地蔵大松

三重県指定天然記念物
所在地 : 三重県鈴鹿市西玉垣町

「地蔵大松」はクロマツとアカマツの間種とされるアイグロマツで、樹高20m、目通り幹周6.7 m、枝張り東西32m、南北26mを広げており、マツでは県下はもとより全国的にみても希にしか 見れないほどの巨木である。推定樹齢200年ほどにしては主幹が太すぎること、北西側と南西側の 性質が若干異なるので、寄せ植えにされた木が癒着して成長したものかも知れない。地蔵大松は地域 の人達の関心が高く、草一本生やさないほどに良く管理されているため樹勢はすこぶる旺盛で立派な 堂々とした風格を備えている。伝承によると、587年、曽我氏が仏教以外の礼拝を禁止した。 そのため当地の人々は礼拝していた地蔵菩薩をそばの掘に沈め、その場所を後世に伝えるために松を 植え伝えたのだと言われている。1732年の夏、干ばつで稲が枯れ死寸前となったとき、地蔵松の 近くの湿地で湧水掘りの工事が行われ、その時に地蔵菩薩が出土した。1802年8月地蔵松のすぐ 傍に地蔵堂を建立し、それが現在に至っている。