波崎の大タブ
茨城県指定天然記念物
所在地 : 茨城県神栖市波崎町3355
銚子市街から、利根川河口の最も近くに架かる銚子大橋を渡って茨城県神栖市波崎に入って4kmほど、
別所で右折して県道に出て北に進むと程なく神善寺があり、その境内に「波崎の大タブ」がある。
樹齢1000年、樹高15m、幹周8.24m、根回り17.5mと記されて新日本名木百選にも名
を連ねるタブノキである。根元の立上がり部に大きな瘤があるのが特徴で、そこから太い枝を縦横に
張り出しているといった特徴ある樹容をしている。水平に張り出した枝張りは東西30m、南北20m
に広げて不自然な姿だが、昔から石柱で保持されている関係からか折損することなく延び続けている。
根元には樹に向き合った形の多数の地蔵のような石像が周りを取り囲んでおり独特の雰囲気を醸して
いる。伝承によると、江戸時代中期、野火が押し寄せたが、不思議なことに、火がこのタブの
木にかかった時、にわかに火勢が弱まり、この地域全体は難を免れたという。以来、この地では「火
伏せの木」と信仰されるようになり、火伏の護摩をたき、家内安全の祈願をするという習わしが今も
残っているという。
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