越して胸突八丁を過ぎて胸突の頭から稜線に出たら寒々しい突風が吹いていた。ゴアテックスのカッパを着て防寒用の手袋をはめて将棊頭山へと登った。足元はガリガリで滑るし風は強いし寒いし悪戦苦闘の登りをしてようやく8時23分に将棊頭山2730mに着いた。


 青い林の中
     級友がうめいている
         おとうさんお母さんに会いたい
 「出発の声で
       先生が頼もしく輝いた」


           S527/24 伊那中学校落雷事故現場


   寒さと突風に煽られながら馬の背コースを淡々と登って木曽駒ヶ岳に10時8分に着いた。風の来ぬ神社の脇で食事をして中岳に来たら手袋もはめない30才前後の女性が手が悴んだ格好で木曽駒ヶ岳へ行こうとしていた。「手袋はどうしたんですか」「持っていないんです」と答えた。まるで遭難にいくようなものであった。宝剣岳山荘から伊那前岳へと歩いたが何処のピークが和合山2911mか伊那前岳2883mか分からず[天山阪本謹銘石之碑]まで行ってピークらしき所を全部登った。この辺りは晴れていて下界の景色は良かった。

   宝剣岳山荘から駒飼の池へと下って農ケ池で一休みして西駒山荘前を通って行者岩に茶臼山へピストンして胸突八丁を下っていたら夫婦に女の子2人の親子連れ4人が登ってきた。「あと1時間ぐらいで西駒山荘に行けますか」「その歩き方だと無理かな」と僅かな会話をして下って15時36分に愛車に着いてこの日もここで車中泊した。

 「駒ヶ岳
      躍りためらう
             霧氷かな
」・・・服神院
中岳



10/09(月)
 胸突の頭−将棊頭山−木曽駒ヶ岳−宝剣岳−伊那前岳−和合山 歩行時間:540分
   夜は星空でお月さんも輝きを増して無風状態の寒々しい朝を迎えた。夜が明ける5時26分に出発した。昨日歩いた登山道を淡々と登って将棊頭山に8時に着いた。山頂に母と男の子の親子連れがいた。写真を撮ってもらって撮ってあげて聖職の碑当たりに来て馬の背方面を見上げたら数パーテイ登っていた。

   足早に歩いてピークらしき所に来たら胸突八丁下りで出会った親子連れ4人に追いついた。髪の毛をとかしている色気付いた女の子に山々も紅葉に染まる中暫くお話をして木曽駒ヶ岳に9時25分に着いた。穏やかで天気もよく山頂は 人 人 人の波で大変な賑わいであった。束の間の休息後中岳の巻道を通って宝剣岳に向かったが岩場で渋滞になっていて無駄な時間を費やした。中にはクサリ場で氷で滑っている者もいた。やっと山頂に着いて東側の崖渕の稜線の歩きやすい所をハンテイングして数分で宝剣岳山荘へと下った。

   伊那前岳方面へと歩いて和合山2911mで食事を済ませて宝剣岳山荘の分岐点に来たら親子連れ4人が来た。お話を交わして別れて昨日のコースと同じ駒飼の池へと下った。この辺りで足早に下ってきた秋田県の小泉さんが追いついてきた。その後彼を追いかけて農ケ池へ信大コース入り口へと時々お話をしながら着いた。ここから彼と御一緒に信大ルートを分岐があるたびに左の山道へと下った。

   望学台分岐で[右水無坂を経て・左百曲を経て]を左コースを下って橋を渡って、珍しい砂防ダムを左手に見ながら右側から階段を登り下りして河原に出た。林道終点から900m歩いて愛車に14時42分に着いて小泉さんと暫くお話をして別れた。2時間ほどして30才前後の女性が信大ルートを下ったのか広小橋を渡って我が愛車を見つめながら通って行った。この日もここでお月さんを眺めながら車中泊した。

宝剣岳 農ケ池から宝剣岳

                     「駒ヶ岳 祈願し歩く 照紅葉」・・・服神院
                     「秋登る 西駒コースで 掬ぶ水」・・・服神院
                     「農ケ池 真水集めて 秋かがみ」・・・服神院


10/10(火)
   朝6時前に愛車を走らせて伊那ICに入り長野・須坂へと・・・・・いつものように須坂温泉(回数券一回200円)に入って自宅に10時頃帰って洗濯をして新聞を読みふけった。


御嶽山に中央アルプスの山旅に
秋の香る木々の色づき
幾度も田の原から御嶽山へ
登るたびに新しい発見
出会いに想い出に
五の池小屋で赤ん坊を背負うた
まさに継子岳の朝の香り
ケルンを頼って歩いた
岩峰の継母岳の展望
峰を霊峰に見守る
岩穴の日の門 月の門
奥ノ院は人の生命を輝かせる
西へと長く伸びた岩峰
摩利支天山は剣ヶ峰を見守る
小鳥や動物たちの気配
木曽福島からの林道での
熊との出会いにひとときに
時が止まったように見つめ合う
走り去る熊を見送って駒ヶ岳へ
長雨に待ちくたびれて騒めく
我の山人生の日々の一コマ
荒れ狂う悪天に駒の峰へ
霧氷の洗礼に災難も
満月の夜の時世時節
流れる雲のごとく栄華なり





 秋風の 雲を見れば 山肌の
       枯れ野の峰ぞ
              星は冷えゆく
」・・・服神院


若き頃登った山は美しかった         
   老いて登ったらもっと美しかった
未知の登山道には不安がある       
     不安こそ挑戦への登山道である
登山は苦しきを知るのではなく       
                登山は楽しきを知ろう