2002−07−01
★勝手ながら謹んで要望書など、字の間違いなどを直してここに載せましたのでよろしくお願いします。下記のところで署名をお願いしています。
ここに訪れたみなさん自然について考えて見ましょう。
どのようにすれば適切なのか、
どうすれば良いのか?
自然は何処からきて、自然は何処へ行くのだろうか 何をしなくても自然は未来に向かっている。正しい答えは、あなたが握っているのかも知れません。
北海道知事 堀 達 也 様
十勝自然保護協会会長 及川 裕
日高横断道路(主要道道静内中村内線)事業の
抜本的見直しを求める要望書
国定公園のすぐれた自然地域を分断破壊する日高横断道路の工事が、1984年以来16年の長期間にわたり続いて来たことに、心痛めております。当会は、次のような理由か ら、日高横断道路工事計画の抜本的見直しを求めます。
[理由]
1.このような自然破壊の工事は、一体いつになったら終結するのか。我々の仲間の現地視察情報によれば、開削した箇所が再び崩れ、その修復に追わ
れていて、いつになったらこの工事が終わるのか見通しもつかない状態だと聞く。
2.天馬街道の工事における楽古トンネルの崩壊に象徴されるように、日高山脈は地形が 険しく、固くて脆い地質のためきわめて工事に不向きの性質をもつことが、道路計画当 初から専門家によって指摘されている。今日の土木技術では、不可能なことはないというかもしれないが、そうした過信による神話がもろくも崩れた例を、この数年の間に現実の事故として報道されている。日勝峠や天馬街道の安全確保に予算を回すべきである。
3.既存の日勝峠樹海ロードと天馬街道によって、日高山脈越え交通動脈としての目的は十分達成されたのではないか。天馬街道がまだ通っていなかった時は、日高横断道路計画も必要性についてある程度の妥当性を保ちえたかも知れないが、天馬街道の開通が実現した今日、ほとんどその妥当性を失ったといえる。このような状況の変化に応じて再検討されなければならない。
4.地元町村の要望というものが唯一残るわけだが、その要望を点検してみると、ほとんど今日的意味を失っており、国定公園の貴重な自然地域を破壊してまでも開通させる正当な理由を見出せない。
5.この道路問題は、日高山脈という日本でも希有な貴重性を有する自然地域を開削破壊域に指定された。この間、士幅高原道路が問題の渦中にあったため、世間的には見逃されてきた形で、工事が尺取り虫のように進められて来た。そのために、貴重性を有する自然地域の破壊という観点が埋没されたまま、今日に至っている。世論が問題なしとしてきたわけでは決してない。
6.2000年2月北海道自然保護協会が、この道路事業に対し抜本的な再評価を求める要望書を関係機関に提出したが、他の多くの団体もこれに賛同していることを知っている。当会も、上記のような理由から、工事は中止見直しをすべきだと考える。
以上、関係機関が再検討することを切に求めます。
連絡先 河東郡音更町音更郵便局私書箱9号 十勝自然保護協会
電話の場合は 0155−42−2192 佐藤與吉松
2000年4月13日
北海道開発局 熊谷 勝弘 様
十勝自然保護協会
会長 及川 裕
日高横断道路(主要通道静内中村内線)事業の
抜本的見直しを求める要望書
標記のことについて、別紙のとおり北海道知事に要望書を提出しましたが、北海道開発馬においても同様、本事業の抜本的見直しを改めて行うよう、要望いたします。なお、貴局で行われた「道路事業再評価」について疑義がありますので指摘いたします。
【疑義】
1.「事業審議委員会」議事録では、「現在強い反対がないのか」という問いに「そういう状況は聞いていない」と説明しているが、反対運動が表面化していないというのが正確であろう。今後、反対がないという理解はなさらぬように。
2.議事録では不明だが、地元環境団体をいう場合には、地元環境団体の具体的対象が問題になるので、これを明らかにすべきである。
3.事務局提示資料の中で、「3.事業の経緯」において、「国定公園内の第1種特別地域内を通過しており」としているが、特別保護地区のことになぜ触れないのか。
以上
連絡先 河東郡音更町音更郵便局私書箱9号 十勝自然保護協会
電話の場合は 0155−42−2192 佐藤與志松
2000年6月2日
北海道知事 堀 達也 殿
北海道勤労者山岳連盟
会長 安田 治
日高横断道建設中止の方向で再検討を求める要望書
日高山脈は、ヒマラヤやアルプス造山運動などと同じく摺曲山脈として生成され、極めて貴重な山体であるとともに、道内でも数少ない自然を保っており、固有種を含む高山植物やナキウサギ・羆など貴重な動植物も多数存在しています。この意味で山脈そのものが地球の貴重な財産であると共に北海道に残された数少ない大切な自然といえます。
この日高山脈に、天馬街道(国道236号線)に次いで、日高横断道(主要通道・静内ー中札内線)が1984年に着工され、今年で16年になります。道路工事は、樹木を伐採し、急峻な脆い山肌を削りコンクリートで固め、沢筋に橋桁を架けるなど、自然を破壊しながら進行し、「日高山脈中央部の21キロが難工事のため開通のめどが立っていない。・・・工事費は15年間で410億円に達し・・・必要性への疑問が日増しに高まる中、国民が支払う税でもある工事費だけは、湯水のごとく使われている。(道断・2000・5・22日付け)」状態です。
私たちは、自然そのものを対象としたスポーツ、登山を趣味とする山岳団体です。日高山脈はアプローチが長く遥かなる山といわれ続けてきました。その山容は急峻で独特な地形のため全国の岳人から憧れの的になっております。大自然の残る日高山脈は、是非現状のまま保存すべきだと思います。
もう、これ以上日高山脈の自然を破壊する日高横断道の建設をやめ、日高山脈そのものを道民の財産として保存し、自然を傷つけない登山や森林浴・散策などのスポーツ、日高独特の雄大な観景を楽しむなど、自然の恵みを手をくわえずに活用すべきだと考えます。
現在「利便性・効率性・経済効果」といった「開発」優先の考え方から、以下に紹介する国際条約などに見るように「いかにしたら人類が生き残るための自然を保存できるか」に、世界の発想の流れが大きく動いています。現在私たちが持っている科学や技術力、及び経済力は、自然を保全し育てるためにこそ活用すべきであり、決して自然破壊のために使用すべきではありません。
1.人間環境宣言(ストックホルム宣言・国連人間環境会議・1972・6・16)
・「今日自分をとりまく環境を変革する人間の力は、賢明に用いられるならぱ、すべての人々に開発の恩恵と生活の質を向上させる機会をもたらすことができる。誤って又は不注意に用いられるならば、同じ力は人間及び人間環境に対し計り知れない害をもたらすことになる。我々は地球上の多くの地域において、我々の周囲に人口の害が増大しつつあることを知っている・・…・かけがいのない資源の破壊と枯渇……」(1−3抜粋)
・「われわれは、歴史の転換点に到達した。いまやわれわれは世界中で、環境に対する影響をより慎重に考慮して、行動しなければならない。無知、又は無関心であるならば、われわれの生命と福祉が依存する地球上の環境に対して、重大かつ回復不能な害を与えることになるであろう。」(1−6抜粋)
2.世界自然憲章(国際連合総会決議37/7・1982・10・28採択)・「人間は自然の一部であり、その生活はエネルギー及び栄養物の供給を保証する自然系の本来の機能に依存していること。」(前文の「以下に留意し」(a))
・「文明は自然に根ざしていること、即ち、自然は人間の文化を形成し、すべての芸術的及非科学的な成果に影響を及ぼしていること、並びに、自然とともに生活することは人間に対して人間の創造力の開発と休憩及びレクリェーションのための最善の機会を提供すること」(前文の「以下に留意し」(b))
・「すべての生命形態は固有のものであり、人間にとって価値があるか否かに関わらず尊重されるべきものであること、及び、そのことをそれらの生物に当てはめるために人間は行動を自己規制しなければならないこと」(前文の「以下を確信し」(a)〉
・この憲章の・一般原則・・機能・・実施には、「厳密な環境アセスメントの実施、徹底的な審査、環境に影響があると認められる場合は直ちに計画は中止される」ことが述べられている。
3.生物の多様性に関する条約(1993年12月29日効力発生)
・「締約国は、生物の多様性が有する内在的な価値並びに生物の多様性及びその構成要素が有する生態学上、遺伝上、社会上、経済上、科学上、教育上、文化上、レクリェーシヨン上皮ぴ芸術上の価値を意識し、・・・生物の多様性の保全が人類の共通の関心事であることを確認し……更に、生物の多様性の保全のための基本的な要件は、生態系及び自然の生息地の生息域内で保全……(前文抜粋)
4.北海道環境基本条例(1997年10月14日・北海道条例第37号)
「北海道は、さわやかな空気、清らかな水、広大な大地、そこに息づく様々な野生生物など豊かで優れた自然環境に恵まれた地域であり、この自然の恵みの下に、北国らしい生活を営み、個性ある文化を育んできた。
人類の存続基盤として欠くことのできない環境は、自然の生態系の微妙な均衡の下に成り立つものであり、これまでのような大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会経済活動を続けていくことは、私たちを取リ巻く地域の環境のみならず地球全体の環境をも脅かすものであることが広く理解されてきた。・・…・現在と将来の世代が共有する限りある環境を、良好で快適なものとして将来に引き継ぐ責務を有している。
このため、私たちは、環境への負荷が人の様々な活動から生じているということを心に留め、自らの行動を負荷の少ないものに変えていき、社会経済構造のあリ方や生活様式を見直すことが求められており、……環境への負荷の少ない社会を築いていくことが必要である。……このような考え方に立って、良好な環境を保全し、快適な環境を維持し、創造することにより、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な循環型の社会をつくり上げるため、道民の総意として北海道環境基本条例を制定する(前文抜粋)
私たちは、これら28年前の「人間環境宣言」や、18年前の「世界自然憲章」など世界的な地球環境保全の流れを当然の事として支持し、この流れのもとに1997年に制定された「北海道環境基本条例」も基本的に支持するものです。
この立場から、現在進められている日高横断道の建設は相容れないものです。いまこの貴重な自然を残すことは、道民及び国際的にも将来高く評価されるものと確信し、知事が日高横断道建設中止の方向で英断をもって再検討されることを求めるものです。なお、日高横断道の再検討は、工事を一時中断して行なうことを求めます。
日高自然セミナー報告
日高横断道路の建設費の奇怪さ・膨らむ建設費
道路の概要
●路 線・・・・静内町の静内ダムを静内側起点とし、静内川沿いにナナシの沢に
入り、コイボクシベチャリ川源流680m地点からトンネルで十 勝側にぬける。十勝側は上札内の札内ダムサイトを起点に札内川
沿いに7の沢に入ってトンネル入口まで7の沢沿いとなる。
● 延長距離・・ 路線の距離は、一般道々と開発道路部分を含め総延長75km。
開発道路の指定区間は24.5Km。1823m峰頂上真下のトン ネル部分は4.4km。計画予定では橋梁の総距離は15.3km。
● 頭初予算・・・75kmに296億円。開発道路指定部分の24.5kmの新規建
設費に254億円(1km当たりの工事費は約12億円)。 その 他の林道みたいな道々の拡幅などに42億円。
建設費の経緯
● 頭初予定距離 総距離75kmであった。(トンネルを含む開発局担当区間24.5km+道道区間50.5km)
● 7月6日 道議会一般質問での道の回答
日高横断道路の全長は103km。国の直轄する開発道路は25km。 この国直轄の25kmの内、この15年間で難工事のため4kmが完成し道々移行された。道々部分の完成度は半分が改良・舗装済。
■ 建設費用の変化 総予算 開発道路部分 道々部分
頭初予算 296億円 254億円 42億円
平成12年7月現在 420億円
今後の費用 1275億円 640億円 635億円
(完成部分の維持管理費用は年間2億2千万円)
※ 北海道開発庁や北海道は、建設着工前には完成期間20年・総費用296億円と言ってたものが、国の直轄工事部分が25分の4kmの完成率でした。又、道の建設部分は半分しか完成していません。私たち道路建設に反対してきた自然保護団体は、総工事費は1000億円を超えるだろうと予測していました。今、今後の道路にかかわる期間や費用を予測ずるのは大変困難でずがあえて予測すると、今後30年間の工事期間と費用はこれまでの費用を加えて4000億円を超えるのではと考えます。
【第12回(再開)日高自然セミナー 日高横断道路と十勝幌尻岳 より】
自然保護とはなんだろう
今から16年前だろうか 北海道の静内町からペテガリ岳に登る為に車を走らせて行ったら、崖崩れで行かれなかった。10年後再び行ったときも同じく崩れて行けなかった。歩いていくと工事の人に話したら、距離が長くて無理ではないかと言われリタイヤしました。ダムの湖水の回りに作られた道の為にどうしても崩れ易いのが難点です。トンネルなどで完璧な道が完璧に出来ていれば良いなあと思いました。
札内川の上流まで車で行ったら新しい道を作っていました。指定された所に車を止めてカムエクに登りました。もうトンネルが出来て道が完成していると思っていましたが、いまだに未完成だったとは、知らなかったです。
どの当りの所に新しい道を作るのか詳しくわかりません。わかっても完全にわかるわけではありません。どの場所に何があるのかは未知数です。
道が出来ればこの辺りの山々に登り易くなると時々思っていました。ただ反対するのではなく、トンネルなどでカバーして自然にも地区の人々にも納得のいく道があるのではないだろうか?
しかしいつまでも難工事とかで、もたもたしているようなら違う方法を考えて
良いような気がします。無理に山脈を貫通しなくても、道を必要な所までで止めても良いのではないだろうか。もっと賛成と反対の人達が話し合い前向きな結論を出して欲しいものである。反対する人達も抜本的見直とは、何をどうするのかはっきり方法を明記してほしいです。中途半端な工事のままだと、自然は確実に破壊し続けていきます。
日高には南北に断層がある為、どうしても崩れ易いのでしょう。
やはり最後は現場を見て判断するのが一番でしょう。言葉だけでなく写真などでどうして自然破壊か、何故反対かの説明を反対の人達の写真を載せるのではなく 現場の写真などでシュミレーションして説明した方が判り易いです。反対する人達もこの方法をとり入れて 判り易く全国の人々に伝達してほしいです。
自然保護も大事ですが、ある程度は生活のために道を作るべきと心得ています。その程度が難しい選択です。
みなさんは、どう考えましたか?
★誰にも判り易い方法で安全に伝達して 署名も時代の流れにそって、ネット署名が出来るようにして欲しいものです。

自然とは
自然と生きる生物との対話を通してより良い環境を守って未来に渡そう。