沼のビャクシン
市指定天然記念物
所在地 : 千葉県館山市沼443

房総半島最南端に位置する館山市、JR館山駅の南方1.5kmほどに館山城址があり、城山公園と して整備されている。山頂に建つ模擬天守閣が遠くから望め、館山のシンボルになっているようだ。 その城山公園の南西700mほどにある沼地区の農地に小さな十二天神社があり(見付けにくい場所 にあるので、地の人に尋ねるのが良い)、神木とされる「沼のビャクシン」がある。 樹齢800年、樹高17m、目通り幹周7.5mと記される雌株の樹で、千葉県ではもっとも大きく、 全国でも十指に入るビャクシンである。 古木の風格を漂わせたビャクシン特有の茶褐色の樹皮、色々と数種類の木を着生させ、2〜4mほど の高さで10本ほどに枝分かれして東西20m、南北24mに及ぶ枝振りをしており、一本の樹とは 思えないほどの大きな広がりを見せている。 ビャクシン(柏槇)はヒノキ科の常緑針葉樹で、イブキ(伊吹)ともいう。宮城県以南の本州、四国、九 州の海岸地帯に自生するとされているが、この樹が自生かどうかは分からない。 地元の長寿会の「ビャクシンを守る会」のみなさんが保護にあたっているそうだ。