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野良猫安住の天地求めて

            天地の運命に従って生きよ!

 2000年度になり雪が溶けて、木や草の新芽が吹くころの浅い春に、近所に猫が捨てられていたのか、急に近所が賑やかになり始めた。その猫が4匹の仔猫を生んだ。
 そのうちの一匹は、Mさんの家で飼われるようになった。餌も良いのか元気に育っている。

 親猫は、野良猫のまま春・夏・秋を過ごして、何時のまにか交通事故にあったのか、見なくなってしまった。
 2001年度になりもう一匹の野良猫のメスは、今年の春に仔猫を生んだ。
 3匹の仔猫が痩せながらも、母猫の愛情で無事育っている。餌をもらっても、食べずに仔猫の所へ持って行って、口から離して食べさせている。美味しい食べ物を少し食べて、仔猫に食べさせている姿が涙を誘う。

        食べる餌はなし
       命の水はなし
       お腹はグウーグウー
       仔猫に食べさせたし
       セミやカエルをとって今日の食べ物
       あらゆる餌を探す野良猫の母猫かな

       泊まる住かはなし
       落ち着いて熟睡できぬ
       仔猫にのんびり休ませたい
       ガレージで休む今日の寝床
       住か探す野良猫の母猫かな




 自然の美しさに見とれる暇もないように、いつも耳を立てて子猫を見守っている。見知らぬ猫が、来ると飛んで行って追い払っている。

 SKさんの家当たりで何とか冬を越していた。そのうちにSBさんの家のガレージに寝泊まりしていたが、最近追い払われて行き場を無くしていた。真夏の青い空が降りかかるころから、妻が餌をくれるようになると、我が家の庭に、時々顔を出すようになった。

 いつの間にか我が家のガレージのコンクリートにドアー用の布団の上で休むようになった。止めてある板を落としている。
 いつ車に当たるか心配なので、車庫の後ろに猫が休めるように布団を敷いた。
 小鳥の声も聞こえなくなり、静かな夜になると布団の上で気分を出して、全員の猫が休んでいた。Mさんの猫も来て布団の上で気分を出している。
 
 母猫は、Mさんの猫を「ヒー」と啼き声を出して追い払おうとしている。が一向に効果なし。
 

             下の猫、Mさんの猫


         

           天地の運命によって
         猫の首に真珠の輝き
         清潔なジュウタンを歩く
         飼い主と窓から
         輝く月を眺め戯れる
         裕福な猫のしぐさ

         天地の運命によって
         猫の体に土の匂い
         汚れた土コンクリートを歩く
         野良猫達と
         餌を探して月を見ず
         不幸せな猫のしぐさ

         天地の運命によって
         飼い猫も野良猫も知れ
         自らの生きる力を覚え
         自然の中で生きる喜び
         この世に生まれた運命に
         従って良き一生を過ごせ