尾鷲神社の大楠三重県指定天然記念物
所在地 : 三重県尾鷲市北浦町
尾鷲神社の入口、道路に面した南西角に2本の大楠が聳えている。二本のクスはおよそ5mの間隔を
あけて立っているが、互いの枝は重なり合って一つの樹冠を形成している。二本のクスは共に道路側
に異様に傾いているので、訪れるたび何時も"倒壊しなければ"と気にするほどである。南側の大きな
樹が樹高18m、目通り幹周10.2m、北側が樹高24m、幹周り9.5mと記されており、
どちらも県内十傑に入る堂々たる巨木である。このクスは樹齢1000年と推定されているが、
1636年の紀州藩調査改め帳に、幹周り6.0mあったと記録されているので、納得する事ができ
る。尾鷲神社の本殿は、元はこのクスの西側にあったが、宝永の大地震(1707年)による大津波で流
失する被害を受け、その後、現在地に再築されたものだという。この樹はこんな歴史的な天変地変を
経験している。本殿後方の小山には高潔さを漂わせた幹周り9.0mと記される第三の
大楠が聳えていて、神社の景観を引き立てている。だが、残念ながらここに立ち入る事はできない。
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