太夫の大樟

桑名市指定天然記念物
所在地 : 三重県桑名市太夫

東名阪自動車道・桑名ICを下りて県道63号線を西へ桑名市街に向かって2kmほど走り、 太夫の信号交差点で右折して道なりに細い道を進むと右前方に大きなクスノキが目に入る。背の高 い大きな樹冠は完全に一体化して一樹のようだが、近付いて見ると一見して二本の樹が寄り添って 立っているように見える。しかし、現地の説明板には「太夫の大樟一本」と書かれており、根株は 一つで、地上0.6mのところから二本の幹が分岐しているのだと強調されている。樹高27m、 幹周は地上0.6mの位置で10.08m、二本に分岐した各々の目通り幹周は、南側の幹が 5.9m、北側の幹は4.6mで、合わせて10.5mの幹周りとなる。 道路側からは見えにくいが、根元にあるびっくりするほど巨大な瘤が印象に残る姿をしている。 この樹には、1580年頃、三河の武士がこの地にあった六本樟に隠れて命拾いした。後にその クスノキが枯れた時、母親がお礼に植たと言う伝説がある。これによると樹齢は430年ほどとなる。