サブページに戻ります
念仏池よ聞いておくれ


   幾百年も居すわる念仏池よ
   私が念仏を唱えたなら
   私にも適えてくれるのか
   私は・・・・・を念仏しよう!
      ・・・・・・・・・・・・・・・・
          
念仏池よ 分かったかな
          早く砂を吹き上げて答えてくれ!
          ・・・・・じゃ、分かるわけがないだろう
          そうか、そうか、誰にも聞かせたくないからさ
          じゃ、誰様に念仏するのじゃ
          まあー、いいではないか念仏池よ


                     
誰が訪ねて来ても何も念仏しなくても
                     訪れた人々に平和の念仏を祈ってくれ
                     それが、訪れた人の心なのさ!




2007.11/4
   戸隠キャンプ場から高デッキ山〜瑪瑙山〜怪無山と登って戸隠スキー場へ下って越後道へと歩いて念仏池に立ち寄った。車内で詩を詠み、家に帰って撮った写真をコピーして、後日になってHPのページを作成していて写真を挿入しようとしたら念仏池の写真がないではないか・・・

   メモリーは削除してしまっているし、あーー悲しいね(・_・)

  止む得ず車内で作成した詩のみを乗せました。来年に念仏池に出かけて写真を撮って来たいなと思っています。




   鎌倉時代のこと、親鸞聖人という、偉いお坊さんが日本各地に修行に出かけられ、途中で戸隠大権現(奥社)にお参りに来た時のお話です。
お参りを終えて中社まで来るとすでに日が暮れようとしていましたので、中道坊(現在の武井旅館)という寺に「誠に申し訳ありませんが、今晩泊めて頂けませんでしょうか」とお願いしました。

   寺の人達 は皆、思いやりの深い、親切な人達でしたので、快く泊めてくださいました。翌日、旅の支度をしていると、寺の住職は「山の中ですので何もお持てなしできませんが、よろしかったら暫くお泊りください」と勧めてくださいました。聖人は、昨晩の親切な態度と住職の温かいことばに心をうたれ、泊めてもらうことにしました。

   聖人は、付近の人達に分かりやすい言葉で人間の道を説いたり、戸隠村への登山道を整備したりして過ごしました。ある日、聖人が高妻山に登られての帰り道、越後道の傍らに小さな池を見つけました。この池はまるで火山の噴煙のように、池の底から砂がむくむくと噴き出していました。

   池のそばで「南無阿弥陀仏」と念仏を声を高くして唱えると、その声に応ずるように砂が高く高く噴き上がり、声を低くすると低くなりました。「ああ、なんというふしぎな池だろう。この池を見つけただけでも戸隠に立ち寄った価値があった」とつぶやきながら、「念仏池」と名づけました。今も絶えることなく水が砂を噴き上げ続けているのだとさ。


                            ・・・・・[戸隠の民話]戸隠村教育委員会より