大淵寺のスダジイ

三重県指定天然記念物
所在地 : 三重県多気郡大台町久豆

伊勢湾に注ぐ宮川の最上流域まで進み、宮川ダムに向かう最後の橋の手前から山側に少し上ったとこ ろに久豆の集落がある。その集落の山手の高台に「大淵寺(だいえんじ)」があり、その墓地に雄大な 枝葉を広げた大きなスダジイが聳えている。大淵寺は「1585年 元寺焼失によってこの地に移る」、 「1719年、大樹の枯れ木が風に倒れ、お寺が破壊、同年12月再建成就」という記録があると説 明されている。その昔、大樹の森であったとされるこの地で今はたった一本だけになるまでの時代の 変遷を見つめながら、樹下の墓地に眠る先人達と共にこの樹は生き抜いてきたものと思う。樹高約 20m、目通り幹周6.3mは三重県に現存するシイ類の中では筆頭クラスの巨木であり、この樹の 雄大な枝振りには驚かされる。
(画像更新 2006/6/12)