南花沢のハナノキ

国指定天然記念物
所在地 : 滋賀県東近江市南花沢町

名神高速道路・八日市ICを下りて4kmほど直進して国道307号線と交差するところで左折、 700mほど北上すると南花沢で、右手にハナノキの案内標識があり、駐車場がある。 ハナノキはカエデ科の落葉高木で、3月下旬から4月上旬に濃い紅色の花をつけるところからハナカ エデとも呼ばれている。岐阜、長野、愛知県境の恵那山麓の湿地に僅か自生している希少種でありな がら、巨木としてこの八幡神社の境内に現存していることが植物学上貴重な分布例で有るとして国の 天然記念物に指定されている。このハナノキは聖徳太子ゆかり伝説を持つ日本最大のハナノキで、 樹齢400年、樹高15m、目通り幹周5.15mと記されている。 親切に案内していただいた神主さんに、三日ほど早かったね と言われた3月29日に6年ぶりの訪 問、小さな紅色の花芽をいっぱいつけていたが、風景写真には写り込まないほどに目立たない花であ る。むしろ、この樹は秋の紅葉時のほうが写真には向いているようだ。 



北花沢のハナノキ

国指定天然記念物
所在地 : 滋賀県東近江市北花沢町

南花沢から国道307号線を300mほど北上した北花沢交差点近くに「北花沢のハナノキ」がある。 こちらの木も南花沢と同様に聖徳太子が百済寺を建立した帰り道に立ち寄られ「私の信ずる仏教が栄 えていくならば、この木も栄えて花をつけるであろう」と箸を突きたてられたものが根付いたと伝え られているもので、地域の人たちに尊崇され、葉一枚持ち出す事なく今日まで大切にされてきたハナノキで ある。以前に訪問した時と様子が一変しているのを感じたが、ハナノキを中心にした郷づくり事業 として、平成14年に「ハナノキ公園」として整備が行われたためである。遥か聖徳太子の時代から この木はこのようにして人々から代々守り継がれてきたのであろう。 この地には3株が現存しているが、南花沢の木よりは一世代は若く感じられる木で、枝張りが全く異 なった姿をしている。