船江上社の招福楠無指定
所在地 三重県伊勢市船江一丁目
伊勢市駅の北方1kmほどにある県道・船江交差点から少し入った所に「船江上社」がある。
この神社の前には「朧ヶ池」という長さ200mほどの川の名残を示す池があり、その昔、宮川の支
流がここを流れて勢田川に注いでいた形跡を残している。昔は、外宮摂社「河原渕神社」の社
地であったが、戦乱時に荒れた宮地に付近の住民が産土神を祀ってしまった。1663年に河原淵神
社が再興され、伊勢外宮摂社と産土神が同じ社叢に同居をしていたが、近代になって主神を摂社と同
じにしている。
境内に「招福楠」と呼ばれる神木の大楠がある。この神社には3m以上のクスが4本現存し
ているが、最大の樹が樹齢700年、樹高32m、幹周り6.5mと記されているので、この樹がそ
れに該当する。350年前、河原淵神社再興のときに神木とすることが許された樹で、北畠親房が神
皇正統紀を発表した1339年頃の伊勢信仰隆盛期に聖域を流れる川のほとりに植えられたクスだと
して樹齢が推定されている。
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